心のエンジン

 ようやく心のエンジンがかかってきたようで、2日連続ランニングした。まあ7~8kmぐらいだが。42kmってしかしどんな距離やねんと思う。多分30km地点で記憶がなくなっているだろう。30kmまで走れたらのハナシではあるが。
 
 で、やっぱり走っているうちにペースが上がってしまい、最終的には桜宮高校の野球部員と一緒に走ってたから相当な速さだったのではないだろうか。こんなことなら野球部に入っとくべきだったぜ(意味不明)。
 
 淀川の河川敷を毛馬方面に向けて走ると、我が母校である桜宮高校がある。運動部はグランドや体育館が使えない日は河川敷に出てきて走ったり筋トレしたりする。我々バレー部もその例に漏れず、体育館がバスケ部に占領されてる日はここで坂道ダッシュとかやらされたわけだが、あれから20年経った今も、運動部はここで走ったり筋トレしたりしている。
 
 そんな光景を眺めながら走るのはとても楽しい。ついついペースを落としてしまい、先輩風を吹かせて練習にチャチャの一つでも入れたろかいと思うのを必死で我慢して走るのだ。
 
 中には怪我かなんかの故障中と思われる部員が、ここぞとばかりにかわいい女子マネージャーとダベっておる。練習できないストレスを、ソッチの方面へ晴らすヤツは大人になっても大したヤツにはならないだろう。故障中は動かすことが出来る部位の筋トレをするべきである。たしか体育館の校舎に筋トレマシンが置いてあるフロアがあったはずだから、そこに行けばいいのに。防寒着を着込んでヘラヘラしながら女子とイチャイチャしている姿は若い頃の私を見ているようで少々恥ずかしい。
 
 そんなこんなでラン終了。最近は酒の量も減らしてすこぶる体調が良い。この調子が続けばいいな。まあ自分次第やな。
 
 

走ってない

 最近ぜんぜん走ってない。先日ラン仲間と河川敷を走った以来ぜんぜん走ってない。
 
走ってない

焦る

休みの日にまとめて走る

どこか痛める

しばらく走らない

繰り返し

 である。
 
 あと1ヶ月ちょっとでフルマラソンに初出場しようとしている人間がこんなことでいいのだろうか。
 
 
 ま、ええやろ。別に記録狙ってるわけじゃないし。あせるなあせるな。ぼちぼち行こう。

3

一新

 ブログテーマを変えてみました。ガラリと雰囲気が変わって、訪れた方が戸惑わないか心配ですが(笑)。
 
 まあこれからもひとつ、ヨロシクお願いします。

2

高山ダム

 一庫ダム以来しばらくブリだったダム練。ようやく自由な(とは言っても午前中のみだが)休日になったのでここぞとばかりに行ってきた。
 
 あんまり早く起きて出発してもダム管理事務所が開いていない可能性があるので比較的朝はゆっくり。7時半ぐらいに出発する。高山ダムまでの道のりは簡単。ただひたすらにR163を進むだけだ。笠置のトンネルを抜けてちょっと行った信号を右に曲がり、山道をクネクネと登ったら到着。
 
 津まで往復した実績を持つ屈強なローディーであるワタクシが、笠置往復やそこら屁ェでもないわい!と、楽観的に出発したが、高山ダムまではビミョーに登り基調で、しかも向かい風がきつく、DHバーを持っていても思うようにスピードが乗らない。さらに笠置を越えてからもダムまでは意外と遠く、片道52kmほどの距離で結構消耗してしまった。
 
 それでもダムが近付くとテンションが上がる。
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↑高山ダム全景。重力型アーチ式ダムという型式で、全国的にも珍しいそうだ。
 
 ダムに行くと必ずすること、それはダムの上から下を覗いてチンサムを楽しむということだ。しかし高山ダムはダム上の道路に透明の柵がしてあって景色を楽しむことはできるが下を覗き込むことができない。しかもなんかの工事中のようで現場のおっちゃんがたくさんいて、ラボバンク姿でヘラヘラしてるとオカシなヤツだと思われかねない。さらにダム湖の水位が低く、ダムのコッチとアッチでの水面の落差を見てさらにチンサム度をアップさせるということもあまり出来なかった。今回は心行くまで楽しんだ、とは正直言えなかった。
 
 まあでもそれはダムが悪いということではない。いろんなダムがあっていいのだ。さて、気を取り直してダムカードをゲットすべくダム管理事務所へ向かうがそれがまた意外と遠く、上の画像の位置からダム道路を通って向こう側に渡り、さらに0.5清滝ぐらいの坂道を登らないと到着しない。ここまで予想外の消耗だったので、管理事務所に着く頃には結構ヘロっていた。
 
 どこのダムでもそうだが、管理事務所というところはなんだか敷居が高い。玄関にはダムの紹介ビデオが流れていたり、ダム湖に住む魚を飼っている水槽とかがあって、「社会見学等はいつでもいらっしゃい」な雰囲気を醸し出そうと努力している跡は見られるが、そこは歳のいった公務員のすることである。どうもフレンドリーさに欠けるというか、中途半端というか、もっと言うと「パラダイス」的に見えないこともない。もうちょっと入りやすい雰囲気作りに努力して頂きたいと思う。
 
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↑ダムカードGET!
 
 私がダムカードを集め始めた頃に比べたら、ダムカードはメジャーになりつつあるように思う。昔は「ダムカードください」と言っても、「は?ダムカード?おおい○○さん、ダムカードなんてあるのか?」みたいな応対だったが、最近はインターホンで「ダムカードを・・・・」と言うだけで、「はいはい~」と言ってすっと出てくる。ダムカードをもらいに来る人が増えたのだろうか。嬉しいような寂しいような微妙な気分である。
 
 帰路は予想通り追い風で、下り基調なこともあってスピーディーに帰ってきた。ほんまに来た道を帰ってるのかというぐらい早かった。
 
 金麦やに寄ったら偶然D上さんがいて、昼から生中2杯もイってしもた。
 
 距離108kmぐらい
 アベ27km/hぐらい
 走行時間4時間ちょっと
 最高速度76km/hぐらい
 補給は玉子サンドとからあげクンとコーラ
 
 

走れてナンボ

 某人妻にお誘い頂いて、屈強なランナーが集まる練習会に参加してみた。 距離は15kmちょっとで、おしゃべりしながらということだったのでイケるかな~と思っていたが甘かった。最後はヘロヘロで脚も上がらん状態。
 
 なんでこんなに走れないのだろうかと悩む。私よりずっと歳上の人でも、背の小さな女性でも、体型がポッチャリしててもガリガリくんでも、ランナーと呼ばれる人たちは確実に私より速い。テンポ良く歩を刻みジリジリと離されて行く。少し歩幅を広げれば・・・・、少しピッチを上げれば・・・・といつも思うが、それができない。できたとしても1分ぐらいしかもたない。
 
 「ソコソコのローディーなのに・・・」という奢りがいけないのかもしれない。自転車はいうても機材スポーツである。速く走らせたり遠くまで行ったりするにはもちろん体力は要るが、自転車という機材に騙されている部分がある。自転車において所謂“体力”が必要なのは、上り坂だけではないだろうか。下りなんか何もしないでいいし、平地だって自分のペースで走り続ける分には正直そんなに体力なんて使っていない。
 
 私も片道26kmの自転車通勤でイケてるように思えるが、そう考えたら実際に体力を使っているのは清滝峠での正味3km程度だ。これはちょっとランに対しての考え方を改めないと、いつまでも「おかしいな、俺はソコソコのローディーやのに・・・」と勘違いしたまま、苦しいランを続けることになるかもしれない。現に、ランをやっててもなんもオモロイことはない。早くゴールに到着せえへんかなと考えているだけである。
 
 ランナーの皆さんは走りながらとても楽しそうであった。走りながら「気持ちエエわ~」と言ってる人もいた。早くそう思えるようなレベル到達したいなあ。心もカラダも、ランナーになるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
 
 

背中を伸ばす

0

 なかなかゆっくりとランニング出来る時間が取れなくて、どうしても休みの日にまとめて走ってしまってカラダが痛くなる、ということを繰り返している。昨日も休みだったが自由時間は午前中のわずかな時間だけだったので、あわててペースを上げて1時間ほど走ったが、案の定背中の筋肉が張って痛くなってきた。
 
 まあほっといても治ると思ったけど、歯医者に行くついでだということで整骨院に行ってみた。そしたら大江裕そっくりな先生が私の背中を触って、「伸ばす方向の柔軟性がないですね」と言った。
 
 ねじる方向と、前屈方向には結構柔らかい方なのだが、上体反らし方向には確かに固い。ロードバイクばっかり乗っていたらそうなってしまうのかな。いわば猫背ということだ。家に帰って早速子供のサッカーボールを背中に敷いて仰向けになってストレッチ。
 
 そしたら背中からポキポキと音がして、嘘みたいに筋肉の張りがマシになった。ランニングのフォームも猫背にならないように注意しながら走っているつもりだったが、やはり後半になればなるほどフォームが崩れてくる。そうなった途端にカラダにダメージが蓄積されていくんだろう。左膝ばかりが痛くなるのもやはりカラダのバランスがどこかおかしいのだと思う。
 
 まずはカラダの歪みをまっすぐにすること。人間フレーム修正機みたいなんがあったらいっぺんセットしてもらいたい。

22インチ

 宗一郎(6歳)がジイジに自転車を買ってもらった。さすがに16インチでは窮屈になっていたのでそろそろ次期戦闘機を・・・・と思っていた矢先だったのでありがたいことである。
 
 自転車屋さんにはヨメも同行したということなので、まさかとは思ったがやはり22インチの自転車を選んでいた。以前から私はカラダに合った自転車を選ぶことが、自転車操作の上達と安全運転につながると言ってきたので、16インチからステップアップするならまずは20インチだろうと思っていたのだが、ここでヨメの貧乏性が発揮されたようだ。まあジイジがお金を出してくれたので文句も言えないし、品質のしっかしりたブリヂストンサイクルを選んでいたのでヨシとする。
 
 なによりも初の変速機付きを手に入れた宗一郎は大喜びである。たった7速ではあるが、宗一郎にとってはまさに七色の変化球を操るかのように、上り坂が近づくと、
 
 「パパ!みといてや!いまから“1”にするで!」
 
 と叫び、カチカチとグリップシフトを操作して軽やかに坂を登り、下り坂になると、
 
 「よし!ここは“7”や!」と言ってスピードアップする。ママチャリでは追いつけないぐらいにスピードアップするので見ている方はとてもヒヤヒヤする。
 
 「わざわざ今から選ぶギヤを叫んでいたらレースでは勝てんぞ」と教えてやったがポカーンとしておった。まあ今のところ“1”と、“7”しか使っていないようなのでカンケーないか。7速すべてを使いこなせるようになったら、清滝最速への道を伝授してやろう。
 
 ウキウキした宗一郎が、「パパのじてんしゃはなんだんへんそく?」と聞きやがるので、
 
 「20段じゃい!」と言うてやると、目をキラキラと輝かせ、
 
 「すげー!じゃあパパ、どんなさかでものぼれるな~!」と言った。
 
 大人になってからわかればいいことはたくさんある。 
 
 

4

落車について

 落車はイヤだ。痛いし金がかかるし周りに迷惑をかける。私みたいな貧乏サラリーマンローディーが一度落車してしまったら、それこそ社会復帰出来なくなってしまうかもしれない。
 
 最近のマスドレースでは、レース初心者の参加が多くて集団走行の不慣れによる落車が多いと聞く。各方面のレースに参加したお友達のレポートを読んでいても、「落車祭り」とか「目の前で落車!」なんて言葉を良く目にする。そして「落車してしまった・・・・」という言葉も。
 
 私は幸いなことに今まで落車らしい落車に巻き込まれたことはないけど、目の前で落車を見たこともあるし、オキナワのトンネルでは大集団落車の怒号と騒音にキン◯マが縮み上がる思いもした。とにかく落車が怖い。落車するぐらいならレースなんてしないと思い始めて久しい。今や出るレースといえば比較的安全なヒルクライムレースとかチームTTぐらいである。昨今はそちらのレースの方が人気があるということだから、サラリーマンローディーの落車回避の然るべき行動なのかなとも思う。
 
 でもマスドレースってのは誰もが一番を獲りに行くレースである。その中でカラダが接触することもあるだろうし自転車が絡むこともあるだろうし、落車だって仕方のないことなのかもしれない。誰も「落車してもええわ」なんて思ってレースに出場しているわけではないが、一番を狙ってるならそれぐらいのリスクはあって当然、もし落車しちゃってもそれは一番を狙った上でのことだから後悔してはいけない。
 
 落車すると会社や家族や周りに迷惑をかけてしまう。だけどそれを理解してくれる環境に、自分が持って行けなかったことの方が悪いと思う。落車して怪我をしてしまうリスクがあります、だけどもそれが私の至福の楽しみなのですと、家族や会社にどれだけ理解を得ているか。それが大切なのだと思う。
 
 落車が怖くて・・・・、イヤ誰もが怖い。言い方を変える。
 
 “落車後に訪れるリスク”が怖くて、レースから卒業しよかというならそれは卒業じゃなくて自主退学である。私もその一人だ。自主退学したのに最高の戦闘機を手に入れようとしていることは矛盾中の矛盾だと思う。
 
 そんな心の葛藤の中で、フレームを磨き続けるのが、私の自転車人生なのではなかろうか。
 
 

6

5分/km

 いつもの10kmコースを少しペースを上げて走ってみた。ドアtoドアで50分ちょうどだった。信号待ちなんかも含めているので5分/kmを切るペース。私にとっては驚異的なペースである。もう少しペースを落として長く走る練習をするべきかとは思うが、なぜかカラダがそうさせてくれないのだ。早くマラソンの脚を作ろうとして焦りがあるのかもしれない。だけど今シーズンはその焦りに任せてみようと思う。
 
 御存知の通り12月5日には奈良マラソンがあり、人生初のフルマラソンに挑戦ということになった。会社がある奈良での開催、しかも遷都1300年祭の最後を締めくくる大イベントということもあり、大阪の人にはわかりにくいかと思うが、奈良の人間はテンションが上がりまくっている。お得意さんなんかは私の顔を見るたびに、「奈良マラソン頑張れよ~!応援行くからな~!」と言うてくれる。
 
 社長からの期待も少なからず感じるし、コース上にはホンダの販売店が2店ほどある。そこのスタッフも沿道に出て応援してくれるということだから、尚更ヘタレな走りは出来ない。しかも往復して2回も前を通る販売店もある。こうなったらホンダのツナギで走ったろかなというぐらいだ。とにかく否が応にも焦るっちゅうもんである。
 
 私の中では、奈良マラソンはお遊び、本番は大阪ハーフと思っていたのでこれは由々しき事態だ。
 
 
 私はソコソコのローディーである。ソコソコの坂ならソコソコのタイムで登れるし、ソコソコの距離ならソコソコの速さで走ることができる。この冬にはコルナゴにだって乗る予定だ。つまり運動能力としては一般の人よりも高いわけで、マラソン初心者とは言っても心肺能力も脚の筋力も高いはずだ。それを「マラソン初心者やから・・・・」ということでゆっくりペースでしか走らず、結局それでも脚が痛くなって歩いてしまう、ということの繰り返しだった。前回の大阪ハーフもそうだった。序盤に抑えすぎてドエライ目に遭った。
 
 いっぺん最初から清滝アタックぐらいの“ハアハア度”で走ってみたろ、ということでやってみたのだ。そしたら意外とイケるではないか。最初の5分ぐらいは苦しいが、それはヒルクライムも同じ。しばらくしたら慣れてくる。横っ腹も痛くなってくるがそれもヒルクライムと同じ。脚もイタイがヒルクライムと同じ。そう思うと「我慢」できるようになったと思う。
 
 自転車のしんどいのには慣れているが、ランのしんどいのには慣れていなかったのだ。
 
 昨今のランブームにより、自転車友達がマラソンに挑戦するという話をよく聞くが、みんなビビってペースを上げれないでいるのではないだろうか。全く運動していなかった人ならともかく、ソコソコ自転車で鍛えているのだから、思い切ってペースを上げて走ってみると意外に自転車より楽だったりする。ノロノロと走っているとヒザに掛かる荷重ばっかりで前に進んでいない。せっかくヒザに荷重掛けるなら、ちょっとでも遠くに進んだほうが得だ。
 
 まあそんなことを考えながら走るのは楽しい。なんせ走ってる最中は脳みそがヒマだ。
 
 

変速機を妄想する

 次期戦闘機には電気仕掛けの変速機を付けようと妄想している。どこのブログを見ても、誰に聞いても、みんな決まって言う。
 
 「フロントの変速が速い」
 
 あの速さは一度味わったら手放せなくなるそうだ。確かにフロントの変速はちょっと勇気が要る。左手だけでなく、トルクを掛ける脚もちょっと気を使ったりして、普段は無意識でやってることかもしれないけど、思い返せば「ああそういや気ィ使ってるなあ」と思うことがある。それが一気に解決するというのだから素晴らしいことだと思う。
 
 例えば平地なら、アウターに入れっぱなしにしてリヤだけの変速でなんとかしようとする傾向にあるけど、インナーでスタートして速度が上がるにつれてアウターにするという、普段なら面倒くさくてやらないことが出来たりするわけだ。登りでもしかり。「インナーで登るもの」という固定概念が崩れる。アウターで登ったほうが速い斜度だって当然ある。
 
 そうなってきたら、20段階ある変速比をフルに活用することが出来るのではないだろうか。今までは言うても14段ぐらいしか使っていない。リヤが1T違うことが最低の変速比の差だと思っていたが、フロントの変速を交えることによって、0.5Tとか0.6T分ぐらいの変速比を使用することが可能だ。
 
 となると、変速レバーは2つも要らない。右手か左手一つで十分だ。自動的にフロントを交えた変速を、電気仕掛けのブラックボックスがやってくれればいいのだ。いや、変速レバーそのものも要らないだろう。BBに埋め込んだパワー測定器がライダーの馬力を常に監視し、車速と傾斜センサーからの信号を元に自動的に最適なギヤを選ぶことだって出来るだろう。
 
 ここまでくると「楽しみがない」と言われるかも知れない。でもいいのだ。スポーツカーは人間の操作する部分がわざと残されているが、レーシングカーは人間のやることを極力少なくする方向に作られている。それと同じだ。
 
 戦闘が目的の戦闘機なのだから。誰と闘うねん。