北摂方面はイイ。
大阪市内で暮らし、奈良方面へ仕事に出かける私としては、やはりどう考えても生駒山系とは切っても切れない関係である。清滝峠や十三峠などは生駒山系をホームコースとするサイクリストにはメジャーな峠であり、さらには暗峠などというとんでもない斜度の坂道まであり、ハナシのネタには事欠かない山脈である。
そんなネタ集めに翻弄する言わば“色モノ”好きローディーが集まる生駒山系とは一線を画し、比較的斜度が緩く距離を長く取ることのできる北摂方面は、本格派ローディーの集まる聖地であり、生駒山系で育った私としてはどうしてもアウェイ感があった。
しかし休みの日にゆっくりライドでもしようかとサドルに跨る際、いつも通勤している生駒山系ではつまらないので、ちょっと趣向を変えて久しぶりに北摂方面にでも行ってみるかとなる。
そういう気分のときは、上下揃いの柔軟剤の香るキレイなジャージに身を包み、北摂方面の本格派ローディーに出会っても恥ずかしくないないような、つまり「あ、こいつは生駒山系やな」というのがバレないような格好をするのである。
自宅からせっせと北上し、勝尾寺を登って高山公民館前。さらに北上して豊能町役場を右に曲がって茨木市まで一気に下るという40マイルちょっとのコースは、まるで上質なワインを楽しむように、強すぎず、物足らなさすぎず、芳醇な柔軟剤の香りとともに、ローディーとしてのレベルが一つも二つも上がったような感覚であった。
これからは、北摂もホームコースとして、勝手に愛していきたいと思う。
「ロード」カテゴリーアーカイブ
琵琶湖にデンライド
アクティビティログを確認すると1ヶ月半も乗っていない。そろそろ季節も良くなってきたので乗らないとなあと思っていたところにイノウエさんからお誘い。“底”な気分のカンフル剤になればとゆるい気持ちで参加してみた。
メンバーはイノウエさん、木本さん、テンパパ、そしてNAMくん。蒼々たるメンバーである。このメンバーが一緒に走ってノンビリペースになるはずもなく、途中途中での駆け合いっこでは木本さんはおろかイノウエさんにも置いていかれる体たらくで、心肺筋力ともにどん底であることを自他共に確認。
気持ちとカラダがちぐはぐな、なんだか気持ち悪く楽しくない序盤であった。和束の休憩でようやくその両方がリンクしだしたのだが、落ちた筋力はどうにもできず、その後も頻繁に起こる駆け合いは見送るのみ。ただただ淡々と距離を重ねていく。
しかし私は本当に幸せ者である。本来ならば「自転車に飽きたヤツ」と見なされて、声すらかけてもらえないほどの「無接触・無関心っぷり」だったのにも関わらず、こうやって何かにつけてお誘いいただき、そして久しぶりに自転車に跨っている私を見て喜んでくれている。
私の精神や身体がどうなろうとも、このメンバーがいれば自分自身の中立点を確認することができるし、引っ張り上げてくれることも、引っ張り戻してくれることもできる。安心して自分の気持ちの赴くままに、やりたいことをやり、やりたくないことをやらないという選択が可能である。
どうもありがとうございます。。また走りましょう。。
愛人
ちょっとアンタ。
最近腰が弱くなってきたわね。アタシがアンタのところへやってきたのはアタシを満足させてくれる腰を見込んでのことだったのに、ほんとガッカリだわ。
昔は毎日アタシに乗っかってくれて毎日カラダを磨いてくれていたのに、最近はホコリをかぶっていても見向きもしてくれないわね。
釣った魚にエサをやらない典型的なオトコね。本当のPLAYBOYは常にオンナへの気配りを忘れないものよ。もう本妻に戻ったらどう?箱に入れて大事に仕舞ってあるんでしょ?時々構ってやらないと錆びてきちゃうわよ。
アタシ?アタシはもっと強いオトコのところへ行くわ。そうね、中原くんなんてどうかしら。彼ならきっとアタシを満足させてくれるに違いないわ。え?中原くんはチャイナ専門?残念だわ。
何よ。珍しく今日はアタシを引っぱり出してどこへ行くつもりよ。どうせ仕事でしょ?たまには違う所も走ってみたいわよ。本妻とは何度も沖縄に行ってるんでしょ?いいわね。アタシも連れてってよ。
え?ハワイ?ホノルルセンチュリーライド?
本当!?
きっとよ!いつか必ず連れてってよ?約束よ!
仕方ないわね・・・。もうしばらくアンタといてあげるわよ。
また写真?そうやってアタシの写真ばっかり撮って楽しい?大した構図でもないし、ほんとただのオタクね。
ちょ・・・ちょっとアンタ!!
インナーローじゃないの!
やめてよー。昔のアンタならどんなにヘロヘロでもアタシが一番キレイに見えるアウタートップで撮ってくれてたじゃないのよ!ほんとデリカシーが無いわね・・・。
木馬ビワイチ!
何年ぶりか忘れてしまうぐらいのビワイチ。木馬イベント参加も久しぶり。行く前には台風どうのこうのとか、子供が発熱どうのこうのがあったが、終わってみれば全て問題なし。健脚組ロングコース約180kmを無事に走破することが出来た。
ノーマルコースに追加された部分は湖北の奥琵琶湖パークウェイ。何年か前から西側からの一方通行になってしまい、多くのビワイチサイクリストが選ぶ左回りルートでは同じ所をもう一度走らないといけなくなった。そんな理由からサイクリストに(かどうかはわからないが少なくとも私には)敬遠されつつあった奥琵琶湖パークウェイを登ってきた。
ロングコース組には厳ちゃん先生をはじめ脚の揃ったメンバーがおり、パークウェイでは抜きつ抜かれつの楽しいヒルクライムができた。下ってからはノーマルコース組を追いかける形となり、マキノ~今津区間はただひたすら下を向いて漕ぐだけのツライ区間となったが、それでも秋の鈴鹿で組むことになっている木本さんと先頭交代をしながらのプチトロバラ練習もすることができて良かった。
彼はなぜかブロックタイヤのシクロクロス車での参加で、明らかにロードバイクよりしんどいであろうそのバイクでグングン前を引く姿は大変頼もしかった。鈴鹿もこの調子で引いてもらいたいものである。
全ての行程がタイムスケジュールの約5分から10分ほど前倒しで進み、おかげで予定よりも早く帰宅することができ、家庭持ちサイクリストとしては嬉しいイベントとなった。のんびりしているイメージだったが、皆さんイベント慣れしたのか休憩や集合がとてもスムーズで、逆に私がアタフタしてしまうぐらいであった。30人以上の人数をここまでスムーズに動かすことのできる運営には脱帽である。
画像は厳ちゃん先生から拝借。奥琵琶湖パークウェイ頂上にて。多くのモーターサイクルライダーがおり、その一人に撮って頂いた。実は私もそろそろあっちの人になりたいのである(爆)。
そうそう、最後になったけど、SWANSの山本光学さんが今回も同行して下さり、私は下の画像のサングラスをほぼ一日中お借りして走った。あいにくの曇り空だったので日差しの遮り等のテストはできなかったけど、このグラスはとても気に入った。
レンズが上下に大きく、フレームレスなので下ハンを握った状態でも視界にフレームが入って邪魔することがない。TTバイクでDHポジションを取るときにとても気になっていたのである。風の巻き込みもなくコンタクトが乾かないのもイイ。通勤ライドが多いので朝も夜も使えるレンズが欲しかったのである。ヘルメットと一緒にGET予定。
皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。
良い季節
今日は少年野球のお手伝いでクルマが必要なので自転車通勤。情けないことに自転車通勤の頻度も激減し、あ~今日もクルマに乗ってしまった・・・・とか思いながらエクスペンシブなガソリンを燃やし続ける日々である。
清滝峠に差し掛かると見慣れたジャージの集団が。回転木馬の面々である。聞くところによるとマスオさんが全員のケーキを奢ってくれるとのことで集まったそうだ。20人ぐらいいてるがさすがマスオさんである。私も仕事などほっぽり出してマスオ練に付いていこうと思ったがギリギリのところでとどまった次第。
しかし季節は随分進んで峠の頂上で休んでいると寒いぐらいになった。毎年夏の終わりにはセンチな気分にもなるものだが、今年はそんな暇もないぐらいだ。自転車乗りには大変良い季節で、先週も北摂方面へ走りに行ったが平日だというのにローディーが大変多い。中でも女性が急増したように思う。
すれ違いざまに挨拶をしてくれるのだが、やはり女性の声で「こんにちは」などと言われると、ついついペダルを踏む脚にもコンドロイチンである(意味不明)。木馬メンバーにも私の存じ上げない女性がたくさん増えて賑やかになった。できれば回転木馬のレジスターも賑やかして欲しいと願うばかりである。
涼しくなった
鈴鹿TTは既書の通りDNSとなった。しかしこのまま夏が終わってしまうのはなんだか寂しい。ということで、秋の鈴鹿にトロバラにエントリーすることとなった。このまましれーっとフェードアウトしてしまいそうだった今シーズンの自転車ライフに、待ったをかけてくれた仲間たちへ感謝の意を表明したい。
やはりレースという目標があるとモチベーションが上がる。鈴鹿トロバラは2人一組で10周も走らないといけない。約60kmである。これはたった(?)3周のチームTTとは少し勝手が違う。イッパツのスプリント力よりも持続力であるとシロート判断し、まずはカラダを絞り込もうと昨日はLSDの旅に出てきた。
お得意の宇治~天ヶ瀬ダムド平坦コースである。朝7時過ぎに出発したが走行中は暑さでうだるようなことはなく、随分涼しくなったなあと感じた。しかしとにかくカラダが重い。スムーズに速度が上がらずイライラしがちだったが、まあ腹を立ててもしょうがないのでじっくりじっくりペダリング。高くなった雲などを眺めながら90km。気持ちよかった。
これぐらいの距離でロングと言ってしまうのは少々恥ずかしいが、今の私にとっては十分ロングである。走っている最中も、少しでもお腹が空いたような感じ(勘違いかもしれない)があるとすぐに補給ストップしてしまいそうになったり、どうも自分のスタミナと距離の感覚がずれてしまった感じがする。まあこういうカラダとの対話もロードバイクの醍醐味でもある。
レースは11月。満足のいく走りができるように、出来る限りのことはしたい。
十三峠通勤with西やん
ここんとこ日記に西やんの登場回数が多い。交友範囲が狭いのではないかと思われてもアレなんだが、実際狭いので如何ともし難い今日このごろ。
昨日の朝練の別れ際、翌日の通勤アシストを依頼したのは確かに私だったのだが、まさか十三峠廻りでのアシストを西やんから申請されるとは夢にも思っていなかった。朝9時に申請メールを受け取ってから、OKメールを返信したのはなんと17時。腹をくくるまで8時間もかかってしまった。
それほどまでに私は十三峠が苦手である。
530にいつものケンタッキーに集合、大竹7までは約50分程度で着いた。この大竹7交差点に来るたびに、
「ああ~ついに来てしまったか~」
と思う。ここまで来たら登るしかないわけで、どう考えてももう逃げられない追い詰められ感というか迫り来る感というか、恐怖感にも似たとにかくなんとも言えぬ感覚になる。大竹7付近には民家が数件あるが、私ならこんなところには絶対住みたくない。毎日こんな気分で暮らすのはゴメンである。
とにかく登り始める。以前登ったのはいつだったか思い出せないが、以前よりも確実に斜度が上がっている。この峠は生きている。日に日に斜度が上がり、一部区間にある(と言われる)平坦部分は完全に登り坂になっていた。あと数年もすれば登坂不可能になること間違いない。
22分という、どこへ出しても恥ずかしい驚愕のタイムを要して登頂。安易に十三峠を申請した西やんの表情にも後悔の色が見える。これでしばらくこの峠を登ることはないだろう。頂上駐車場にお別れを言ってそそくさと平群方面へ下山。
広域農道のアップダウンでもがき合いなどしながら富雄まで来てくれた西やんに感謝。久しぶりのコルナゴは軽かった。しかし自分が重い・・・・。
西やんが通勤アシストに来てくれました。
700に緑1交差点のケンタッキーで待ち合わせ。開店前なのでカーネルおじさんは店内に仕舞われている。毎日仕舞われるようになったのはいつからだったろうか。つまらないイタズラ対策のために、おそらく軽くはないであろうあの巨体を毎日抱きかかえている店員さんの苦労を思うと涙がちょちょぎれる思いである。
気を取り直して西やん先行で通勤アシストスタート。38ぐらいで引っ張ってくれて、西やんも脚が戻りつつあるのかなとウキウキしながら付いて行く。ところが巣本交差点辺りでガックリとペースが落ち、
「もうアシスト終了です・・・・」と申告してきた。
通勤アシストどころか、通院アシストかと思うぐらいの蒼白な顔で言うのでちょっと心配になったがそのまま私が先行して清滝に突入。序盤から西やんはお疲れモードに入っているので見捨てる(笑)。
その代わりそこそこのペースで登る見知らぬローディーを発見したのでこちらを急遽アシストとして利用して、TTバイクとしてはまあまあの好タイムを出すことが出来た。今シーズンは自己ベストが出るかもしれない。
西やんは来週から1週間ほど出張があってライドできないそうだ。なかなかうまく調子を上げることができないのでイライラしているかもしれないけど、無理に高度を上げて墜落するよりは、低空であっても飛行さえしていればいいさ。お互いまずは仕事を頑張ろう。
通勤アシストが来てくれました
昨晩、西やんからメール。
「通勤アシストいりませんか?」
自分から売り込んでくるとはどういう風の吹き回しだろうか。かれこれ約1年ぶりである。
しかし過去ログを見て改めて驚いた。西やんはこの時すでにフライトデッキ様を引退させていたのである。私のような一般ユーザーが大切に大切に使い続けたフライトデッキ様を、あろうことか“中の人”である西やんが早々に見切りをつけていたこの驚愕の事実。愛社精神は無いのか!と声高に叫びたい。
ともあれ7時にケンタッキー前集合。35ぐらいのペースで清滝入口まで引っ張ってくれた。
そう、入口まで。
登り始めるや否や「帰りたい」と発言。そこから私が先頭で引っ張り、つづら折れでは気配すら消え去ってしまった。どっちがアシストやねん!と声高に叫びたい。
まあシーズンはこれからである。梅雨入りすれば私のモチベーションだってどうなるかわからない。とにかく怪我や事故の無いように楽しんで乗れればそれでいいと思う。西やん今朝はありがとう。また来てね。
フライトデッキ引退
ついにフライトデッキ先生が引退した。正確には戦力外通告である。
取り付け当初から心拍を拾わない、スピードを表示しない、ペアリングが煩雑、電池がすぐ無くなる等イライラさせられっぱなしだったが、どうしてもシフトインジケーターだけが便利でガーミン先生との併用を続けていたのだった。
しかしハンドル周りにサイコンが2つもあるブサイクな状況はなんとかしたかった。ちょうどバーテープも汚くなってきたところだったし、巻き替えるタイミングで配線周りを修正し、ガーミン先生のマウントも導入してようやくフライトデッキ先生に引退して頂いた次第。
ハンドル周りがスッキリした上に新しいバーテープでテンションも上がり調子である。