新型アコードの新機種講習に行ってきた。現車は残念ながら写真右側のセダンしかなかったが、それでも久しぶりにかっこええ!と思えるクルマが出た。とは言っても欧米ではすでに先行発売されており、メーカー側も国内の販売台数はそれほど期待していないようで、エンジンやシャシやその他の安全・環境技術は、(国内で)先行発売となったオデッセイとそれほど変わらないので、講習自体もサラっと流す程度だった。
今回のオデッセイとアコードには『モーションアダプティブEPS』というシステムがついており、コーナーリング中の車体の異常な挙動をブレーキングで抑えるVSAに加えて、EPSも同時に制御して更なる車体安定化を図ろうというものである。コーナーリング中にオーバーステアとかアンダーステア判定がECUに入力されると、自動的にブレーキをかけたり運転手がいらんハンドル操作をしないようにEPSが重くなったりする。
ABSやTCSが登場した頃にはそうは思わなかったが、VSAや今回のEPSなんかが加わると、一体運転手はナニをしてるんやと思えてくる。
今や我々運転手の一挙手一投足は全てクルマ側に“バレて”おり、どれだけアクセルを踏んだ、どれだけハンドルを回した、どれだけブレーキを踏んだかはもちろんのこと、ちゃんと車線の真ん中を走っているか、居眠り運転していないか、車間距離は適切かなんかまでバレバレである。
大体最近のクルマはよく“しゃべる”。
「ETCカードが挿入されていません」・・・高速乗れへんっちゅうねん。
「現在地を表示します」・・・自分の家やっちゅうねん。
「今日は誕生日です」・・・忘れがちなヨメの誕生日を教えてくれ。
「GPSを測位しました」・・・だから?
そのうち 「今日の血圧は高めなので運転は控えてください」とか「心拍数が上がってきてます。落ち着いて運転してください」とか「お酒呑んだでしょう!?エンジンストップします」とか言うに違いない。「奥様のものではない髪の毛が落ちています。掃除してください」ぐらい言うてくれたら嬉しい。
“運転手いるんか” への4件のフィードバック
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まいど!
新型アコードワゴン気になるわぁ
ディーゼルエンジンは国内販売にならなかったの?
●ひとちゃん
ディーゼルはまだまだコストがめっさ高いらしいです。
こんだけかっこええなあと思ってるのにメーカー側は全然ノリ気ではありませんでした。昨日ヒシヒシと感じましたわ。
エンジン2.4lでアブソルートとおんなじです。つまりハイオク仕様です(涙)。
ちなみに「アコードワゴン」ではなく「アコードツアラー」です(笑)。
車に搭載する通信装置の展示会で、H社の偉いヒトの講演
聞いたけど、「不景気やし冷え込んでるし」の連発で
寂しそうでしたよ。応援してますよん。
●ロラあにき
イヤホンマ、最近メーカーの人って元気ないですよ。
販売店の人間は「おお~かっこええやん」とか「ナビがようなってる」とか、少しでもプラス要素を探して前向きにやろうとしてるのに、なんや自分らが作ってる商品に自信がないんかい!と言いたくなるときあります。今がガンバリドキですよね。今しか出来ないこと(資格取ったり勉強したり体力つけたり)をしっかりやって、好景気の波が来たときに一気に乗れる人間になっときたいですよね。