夏合宿2011

 シマノバイカーズフェスティバル2011に参加してきた。木馬イベントの夏合宿は数年ぶりの参加である。今回は子供メインなので私はファミリーレースをちょこっと走っただけだったが、久しぶりのMTBは楽しかった。宗一郎も「レースなんか出えへん!」とか言うてたくせに、終わってみれば楽しかったようで良かった良かった。
 
 7月22日(金)、21時30分出発。ステップワゴンに私のMTB、宗一郎とこころの自転車合計3台と一泊分の荷物を載せた。どう考えても私のMTBの方が大きいのだが、積みにくいのは子供の自転車。私のは前後ホイールを外せば横にして載るけど、宗一郎のは前輪を外しても斜めにしないと載らない。前カゴとか邪魔。
 
 途中のSAで1時間とか仮眠しながらゆっくり走る。諏訪湖で木馬グループと合流。そこから会場まで一緒に。
 
 7月23日(土)。5時30分ごろ富士見パノラマリゾート着。天候は晴れ。寒いと思っていたが陽が照ると暑い。日焼け対策をしていなかったので特に腕が焼けてしまった。駐車場付近で仮眠したり準備したり。子供たちが遊んでいるときに、テンくんがコケて怪我してしまい、楽しみにしていたキッズレースに出られなくなってしまった。かわいそうに。
 
 宗一郎のレースはキッズXCのBOYS-1。10時10分スタート。1周400mのコースを3周。ほとんど登りはなかったようなので、ギヤの使い方をイマイチよくわかっていない宗一郎にとっては良かった。スタート前は緊張がこちらにまで伝わってくるようだ。宗一郎だけでなく他の子供達も緊張しまくってるのがわかる。全く笑顔が無い(笑)。
 
 宗一郎のレースデビューである。カウントダウンからスタート!周りに釣られていきなり飛ばす宗一郎。落車に巻き込まれないようにと心配していたが知らん間にバイクコントロールが上手になっていて、コーナーなんかはなかなかのハンドルさばきであった。落車している子供を避けるのもまあまあ上手い。
 
 でもやはりギヤの使い方がわかっていないようで、直線ではありえへんぐらいのケイデンスでペダルを回している。口で説明してもうまく伝わらんのだなあ。感覚的に覚えてもらわなあかん。まあ来年ぐらいまでには。
 
 キッズレースの次はファミリーリレー。1周600mのコースを4人で4周。一人1周交代。てっちゃんとあさやんに入ってもらって、宗一郎→あさやん→てっちゃん→私の順で走ることに。私はココロもカラダもバイクもボロボロにされた数年前の王滝以来、本格的にMTBに乗るのは久しぶりである。直線はなんとかなるがカーブの曲がり方を忘れてしまって腕や方にチカラ入りまくり。でも楽しかった。1周600mとのことだが、2kmぐらいあるんちゃうかというぐらいしんどかった。
 
 ファミリーレースが終わったら我々はすることなし。4時間エンデューロを観戦したり、会場をブラブラして過ごす。4時間エンデューロのゴールを待たずに3時頃会場を後に。ひと足お先に宿泊先の若草物語へ。温泉に浸かって疲れを癒し、みんなが帰ってくるまでの時間は部屋でちょっと寝たりしてまったり過ごす。子供たちだけ先に夕食を準備してもらったけど、私は爆睡してしまってたようで、FUNさんたちが食べさせてくれた。どうもすんません。
 
 21時頃皆さん到着。早速夕食。今まで我慢していたからビールがウマイ!ワインやら焼酎やら美味しい料理やらで楽しい夜だった。23時頃お開きとなり、子供もろとも一瞬で眠りに落ちた。
 
 7月24日(日)晴れ。2日連続で晴れてくれてありがたい。ツーリングに出かける皆さんを送り出してゆっくり朝食を頂く。テンくんファミリーが赤沢自然休養林へトロッコ列車に乗りに行くということなので我々もご一緒させて頂くことにした。ここはこころがまだ赤ちゃんの頃に一度来たことがあるが、平日だったのでトロッコ列車が運行していなかったのだ。
 
 すっかり仲良しになった我が子2人とテンくん。テンくんは昨日のショックも癒えたようで楽しく滑り台やらなんやらで遊んでおった。昼食もそこで済ませてそろそろ帰路に。渋滞に巻き込まれないように早めに出発、と目論んでいたが、赤沢自然休養林を出て20分ほど走ったところで、こころが「あれ~?こころのリュックは~?」と言い出した。
 
 忘れてきた!慌ててUターンして取りに帰る。結局時間がかかってしまった。もう諦めて売店でソフトクリームなどを買って本日2度目の赤沢自然休養林を満喫(笑)。山道をのんびり走って、中央道中津川手前の道の駅でちょっと休憩して高速に乗る。乗ってしまったらなんだか調子が良くて、一度も休憩せずにノンストップで第2京阪門真まで。心配していた渋滞もなくスムーズだった。
 
 男手一つで子供2人の面倒を見るのはしんどかったが随分周りの人に助けられました。店長FUNさんをはじめ、テンくんパパママ、ファミリーレースに飛び入り参加してくれたてっちゃんあさやん、木馬のみんな、スタッフのみなさん、どうもありがとうございました。子供たちも良い夏休みの思い出が出来たと思います。
 
 テンくん、また一緒に遊んでね。自転車で競争しよう!
 
 
 画像は後日…。

雨天通勤

top
 
 去年の王滝で惨敗してからというもの、見るも無残な姿で放置されていた我がMTB。あまりにかわいそうでそろそろ修理したろかなという気持ちになり、木馬に依頼。それが先日仕上がってきたので、ローディーではあるが(ここ強調)、久しぶりに乗ってみるかとブロックタイヤのまんまMTBで出勤。
 
 当然のことながらポジションが全然違うので、まずはそれに慣れることから。脚の筋肉の稼動域がまったく異なるのでだいぶ違和感がある。ステム伸ばしたりサドル上げたりロードのポジションに近づけようかなと妄想するが、そんなことしたら怖くてダート工業を下れないだろう。これはこれで正しいポジションなんだと自分に言い聞かせながら清滝を登る。
 
 清滝に差し掛かる手前ぐらいで雨が落ちてきた。夜からやったんちゃうんかい!仕事帰りに濡れるのはええけど出勤で濡れるのはかなわん。MTBが帰ってきたからって調子乗って走り出した自分のアホさ加減に腹が立ってくる。しかしまあもっと腹立ってんのは伊吹山組やろなウケケ。
 
 今回の修理のメインはフロントサス。王滝で酷使したせいか、中のシールが漏れてすぐに底付きしてしまうようになった。生き返ったフロントサスの様子を見ながら通勤途中にあるダートを少し走ってみる。少しなのでよくわからんけど動きはよくなってると思う。だけど修理する前と後とでは、なぜかサスポンプで入れるエア圧の数字が違う。
 
 修理する前は上から140psi、下から120psiぐらいだったのに、修理後にそれだけ入れるとカナリおかしなストローク量になってしまう。元々おかしかったのかな?まあこの辺はもっと乗り込んで自分の数値を見つけていきたい。
 
 理想はタミヤのオイルダンパー(笑)。グラスホッパーをオイルダンパーに交換した時の感動は今でも忘れない。だからついつい今でもリバウンド調整を固めにしてしまう。戻りが早いのはどうも苦手。
 
 そこそこ濡れて会社に着いたら晴れてきた・・・・。伊吹山の皆さん頑張ってください。

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ゾッとする

今日はお休みなので戦後処理。王滝(だけではないかもしれないけど)の泥って濡らすとキレイになったように見えるけど乾くと実はまだ汚れてる。くまなく拭き拭きしないといけないから大変。
 

↑で、問題のブレーキパッド。こうやって改めて手にとって見てみるとゾッとする。こんなんでよう最後の下りを攻めてたなあと。ディスクローターもガリガリになってて、パッドもろとも要交換。もっとメジャーで最新型なブレーキにしたい。
 

 フレームの中まで砂が入り込んでた。BBも外してOHしたいけど工具を持ってないし、ここまでボロボロになるとホンマに乗り換えたくなる。フルサス欲しい。今はコルナゴより欲しいかも(笑)。乗り換えまではいかなくとも古いパーツを全部替えたい。ホイールベアリングもゴロゴロ言うてたし、ヘッドもゴロゴロしてるし。貯金だ貯金。
 
 タイヤは良く頑張ってくれたと思う。さすが新品だけある。タイヤに関するトラブルは全く無かった。外して保管して来年も使おう。

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王滝2009 おぼえがき

 来年の為に書いとくのでしっかり読めよコノヤロー>オレ。

 

 「寒さ対策」

木馬ジャージの下にユニクロアンダー、アームウォーマー、短いレーパン、指切りグローブ。これでは雨が降ると寒い。長指グローブと、透明のノースリーブのウインドブレーカーみたいなんぐらいは着た方が良い。ある程度の体脂肪も必要かも!?寒いのだけはホンマにダメになるからよう覚えとけよ>オレ。

 

 「ドロはね対策」

リヤはともかく、フロントが跳ねるドロはなんとかした方が良い。サングラスもテキトーなヤツだったから、曇るわ見えへんわで外してたら目の中にドロが入って開けてられない。ヘルメットもバイザー付きの方がええのかな。見た目がもっちゃりするのでドロヨケ関係はキライだったが、雨の王滝ではそんなこと言ってられない。なんか考えろよ>オレ。

 

 「ブレーキパッド」

聞くところによるとレジンよりメタルの方が雨に強いらしい。100kmで半分ぐらいしか減ってない人と、道中2回交換したけど完全になくなってリタイヤした人がいた。前者はおそらくメタル。後者はレジン。私はレジンだったと思われる(←この辺を自分で把握してなかったことが敗因)。さらに旧型デオーレのパッドを持ってる人はいなかった。ほとんどの人がXT。つまりXTのパッドはイザとなればいくらでも手に入るということ。自転車は機材スポーツで、レアなパーツを持つことも楽しみの一つではあるが、サバイバル系のレースのときはメジャーな機材で行く方が何かと助かる。来年までにXTにしとけよ>オレ。

 

 「補給食」

雨の中では晴れよりも体力を消耗することがわかった。補給食は多めの方が良い。背負うのイヤやけど、雨の日ならキャメルバッグも視野に入れるべき。

 

 「フロントフォーク」

ストロークが底付きする事態に3回も陥った。練習中にも何度かあったけど、エアなんて徐々に抜けるもんだし頻度としてはこんなもんかなと思ってた。でも100kmが過酷とはいえ何度も再発することは明らかにおかしいと思う。要修理。リジットサスになってたせいで手首が痛い。

 

 「チェーンサック」

なんでこんなになるんやろ?というぐらい連続でサックした。特にフロントセンターに入れてるとき。チェーンがチェーンリングから離れずに一緒に上がってくる感じ。ドロが詰まってそうなるのか?お陰でフロントディレイラーが曲がってしまってアウターに入れると常にガラガラとチェーンに当たる。幸いにもニッパーを持ってたのでグイっと曲げて対処。

 

 「手の痺れ」

寒さ云々ではなく、もしかしたら前半にトバしたのが原因かも。登りで速く走るとき、ハンドルをグっと握って引くようにするけど、それ続けてたら夏でも手が痺れる。ポジションのせいなのか、単純にもっとペースを落とせばよかったのか・・・。手が痺れたら、腕をぐるぐる回して血液を遠心力で強制的に手へ送るようにするとちょっと回復する。

 

 「先に教えてくれよと言いたい」
片山梨絵。女子の部優勝。総合7位。・・・・恋に落ちたかも。

9

王滝レポート2009 その2

 CP2からの下りを押しながら歩いているといろんなことを考える。

 

 本番前は「いっそのことドシャ降りになったらええねん」とか言うていたが、実際ドシャ降りになって心が折れてしまったのは自分だった。いろんな人が「どうしたんですか!?」と声をかけてくれる。「ブレーキパッドがなくなってしまって・・・」と答えると、「スペアありますよ!」と言ってくれるのだが、デオーレの古いタイプなので同じものを持ってる人がいない。でも今更スペアのパッドが手に入ってもどうにもならないだろう。

 

 もし今回のレースでパッドがなくなっていなかったとして、去年の自己ベストを更新できたかというと絶対それはない。CP1の時点でムリだってことはわかってたし、これは不運なメカトラブルではなくて、準備不足以外の何者でもない。去年ビギナーズラックでそこそこエエ成績で走れたからって王滝をナメていた。雨の寒さ対策もしてなかったし、悪路による消耗の激しさに合わせた補給食も持っていなかった。

 

 後ろから木馬メンバーが追い越していく。みんな声をかけてくれて、ハンガーノックになった自分に補給食を分けてくれたりした。みんなのおかげで完走できたようなもん。

 

 下りは押して、登りは乗って、そんなことを2時間以上繰り返し、ふと時計を見ると15時30分。確かゴール閉鎖が16時だったから、あと30分でゴールしないと完走扱いにはならない。このまま歩いていたら絶対に間に合わない。パッドも無くなってプレートがローターに直接あたってガーガーと音を立てていたがやむを得ない。決死の覚悟で下る!

 

 満身創痍でゴールに到着。9時間45分ぐらいだったと思う。

 

 ゴールしたときはもう二度と来ない!と思ったけど、時間が経つにつれて悔しい気持ちが湧き出てきた。このままでは終われない。今回は王滝に勉強させてもらったと思って、次回(行けたら)頑張りたい。

 

 最後に、いろいろと助けてくれた皆さん本当にありがとうございました。

 ↑ゴール後。ローターはガリガリに削れ、パッドのバックプレートはペラペラになってた。もうちょっとでピストンがローターに当たるとこ!お疲れさん。きっちり整備して、次回も走らせたる。

王滝レポート2009 その1

 今年の王滝は厳しかった。がけ崩れによるコース変更や距離の短縮等の予期せぬこともあったけど、何よりも前日から降り続く雨により路面状態は最悪で、体温は奪われるわブレーキパッドは無くなるわ・・・・。今年で2回目の王滝100kmだったけど、これが王滝民族の言う「王滝の洗礼」かと思いながら、命からがら完走した。

 ↑コレが今年の決戦仕様。前のボトルは工具&スペアパーツ。後ろのボトルは水。サドルの後ろにチューブ2本をくくりつけた。相変わらずメーター関係は全くなし。タイヤ空気圧はF2.0、R2.2。サスは上から140、下から120、自由長が100mmになるように。

 ↑スタート前。6時スタートで、5時半ごろ並べた。全体の真ん中よりちょっと前らへん。やっぱり雨なのでDNSにする人が多いみたい。この頃はまだ元気(あたりまえか)だったので、もっと雨降って参加人数少なくなれ!って思ってた。ゴメン。

 

 いよいよスタート。

 

 去年のタイムの更新を狙ってたので、序盤のアプローチからじわじわと順位を上げる。前が空いたらすかさず割り込み、そしてまた前が空いたら割り込む・・・・を繰り返し、始めの20kmは結構前の方にいたと思う。

 

 この辺りで走っている人はやはりとても上手。登りのライン取りや下りのテクニックなど、一緒に走っているだけでものすごく勉強になる。そして何よりも、自分の下りテクニックが上がっていることが物凄く嬉しかった。王滝上位常連の皆様に、下りで着いて行けてる!

 

 ところが降り止まない雨による気温低下と、想像以上の振動により手が痺れてきた。こういうことは練習中にもあったので、手をグーパーしてなんとかやり過ごしてきたのだけど、王滝は厳しい。それぐらいで手の痺れが解消されるなんてことはない。

 

 やがて、両手の指の感覚が完全に麻痺して、ハンドルを握ってるのかブレーキを握ってるのか、はたまたシフトレバーを操作しているのか全くわからない状態に。危険を察知してから操作に移るまでの時間が大きくかかるので、指はずっとブレーキレバーにかけていた。これが後ほど完走さえもあやぶまれる原因になったことはこの時点で想像もつかない。感覚が無くなった指は、ずっとブレーキレバーを引いていたようだ。

 

 カラダの震えも止まらず、足先も痺れてきた。もしこのまま崖下にでも落ちたら絶対這い上がってこれないだろう。というかパンクしても修理なんて絶対不可能。苦しい走行をしながらなんとかかんとか第1CPに到着。

 

 去年はスルーしたCPも今年は迷わずへたり込む。もうこれ以上走れないと思った。ガタガタとカラダは震え続けるし、指はいくらマッサージしても戻らない。リタイヤすることばかり考えてた。そこで30分ほどガタガタしていると、木馬仲間がどんどんやってきた。みんな寒くて辛そう。一緒にリタイヤしようかと思った。だけど誰もそれを言い出さない。「ココロ折れたわ~」とか「もう走られへんわ~」などと、お互い牽制球を投げあうが、最後の切り札がない。

 

 やがてノンちゃんがやってきて、ちょっと休憩してすぐに走り出した。なんかそれを見てると体が勝手に自転車を起こして跨ってた。手の痺れはまだ取れていないし、相変わらずガタガタ震えるけど、ノンちゃんが頑張ってんのにオレがこんなとこでヘタっててどうすんねん!とカラダが反応した。ノンちゃんと、お互い必ず完走しようと約束しあってペダルに力を込めた。

 

 ここから第2CPまでは長かった。いつもなら第3CPまであるのだが、コース変更に伴い第3CPが省略され、それぞれのCP間の距離が伸びた。CP1からCP2までは上り下りが半分半分ぐらいのさしてハードでないコースだったが、とにかく手の痺れのせいで下りがまともに走れない。サスを見るとなんと底付きしてる!スタート前にきっちり調整したはずなのに。どうやらフォークの中で高圧側と低圧側のシールが悪くなってるのかな?下からのエアをプシュっと抜いてストロークを確保する。ゴールまでにこの作業を3回やった。

 

 ヘロヘロになりながら自転車を転がし、ようやくCP2に到着。ブレーキの引き代が大きくなってきたのでパッドを確認すると、前後とも完全になくなってる。バックプレートがローターに当たっている状態。新品に交換してきたのに、雨の王滝は厳しい。厳しすぎる。ブレーキが効かない状態でこれ以上走るのは危険と判断して、係員にリタイヤを申し出る。

 

 ゼッケンについてるタグを自分で剥がし、係員に手渡す。自転車が走行不可能なことを申し出て、トラックに載せて下山してもらおうと思ったが、トラックが一杯で、どうしても乗せるならレースが終わって撤収作業の頃になるので夜になると言われた。

 

 ここからショートカットで下山しても10kmほど走らないといけないらしい。どっちにしろ下りがあるのなら、もうこのままいったれ!という気持ちになってきて、係員からタグを返してもらい、ゴールに向かって走り出すことにした。

 

 下りは歩こう。登りは乗ろう。とにかく完走しよう!いろんな理由で走れなくなった人たちに申し訳ない。とにかく絶対に完走しよう!

 

 続く。

 

11

調整完了

 

 昨日は我ながら支離滅裂な文章をハズカシもなしにアップしておる。大きなレースが近付くといつもこうだ。さすがMr.ナイーブ。

 

 気を取り直して今日はMTB出勤。本番最後の清滝アタック。13分34秒!

 

 清水の舞台から飛び降りる覚悟でカード購入した「シラクXC1.95」はサイコーに軽い。今まで履いてた2.1テラファーマが800gぐらいで、シラクは600gちょっと。タイヤで200gの差はデカイ。デカすぎる。MTB(ブロックタイヤ)での自己ベストを一気に50秒も縮めるなんて本番前になんて幸先が良いんだ!

 

 そうそう、さらに良いことがあった。国家試験合格!今回は正直落ちてる気がしなかったが、それでもちゃんと発表が出ると嬉しいもんである。ヨメも会社の人も喜んでくれたし、頑張った甲斐があったというもんである。

 

 もひとつエエこと書いたろ。

 

 タイヤが思ったよりも高価で、ビビリながらカードを切った。このままではワタシの口座はマイナスである。早く手を打たなければ、残り少ないワタシの隠し財産が差し押さえ、なんてことになってしまっては隊長の威厳が・・・(略)。

 

 かといってヨメに家計から出してもらう作戦も先日ロードのタイヤの時に使ったばかりである。さあどうしたものか。

 

 で、新作戦。

 

 寝る前に、「急にヘンなこと言うようやけど・・・・」と言ってヨメを起こす。

 

 「もし、事故や事件でオレが急に死ぬことがあっても、毎日全力で生きてるし、今がとてもシアワセやから後悔はない。だからあんまり悲しむなよ。そりゃ子供の成長を見届けることはできへんからそれはそれで悔しいけれど、でもある意味いつ死んでもええと思って毎日生きてるということをオマエに言っておくことによって、さよならも言えへんうちに死に別れるようなことがあっても、残された人の悲しみが少しでもマシになればなと思って。じゃあおやすみ。」

 

 今まで言ったことのないセリフだったので歯が浮いてオレもいよいよ総入れ歯かと思ったが、翌朝、なんとヨメ自ら、

 「これは国家試験合格のご褒美」と言って、1万円と、「5000円までなら使ってよい」と家のカードを渡された!!

 

 効果絶大!!! ていうか効果ありすぎて逆に怖いぞ!

 

 

 写真は清滝の神様と。

山城練

鼻息荒子さんが王滝直前付け焼刃練習をするということなので呼ばれて行ってきた。そういう私もしばらく通勤以外は乗ってなかったのでしっかりと。山城までは店長にクルマに乗せてもらった。ありがとうございました。いつもの場所にクルマを停め、さっそくライドオン!
 
 ここはダート工業みたいにハードな上り下りがあるわけではない。ダート工業みたいなコースはテクニックで脚の無さをカバーできたりするが、ここは砂利道をだらだら登らされたりするので基本的にロードのヒルクライムと同じ。王滝もどっちかといえばこんな感じ。

 
 王滝の辛さを思い出しながら登る。メンバーと一緒にしゃべりながら登ったり、勝手に先行したり、好きなように走らせてもらいました。
 
 今日はいつも履いてる2.1のテラファーマではなく、店長に借りた1.95のミブロを履いてみた。やはり1.95の漕ぎの軽さは良い。下りで速度が出ると不安感があるけど、めちゃくちゃスピードを出すわけではないし、そんなにスピード出せるほどの腕がないので、登りの軽さを取るか下りの安心感を取るかと言われたら、絶対『登りの軽さ』!下りの安心感は気の持ちようでどうにでもなるし。
 

 
 ロングコースへ。今日は女性もいたのでのんびりペースだったけど、脚の揃った男子だけで来たとすれば、朝7時に木馬を出発したら昼までには十分帰ってこれる。R163の混み具合にもよるけど土日なら片道1時間もかからないだろう。王滝練習にはもってこい。独りで走れば折れない心を鍛えることもできそう。
 
 
 言うても本番まであと3日。当日はどうやら雨っぽいけど、条件はみな同じ。出るからには全力を尽くしたい。

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メンテナンスその2

 メンテその2はフレーム編。ホイールやチェーン・スプロケの回転系をメンテした次は、フレームやサスなどの骨組み系をキレイキレイするのだ。
 
 しっかし今に始まったことではないけど、改めてじっくり観察するとおもくそ傷だらけである。傷というか塗装が剥がれて下地のアルミが見えてるところ多数。カルク凹んでいる箇所もある。一応ワックスがけしてピカピカにしておいたが、コレではnewフレームが欲しくなるのもうなずける。
 
 最近はMTBでもカーボンフレームが主流になっているが、こんだけ傷がつきまくるMTBフレームなのに、すぐにササくれたり割れたりしないのだろうか。ついつい『フルカーボン』という文句に萌えてしまうけど、ロードならともかくMTBはどうなんでしょう?
 
 とは言え、旧いMTBで少々の傷なんか気にしなくて良いってのは、レースではカナリ有利なことだと思う。去年の王滝でも、ガレた石にホイールとかフレームをヒットさせることが多々あったけど、高価なカーボンパーツなら傷が気になって仕方ないだろう。特にワタシのようなビンボーライダーにとってはたまらない。そういうことを気にせず漕ぎに集中できるってことは絶対有利だと思うのだ!
 
 トレイルを走っていると、ローディーには想像もつかない事態が待ち受けている。生い茂った草木で前が見えないからってバイクを放り投げるんですよアンタ!バイクの重みで草木を押さえるんですぜ!90万円するフルカーボンMTBを投げるなんてこと、ワタシには絶対できない!!
 
 もしノボと一緒なら、「おい、オマエの投げろや」と言うてしまうだろう。
 
 というわけで、おんぼろバイクでもオラ頑張る。

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メンテナンス


 王滝で優勝する予定のMTBなので、きっちりメンテしておく。
 
 PEANA2アニキのTOJ美濃ステージレポートでもあったけど、プロの自転車はみんなピッカピカだそうだ。プロのメカニックが付いておられるので当然っちゃあ当然だが、やっぱり1回のレースに対する思い入れとか意気込みとかがハンパじゃないってことだ。我々シロートは走行中にチェーンが外れようがサックしようがブログのネタになるぐらいのモンだが、プロは死活問題である。そらピッカピカで然るべき!
 
 というわけでワタシも一応メンテのプロなんで、ピッカピカにしておく。
 
 しっかし、走る前にスプレーして、ドロンコのままホースで洗車して、さらに上からスプレーしまくって・・・・という使い方を続けてきた我が愛車のチェーンとスプロケはコテコテのドロドロである。普通ならガソリンにしばらく漬けておいたらキレイになるのに、ブラシでゴシゴシこすっても汚れが落ちない。指取れるかというぐらいウエスでゴシゴシしてピッカピカにした。
 

 ついでにだいぶ薄っぺらくなってたフロントのブレーキローターも交換。しかも新しいのは放熱の穴が多い!コレでハードブレーキングも安心!どっからでもかかってこんかい王滝!
 
 『速いヤツは荷物が少ない』
 これは去年の王滝で感じたことだが、今年はそれにもう一つ追加したい。
 
 『速いヤツはバイクがキレイ』
 抜き去り際にピッカピカのリヤカセットを見せつけながら走るのだ!
 
 しかしココまでキレイにすると乗るのもったいない・・・・。