昨日大事な国家試験があって、試験会場のある奈良の天理方面へとMTBで出掛けた。片道40kmぐらいあるし、途中は十三峠も越えて行くので遅刻しないようにと思って早めに家出。まあこういうときはだいたい早く着き過ぎる傾向。1時間も復習する時間があった。お陰で試験はカンペキだぜ!と言いたいトコロであるが、この自信の無さは一体ドコから来るんやと言うぐらい自信が無い。コレばっかりは結果を待たんとなあ。もし落ちてたら、会社や家族や友達や、これをお読みの皆様にどう報告していいかワカラン。しれ~っとブログ閉鎖しますのでそっとしておいてください(笑)。
1時間40分の試験を終え、集中しまくって考えまくって絞りカスみたいになった脳ミソでヘロヘロと帰路につく。来た道をそのままなぞって帰ったのに、行きしなはそんなもん見る余裕もなかった秋の紅葉の美しさが、カラッポになった脳ミソにすう~っと入ってきた。
夏も終わった。オキナワも終わった。試験も終わった。言うてる間に秋も終わるし2008年も終わる。なんかココ最近バタバタしてて衣替えすらしてない。部屋の整理もしたい。新しいタンスも欲しい。試験が終わったら自転車乗りまくったろと思ってたのに、なんか部屋に閉じこもってドラクエとかしたい気分。
サンデードライバー
クルマのメカニックたるもの、当然の事ながらクルマのプロであるから故、安全運転技術もプロ級でないといけない!と思い込んでいる私にとって、サンデードライバーの皆様が、阪奈道路の右車線を50km/hでノロノロ走っていようと、右折入場禁止やって書いてるのに右折入場しようとして国道を渋滞させていようと、そいつをかわそうと左の車線に逃げたら前にどのラーメン屋に入るか迷って左のウインカー出しながらフラフラ走ってるクルマがいて2車線の国道はフン詰まり状態になっていようと、右折車線に入ってから減速すりゃあええのにあまりに早い段階で減速し始めるもんやから一体何をしたいんかわからないシルバーマークがいようと、原チャリのカゴに野菜を満載してるからヘッドライトが隠れて向こうから来てることがわからんオバサマがいようと、どんなヒトがいようとそれがつまりは「混合交通」というものだから、イライラしてクラクション鳴らしたりアオったりはもちろんしないけど、走ってるクルマの中でチューしてるバカップルは死ね。
いい天気ですね
3連休の真ん中はとてもエエ天気。明日からは雨が続くとの予報なので、走りに行くなら今日がチャンス!・・・・しかしこの3連休はお仕事。まあオキナワで休ませてもらったからしゃーないです。
で、今日は(も?)ヒマなので、26日にある大事な国家試験の勉強をしてます。仕事がヒマだと言ってもやることはたくさんあって、だけどそんな雑用は他の人に任せて試験勉強に没頭させてくれる会社の皆様に感謝ですなあ。こんなヒマなんやったら休んだほうがええかも、って思うこともあるけど、家にいたらいたでヨメコドモに邪魔されるだけだろうから、そんなんも含めて会社には感謝です。
ここまでしてもらってんのに落ちたら・・・・、なんて考えるだけで恐ろしい。胃が痛い。絶対受からねば!
というわけで、ここんとこ自転車には乗ってなくて、自転車ネタが少なくて申し訳ありませんです。さっさと試験なんか終わらせて、落ち葉サクサクとイキたいところです。
私は子供の頃からキャンプとかにはあんまり縁が無かったので、当然大人になってからも自分からすすんでアウトドアに出掛けることって無いのだけど、今年の冬からはちょっとそんなこともやってみたいなあと思っております。せめてお湯を沸かす道具ぐらいは買って、山の中でコーヒー飲んだりインスタントラーメン作るぐらいはしたいなあと。
以前にhikime2さんに『おどん』に連れて行ってもらったけど、みんなちゃんとしたキャンプ道具の“お湯沸かすキット”みたいなんを持ってきてるのに、ジブンだけドデカイ家庭用カセットコンロ持って行ってビビられた経験は忘れられません。さすがにあれを担いでMTBで山の中に入ることはできない・・・・。イヤ、旅や遊びは道具やない!行動力や!!・・・・か??
年末ジャンボ当たったら、モンベル行ってコンロ買います。
運転手いるんか
新型アコードの新機種講習に行ってきた。現車は残念ながら写真右側のセダンしかなかったが、それでも久しぶりにかっこええ!と思えるクルマが出た。とは言っても欧米ではすでに先行発売されており、メーカー側も国内の販売台数はそれほど期待していないようで、エンジンやシャシやその他の安全・環境技術は、(国内で)先行発売となったオデッセイとそれほど変わらないので、講習自体もサラっと流す程度だった。
今回のオデッセイとアコードには『モーションアダプティブEPS』というシステムがついており、コーナーリング中の車体の異常な挙動をブレーキングで抑えるVSAに加えて、EPSも同時に制御して更なる車体安定化を図ろうというものである。コーナーリング中にオーバーステアとかアンダーステア判定がECUに入力されると、自動的にブレーキをかけたり運転手がいらんハンドル操作をしないようにEPSが重くなったりする。
ABSやTCSが登場した頃にはそうは思わなかったが、VSAや今回のEPSなんかが加わると、一体運転手はナニをしてるんやと思えてくる。
今や我々運転手の一挙手一投足は全てクルマ側に“バレて”おり、どれだけアクセルを踏んだ、どれだけハンドルを回した、どれだけブレーキを踏んだかはもちろんのこと、ちゃんと車線の真ん中を走っているか、居眠り運転していないか、車間距離は適切かなんかまでバレバレである。
大体最近のクルマはよく“しゃべる”。
「ETCカードが挿入されていません」・・・高速乗れへんっちゅうねん。
「現在地を表示します」・・・自分の家やっちゅうねん。
「今日は誕生日です」・・・忘れがちなヨメの誕生日を教えてくれ。
「GPSを測位しました」・・・だから?
そのうち 「今日の血圧は高めなので運転は控えてください」とか「心拍数が上がってきてます。落ち着いて運転してください」とか「お酒呑んだでしょう!?エンジンストップします」とか言うに違いない。「奥様のものではない髪の毛が落ちています。掃除してください」ぐらい言うてくれたら嬉しい。
けいさつのひと
自分が違反者や加害者となって警察のお世話になることは当然のことだが、被害者としてお世話になることもできることなら避けたい。車庫証明の提出だけで十分である。
しかし、「警察のお世話をしてあげる」ことは、私にとってカナリ嬉しいことなのだ。毎日代わり映えのない日常を送っている庶民に対して、聞き込み調査なんかをされるとまるで自分が事件の関係者になれたかのようにドキドキワクワクしてしまう。ホンマの事件関係者の方々には申し訳ないけど。
職業柄、ひき逃げや当て逃げ、検問突破等のクルマに関する事件事故の捜査をしている刑事さんが来店されることがタマにある。私はこの時だけを生き甲斐にしていると言っても過言ではない。犯人が残したクルマのパーツの一部を見せられて「これは何の車種ですか?」と聞かれるのだが、一目見ただけで車種がわかったとしても、カナリもったいぶった挙句、警察が恐らく必要としていない(もしくはすでに判明している)ことまで答える。
「う~ん。これはFITの可能性が高いですねえ。しかもこれは旧型FITの後期モデル、リヤのテールランプがLEDになったタイプです。汚れ具合からして初年度登録の割には相当走行距離は伸びてますね。恐らく毎日決まった道を通勤している可能性があります。もしくは営業車でしょうか。しかしこのタイプは一番販売台数が多いタイプですから、探すのには骨が折れますねえ・・・・」
警察の人は真面目である。私が言った、おそらく不要な情報まできっちりとメモするのである。そのメモも、なんかの広告の裏を集めてクリップで留めたようなお粗末なモノで、手の中に納まってしまいそうに短くなった鉛筆で細かく書くのである。お前はコロンボか。
「もし心当たりのある車両が修理等で入庫したら警察までご一報願います!」と言って去って行く刑事さんを見送ると、顧客からのクレーム電話により、私はすぐに日常へ引き戻されるのである。
ジョナサン・リヴィングストン
昨晩コドモを寝かしつけようと一緒に布団に入ると「ほんよんで」と言うので本を取って来させた。しばらく本棚の前で悩み、彼が手に取って持って来た本は、ゴーオンジャーでもなくキバでもなくアンパンマンでもなく、なんと『かもめのジョナサン』だった。
我が家では、子供の本(『おともだち』とか『ひかりのくに』とか)を置いてある本棚の隣に、私の本(小説とかショートショート)を置いてあって、わざと子供が手に取れる高さに置いてある。書いてあることを理解できる歳になったらその本を手に取って読んでみて、読書のおもしろさにハマってもらえたらなあという、しょーもない親バカ丸出しの下心からそうしているのだが、それが昨晩見事に叶ったわけである。
私は嬉しくなって「よっしゃ読んだろ読んだろ」と、酒の酔いも手伝って熱く大きな声で音読してやった。まさか『かもめのジョナサン』を音読するなどとは思わなかったが、冒頭の、ジョナサンが飛行訓練をしているシーンなんかはチカラが入った。海面スレスレを飛んだり、高高度から急降下したりするカモメを、4歳のアタマで想像できるかどうかは私にはわからないが、それでも真剣に聞き入る彼を見てると、読む方も嬉しいもんである。
ジョナサンが急降下に失敗して海に墜落して気を失ったとき、どこからともなく声が聞こえてくる。「お前に夜間飛行が必要なんやったら、フクロウのような眼を持って生まれてきたはずや。もしお前に時速100km以上で飛ぶ必要があるんやったら、ハヤブサのような翼を持って生まれてきたはずや。お前は紛れも無くカモメや。みんなと一緒にエサを食べるだけでええんや!」
この辺は、私がよく言う「才能」とか「素質」とかの部分になると思う。自転車の才能が無いのに練習練習言うなって感じである。お前は一般庶民なんやから、テキトーに仕事して、テキトーな年収を得て、テキトーに暮らせやと。出来へんこと無理にやって落車して怪我でもしたらアホらしいやないかと。
でもジョナサンは頑張ります。頑張って頑張ってついには神の領域までに達するのだ。私の心の中でも上述のような「そこまでやってどやねん」「お前は何になりたいねん」的な自問自答をすることがあるし、正に今オキナワが終わってそんな時期なのだけど、「才能」とか「素質」ってのは、生まれ持ってくるというような神がかり的なものではなく、第三者がその人を評価するときに使う便利の良い言葉の一つにすぎず、実は誰しも平等に「才能」とか「素質」とか(もしくはそれに良く似たもの)はあって、それを磨くか腐らすかは自分次第なんやなあと思う。
頑張りもせんと「才能ないわ」とか「素質ないわ」とか言うたらアカン。
そんなことをコドモに言うて聞かしたろと思ったら寝てた。
あと足らんのは才能、素質、そして運
今年に参加したレースというレース、全て納得のいく結果ではなかった。ジブンの練習不足やレース自体をちょっとナメてかかってた部分がこの結果である。去年のオキナワで、思ったよりエエ成績だったので「通勤だけでイケるやん」と、変な安心感もあった。
私には素質が無い。
昔から特に足が速かったワケでもなく、泳ぐのが速かったワケでもなく、いろいろとスポーツはカジるが特に秀でたものもなく・・・・。そんなジブンが今になって自転車競技にのめり込んだからって、この歳になって才能が開花するなんてことは、どれだけ妄想好きでもそこまで考えたことはホンマに無い。
スポーツってのは面白い。やればやるほどできるようになるし、やらなければやらないほどヘタになっていく。まあスポーツだけに限ったことではないですが。いつもレースで優勝する人とか、トッププロの人ってのは、そりゃ我々シロートが想像もつかないような努力をオモクソしているだろうし、それがあるからこそ強いのだろう。だけど、最後の最後のホンマ最後で勝敗を分けるのは、才能だったり素質だったり運だったりする。だからこそプロは厳しい。自分の実力や努力以外の部分でカンタンに評価されたりするし。
私のような妄想好きなヤツは、いつもそういった才能とか素質とかそういう部分ばっかりに目が行って、「オレは才能ないからこの辺で楽しくやってるわ~」なんて言うて、自分で線引きしたりしてる。今年のジブンがまさにソレ。だから今度は努力してみる。できるだけのことはやってみようと思う。いつもそんなこと言うてシレ~っとやめたりしてるが、。今回のオキナワはそれほど情けなかった。
努力に努力を重ねてみよ。素質がないのはわかってる。でも、「ああ、あとオレに足らんかったのは才能と素質と運だけやったんやなあ」と思えるところまで努力できたら、それはそれでサイコーだ。
『99%の努力と1%の運』
1%で勝敗を分けるようなステージに行けるわけがないんやから。何度も言うて呆れられてるが、また性懲りも無く言う。
「がんばる」
ふう・・・・。ブランデーは回るぜ・・・・・。
オキナワレポート『その3』
なんとかフンガーを登りきり、ジェットコースターのような下り坂へ。雨は降り続いていたのでもちろん攻めずにゆっくり(それでも最高速74km/hは出た)下っていたら、これまた落車祭り!雨降ってて、路面が濡れてて、特に沖縄の道路は滑りやすい。そんなことはローディーなら百も承知だと思うのだけど、やっぱりレースではイってしまうのね。カーブごとにコケてる人がいる。巻き込まれないようになるべく車間距離を開けて走るように心がける。
下りきったら延々とアップダウンが続く道。85kmクラスでは地味にここが一番辛いと思う。なんとか足の揃った5人ほどでキレイにローテーションしながら回す。頼むからこのままゴールまで連れて行ってくれ。オペラに乗った方がパックのリーダー的存在になり、主導権を握ってる感じ。おそらく序盤の落車に巻き込まれたのかリヤディレイラーの調子が悪いようで、踏み込んだら勝手にギヤチェンジして大変そう。こっちはこっちでハイペースなローテで苦しいから、いろいろとリーダーに話しかけてペースを落としてもらおうとする。
私「調子悪そうですね。停まって調整します?」
リーダー「いや、大丈夫ですよ!走りながらなんとか調整します!」
私「そ、そうですか・・・・」
リーダー「イケるとこまでイキます!」
私「そ、そうですか・・・・(どっかで聞いたことあるな)」
この人めっさ元気!しゃべり方がシマウ魔さんにそっくりで、ホンマに走りながらワイヤー調整しはった。ペースを落としたろうとジブンが前へ出て速度を調整してたらリーダーがすぐに横へやって来て、
リーダー「さっきからずっと引いてくれてますね!ありがとうございます!しばらく後ろで休んでてください!」
私「そ、そうですか・・・・」
ペース全く下がらん(笑)。でも苦しいけど楽しかった。パックの中にコルナゴのクリスタロに乗ってる方(確かサニーサイドさん)がいて、「(このペースで)源河までイケるかな?」「イヤ僕はムリですわ(笑)」なんて話しながら走った。短い登り返しでコルナゴさんがオリャーと行くのでそれにつられてジブンもオリャーとイッてしまうし。
そうこうしてるといよいよ源河。もうここで終わってもいいと思ってたので、いつの間にか大集団になってた皆さんとはお別れしてヘロヘロ登る。今年のコースは確実に去年より辛くなってる。斜度も上がってるし距離も長くなってるし。そんでここで生まれて初めて「両足攣った」。ふくらはぎの中になんか別の生物がおる感じ。ビクビクっと勝手にヒトの筋肉を動かしよる!イヤほんま痛い。安全ピンで刺す方がよっぽどマシ!
もう足に力をいれることが出来ない。ヘロヘロと気が遠くなりながら走ってると、沿道から私の名を叫ぶ声が・・・・!女子部の応援である。手を振ることも笑顔を見せることもできない。ただただこの情けない姿が恥ずかしくて、深く深くうつむいてやり過ごした。嬉しいのと、辛いのと、情けないのとで涙が出てきて顔を上げれなかった。女子部の前を通り過ぎるには時速9kmではあまりに遅く、10分間ぐらいに感じた。ありがとう。
ラスト10kmの平地は、毎年記憶が無い。残りの距離を示す看板に愕然としていることだけは覚えている。最後の3kmほどで、私と同じくヘロヘロになった若者と一緒にゴールを目指した。ゴール300mほど手前で若者が「ここまでありがとうございます!」と言うので、走りながら握手をした。バランスを崩して落車しないように細心の注意を払いながら。
来年はもうちょっと最後までレースしたい。がんばろ。
大会に関係する全ての皆様、同行してくださった全ての皆様、応援してくださった全ての皆様、本当にありがとうございました!
オキナワレポート『その2』
ドエライ落車が発生したことは容易に想像がついた。しかしなんせ強い追い風に乗って50km/h近く出ていたときだったので振り返る余裕はなく、後ろにいる仲間の安否が気遣われたが、停まると集団落車が後ろから襲ってきそうだったのでダッシュをかまして逃げる逃げる。
前には20人ぐらいかな?少し離れて5人ぐらいが逃げているように見えたがどうやらクラス違い。しばらくして少し余裕が出てチラッと後ろを見たらだ~れもおらん。そのときは「ああもう85kmクラスはこの20人だけになってしもた」と思った。完走さえすれば20位以内。ウケケ。と思った。ゴメン落車した人たち。
もうこうなったらイクしかないと、オモクソ漕いでN原くんとパチョくんに追い付く。夢の先頭交代なんかをしてレースごっこをして遊んだ。少ししたらカワマタさんも追い付いてきて、木馬3人が先頭に出たりローテしたり、今年のオキナワで一番楽しかった数kmだった。
でも、正直言ってこのペースで最後までレースを続けることはジブンには絶対不可能。楽しいことは楽しかったが、同時にゴッサ苦しい。でもええわ!フンガーの登りまででええわ!後のこと考えて今この楽しみを自分から放棄するなんてでけへん!オリャ~~。
ハイ。当初の予定の「マイペース作戦」は早くも失敗。アタマに血がノボって興奮したのは他の誰でもなくワタクシ。
フンガーの登りに差し掛かった途端、我が愛車ケルビム号はその質量を3倍ぐらいに増やし、N原くんとパチョくんとカワマタさんを見送った。やってもた・・・・。ギンギンにイッてもた・・・・・。まだ10kmちょっとしか走ってへんやん。あと70km以上の距離に想いを馳せ、ホンマに気が遠くなった。
後ろには落車のせいで誰もおらんと思ってたが、自分の見間違いだったのか、それとも復帰してきた人が上がってきたのかドンドン抜かされる。そりゃもう悲しい悲しい。ヘロヘロになりながら登り続けたが、あそこは一旦停まって休憩した方がええのかな。ちょっと自分を落ち着かせるぐらいの方が、結果的にはエエ走りが出来るのでは?と、冷め冷めに冷めた今はそう思う。
ここから一人旅になる覚悟を決めた。
つづく。
オキナワレポート『9日レース編その1』
気を取り直してレースレポート。イヤ、先に言うときますが大した成績ではないので肩肘張らずに読んで下さい。
とにかく今年のオキナワは雨・雨・雨。最近イノウエさんと同行するイベントは全て雨・・・・。スタートを待ってる間さぶいさぶい。スタート地点までの約25kmを自走したもんだからすでにみんな濡れネズミ状態。雨と風を凌げる場所を探してうろうろ。
とにかく予定より30分ほど遅れてスタート!前から100人目ぐらいの位置。N原くんとパチョくんが近くにいたが、2人は落車の危険を避けるためかどんどん先頭に近付いていく。隙間を縫ってスイスイと前に行く2人を追いかけようとしたがなかなか追い付かない。それでもなんとか頑張って2人が視界から消えないところでがんばる。
スタートしてすぐのところに工事現場があり、片側の車線が通行止めになってて車線がいきなり狭くなるので落車があるならここだろうなと思っていたが、そこは何事もなかった。ほっとした。ほっとしたのも束の間トンネルの入り口で・・・・。
この大落車についてはいろんなアニキが書いてくれると思うけど、間近で見てた人が言うには今までに見たことがないぐらいのものだったらしい。なんせ5~60台ぐらいの自転車が次々と倒れて滑っていく有様はまさに地獄絵図・阿鼻叫喚。私は幸いにも前の方にいたので巻き込まれることはなかったが、それでもトンネル内に反響する悲鳴と怒号と金属音が、後ろから大口を開けて魔物が襲ってくるような恐怖!!「ガシャーン!」とか「うわ~!」とかちゃうよ。
「ドゴーーーン!!!」
「ガキャーーーン!!!」
「ギャアァァァーーーー!!!」
「オルアァァーーーー!!!」
「バキイィィィーーーーー!!!」
いやいや、私の文章力ぐらいではあの状況を文字で表現することは不可能である。
つづく。