人馬一体

 何年か前、MTBに一生懸命乗っていた頃、常に「人馬一体とはなんぞや」と考えていた。SDA王滝での好記録を目指していたので、登りだけでなく下りの速さも色々と考えながら、足しげくダート工業だの山城だのに通ったものである。
 
 私が乗っていたMTBはアルミハードテールで26インチ、フロントサスもロックアウト機構なんて付いていなかったから、ちょっと大きな石ころやちょっと深い轍などがあると、バイクの走行の補佐をするために、ブレーキやハンドルの操作をあれやこれやと忙しく動かしまくっていた。
 
 しかし練習も後半、ブレーキを握る握力もハンドルを操作する腕力も衰えてきて、それでも容赦なく現れる障害物に辟易しながら、「ええ~い!いってしまえ!」と半ば落車覚悟で突っ込んでいくと、意外とすんなりクリアできるときがあった。
 
 その瞬間に、人馬一体とはこのことかな?と気が付いた次第である。
 
 バイクは元々、人間がいらんことをしなくてもそこそこの走破性を持っているもので、コースを難しくしているのは意外と人間のせいだったりするのである。少々の石ころや轍なんか、結構バイクの性能に任せておけば軽くクリアできるものが多かったりして、それでもクリアできないところはようやく人間の出番、ぐらいに思っていたほうが良い。その「人間の出番」のポイントを上手に見極められると速く走らせることができると思う。
 
 「バイク任せ」と「人間の出番」のポイントを行ったり来たりしているときこそが、「人馬一体」ではないだろうか。もちろんロードバイクにも人馬一体ポイントがあるけれど、自分の場合は結構速度の高い域だったり下りのワインディングであったりするので、ヒルクライム中でもそれを感じることができるように、もうすこしカラダを絞っていきたい。

タイヤ交換

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 ビットリアのEVOコルサは、高圧まで入れてもしなやかでグリップもよく、何故かパンクしにくく軽量で大変良いタイヤだと思う。だからコルナゴもTTバイクも、チューブラータイヤはみんなEVOコルサを使用していたのだが、軽量チューブのため毎朝エアを充填しないといけないのが最大の欠点である。めんどくさがりの私にとっては苦痛以外の何者でもない。しかもスッと入るならともかく、特にディスクホイールともなるとアダプターを付けたり外したりとカナリの手間だ。朝4時に起きてこの作業はツライ。
 
 というわけで、トレッド摩耗を期にコンチネンタルのスプリンターに変更。ちょっとグレードは落ちるけど、何と言っても入れた空気が抜けないというのが最大のメリット。これで少々二度寝しても安心である(笑)。さらに、タイヤを貼るのにミヤタのリムテープを愛用してきたが、値段が高いというアレな理由でリムセメントに変更。未だにチューブラー愛好家には根強い人気のリムセメント貼り付け方式。これで私も“通”の仲間入りである。
 
 昨日仕事から帰宅してから早速交換作業をしたが、やはり私は自転車いじりはキライなんだなと再認識した。ミヤタのリムテープが発売される前は私もリムセメントを使っていたのだが、ここまで面倒くさいことだとは忘れていた。手はネチャネチャになるし、部屋の床に接着剤付くし、暑いし汗かくし、ポンプ壊れててエア入らんし、もうワヤである。オマケに子供たちが邪魔するし、はよゴハン食べてとヨメはうるさいし、バクハツ寸前であった。
 
 なんとか今朝、会社のコンプレッサーでエアを入れてようやく完成。あーしんど。

Live Trackで繋がるGW

 5月1日(水)・・・・朝から気温が低く、風も強い。原因不明の腹痛により走りに行こうがどうしようか迷ったが、せっかくの休日なので家出。朝練コース~宇治~天ヶ瀬ダム~R309~木津川沿い~朝練コースの100kmコース。
 
 スタート時にedge510のLIVETRACK機能をONし、FBにアップしながら走ることに。そしたらそれを見ていたチーム員から色々とコメントが入り、なかなか楽しめた。どこをどう走っているのか一目瞭然だし、ある程度のペースまで把握できる。こりゃサボれん。とは言え終始風が強く、川沿いは行きも帰りも向い風という最悪のパターン。しかも腹痛が収まらずお腹に力を入れられない状態なのでペースも思うように上がらず、ただ走っただけのような100kmであった。
 
 気になる電池消耗度は、4時間45分のライド中ずっとONしたままで、510のほうは40%ほど消耗、iPhone4のほうは約30%ほどの消耗であった。iPhoneのGPSをずっとONしっぱなしの場合、通勤時の1時間20分ほどで50%近くも消耗してしまうので、やはりBluetoothは燃費がよい。FBにアップするときの通信も、約60秒に1回ごとのわずかな時間で済むようなので消耗が抑えられるのだろう。おそらく今の私が走り続けられる距離では電池の心配はしなくても良いと言うことだ(苦笑)。
 
 5月2日(木)・・・・昨日の強風の中走り続けたせいなのか、具合の悪かったお腹が急降下。夜中には熱が出てガタガタ震える始末。よってこの日はゆっくり休養。家の用事などを済ましてのんびり過ごす。
 
 5月3日(金・祝)・・・・午前中はケルビムTT号でいつもの朝練コースを往復。おとといは風が強くて思うように速度に乗らなかったがこの日は無風。しかもTTポジションなので速度が乗って気持ちがよい。しかし単独40キープは辛く感じた。まあここから上げていく感じで。
 
 午後からは家族で京セラドーム大阪へ野球観戦。オリックスvs千葉ロッテ。別にひいきにしている球団でもなんでもないので、ただ観戦しただけという感じ。オリックスホームということもあるので一応一塁側へ座ったが、ロッテのほうが強かった(笑)。試合終了を待たずにコドモがぐずりだしたので帰宅。疲れた。

自転車通勤再開

 まだハーフマラソンも終わってないので自転車に乗っている場合ではないのだが、急に気温が穏やかになって、冬眠から目覚めたローディーがウヨウヨと通勤路に現れたところを見ると、いてもたってもいられなくなった。
 
 とはいえ1ヶ月以上ぶりの自転車通勤である。10km未満のサイクリングロードならともかく、26km山越え通勤ともなると、もう前夜から緊張しまくり(笑)。鞄に入れる物、着ていく物、タイヤやらパーツやら工具やら、気が付けば荷物だけで10kg近くになってしまった。
 
 しかしまあさすがに春である。阪奈頂上でも気温7℃。これぐらい暖かくなると、もう寒いという感覚は無い。いよいよローディーの季節がやって来た。事故に気を付けてボチボチと乗っていきたい。

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計画

 年末の大掃除の際に自分の部屋を片付けていた。部屋の片付けと言ってもほとんど自転車置き場のような部屋なので、ようは自転車の片付けということになる。この年末年末はシクロクロス参戦があったり、実家巡りがあったり、新春逆瀬川アタックがあったりしたので、普段固定しがちな自転車の種類も、シクロクロス、MTB、ロードバイクなど、持っている車種をまんべんなく乗った感じがある。
 
 さらに今年はピストをTTトレーニング用にしようと考えているので、奥の方に眠っていたピストを引っ張り出し整備していつでも発進できるようにした。これで都合5台の異なる車種の自転車が並んだわけだ。COLNAGO C59、BMC CX02、CHERUBIM TT仕様、SPECIALIZED S-works、Panasonicピストである。なかなか壮観な光景。
 
 5台を並べるとそれぞれのポジションやフレームのジオメトリが異なっていて、まあ当たり前だがMTBがBB位置が一番高くてサドルが高い。つまりデカイ。一番車高が低くてハンドル位置も低いのがピストだった。特にこのピストは元々1000mTT用のものなので、シートチューブが他のロードモデルよりも立っていて、よくよく見てみると実にTTポジションが取りやすいジオメトリになっていることに気が付いた。
 
 今後の休みの関係で、今シーズンのシクロクロスは1戦ヒーヒー言うただけで幕を下ろさなければならないという悲しいものとなったが、まあこればっかりは言うてもしょうがないことなので、あっさり気持ちを切り替えて、誰よりも速くTTシーズン突入といきたい。

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ローラー部

 仕事とか研修とかで自転車乗ってない日々。2月は月間1000kmはムリやろな。とはいえボーっとしててもあれなんで、時間が無いなりにしっかりローラーを回す。
 
 2月10日(金)3本ローラー30分。20kmほど。
 2月13日(日)3本ローラー30分。20kmほど。
 
 それぞれの時間は短いけど、自分なりに集中できたと思う。DVD観たり音楽聴きながらやるとどうも気が散って集中できないタイプ。ただひたすらチェーンとローラーの音に没頭するほうがええみたい。
 
 回し始めは心拍も110bpmぐらい。しばらくするとちょっとづつ上がってきてケイデンスも上がってくる。そんな感じで15分ほどアップして、カラダが温もったら30秒のインターバルでモガキ⇔流しの10回繰り返し。これで170bpmぐらいまで上がる。ケイデンスが120rpmを越えるとお尻が跳ねるので、サドルに押さえつけるべく引き脚を重視してたら、お尻と太ももの付け根辺りにじんわりと効いてくる。残り5分はダウンで終了。
 
 3本ローラーって実走感があるのはいいけれど、立ち漕ぎができない(できる人もおるやろうけど)ので、すぐにお尻とか手とかが痺れてくる。立ち漕ぎできる3本ローラーもあるけど高級品だから手が出ない。自転車って左右にフラフラしてるだけのように見えるけど、意外と前後にもフラフラしてる。フラフラしてるというかペダルの踏み込みに合わせた細かな加減速をずっとしてるので、あんまり乱暴なペダリングでは後輪がローラーから落ちてしまうのだ。
 
 ケイデンスが上がってきてお尻が跳ねてくると前後左右だけではなくて上下にもフラフラする。タイヤへの荷重がかかったりかからなかったり。で、必要以上に抜重してしまうとタイヤが浮いてこれもまたローラーから落ちてしまう。普段実走してるときはあんまり意識しない自転車の動きも3本ローラー上ではいろいろと考えさせられる。
 
 

土砂注意!


 
 おそらくダンプの仕業。こんなところに大量の砂撒きやがって…!
 
 現場は清滝峠頂上の交差点です。阪奈頂上から緑の文化園の前を北上し、交差点を左折して清滝峠を下って行く際の、おもくそライン上
 
 夜なんかはこの辺りは街灯も頼りないので十分注意が必要。ていうか何よりも自分が気を付けたい。ソコソコのスピードでいきなりここに突っ込んだらどうなるか、想像するだけで股間が縮み上がる。すでに土砂はクルマに踏まれて固く締まっており、しばらくまとまった雨も降らないようなので長期戦になりそうである。今日にでも四條畷市役所に電話するつもり。
 
 皆さんも気をつけてくださいね~。
 
 【追記】
 本日昼12時ごろに四條畷市役所へメールで道路整備の依頼をしたところ、「13時45分に作業が完了しました」と、建設課からメールがありました。仕事はやっ!関係者の皆様ご苦労様です。ありがとうございました。
 
 
 1月11日(水)通勤往復。阪奈頂上4℃。暑くてフェイスマスクとインナー1枚脱いだ。

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久しぶりに一緒に走りませんか?

 先日もちょこっと書いた『コルナゴの乱』の件です。
 
 日時は5月4日(水)にします。行き先は日吉ダムです。とくに理由はありませんが、距離的にちょうどええかなと思うのと、個人的に日吉ダムに萌えたいと思ったからです。
 
 尚、この日は回転木馬の『日本海往復ツーリング』の予定で、うまいこといけば途中で合流して日吉ダムまでは一緒に走れると思います。ただ、我々は回転木馬イベントとは無関係の集まりであり、人数によっては回転木馬に迷惑をかけることもあるかもわかりませんのでその辺はテキトーに調整するつもりです。
 
 以下が今のところ考えているコースです。

 
 例年通りであれば、回転木馬イベントは朝6時に舞州を出発します。市街地をひたすら北上し、一の鳥居を右に登り、ときわ台のローソンで休憩、R477でスプリングス日吉まで走ります。途中、園部IC付近の「道の駅光悦村」で休憩すると思われます。ちなみに去年のレジュメはこちら
 
 我々コルナゴの乱チームは、7時にR1と内環交差点のマクドに集合、西田橋に向かって走り出します。おそらく西田橋に着くのは8時過ぎ。勝尾寺は8時半。高山公民館には9時ごろでしょうか。コルナゴの乱参加希望者は、上記のルートラボでルートを確認して頂いて、時間を読んで途中合流してください。日吉ダムからはテキトーに帰ります。オススメルートなどがあれば教えてください。
 
 久しぶりの乱です。今まではいろいろと家庭の事情で(笑)丸一日走ることが出来ませんでして、なかなか乱を企画するモチベーションが湧かなかったのですが、5月4日は丸一日空けました。走り倒す所存です。勝尾寺をアタックし、高山公民館までモガキ倒し、野間峠までしばき倒すという、今まで軟弱に過ごしてきた私のようなローディーにはパンチのあるコースだと思っています。
 
 しばらくご無沙汰だった自転車仲間ともまたこの機会にお会いできたら嬉しいなあと思っています。ゼヒゼヒ、5月4日はM君のために一日空けたろう、という男気溢れるローディーの方々、一緒に走りましょう。よろしくお願いします。

変速機を妄想する

 次期戦闘機には電気仕掛けの変速機を付けようと妄想している。どこのブログを見ても、誰に聞いても、みんな決まって言う。
 
 「フロントの変速が速い」
 
 あの速さは一度味わったら手放せなくなるそうだ。確かにフロントの変速はちょっと勇気が要る。左手だけでなく、トルクを掛ける脚もちょっと気を使ったりして、普段は無意識でやってることかもしれないけど、思い返せば「ああそういや気ィ使ってるなあ」と思うことがある。それが一気に解決するというのだから素晴らしいことだと思う。
 
 例えば平地なら、アウターに入れっぱなしにしてリヤだけの変速でなんとかしようとする傾向にあるけど、インナーでスタートして速度が上がるにつれてアウターにするという、普段なら面倒くさくてやらないことが出来たりするわけだ。登りでもしかり。「インナーで登るもの」という固定概念が崩れる。アウターで登ったほうが速い斜度だって当然ある。
 
 そうなってきたら、20段階ある変速比をフルに活用することが出来るのではないだろうか。今までは言うても14段ぐらいしか使っていない。リヤが1T違うことが最低の変速比の差だと思っていたが、フロントの変速を交えることによって、0.5Tとか0.6T分ぐらいの変速比を使用することが可能だ。
 
 となると、変速レバーは2つも要らない。右手か左手一つで十分だ。自動的にフロントを交えた変速を、電気仕掛けのブラックボックスがやってくれればいいのだ。いや、変速レバーそのものも要らないだろう。BBに埋め込んだパワー測定器がライダーの馬力を常に監視し、車速と傾斜センサーからの信号を元に自動的に最適なギヤを選ぶことだって出来るだろう。
 
 ここまでくると「楽しみがない」と言われるかも知れない。でもいいのだ。スポーツカーは人間の操作する部分がわざと残されているが、レーシングカーは人間のやることを極力少なくする方向に作られている。それと同じだ。
 
 戦闘が目的の戦闘機なのだから。誰と闘うねん。
 
 

雨男ならぬ雨バイク

 修理上がりのMTBでの自転車通勤も今日で2回目。ロードとはまた違う乗り味でウキウキしながら乗っている。さすがに自転車のプロが修理した自転車は違う。調子がヨロシ。
 
 しかし、ひとつだけ超大問題がある。
 
 こんなことを一日100万PVの大人気の我がブログで書いてしまうと回転木馬の今後の営業に少なからずの影響があるだろう。もしかしたら自転車屋としてやっていけなくなるかもしれない。しかし書く!自転車屋として最大最悪のミスである。あまりにも腹が立つので書いてやる!
 
 店長が修理した自転車に乗ったら雨ばっかりやん!
 
 ふぅ~~、ひっさしぶりに太字つこたった(←やりきった感)。
 
 乗り始めは降ってないのにものの10分もすれば必ずドシャ降りである。昨晩なんか横殴りの雨。嵐っぽいし。MTBでドシャ降りの中を走ってたら王滝のこと思い出すやん。忘れようとしてんのに思い出すやん。
 
 ドロヨケもなんにもついてないし、カッパもなんにも着てないから、なるべく水がハネないようにそ~っと走るがこんな時に限って強い追い風。どんどんスピードが上がる。
 
 いま追い風いらん!今度にして!
 
 と叫びたい。いや叫んだ。しまいには塩水まで降ってきた。顔に当たる雨粒が塩味である。
 
 ・・・・・涙?