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オキナワレポート『7日金曜日~8日土曜日』

 やはり前日からのことを書かないと。今回のゴタゴタは今から思えば確実にこの日から始まってる。

 

 いつも大きなレース前にはチョモ練のゴール地点にあるお寺へみんなの安全祈願に行くのだが、今回は研修やら子供の怪我やらいろんなことが重なって結局行けなかった。「まあ1回ぐらい大丈夫やろ」と思って、とりあえずチョモ寺方向を向いて祈願しておいたがどうやら全く効果が無かったようだ。

 

 トラブルの記念すべき(?)一つ目。N原君が伊丹空港の手荷物検査場でワケのワカラン中国人に絡まれた。どうやらN原君を泥棒だと間違えたようだが当然濡れ衣。

 

 トラブル二つ目。ワタクシ参加証を見事に忘れました~。飛行機の中で気が付いて、記憶の中から荷物を探ったけど無い。まあ500円で再発行してもらったので大したトラブルでもないが、受験の日に受験票を忘れるバカ学生のようでこっ恥ずかしいぜ。

 

 そして今回の最大にして最悪のトラブル。あらかじめホテルに送ったカワマタさんの自転車の箱の中に入れておいた、着替えやヘルメットやシューズ・ペダル、その他部品や工具等がなくなってる!!自転車しか入ってない!!箱のふたは一度誰かが開けた形跡があり、梱包の際には使わない赤い紙のガムテープでお粗末に張ってある。泥棒?事故?ミス?

 

 可能性を考え出したらキリがない。ホテルの人や宅配業者に電話してなくなった荷物の在り処を突き止めようとするが、結局最終日まで見つからず。せっかくこのレースを目指して1年間本当に真剣に練習に励んできたところを身近に見てるだけに、カワマタさんの悔しさがひしひしと伝わってくるが、やはり本人が直に感じてる悔しさは、他人の私などが感じ取れるようなレベルではないだろう。オチャラけた練習しかしてこなかった私の荷物がなくなればよかったのに。

 

 メンバーの中に、一人でもこういう大きなトラブルに巻き込まれた人がいるとどうしても心の底から楽しめなくなってしまう。やはり気を遣ってしまうからだ。カワマタさんはきっと、自分がトラブルに巻き込まれたせいでみんなが楽しめなくなってしまった責任みたいなのを感じてると思う。もちろんカワマタさんの責任ではないのだけど。せっかくの、何度も言うけど本当にせっかくの“オキナワ”なのに、楽しさが半減(あるいはそれ以上)してしまったことへの腹立たしさはどこへ向けていいのかわからないけど、やはりこんなトラブルなんかも全て含めて楽しめるような、(変な言い方かもしれないけど)心の広さみたいなのも持たないといけないのかなあとも感じたし。

 

 そんなことをいろいろ考えてアタフタしてる私をヨソに、名護に自転車屋さんを探し当て、とっとと必要なものを買い揃えてきた行動力、そして、フラットペダルと運動靴で私よりも遥か前でゴールしたカワマタさんを尊敬します。今回はこんな結果だったけど、きっと来年はいいことあるよ!オレ、来年も行けるようになったから、絶対来年も一緒に走ろな。

 家に帰り着いたら何事もなかったように机の上にあった参加証。

ツールド沖縄2008

 無事に帰ってきました。とりあえず今年のツールドオキナワに関わった全ての皆様に「お疲れ様でした」と心の底から言いたいです。今年は本当にいろいろありまして、まあそれは明日からゆっくり書こうかなと思ってますが、正直何から書けばいいのかわからんぐらいです。

 

 いやとにかくホンマお疲れ様でした。おやすみなさい。ありがとうございます。

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もう少し あと少し・・・

 

 健康診断で飲んだバリウムが出たのは嬉しいんですがなかなか流れていかないのでちょっとビビったM君です。
 
 さて、沖縄まであと少し。皆さん、お仕事・ご家庭・体調の管理はバッチリでしょうか?私と同ようにレースカテゴリーに出場される方は土曜日出発となるはずなので、金曜日が(大袈裟に言うと)仕事納めみたいな感じでしょうが、私の場合、木曜日と金曜日は研修により会社に出勤しません。よって、本日水曜日が実質の仕事納めということになります。
 
 波風立てないようににカウントダウンしながら過ごす時間ってのは、本来なら正しい時間の使い方ではないとは思う。意識はもうすでに沖縄に飛んでるし、帰って来てからの業爆のことも想像がつかない。でも、ここまで仕事や家庭のことを忘れて没頭できる趣味が、今この歳になってもあるということはとても幸せなことやと思います。
 
 仕事や家庭の問題で趣味に時間がかけれなくてストレスが溜まることもあるけれど、そのストレスは趣味があるからこそのストレスであるわけだから、そんなストレスも全部ひっくるめて趣味の一環として楽しめたら、“マスターオブ趣味人”になれるんでしょうね。
 
 だから、今私は「コルナゴ欲しいけど買えない」というストレスに悩まされてますが、このストレスも趣味の一つなわけです。これからもコルナゴ欲しい欲しい言うて、ココでもネタにしていきますが、ヨロシクお付き合いくださいませ。
 
 ジジイになったらマスターXライトで、六甲山の頂上から若かりし頃のジブンを見下ろして、タバコ吸いたいです。

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願いはいつか必ず叶う

 
 私が小学3~4年の頃、任天堂ファミリーコンピュータが大流行した。私の家は貧乏だったのでそんなものを買ってもらえるワケがなく、学校が終わるとファミコンがあるお金持ちのクラスメートの佐藤君の家へ毎日遊びに行ったものである。佐藤君は小3の時に転校してきたおとなしい子でなかなか友達が出来なかったが、ファミコンを導入してからというもの、彼の家にはたくさんの(ファミコン目当ての)友達が押し寄せてきて、彼やその両親はさぞかし嬉しかったことだろう。
 
 しかしそれだけの友達が押し寄せると、当然自分にコントローラーが回ってくるのに時間がかかる。ゲームソフトも佐藤君の趣味ばかりで飽きてきた。どうしても自分専用のファミコンが欲しい。親に頼んでも無駄。でも欲しい。欲しい欲しい。もう毎日ファミコンの雑誌や広告を見てはため息をついたり、枕の下に敷いたりして過ごしていた。そんな姿を神様が不憫に思ったのか、ついにファミコンがウチにやってきたのだ。どういう経緯でやってきたのかはイロイロありすぎて長くなるので割愛するが、とにかく念ずれば願いは叶うもんやなあと子供心に思った出来事だった。
 

 ラジコンもそんな方法で手に入れた。毎日毎日コロコロコミックを枕にして眠り、ラジコン雑誌を穴の開くほど見つめ、時には熱を出して学校を休むぐらいに欲しがっていると、ひょんなことから手に入ったのである。これもそれまでの経緯は割愛する。
 
 
 私は今、コルナゴを心から欲している。
 
 来年の今頃は、ひょんなことで手に入れたエクストリームCに乗って、清滝の頂上でウイリーしていることだろう。

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俺のチリンチリン


 通勤用ピストにチリンチリン付けた。
 コレで道イッパイに広がってウォーキングしてるおばちゃん蹴散らすつもり。
 
 ウチの会社、カーディーラーでありながら元は自転車屋。自転車屋→バイク屋→クルマ屋という道を歩んできた。次は飛行機屋かな。会社の別棟の地下室には自転車屋だった頃の部品が今でも残ってる。もうほとんど使いもんにならないものばかりだが、整理する為にガサガサ漁っていたら、新品のチリンチリンが箱ごと大量に出てきた。それを一個拝借したわけ。
 
 今まで意識したことはなかったが、ジブンの自転車にチリンチリンをつけたことにより、道行くママチャリのチリンチリンが気になってしゃあない。最近のはなんか洗練されたデザインのチリンチリンばっかりで、画像のような旧型のチリンチリンを付けてるママチャリなんて無い。みんな小ぶりのやつやね。「チンチーン」って鳴るやつ。
 
 昔のチリンチリンって、いろんな種類があったような記憶がある。ミカンがリンゴぐらいの馬鹿でかいやつで、「キンコーン」って鳴るやつあったよね?あれ欲しい。

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清滝登りすぎ

 先日23日に、沖縄へ向けての総仕上げである清滝アタックに行ってきた。前の日記にも書いたが、このタイム如何で今年ジブンが沖縄のためにやってきたことがわかる一種の体力測定。せめて10分台は記録して沖縄へ挑みたい。
 
 その日は研修の為に遅出。いつも通りに起床しても清滝往復ぐらいはラクショーである。そそくさと準備してスタート。
 
 しかし清滝峠に近付くにつれてだんだんヤル気がなくなってくる。もうわかる。こんな気分のときはダメダメタイムに決まってる。計るたびにタイム更新してた若かりし頃は清滝が近付くにつれてワクワクした。スタート地点に立った瞬間にヤル気がみなぎってきて、タイム計測開始と同時にペースのことなんか考えずに、ただただおもくそペダルを踏みまくった。通行人の白い眼なんて気にせず、大きな声でハアハア言いながら漕ぎまくった。
 
 とりあえず時計をスタートさせて登り始めたが、案の定ぜんぜんダメ。ていうか楽しくない。「この中間タイムやったらイケるでっ!」とか「もうちょっとペースアップせなアカン!」とかそういう気持ちが全く湧いてこない。ペダルも重いし息もあがる。向かい風も強くなるし、斜度まできつくなった。クルマの騒音がうるさいし、道幅が狭くなったし、いつもより砂利がたくさん落ちてるし、バス停の人がこっちを見てる。
 
 
 
 清滝が速かったらなんやねん、沖縄で速かったらええのちゃうんか、沖縄で優勝したいんか、それは無理やろ、じゃあなんで練習するねん、速なりたいからや、速なってへんやん、なんで速なりたいねん、モテたいからや、モテるかアホ、コルナゴ乗りたい、そんな金ない、ローン組め、それもいや、宝くじ当たったら、夢みたいなこと言うな、ケルビムで十分、それはわかる、でも乗りたいやんけ、乗ったら昔の楽しさ思い出すかも、じゃあそうヨメに説明せえや、そんな説明通じるかい、じゃあどうすんねん、どうもできへん、・・・・・とりあえず停まろ。
 
 
 
 ホテル前で足ついた。時計も止めた。サイテー。
 
 ここで引き返そうと思ったけど、とりあえずへろへろと頂上まで行って、清滝の神様にご挨拶。去年の沖縄前に来てお供えした5円が今でも残ってる。そやんな。神様にお金なんて必要ないもんな。5円ぐらいでどうこうしようと思ってた自分が情けない。コケだらけになってたコップをジャバジャバと洗って、きれいな水を入れといた。沖縄安全祈願。
 
 夜にケルビム号をピカピカにした。で、すぐに木馬で梱包した。
 
 今年の沖縄、どうなるでしょう。どんな気持ちでやんばるを走ってるのでしょう。楽しい気分で走りたい。

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沖縄作戦

 沖縄へ自転車を送る日が都合により早まった。25日(土)か26日(日)に梱包となったので、最後の清滝アタックのXデーは29日(水)ではなく22日(水)と、1週間も早まってしまった。ていうか明後日やん!
 
 明日21日(火)は会社関係の決起大会により、某旅館で宴会&お泊り。22日(水)は二日酔い必須である。そんな状態で清滝アタックしても大した記録にはならないと思う。しかし「どっちが大事やねん」と聞かれると迷わず「自転車」。宴会はほどほどにしたい。恐らく旅館の浴衣で寝ることになるだろうから、酔っ払って寝てる間にカゼをひかないようにだけ十分注意したい。
 
 
 で、只今妄想中の沖縄必勝作戦だが・・・・。
 
 ズバリ! 「マイペース」 コレに限る!
 
 昨晩、仕事帰りのとある場所で、遠くに目標を決めてそこまで絶対フルモガキ!ということをやってみた。まあフルモガキそのものはソコソコいけたと思うのだが、ソコから先の帰路がヘロヘロ。フルモガキして短縮したわずかな時間なんぞ、ソコからの時間がおもくそかかってしまったのでチャラ。いやチャラどころか帰宅に思わぬ時間を要してしまった。
 
 どうやらジブンは途中でギンギンにイッてしまうと途端にガス欠になる体質のようで、レースでもいちいち周りの動きに反応していたら、ジブンの走りどころか完走さえ危ぶまれてしまう。ノリクラでもそうだった。いちびってスタート直後にやった「心臓と脚をビックリさせる作戦」は完全に裏目に出た。途中で足着くかと思ったぐらい。
 
 オキナワでも、ノリクラ以上にアタマに血が上ってるオトコ達がギンギンにイクだろうと容易に想像できるが、そいつらをマッタク無視できる精神力をもって挑みたい。
 
 そうや通勤や。自転車通勤してるみたいな気持ちでレースしよう。通勤のようにひたすらマイペースを守れば結構エエように走れる自信はある。周りを見なくてすむように競走馬がつけてるアレ(名前知らん)しよかな。

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戦隊モン


 
 居酒屋木馬で話題になったので書いてみる。
 
 子供の影響で日曜の朝からやってる戦隊ヒーローものを観る親も多いと思うが、それぞれの子供の年齢によってヒットする作品は異なると思う。我が子(4歳と2歳)は前作の『ゲキレンジャー』と、現作の『ゴーオンジャー』がヒットしている。
 
 ところがウチの子はなぜか過去の戦隊ものまで興味を示し、youtubeで検索して観ていたのにも飽き足らず、ウチの子よりも二つ年上のイトコがヒットしていた『ボウケンジャー』や、manさんのお子様がヒットしていた『デカレンジャー』のDVDをお借りし、「ごごごぅ、ごごごぅ、れでぃごー!すすめボウケンジャー♪」とか、「えまーじぇんしー!デカレンジャー!」とか言うて遊んでいる。
 
 そして、やはり少なからず親の私も影響されてしまい、恥ずかしながらデカイエロー役の木下あゆ美や、デカピンク役の菊地美香に今更ながら萌えてしまったりしている。ハタからみればイタイ光景だが、制作側はそんなこともオモクソ狙っているのだろうなとも思う。
 
 個人的には『ボウケンジャー』がオモロイ。実はボウケンジャーに関しては数話しか観ていないのだが、それだけでもなんかロマンを感じる。「ボウケンジャー」とその題名だけを聞くと、なんやダジャレかい!と突っ込みたくなるようなネーミングだが、“あくなき冒険スピリッツ”が、オトナがいつの間にかなくしてしまった何かを思い出させてくれる内容である。主題歌も大好きで、子供とカラオケに行くと必ず歌う。オハコになってしまった。
 
 『デカレンジャー』もオモロイ。“刑事”をモチーフにしたこれまたダジャレっぽい題名だが、この作品はキャストが大成功したのではないかと思う。
 
 その点、現作の『ゴーオンジャー』は、個人的にではあるが、ちょっとスベった感が否めない。悪者のリーダーである“ケガレシア”役に、元AV女優の及川奈央を起用したことは、我々30代のパパをオモイックソ意識したことだと思うのだが、ハッキリ言ってやり過ぎの起用である。子供と一緒にゴーオンジャーを観ているときに及川奈央が登場すると、“父親”としてケガレシアを受け入れるのか、“オッサン”として及川奈央を受け入れるのか、ジブンの立ち位置がわからなくなってしまうのである。ケガレシア役に徹する及川奈央を観て、思わず目をそらしてしまうジブンがいる。
 
 というわけで、オチと言うわけでもないのだが、これをお読みの方で、お子様が飽きられた戦隊モンのオモチャが残っているなら譲って頂けないでしょうか?ということである。私個人としては、「ボウケンジャベリン」と、ジャッジメントに使う「SPライセンス」が欲しいです(笑)。

Xデー

 木馬からの沖縄連絡によると、自転車を沖縄へ送る日が今月末ぐらいになりそうとのこと。10/31(金)の晩に梱包するとして、最後の清滝アタックは29日(水)となりそうである。
 
 今年の総決算アタック。清滝のタイムが速いからと言って沖縄で速いかというとそうではないけど、まあ、本番前の体力測定みたいなもんで、この日に最低でも10分台に乗せとかないと、今年のオレはナニをやってきたんやということになる。
 
 『逆瀬川の乱』や『アバンチュールの乱』など、それなりに活動をし、それなりに成功したと自負はしているが、遊んでばっかりで、実のあることは何一つやってへんやんけと言われるとそれまでだ。なんとか10/29(水)のアタックでは、清滝アタッカーズとして恥ずかしくないタイムを記録し、そのイキオイをもって沖縄へ行きたいもんである。