走れてナンボ

 某人妻にお誘い頂いて、屈強なランナーが集まる練習会に参加してみた。 距離は15kmちょっとで、おしゃべりしながらということだったのでイケるかな~と思っていたが甘かった。最後はヘロヘロで脚も上がらん状態。
 
 なんでこんなに走れないのだろうかと悩む。私よりずっと歳上の人でも、背の小さな女性でも、体型がポッチャリしててもガリガリくんでも、ランナーと呼ばれる人たちは確実に私より速い。テンポ良く歩を刻みジリジリと離されて行く。少し歩幅を広げれば・・・・、少しピッチを上げれば・・・・といつも思うが、それができない。できたとしても1分ぐらいしかもたない。
 
 「ソコソコのローディーなのに・・・」という奢りがいけないのかもしれない。自転車はいうても機材スポーツである。速く走らせたり遠くまで行ったりするにはもちろん体力は要るが、自転車という機材に騙されている部分がある。自転車において所謂“体力”が必要なのは、上り坂だけではないだろうか。下りなんか何もしないでいいし、平地だって自分のペースで走り続ける分には正直そんなに体力なんて使っていない。
 
 私も片道26kmの自転車通勤でイケてるように思えるが、そう考えたら実際に体力を使っているのは清滝峠での正味3km程度だ。これはちょっとランに対しての考え方を改めないと、いつまでも「おかしいな、俺はソコソコのローディーやのに・・・」と勘違いしたまま、苦しいランを続けることになるかもしれない。現に、ランをやっててもなんもオモロイことはない。早くゴールに到着せえへんかなと考えているだけである。
 
 ランナーの皆さんは走りながらとても楽しそうであった。走りながら「気持ちエエわ~」と言ってる人もいた。早くそう思えるようなレベル到達したいなあ。心もカラダも、ランナーになるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。