先日、郵便局前の宝くじ売り場で夢と希望を購入している最中に、某人妻からメールが来た。なんでも、クリールというランニング雑誌の奈良マラソン特集で、私の姿がまあまあ大きく載っているとのことである。
フルマラソンに出場してからというもの、こういったお知らせをよく頂くようになった。新聞にも「載ってるで」と教えてもらったし、奈良限定の奈良新聞に至っては、3日間に渡って出場ランナー全員の名前と記録を載せるという、私にとっては若干迷惑(笑)なことまでしてくれている。
自転車イベントではこうはいかない。よっぽど上位に入ってエキサイティングな展開を見せるか、気の利いた仮装なんかでもしないと、なかなかこういう雑誌や新聞に載ることはない。大してパッとしない私みたいな記録でも、こうやって簡単にメジャーデビュー(?)することが出来るのだから、改めてマラソンというものが広く認知されているのだなあと感じた。奈良マラソンというイベントが全国のマラソン大会の中でも注目されていたということも大きいかも知れない。
合わせて、当然の成り行きで「自転車タレント」よりも「マラソンタレント」の方が、人気が高い。
私は自転車乗りなので、自転車タレントの名前を挙げろと言われたらスッと数人は出てくるが、一般の人ならまあ出てこないだろう。自転車にハマった芸能人は、どちらかというと芸能人としてはもう下火になってきた人が多いイメージさえある。シャ乱Qのま◯とにしろ、安田大◯ーカスの団長にしろ、昔のようにあんまり本業のほうで活躍しているという人は少ない。
反対にマラソンタレントというのは安定した人気を保っているように思う。ていうか、マラソンを始めたということで好感度がアップするタレントは多い。記憶に新しい、東京マラソンで死にかけた松村邦洋なんかは、あんなに太っているのにマラソンに挑戦するなんて大したもんだ!と思わなかったですか?私は思いましたよ。
安田美沙子も安定感漂う人気である。三代澤康司もマラソンのイメージが定着しつつある。森脇健児はちょっとアレだが(笑)。
そう考えると、高橋尚子の人気っぷりは頷ける。まあまあ可愛くて、しゃべりが達者で、なによりもマラソンがめちゃくちゃ速いとなると、我々のような一般ランナーに好かれないわけがない。
今日久しぶりに自転車通勤したが、早速無実の罪でクラクションを鳴らされた。サイクリストにも、ランナーのような認知度が欲しいものである。
もったいない
ローディーでありながら自転車に全く乗っていない。今月ももう半分になろうかという頃なのに、自転車通勤はたった1日のみ、今のところ月間走行距離52kmという驚きの中間報告である。
まあその代わりと言っては何だが、10kmほどのランニングはほとんど毎日続けている。高橋尚子の元コーチである小出監督によると、ランニングにより得られた筋肉は、1週間休んだら半分に、2週間休んだら全部なくなるとのとこ。せっかく死ぬ思いで42kmを走って培った“ラン脚”を、ゼロにするのはもったいなさ過ぎる。
せめて大阪ハーフまで、このラン脚を維持したい。フルを走れる筋肉が維持できれば、何度も言うようだがハーフなんでへっちゃらなハズである。だからしばらく自転車はいいのだ。これでいいのだ。
夜の7時過ぎぐらいから、淀川河川敷をホンダのツナギで走ってるのは私です(笑)。
次は大阪ハーフ
すっかりランナーになってしまった感があるが、奈良マラソンの次は大阪ハーフである。密かにコッチの方をメインに考えている。奈良マラソンはお遊び。まあお遊びにしてはダメージ大きかったけど。
前回の大阪ハーフではペースがわからず思わぬ展開となってしまったが、今回は同じ失敗はしない。前回の教訓を生かし序盤からソコソコのペースでいく作戦。後半にかけて徐々にペースを上げて、ゴール手前で夢のごぼう抜きであるウケケ。
絵に描いた餅で終わらないためにも、17kmほどの練習コースを新設定。後半ペースアップするビルドアップ走をふんだんに取り入れ、今までは脚が痛くて走れなくなっていた状況を打破し、「心肺で走る」カラダに改造したい。
なんせフルの半分である。かかっても2時間である。42kmを5時間も走ったのだ。2時間なんかラクショーラクショー。燃えてきたぜウケケ。
奈良マラソン2010
いよいよである。中学の頃からマラソン嫌いだった私が、ウケ狙いとモテ期狙いだけでダラダラと練習し、酔った勢いで申し込んだフルマラソンの本番である。会場はものすごい人で、少々カオス状態だったが、運営がものすごく良くて何事もスムーズに行ってる印象がした。
雰囲気に飲まれつつ朝9時にスタート。
作戦は『前半温存、後半爆発』である。テンションが上がってビュンビュン飛ばしていく人を、「後でぶち抜いたるからな~」と思いながら見送るガマンの走り。30km地点でみんなヘロヘロになっているのを横目に快走してやることだけを妄想し、とにかく黙々と距離を稼ぎ、しっかりと補給しながら走る。
スタートしてすぐ、高橋尚子が「みんな頑張って!頑張って!」とハイタッチしながらバビュ~~ん!!と走っていった。何食べてるんやろ。そういや納豆とひじきとレバーは毎日食べてると言っていた。真似しよ。
4.8km時点の給水所はパス。6km地点でカリカリ梅1個補給。折り返して新大宮付近のGSがバナナを配っていたので一切れもらう。11km地点の給水所で水をもらい、梅丹のドロッとしたナニカを補給。・・・・ああ~、もう何をどの地点で補給したかなんて忘れかけてる。もうそんなんどうでもええわ~。
相変わらず抜かされていく人数の方が多い。「今に見とれよ」と淡々と自分のペースを守る。30km地点に来たらこっちのもんじゃい。見とれよ~見とれよ~。せいぜい今のうちに飛ばしとけよ~。
約16km地点、窪之庄南を左折して、いよいよ天理に向かう上り坂の始まり。「よっしゃココからが本番や」と言い聞かせる。ただひたすらマイペースで歩を進める。意外と調子が良い。スタート前に飲んだアミノバイタルプロが効いている。これまでも水分などは定期的に補給しているので体調的には全く問題なし。脚も痛いとことか全然なし。非常に調子が良い。
でもまだ早い。ここでランナーズハイになって飛ばしたらオワリである。言うてもまだ16km。半分以上ある。まだまだや、まだまだガマンや・・・・。
等間隔にセンターラインにならんだボランティアの高校生が大きな声で応援してくれる。ほんとに心強い。応援で元気100倍になったらそれはマンガだが、それでも10%ぐらいは回復するのは本当だ。清志郎のメイクをして踊っている地元のおじいちゃんがいて、それにも元気づけられた。たまらんなあ~。
あと太鼓の音な。不思議と太鼓の音ってのは元気がでる。吹奏楽も良かったなあ。『負けないで』の演奏のときは立ち止まって聞いたろかなと思うぐらい。
しっかしこの山道はどこまで続くんじゃいというぐらい長い。果てしなく長い。コースマップでは「ここだけが難所やなあ」というぐらいの印象だったが、走ってみて大間違い。ここだけでも十分レースできるやろというぐらいに長い。で、この山道の途中に、半分の21km地点と、今日のポイントである30km地点がある。マラソンで一番心が折れると思われる半分の地点と、「魔物が住んでいる」と誰もが言う30km地点がここにあるのだ。奈良マラソンのコースを考えたヤツは間違いなく“ドS”だ。
当初ペースアップの予定だった30km地点が坂道だったので、アタック開始はちょっと遅らせて平坦になったところにしようと予定変更。平坦に戻るのはだいたい32km地点ぐらいだから残り10kmもあったらええやろ。ウケケ。のこり10kmぐらい屁ェである。なんせいつも練習で走ってる距離が10kmだ。小1時間頑張ったらごぼう抜きでゴールだ。ウケケケケケ。
そんなことを妄想しながら歩を進める。妄想のし過ぎでペースが徐々に落ちていることに気付く余裕すらなく・・・・・。
★心の会話
「よし、32km地点。残り10kmやぞ!」
「そ、そうやね・・・・」
「どうした?ペースアップするんちゃうか?」
「ま、まあもうちょっとあとでもええんちゃうか・・・・」
「そ、そうか・・・・」
「うん、のこり5kmからでも十分ごぼう抜きできると思うわ・・・・」
というわけで、さらに予定変更。残り5kmからのアタックとなった。そうと決まれば最後の5kmでしっかり走れるように、残った補給食を全部食べ、時々歩いたり、立ち止まってストレッチしたりして備える。うん、この歩行は残り5kmのためだ、と自分に言い聞かせて歩きまくる。歩いて歩いて歩きまくる。
沿道の人々に「がんばれー!のこりもうちょっとー!」と言われまくるが、ええねんええねん、オレは体力を温存させてんのや。速いオレを見たかったらゴール付近まで移動することやな、と余裕をカマして歩きまくる。
足さえ止めなければ、イヤでもゴールは近付いてくるもんである。そして残り5km地点。
「おい、のこり5kmやぞ。そろそろ行こか」
「ちょ、ちょっと待って、足冷えた」
「冷えたてお前、そら歩きまくってたから冷えたんや」
「ま、まあちょっと待てや。今からちょっと上げるから」
「おい、ひこにゃんにもアヒルにもクレオパトラにも抜かれたやんけ」
「あんなイチビリほっとけ。のこり3kmでなんとかしたる」
さらに予定変更。のこり3kmでのアタック開始となった。そしてのこり3km地点。
「よっしゃ!行くぞ!」
「おいちょっと待てや、最後の最後で上りやんけ」
「それはみんな一緒や。よし行くぞ!」
「むりむりむりむり。上りで飛ばしたらフクラハギ痙るから」
「じゃあどこでアタックすんねん!」
「ゴール手前でええやろ」
というわけで、ゴール手前50mをダッシュし、前方の75歳ランナーひとりをごぼう抜きしてゴールしました。5時間22分もかかりましたとさ。
あと1週間切った
泣いても笑っても奈良マラソン本番まで1週間を切った。そろそろ炭水化物中心の食事と、刺激走を一発入れてしっかり休養したいと思っている。
先日、奈良マラソンの実行委員会の方とお話しする機会があった。自身もフルを何度も走破されているという氏がおっしゃるには、「山道がキツイ」とのことである。フルを何度か走ったことのある方は、だいたいどの辺で補給して、だいたいどの辺で脚が止まって・・・・、というのが想像つくと思うのだけど、20kmぐらいで現れるその坂に、補給その他のタイミングをずらされてしまうそうだ。とにかく序盤はゆっくり、補給は早めにと教えてもらった。
序盤にテンションが上がってブワーっと走っていくヤツがおる。しかしそんなバカは無視せえと。後半ヘロヘロになってるヤツを追い抜いていくその快感が歩を進めるとのことだ。まったく同感だ。後半ペースアップできるように序盤は温存しておきたい。だけど間違いなくどこか痛くなるだろう。でも周りの人もどこか痛いハズ。自分だけではないのだよ、と教えてくれた。
「お互いゴールの感動を分かち合おう!」と言われ、ようやく、ほんとようやく楽しみになってきた。
CAMELBAK
bfzアニキの勧めでCAMELBAKのウエストバッグをポチった。昨晩は付属のボトルに水を満タンに入れて1時間ちょっと走ってみた。
心配していたユッサユッサの揺れはほとんど無く、なかなか快適な走り心地。水が満タンに入ってるとやっぱりちょっと重いけど、こまめに水分補給できるのは精神上とても安心する。ボトルと共に走り続ける自転車乗りにとっては重要なこと。水飲み場を探しながら走るのとでは大違いだということに気が付いた。
NIKEのニューシューズもなかなか調子が良い。カカト部分の衝撃吸収性が良く、土踏まずはプラスチックのバネになっているので、以前履いていたものよりは随分ラク。あんまり練習で使うとカカトが減ってくるので本番までに温存させたいぐらい。
なぜか赤いものを身につけるとテンションが上がるのだ。水玉なら尚更(笑)。
ダムカードもらいつくし
明日祝日は珍しくお休みなので、自慢のステップワゴン(?)で日帰り家族旅行である。龍神村の龍神温泉美人の湯で美人になってくる予定。紅葉も見頃だろう。楽しみである。
何が楽しみ言うて、自転車ではなかなか行けない場所のダムへ3箇所も行けるからだ。祝日でダムカードを配布してもらえない心配もあったが、事前に各ダム管理事務所へ電話して確認済み。ほとんどのダムは土日祝お休みやけど、守衛さんがいてるのでもらえます。
広川ダム~椿山ダム~龍神温泉~護摩壇山~二川ダム。一気に3枚ものダムカードGETである。コレクションが増える喜びったらないぜ。オキナワのレース中に普久川ダムのダムカードもらいに寄り道するのが夢。
しっかし上のルート、自転車だったらなかなかハードでそそるコース。山岳超級コースやな。
21km2時間30分orz
フルマラソン本番までに一度は42kmという距離を体感しておきたかったので、6時に起床7時出発。いつもの淀川河川敷豊里~赤川1周6kmのコースを7周したろと鼻息荒く家出。
ヨメのサンリオキャラのウエストバッグに、MeitanCGとMeitanCCGを1包ずつ、アミノバイタルプロ1包、ヤマザキランチパック1つを入れる。腰に巻くとユッサユッサ揺れて走りにくいのでタスキ掛けにした。揺れは殆ど無いので走りやすかったが、長時間だと肩が疲れてくるので定期的に右肩と左肩を入れ替える必要がある。みなさんフルを走るときの補給食はどうやって持っているのでしょう。
序盤からゆっくり走る。km/6分30秒ぐらい。そのまま2周目に突入。バスケ部の高校生20人位にごぼう抜きにされるがなるべく意識せずに無我の境地で走り続ける。2周目を終えて少しストレッチして休憩。ヤマザキランチパックを1枚補給。この時点で激しく飽きてくる。まだ2周目・・・・。あと5周・・・・。
なんとか3周目に突入するも、走ってるのか歩いてるのかわからんペース。心肺は全く余裕だが、脚が重い。バネ感がなく、段差も何もないのにつまづく始末。ヒザのすぐ横の筋肉と、ふくらはぎが痛くなってくる。多分本番では攣るやろな。補給食も塩気の効いたものが欲しい。おにぎりなんかサイコーちゃうかな。
前夜飲み過ぎたのもあかん。12月に入ったら完全に禁酒してカーボローディング。靴もクッション性の高い初心者用にしよう。今から焦ってもランニングの能力は上げられないと思うので、今ある能力をきちんと全部出し切れるように調整したい。雨の王滝100kmよりも辛いレースになるだろう。心の準備も万全に。
後から知ったけど、私のつぶやきを見てカナタニさんが差し入れを持って河川敷に来てくれたそうだ。しかし私は3周でリタイヤして帰路についている頃だった。大変申し訳無かったです。
結局21kmを走ったり歩いたりで2時間30分もかかっていた。ハーフすら走れないようではヤバイな・・・・。
朝からバトル
十三峠マニアさんのショップでタイツを購入させていただきました。マニア師匠からの直筆サンキューメッセージも入っていて心温まる贈り物でした(笑)。冬にはちょっと寒いと思うけど、今ぐらいの中途パンパな寒さの季節にはちょうどよい生地の厚さでバッチリです。デザインもシンプルで好感が持てます。履き倒していきたいと思います。安いよ安いよ~。
さて、本日は木津方面へ走りに行くというカナタニさんとにしやんさんに合流して、清滝頂上までご一緒させて頂いた。やはり「誰かと何時にどこどこ集合」となると気合が入る。行かざるを得ない状況に追い込まないと乗らない自分の意思の弱さに改めて気付かされる。
清滝ではにしやんさんとバトルになる。
つづら折れで私が先行していた。18km/hぐらいのまあ普通の通勤ペース。ちょっとペースを上げ下げして揺さぶってみる。ミラーで表情を確認。余裕そうである。このままこのペースを維持すれば、にしやんさんの性格からして私を追い抜いてまで駆けることはしないだろう。
う~ん、どうしようか。ペースを上げたら当然私もしんどい。かと言ってこのままダラダラ走っても意味が無い。大人ぶってもオモロないのだ。ちょっとぐらいヤンチャしてもいいだろう。
そ~っとアウターに掛けたつもりだったが、それに気付いたにしやんさんが、「おっ、アウターですね」と言った。バレてる~~! ここでスイッチオン。もうイクしかない。最後の直線でフルモガキ。ホイール半分ほど刺されて終了~。相変わらずスプリント弱い。まあ全部弱いねんけど。
私はそのまま会社へ。木津方面へ行く2人に着いて行こうと思ったが、鉄の意思で思いとどまる。
関西サイクルスポーツセンターに行って来た
秋晴れの文化の日、ヨメオトンオカンも一緒に関西サイクルスポーツセンターに行ってきた。言うても昭和の施設(笑)なのでさほど混んでいないと思ったてたけど、行ってみてびっくり!ここ最近行った遊園地の中では1位2位を争う混み具合であった。USJとええ勝負。ひらパーは確実に負けてる。それぐらい流行ってた。
ちょうどこの日は併設されてるトラックで三車連競技会なんとかというレースがあり、美しいウェアとピストにまたがったレーサーたちが疾走していた。私も当初はピストを持って行こうと妄想していたが、子供の面倒を見るのに精一杯。持っていかなくて良かった。
サイクルルージュ、サイクルボート、サイクル汽車、サイクルパラシュートなど、思わぬ混雑により伸びた行列に、ヨメと分担して並ぶことによりなるべくスムーズに乗れるように配慮。手首に巻く紙製の一日乗車パスポートはワザと緩めに巻いてスポスポ抜けるようにし、大人一人分の料金で二人楽しむというルール違反な裏技も発明。子供たちは大喜びだった。
変り種自転車スペースは、トラック競技場の中。ヘンテコ自転車と家族連れがギャーギャー騒ぎ倒しているその周りをレーサーが真剣勝負で走っている。なんともシュールなこのギャップがオモロイ。二名が絡んで落車してしまったようだが、ちょうどそのころ私はヘンテコ自転車に足を踏まれていた。ついついピストのほうをボーっと眺めてしまい、子供を見失うこと3回。迷子2回。
園内をぐるり1周するサイクリングコースはアップダウンの厳しい3km。宗一郎は華麗なダンシングで小学生や運動不足な大人をごぼう抜きだった。ヒルクライマーの素質あると思う。下りはびっくりするぐらい遅いけど。
疲れたけど、平日にまた行きたいと思った。また行きたいと思う遊園地は久しぶり。