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久しぶりのラン

 体調はほぼ回復。しかし長かった。大人になってからあれだけ体調不良が長引いたのは数年前のノロウイルス以来である。あれも三日三晩下痢と発熱が続いたが、今回は1週間続いた。しかも未だに両肩辺りに少し関節痛が残っている。改めて健康のありがたさに気が付いた次第である。
 
 というわけで休みとは言え、自転車で遠出することが出来ない。C59ではペダルを踏み込む側とは反対の腕を引く動作を繰り返すことで推進力を得るので、肩の痛みをかばいながらではどうしても楽しくない。軽いギヤでクルクル走るのもいいけど、C59はやっぱりフレームの剛性をフルに活かしてペダリングするほうが楽しいのだ。
 
 CXバイクではついつい未舗装路に入りたくなるし、TTバイクに乗るようなテンションでもないし、あーだこーだとノロノロしていると時間がなくなってしまい、ヨシそんなことなら久しぶりにランニングでもしようかと思い立った。赤川鉄橋がいよいよ今日と明日で通行止めになるので、最後にランで渡っておこう。自宅から毛馬に回って桜宮高校を過ぎて赤川鉄橋まで。
 
 赤川鉄橋の鉄板の上は独特のバウンド感があり、ランのペースが上がる。
 
 この赤川鉄橋を軸にして、様々な距離のランニングコースを構築することができた。豊里大橋、100円橋との距離がほぼ等間隔で、どの橋を渡って周回すれば望みどおりの走行距離になるかということが容易に計算できたし、何と言っても渡っている最中に貨物列車が走って行った時のあのド迫力は、大人になった今でもドキドキする。
 
 高校時代は豊里大橋と赤川鉄橋を利用したぐるり1周約6kmのコースを「巡り」と名づけて何度も走らされた。当時は鉄板敷きではなく木の板だった。あのギシギシ感と浮遊感のスリルは今でも忘れることができない。足元の板の隙間から、夕日を照らす淀川の流れが見えた。川の中州にはホームレスの家が点在し、どうやってこんなとこに家を建てたんやと思ったものである(ちなみに今もある)。
 
 赤川鉄橋の貨物線はJRおおさか東線となって復活するようである。完成すればまた歩道橋が整備されて渡れるようになるかもしれない。何年後かわからないけど、またここを渡れるようになったら、ランニングの練習に利用させてもらおうと思う。
 
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なにわ淀川ハーフマラソン2013

 3月17日(日)、なにわ淀川ハーフマラソンに参加してきた。何か目標が無いとダラけてしまうので、マラソンは卒業したと言いながらエントリーしたけど、やはり練習には身が入らず(笑)、10km前後の距離を6分ちょっと/kmぐらいのゆっくりとしたペースでしか走っていなかった。
 
 ハーフマラソンと言うと自分の中では2時間を切るか切らないかが大きな壁で、もちろん今回も2時間切りを目標にしていた。だけど21kmを2時間以内で走るとなると、1kmあたり6分以内で走り続けないといけないわけで、そんなスピードで練習していないから、今回はちょっと無理かな~なんて思ってた。だからもう今回の作戦は、お得意の「イケるとこまでイク」作戦。周りのペースと雰囲気に引っ張られながら根性でついていくという、いかにもアホっぽい作戦である。
 
 コースは全て淀川北岸の平坦路を往復。普段南岸で練習している者としては完全アウェーである。しかも一度下見に行ったときに懸念していた“砂利道”が時折現れる。何を隠そうワタクシ、路面の変化にはめっぽう弱く、アスファルトならアスファルト、平坦なら平坦続きでないとガックシペースが落ちてしまうという特徴を持っているので、ペースの一件と合わせてそちらも不安材料。まあともかくやるしか無い。
 
 スタートは特に大きな混乱や渋滞もなく、すぐに自分のペースで走り始めることができた。周囲は自分の中ではちょっと速いかな~ぐらいのペースで進む。最初の1kmは5分47秒。次の2kmでは10分42秒。3kmで16分00秒。周りに引っ張られるお陰で順調に2時間切りに向けて貯金を稼いでいる。いつまでもつかわからないけど、とにかくこのペースでイケるとこまでイッておいて、元気なうちに貯金を貯めよう。
 
 自分のペースに合う人を見つける。Tシャツの背中に、「苦しくても 前を向き 止まらずに 凛と走れ」(だったと思う)と書いてある人を目標にした。この人のお陰で走り続けられたようなもん。ありがとうございました。抜きつ抜かれつのデッドヒート(?)を繰り返しながら距離を稼ぐ。
 
 15km地点までは必死でついて行っていたけど、あと5kmぐらいのところから懸念していた砂利道コースが始まった。舞い上がる砂埃、油断すると捻挫するかもしれないぐらいの大きな石ころ。蹴った足が滑るほどの深い砂地もあって、ここからペースがガタ落ち。目標の人にも置いていかれた。序盤の貯金をチビチビと使いながら、なんとか6分/km前後を維持し続ける。
 
 残り3kmではもう脚も痛いしアカンかな~と諦めかけるも、とても美人な女性を見つけてちょっと復活。美ジョガーの尻を追いかけながら頑張った。ゴール手前50mでは、隣にいた私と同じくヘロヘロの背の高いニーチャンがスパートをかけたので、こちらもやり返す。ゴールスプリントには自信があります。ゴール手前2mで抜き返してゴール(笑)!1時間55分でした。よかった~、2時間切りできた~。
 
 正直あんまりランニングのことは好きにはなれないけども、ハーフマラソンぐらいならこれからも続けてもいいかなと思う。2時間切るぐらいの脚はやっぱり維持し続けたいし、何よりもああいう非日常な大会の雰囲気には、定期的に浸っていたいと思う。独りで走っていては絶対に発揮されない、自分の中にある隠されたチカラってのを、まさに自分の身を持って知ることができるのは貴重な体験だと思う。
 
 十分な練習もしていないというのに、今回辛うじてではあったけど一応2時間切りできたことは、ランナーとしての実力は上がってきているのかなとも思う。あくまで私はサイクリストだけど、自分の記録に対して一喜一憂するのはどのスポーツでも同じ事だし、スポーツしない人からみればそんな“しょーもないこと”にでも喜んだり憂いたりすることのできるのは幸せなことだと思う。
 
 スタート前に話しかけて来てくれたベテランランナーさん、途中まで引っ張ってくれたTシャツの方はじめ周囲の方々、その他大勢の大会関係者さん、ボランティアさん、どうもありがとうございました。

20km走ってみた

 自宅から高速の下で豊里大橋まで行き、そこから堤防沿いに毛馬まで。毛馬から大川沿いで大阪城にデンして自宅までの約20km。2時間15分ぐらいかかった。まあ現段階で2時間切れるとは思ってないし、そもそも20kmも脚がもつのかどうかを試したかったのでのんびりと。
 
 去年、一昨年とマラソンを一生懸命頑張ってたころに比べると、脚の痛くなる部分が変わった。補給のタイミングもずれてるし、大阪ハーフで2時間切った頃のつもりで走ったらとんでもないことになるだろう。それがわかっただけでも良かった良かった。
 
 久しぶりに大阪城公園をぐるりと走ったけど、祝日ということもあってランナーさんがとても多かった。いつも練習コースにしている河川敷だってランナーさんはいることはいるけど、ほとんどが高齢者のような気がする。その点大阪城公園には垢抜けた若い女性がたくさん走っていて、しんどくてもちょっとペース上げてしまうもんである。
 
 我が家から大阪城公園へは信号をひとつも通らずにノンストップで行くことができる。大川沿いは川面に大阪の橋やビル群が映り、春になると桜並木が綺麗で、とても風情のある道のりで個人的には気に入っている。
 
 ところが毛馬から豊里大橋までの淀川沿いは、大川沿いとはガラリと雰囲気が変わる。都会と自然が織りなす美しい風景から打って変わって、堤防沿いの古い家屋、野良犬と暮らすダンボールのおっちゃん、錆びた鉄橋、ブルーギルの死骸、定期的に登場するうっとおしい車止め、汚い簡易トイレ、年中走る工事車両など、そこには風情や情緒を感じる猶予も無く、だたひたすらに日々の生活に追われる庶民の縮図があるように思う。
 
 そして何を隠そうこの私も、そんな“淀川沿い”で生まれ育った人間である。だから、大川沿いをランニングする時は、時間と気持ちに余裕がある休みの日だけで、家事や仕事の合間を捻出して走る時は、「同志」のいる淀川沿いなのだ。別に決めたわけじゃないけど、そういえば自然にそうなってたなあと、走りながら気が付いた次第。
 

ラン10km~ローラー60分

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 5時起床5時半出発。自宅から河川敷、豊里大橋~赤川鉄橋1周コースから脚を伸ばして桜宮高校前を通り毛馬へ。大川沿いで帰宅の約10km。1時間以上かかった。まあスピード練習ではないから別にいいけど、せめて1時間は切りたいな。
 
 帰宅してから家事をこなし、家族が全員出払ってから部屋ローラー。おかずは録画しておいた『トランスフォーマー』。毎週テレビでやってるCGアニメのトランスフォーマーは子供と一緒にタマに観てるけど、実写版(とはいえCGが多いw)映画は初めて。なかなかおもしろかった。
 
 やっぱりスポーツカーがカーチェイスするシーンに熱くなってしまうのは私がスーパーカー世代だからだろうか。派手なカーチェイスの末にロボットに変形して闘うんだから、男の子が萌える要素がぎっしりである。特にバンブルビーが化けるカマロがカッコ良すぎ。思わず中古車の値段を調べてしまった(笑)。
 
 クルマが好きなんだなと改めて思う。アメ車には縁もゆかりもないが、それでも一度は所有してみたいと思うあの魅力はなんだろうか。当然買ったからには燃費など考えずにブンブン転がさないといけない。メンテナンスもできる広いガレージも欲しいし、それなりのファッションもしたいし、できれば助手席に美女も欲しい。
 
 私のような庶民には到底手の届かない生活環境が必要だ。クルマそのものの魅力もさることながら、クルマを所有するにあたってのそれら全ての環境に憧れるのだろう。どれかひとつだけなら達成できないこともない。カマロの中古車はちょっといい国産車並の値段で売っている。だけどそれはなんか違うんだよなー。トータルコーディネートしてこそなんだなー。
 
 やっぱり日本人にはFIT(笑)。なんだかんだ行ってFITが一番なんだ。宣伝ちゃうよ(笑)。次回のトランスフォーマーは日本車が変形してくれたらいいのにな。ヒットしないかな(笑)。

習慣

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 ここんとこずっと朝5時に起床して、朝食前に1時間弱ほどランニングするのが定着しつつある。いつもは6~7kmぐらいのコースだが、先日の土曜は休みだったので12km、今朝はちょっとペースを上げて9km走った。3月のハーフマラソンに向けて練習である。
 
 まあ今更ベストを狙ったりするつもりはないけど、せめて2時間は切りたいし、21kmぐらいは走り続けることができるカラダにはなりたい。この冬で体重が増加してしまったのでダイエットの意味もある。とにかく仕事でも休日でも朝5時に起きて活動するという、この定着しつつある良い習慣を途切れさせたくない。がんばろ。
 
 
 愛用していたNIKEは引退。asicsを買った。バリバリの競技用というわけではないのでNIKEよりも少し重いけど、クッション性が良く足の裏が痛くならない。靴紐をしっかり結んだとき、NIKEは両側から締め付けられるような感じで血の巡りが悪くなったが、asicsはならない。日本人向けということなのだろうか。ただ、NIKEのほうがスピードが出る。靴裏のパターンがそうさせるのかどうなのかよくわからないが、地面を蹴ったときに推進力に変化しているのを感じるのはNIKE。もしかしてウォーキング用のを間違って買った!?いやいやランニング用って書いてたし…(笑)。まあ脱ぎ履きしやすくて気に入ってます。これでしばらく頑張る。

選挙からのRUN、そしてスケボーへ

 7時からの投票ということで、7時過ぎに近くの小学校へ。息子が通う小学校であり、先日もちょっとした発表会でこの講堂には来たことがあるが、土足でも入れるようにビニールシートを敷き、長机をたくさん置いて、関係者の人々の苦労は毎回毎回大変だろうなと思う。
 
 そんな割には戦後最低の投票率だったそうで。。。まあインターネットがこれだけ普及している昨今、わざわざどこかへ出向いて投票用紙に鉛筆で直筆し、自分の手で投票箱に入れるという、こんなアナログ中のアナログな方法がナウいとは思えん。
 
 で、投票後はその足で少しランニング。帰宅してから息子と一緒にスケボー。息子くん、なかなかスケボーの筋がよろしいようで、今はペニーみたいなオモチャスケボーだが、しっかりしたモノを与えれば上手になるのではないかと親バカ思想が早くも発動。各地のスケボー専門店をチェックしている最中である。
 
 しばらくスケボーで遊んでから、家庭内所用の為に鶴見イオンと茨木イオンをハシゴ。なんだかんだ言って毎週イオンへ行っている気がする。相変わらずものすごい人だかりで、駐車場に出入りするだけでもものすごい時間がかかってしまう。なのに人は何故イオンに向かうのか?日本復活へ向けてのキーがここにあるのかもしれない。
 
 イオンにはムラサキスポーツが入っていて、ムラスポと言えばペニースケボーをはじめ、今流行のプラスチッククルーズボードが置いてある。最近私と息子がスケボーで楽しそうにやっているのを見て、当然のことながら真ん中の娘(こころ5歳)も「やりたい」「欲しい」と言い出している。
 
 カラフルなペニースケボー。女の子らしくピンクが欲しいようで、店頭でピンクのペニーを見つけるなり、リアルに地べたに寝っ転がって泣き出す始末。確かにPOPで可愛いカラーリング。女の子ならずとも欲しいなあと思う。だけどサンタさんに手紙を出した後である。もう遅い。そんな時間の流れの諸行無常さを、子供なりにかみ締めてくれたらパパはそれでいいのだ。
 
 そんなこんなでいつものようにバタバタの日曜日は終了。正直どこの政党がどうやというアレはないが、こんな日常がいつまでも続くといい。

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ふたご座流星群

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 帰宅してからランニングしようと靴を履き替えたがなんだか気分が乗らず、ランニングはやめてスケボーに(笑)。いつもの6kmランニングコースをスケボーで走ってみた。とはいえまだまだ下りや段差などをスムーズにクリアする技術がないし、公道や歩道は危ないのでそれらのステージはスケボーを小脇に抱えてランニング。内訳で言うとスケボー4km、ランニング2kmぐらいかな。まあ“せんより(しないより)マシ”程度の運動であり、“せんでも(しなくても)一緒”ぐらいのもんである。
 
 平坦路では随分安定してプッシュできるようになったが、少しでも路面が荒れてたり段差があるとへっぴり腰になってしまう。障害物に突っ込むある程度の度胸がないと、こういうモノは上手くならないのだろうなとは思うけど、コケて怪我するリスクなんかを考えると腰が引けるのは当然のこと。40に手が届く年齢にもなると、新しいスポーツ技術を身につけるには相当の覚悟と度胸が必要なのだとわかった。
 
 とはいえいつもなら飽き飽きして走るコースが、スケボーで走ると新しい道のように思えて楽しい。ランニングでは気付かない、こんなトコに段差があったんだなとか、結構アスファルトが荒れてるななんてことが発見できたりして。やっぱり男の子は新しい乗り物が好きなんやね。
 
 
 
 ところでこの日はふたご座流星群が良く見えるという。流れ星なんてしばらく見てなかったからタマには眺めてみようと夜中の2時過ぎに起きてベランダから夜空を見上げる。なるほど新月ということもあって、街灯が光る街中でも結構いろんな星が見える。特にオリオン座と木星がよく見えて、しばらくその辺りを眺めていると、一筋の明るい光がピューっと走っていった。
 
 馬鹿馬鹿しいと思いながらも、ついつい「家族の健康・家族の健康・家族の健康・・・・」と唱えてしまう。「宝くじ当選!」とか「商売繁盛!」とか色々願いはあるけど、順位を着けるならやっぱり家族の健康なんだな。たとえ6億円当たっても、その後に子供が不治の病にかかってしまったら、逆に6億円当たったことを恨んでしまうかもしれない。波風立てずに、平穏無事に、年月を重ねていきたいもんだな~と考えていると・・・・
 
 またスーーっと明るい光が流れていった。ほんと1秒もないぐらいの時間だけど、流れ星ってこうも美しかっただろうか。寝静まった町中で、自分だけが静かに流れ星と対話しているかのようで、とても充実した時間だった。
 
 

Run~Skateboard

 昨晩は帰宅してから先日と同じコースを逆回り6km。初日よりは軽やかに走れたように思う。平均ペース6分/kmで安定してたし。
 
 しかしまあランは面白くない(笑)。運動をし始めてから「面白い」とか「気持ちいい」とか感じる領域に入るまでが長い感じがする。性格に合ってないんちゃうかな。じゃあやめろよという話ですが、これをやめたら人生そのものがダメになる気がするので続ける。嫌なことでも続けていくうちに、その中に楽しさを見つけられる能力というか、それに似たものが備われば人生で得するように思う。
 
 
 で、今朝はいつものようにスケボー練習。ついに子供たちは飽きてしまったのか5時には起きなくなった。寝る前は「スケボー行く!」なんて言うくせに。まあ良い。パパひとりでもやってやる。
 
 というわけで近所の運河沿いの道で練習。乗り始めて5分もすれば慣れてきて、ちょっとした下りでも乗ったまま通過できるけど、まだまだ路面変化や段差への対応や、思い通りにコントロールするところまではいかない。降りた時にテールを踏んでパシッと掴む技も、簡単そうで意外に難しいのだ。ヘタしたら突き指する。
 
 これに乗ってコンビニ行ったり近所に出掛けたりするのはまだまだ先だな。とはいえ30分も乗ってると汗をかく。軽い朝の運動としてはイイんじゃないかと思う。


 こういうタイル敷きの道はコトコトコトコト・・・・という振動が足裏にクルのでこそばい。

走ってみた

 目標が無くて日々ダラダラしがちだったので、3月17日の「なにわ淀川ハーフマラソン」っていう大会にエントリーしてみた。12月にはシクロクロスに出るつもりではいるのだが、1戦のみのスポットだし、まあ言うてもこのレースでは本気で上位とかタイムとかその他何かを狙うというようなスタンスでもないので、正直あんまり入れ込んではないのだけど、ハーフマラソンと来ればそうもいかない。
 
 私もフルマラソンを遅いながらも完走した経験から、やはりランをナメてはいけないという意識はものすごくついた。たかがハーフといえどもこれは真剣に取り組まないと、膝を壊したり足首を痛めたりする可能性があり、良かれと思って再開させたマラソンが自転車活動の足を引っ張る結果にもなりかねない。
 
 というわけで昨晩仕事から帰宅してから、久しぶりに近所を流してみた。約6kmを約40分ほどかけて。
 
 夏に比べたら体重が2kgほども増えてしまっているのでやはり体が重く感じる。脚にかかる負担が大きいのがハッキリわかり、軽やかに走るという姿には程遠い。遅くてもいいからなるべくフォームを崩さないように意識して、体にランニングを思い出させるかのように恐る恐る。
 
 これからゆっくりと距離とスピードを上げていきたい。

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奈良マラソン2011

 早く終わって欲しくてたまらんかった奈良マラソンは滞り無く終了した。
  
 体調を崩してから2週間もまともに走ってなかったので練習不足だったが、前日からのアミノバイタルプロ摂取や、過剰とも言えるカーボローディング・グリコーゲン補給により、なんとか走り切ることができた。
 
 スタートしてすぐはどうも調子が出ず、朱雀門での折り返しまではイヤやな~もう帰りたいな~と思って走ってた。アミノバイタルプロ飲み過ぎたせいかトイレが近くて、スタート直前にトイレに行ったのにもうすでに膀胱が破裂しそう。ちょっと並ぶけどしゃーないわと思って7km地点でトイレ休憩。そしたら少しカラダが軽くなってペースが上がる。
 
 10km地点で1時間以上かかってたので、これももう少しペース上げて後半タレる分の貯金をしておかないと5時間切りは難しいと判断してキロ5分ぐらいに上げる。ひたすらまっすぐで平坦な道を延々と走る。普段淀川河川敷を走ってる者にすれば得意なステージ。自分ではなかなかハイペースで走ることが出来た。
 
 思ったより早く15km地点を通過し、窪之庄交差点を左折していよいよ天理までの登坂開始。ここまで調子が良かったのでそのペースを維持してぐんぐん登り続けるも、20kmを越えたぐらいで左膝に痛みが出てきた。あんまりこんなとこが痛くなることってなかったのだが、やはりこの強烈な坂道でダメージが蓄積していたのだろう。かばうように走っていたらどんどん脚が痛くなってきた。
 
 ここは焦らずにトイレでも行ってストレッチしようと5分ほど小休止。脚を伸ばして筋肉の痛みはマシになったが、冷えたせいか膝の痛みは増してきた。持ってたアミノバイタルプロを飲んで意識を騙す。膝なんか痛くない痛くない…。しっかしこのアップダウンはツライ。辛すぎる。しかも天理市街地に入ってから幾度も幾度も交差点を曲がらされ、精神的にもカナリ参ってくる。
 
 そんな頃に現れるのがきうちん選手(笑)。太鼓を叩いて叫ぶでもなく、並走して肩を叩いてくれるでもなく、腕を組んで突っ立って、「マエさ~ん、がんばれ~」と言うだけ。しかしそれがありがたいと思えてくるのだから、どうやら私の精神もこのあたりで壊れてきたようだ。
 
 なんとかかんとか30kmを越え、あと12kmを残した時点で手元の時計は5時間まであと残り……、わからん!時間計算ができん!もう2km進んで残り10kmになったら計算しやすかろうと2km我慢する。
 
 残り10km地点で5時間までに残された時間は1時間40分ほどだったと思う。この地点で3時間20分。あかん、こりゃ歩いたら絶対あかんわ。キロ8分ぐらいでもええから走り続けなあかんわ。痛い脚を引きずりながら歩を進める。歯を食いしばって必死の形相だったと思う。時間に追われ、えも言われぬ焦りから常に半泣き状態。今回ほどフルマラソンがツライと感じたことはない。
 
 それでも容赦なく続く小さなアップダウン。今年からこのコースが追加されたが、来年は去年のコースに戻してもらわないと参加者は確実に減るだろうと思うぐらいドSなコース設定である。もう鼻水なのか涙なのかわからんようになりながら走る。歩くな!とりあえず走れ!遅くてもいいから走れ~~!と、自分に言い聞かせる。
 
 気が付いたら40km地点。無我の境地で走り続けた。しかし無我の境地を脱するにはまだ早かった。残り2kmは時計との戦い。
 
 あと1km!残り時間は約10分!
 
 いける!5時間切りいける!
 
 あと500m!残り6分!イケる!
 
 ゴール前で有森裕子が前に来てハイタッチしてくれたが、どけ!邪魔や~~!
 
 いやまあハイタッチしたんだが(笑)。 
 
 
 4時間58分20秒~~~~!!!
 
 
 スーさん、鈴ひろさん、お先にサブ5達成させて頂きましたウケケ。
 
 スタッフの皆さんどうもありがとうございました。応援の皆さんもありがとうございました。
 
 フルマラソンはもうお腹いっぱいです。