さすがに今日は鈴ひろさんはお休み。その代わり、東の町から夏休み中のイノウエさんがゲストとして来てくれた。彼とは2007年のツールド沖縄にてデッドヒートを繰り広げたもんであるが、今やその見る影も無く、顔も腹もみごとなオデブちゃんとなってしまった。声までもがオデブちゃんのそれである。でもまあ毎年我々のチームTTを応援してくれるし、こうやって大阪に帰ってきたときにはちゃんと一緒に走る時間を作ってくれる。大切な友人のひとり。
NAMくんの秘密兵器スイッチをイノウエさんのリドレーに取り付け走り出す。「40なんて出ないよ!」なんて言っていたが、しっかり40オーバーで引き倒され、ヘロヘロになっておった(笑)。千切れそうになるとスイッチを押し、NAMくんのヘルメットのLEDが光る。その度に列車の速度は35ぐらいまで落ち、しばらくして40ぐらいに上げられる。運動不足の彼にとっては地獄の特訓みたいなものであっただろう。LEDランプがしょっちゅう光るので、「良いテストができた」とNAMくんは大喜びだった。
一方我々としては35~40ぐらいの速度だったので練習というよりは流しみたいな感じになって、まあそれはそれで良かったのかなと思う。しかし35で巡航することがこれだけ難しいとは(笑)。勝手に速度が上がっていってしまうのでイノウエさんには悪いことをしたかな?
ともあれチームTTの列車に体験乗車できたことで喜んでいただいたようだ。一応ローテーションにも加わってもらったし、大阪での夏休みの良い思いでになったのではないかと自負している。
そして今夜はイノウエさんも交えてチームTTメンバーと「すっぽんフルコース」である。本日は2回目の土用の丑の日とのことだが、いくら鰻がすごいといってもすっぽんには及ばないだろうと思っている。夏バテを吹っ飛ばして、これからも頑張っていきたい。イノウエさん、お疲れ様でした。
第18回チームTT練習
天候曇り。無風。所々に少しの水溜りがあるけどコンディションはGOOD。水曜日なので私は休日。エロヘルワンピのフル装備で出掛ける。相変わらずサドルがギシギシ言うがもう慣れた。先日少しサドルを下げて(まだ試行錯誤中…)脚の回りが良くなったのでクルクル回転系で集合場所へ。
520集合のところ505ぐらいに到着しみんなを待つ。まずは鈴ひろさん登場。次にNAMくん登場。少し間を置いてにしやん登場。4人揃う。量産体制に入ったNAMくんの秘密兵器を全員のバイクに取り付ける。電動コンポのバイクは最早ワイヤーよりも配線の方が多い。そういう我がバイクの姿には萌える。スイッチを押してNAMくんのLEDが光ることを確認しスタート。
序盤からハイペース。まずは私が40ぐらいで様子見。次にNAMくんがいきなり45ぐらいに上げる。続いてにしやんがそれをキープ。鈴ひろさんのところで42ぐらいになる。調子悪いんかな?そう思って再度私に回ってきた時に42をキープ。徐々に上げて45でNAMくんにパス。まあそんな感じで、NAMくん→にしやん→鈴ひろさん→私という隊列で安定する。
少し道幅が狭くなってカーブになり、数カ所の段差とほんのちょっとの登りがあるセクションで私が先頭。いつもここでペースが38ぐらいに落ちるのでそれを嫌って意図的にペースを上げた。この時なんだか脚とギヤがうまくかかった感じがして42ぐらいで加速しながら通過。よし!と思ってその後先頭を譲ろうとしたら後続が離れていた。他の3人は安全を優先したのか恐らく38ぐらいで通過したのだと思う。私が3人を千切った格好になったので少しペースを落として後続を待ち、4人揃ってペースを整えてから先頭をNAMくんに譲った。
NAMくんは私の意図しているところを汲み取ってくれたようで、先頭に立つとすぐさま45にまで上げ(もしかしたら秘密兵器の動作確認をしたくて故意に切り離しにかかったのかもしれないw)、最高のペースで列車は突き進んだ。私が列車の最後尾に付けていると、前に いる鈴ひろさんとその前の西やんの間が少し開いた。やっぱり鈴ひろさんの調子が悪いのかな?と思ったがすぐに復帰し、最初の車止めが現れるまでの、我々が「第1区間」と呼ぶ区間最後でのS字コーナーへ突入した。
まずは橋の段差をクリア。次に右へカーブ。先頭のNAMくんと2番手の西やんはピッタリ付いて素晴らしいバンク角で綺麗に曲がっていく。少しだけ3番手の鈴ひろさんが離れて右へバンク。私は少し息切れもあって3人よりは少し離れてカーブへ入った。まあすぐに車止めが出てくるのでそこで追いつきゃいいやって感じ。右カーブを抜けて次の左カーブまでの10数mの直線でNAMくんと西やんペースアップ。いつもならここは車止めまで流して息を整える場所なのだが、先ほどのペースダウンセクションで私が千切りにかかったこともあってだろうか。まるで鈴鹿のヘアピン立ち上がりよろしく加速。それならば!と鈴ひろさんも私も頑張って追い付こうと加速した。
その瞬間前方を見ると、左コーナーに突入しようと綺麗に2人並んでいたNAMくんと西やんが急にバラけた。生い茂った夏草の陰からイヤホンをしてよそ見をしたまま走行してくるローディーが現れたのだ。急減速してローディーをかわす西やんに、加速中だった鈴ひろさんが接触。あっと思った直後には鈴ひろさんのバイクが後輪を上にした格好で浮き上がり・・・・。
当然ながらここで練習は終了。幸い人間にもバイクにもひどい怪我はなく、自走で帰宅できたので良かった。何よりも他の通行人を巻き込まなくて本当に良かったと思う。もしも高齢の歩行者などを巻き込んで大怪我などさせてしまったら、チームTTの存続危機どころか新聞沙汰である。スポーツ自転車への社会的風当たりはますます強くなり、淀川CRは自転車通行禁止、多くの自転車愛好家に迷惑をかけてしまうところであった。
今こうやって当時を思い返して書いていると、少しづつ少しづつ着実に運命の分岐点を進み、あたかもそうなることを我々自らの手で選んだかのように感じる。数々のアンラッキーが重なったことには間違いないが、今まで楽しくやってこれたのは、ただ単にラッキーがアンラッキーを上回っていただけのことで、実は安全と危険は表裏一体であったということを忘れてしまっていたなあと思う。
落車にすら気付かず走り去っていったよそ見ローディーに文句の一つでも言ってやりたいところだが、まあ彼が引き金になったというだけで、弾丸を充填していたのは他ならぬ自分たちであったことに反省し、今後の教訓にしていきたい。鈴ひろさんだけにその責任を負わせた形となってしまって申し訳ない。またやり直しましょう。
第17回チームTT練習
今日は、お子様発熱とのことで西やんお休み。3人で回す。今回も集合場所までクルマで行ったのでちょっと早めに着いてアップでもしようかなと思ったけど、思ったより時間が無くちょっとしかアップできなかった。
NAMくんがまたまた秘密兵器を開発。要は「切れそうになったら押すスイッチ」である。
列車から遅れそうになったらハンドルの任意の場所に取り付けたスイッチを押す。すると無線により他メンバーの視界に入る場所(ゴーグル付近等)に取り付けたLEDが光る、というものである。まだ試作段階なので1セットしかないが、完成すればこれを4人全員に装備。個人個人のLEDには4色あって、誰がどの色のLEDかを記憶しておけば、誰が列車から切れそうなのかが残りの3人へ瞬時に知らせることができる。
今日は私のアップが十分ではなかったので、試作品を私のバイクに取り付けた。私が切れそうになってスイッチを押せば、NAMくんのヘルメットに付けたLEDが光り、大声を出して「待って!」とか言わなくてもNAMくんが列車の速度を調整してくれる手筈となっているわけだ。
ところがこういう時に限って調子が良い(笑)。3人の列車は41を割ること無く、42~45ぐらいのペースを常に維持し、最後までバラバラになることなく練習は終了した。せっかくなので巡航中にスイッチを押してみたが、いきなり視界に青色のLEDが光るので、「びっくりした」とは本人談である。
なぜNAMくんはこうも無線にこだわるのか。去年も同じような装置を試作したが、電波のとどく範囲が短すぎて使い物にならないという失敗があったにも関わらず、今回は強力な電波を駆使して再挑戦してきた。私はかねてより、「チリンチリンでええやん」と言い続けている。昔ながらのチリンチリンをメンバーに配ったところまで行ったのだが、見た目にこだわるNAMくんに一向に「チリンチリン案」は受け入れてもらえない。
チームの列車が美しい隊列を保つためには、メンバーの走行中の意思疎通が不可欠である。ほとんどのチームが大声で「ちょっと待ってーー!!」と叫んでいる中で、チームTTがブームとなりつつある昨今、そろそろチリンチリンを装備してくるチームも出てくるものと思われる。ハンドルに秘密のスイッチが取り付けられ、各メンバーのヘルメットのLEDがチカチカ点滅しているチームは日本中のどこを探しても我々ぐらいであろう。
改めてチームTTの美しさを極めようとするNAMくんの情熱に脱帽である。でも、できれば本番では使いたくない(笑)。
奈良ベース
先日水曜日は奈良ベースでお泊りとなった。何を隠そう奈良ベースは私の親戚の家で、大変良く接待してくれるので子供たちもお気に入りである。奈良女子大が近所にあるのだが、娘2人が将来もしそこに入ることができれば奈良ベースに住まわせてもらうことも可能で、生活費用の大幅な節約となる。遠方の私立なんかに行かれるよりも、しっかり勉強して公立の奈良女子大にでも行ってくれればありがたいなあと思うが、親の心子知らず。指の数を超える足し算は不可能と言う体たらくである。2学期になったら繰り上がりと繰り下がりが始まるので、この夏休みにしっかりマスターさせておきたい。
奈良ベースから会社が自転車で15分という好立地ということもあり、私も奈良ベースへの移住を本気で検討したことがある。個人的に奈良と言う土地が嫌いではないし(むしろ好き)、少し走ればジャパンカップのコースとなる山々がサイクリストを迎えてくれる。徒歩5分圏内に昭和の雰囲気の銭湯もあるし、下町情緒あふれる商店街もある。奈良マラソンのスタート地点も徒歩圏内なので、抽選にさえ当たれば出たい放題である。出えへんけど。
とまあそんなこんなで木曜日は奈良ベースからの出勤となった。15分やそこらの距離でTTバイクをかっ飛ばすのもアレかなあと思って、久しぶりにシクロクロスバイクを出動させてみた。太いタイヤの安心感、起きた乗車姿勢の見晴らしの良さ、良くも悪くもファジーなスラムの変速感。どれを取っても逆に新鮮であった。地面スレスレを40km/hとかでぶっ飛ばすのも面白いが、たまにはのんびり走るのも悪くない。なあなあ、TTメンバーでいっぺんのんびり琵琶湖一周とかしよーや。
第16回チームTT練習
今が第何回なのかの確認をするために、自分のログではなくメンバーのログを確認しないといけない悲しい現状。それぐらい今年は私の参加率が低い。今日のライドも約1週間ぶりにもなり若干の焦りもあるが、まあ毎年この時期は少し落ち込むので、焦りすぎて変なことをしないように気をつけたい。
と言うわけで合同では第16回。4人元気に集まった。私は仕事で、夕方から夕立の可能性があるということなので、集合場所までクルマで行った。ラクチンである。しかしアップが全くできないので序盤はゆっくりにしてもらう。
導入は40ぐらい。中盤から安定しだして42~44ぐらいで巡航。なかなか良いペースである。私も結構余裕があり、46ぐらいでも破綻せずに出せる感じ。やっぱりこのクソ暑い時期は、変に距離を稼いで乗ったつもりになるよりも涼しい時間に短い時間集中してやるほうがいいのかもしれない。通勤往復による余計な疲れを溜めず、乗るコースだけきっちりとメニューを組んで・・・・。考えてみよう。
最近ちょっと列車がフラフラすることがあるかな?あと、少し間延びしたり詰め過ぎたりして変なインターバルも発生してる気がする。日本一美しい列車を組むアマチュアチームでありたい。
『キリン』 山田悠介 角川文庫
仕事の関係でちょっと長めの電車移動することがあって、駅の本屋で衝動的に買った本。この人の作品を読むのは初めて。誰なのかも知らないしどんな代表作品があるのかも知らない。プロフィールを見ると1981年生まれとある。私より8歳も年下で32歳である。プロ野球選手もほとんど私より年下になってしまった今、そんなことで違和感を感じること自体おかしいことなのだが、小説家も年下になってしまうか~というなんだか寂しい気持ちで手に取った。
いや別に、自分より年下が書いたからというわけではないのだろうが、正直ツマラン。天才精子バンクで優秀な天才数学者と、ノーベル賞受賞者の精子を高額で落札した皆川厚子から物語は始まる。長男の出産、異常なまでの教育、厚子を取り巻く環境、次男の出産、次男は出来が悪い、平気で捨てる、施設行き、天才精子バンクの秘密・・・・。
なんの盛り上がりもなく、なんのどんでん返しもなく、ただ淡々と頁が進んでいくだけの印象。今回は自分が電車に乗ってまとまった時間があったからなんとか読了したが、家事育児の合間では絶対に読み切れていないだろう。それぐらい面白くない。ごめんファンの人。
実は先の『夜行観覧車』を読み終わってその感想文を書く前にこれを読み始めてしまったので、面白かった『夜行観覧車』の思い出までもが消え去りそうになってしまい、『キリン』を読了してからまた『夜行観覧車』を読み直したぐらいである。口直しみたいなもん。この本を平積みして売り込もうとしていた駅の本屋に悪意を感じるぐらい(笑)。
『夜行観覧車』 湊かなえ 双葉社
以前、夕方の情報番組で湊かなえのロングインタビューがありたまたま観ていたのだけど、なんだか好感の持てるおばさん(失礼w)だったので読んでみた。たしかそのインタビューも夜行観覧車ドラマ化にあたってのものだったと思う。
舞台はとある高級住宅街で、ある一軒の家庭で起こる殺人事件。だけどその犯人が誰なのかとか、何故殺したのかということは二の次で、この物語は家族の絆とか愛とかがテーマ。大きく分けて二軒の家庭の視点から描かれていて、さらにその家族それぞれの視点や感情から、ひとつの物事が説明されていく。
時間軸は間違いなく1本なのだが、それを様々なキャラクターの目線から書かれているので、ひとつの出来事がとても立体的になっている。どのキャラクターがどんな心境なのかを読者が理解しているのに対して、作中の登場人物たちは他人の気持ちが理解できずに思い悩む。そこがまた面白い。
近所付き合い、受験、反抗期、家庭内暴力…。自分のことに置き換えると怖くなってしまうことばかりだが、実は身近に接近している問題ではないかと気付かされるとき、この作中の家族たちが他人には思えなくなって、一気に感情移入、一気に読んでしまった。
登場人物の誰もが何かしらの問題を持っていて、「こいつの言ってることが正解!」ってのがいない。普通のミステリーなら、探偵役とか刑事役が正解を述べるのだが、これは誰が正解というわけではない。だからなんだかスカッとするラストにはならないのかなあと思っていたら、なかなか綺麗にまとめられていて、読後の気持ちよさみたいなのがあった。
湊かなえ作品はこれが初めてだったけど、個人的には宮部みゆきより好きかな。まあ比べるものでもないんだろうけど。
『バイバイ、ブラックバード』 伊坂幸太郎 双葉社
ちょっと伊坂幸太郎が自分の中でブームになっている。好きとか贔屓にしているとかそういうのではないけど、一度その文章に慣れてしまったらその作家に対しての予備知識というかそういうものが構築されるので、文章に慣れるまでの時間が割愛される気がして効率よく読めるように思うのだ。
というわけでこの『バイバイ、ブラックバード』。結論からいうと、自分としては伊坂作品の中で一番おもしろかった。主人公の星野は5股もかける女好きなのだが、どういうわけかチャラチャラした女ったらしという感じではなく、どちらかと言うとどんな女性に対しても真面目で一生懸命なところが憎めない。
そして謎の理由で繭実という巨漢の女に連れられて、5人それぞれの女性のところに出向いて別れを切り出すというお話である。なぜ繭実という巨漢の女性に連れられているのか、なぜ5人の女性と別れなければいけないのか、というところはネタバレになってしまうので避けるけど、それぞれの女性の出会いやエピソードが5篇に編集されて大変リズムよく読むことができる。
個人個人のキャラクターが際立っていて、特に星野と常に行動を共にする繭実の存在は大きく、最初はうっとおしいだけのキャラクターだったが、読み進めるうちに、この巨漢女を許容している自分に気づく。それは主人公星野も同じで、理解不能だった繭実の言動を予測できるようになってくる変化は自分のことのようで楽しい。
ラストに向かうまでのストーリーのお膳立てがとてもおもしろいので、否が応でもラストに期待がかかってしまい、このラストは賛否別れるところである。私も正直言ってもう少しその後を読みたいなとは思ったけど、そこは読者の想像に委ねられた。
とにかく星野と繭実のコンビネーションが楽しく、続編があったら読みたいなと思うし、映像化反対とひつこく繰り返している私も、ちょっとこれが映像化されたらどんなんかなーという期待もあったりする。繭実は誰が演ったらいいだろうか。マツコ・デラックス?しずちゃん?北斗晶?想像するだけでもたのしい。
この作品はおすすめです。
タイヤ交換
ビットリアのEVOコルサは、高圧まで入れてもしなやかでグリップもよく、何故かパンクしにくく軽量で大変良いタイヤだと思う。だからコルナゴもTTバイクも、チューブラータイヤはみんなEVOコルサを使用していたのだが、軽量チューブのため毎朝エアを充填しないといけないのが最大の欠点である。めんどくさがりの私にとっては苦痛以外の何者でもない。しかもスッと入るならともかく、特にディスクホイールともなるとアダプターを付けたり外したりとカナリの手間だ。朝4時に起きてこの作業はツライ。
というわけで、トレッド摩耗を期にコンチネンタルのスプリンターに変更。ちょっとグレードは落ちるけど、何と言っても入れた空気が抜けないというのが最大のメリット。これで少々二度寝しても安心である(笑)。さらに、タイヤを貼るのにミヤタのリムテープを愛用してきたが、値段が高いというアレな理由でリムセメントに変更。未だにチューブラー愛好家には根強い人気のリムセメント貼り付け方式。これで私も“通”の仲間入りである。
昨日仕事から帰宅してから早速交換作業をしたが、やはり私は自転車いじりはキライなんだなと再認識した。ミヤタのリムテープが発売される前は私もリムセメントを使っていたのだが、ここまで面倒くさいことだとは忘れていた。手はネチャネチャになるし、部屋の床に接着剤付くし、暑いし汗かくし、ポンプ壊れててエア入らんし、もうワヤである。オマケに子供たちが邪魔するし、はよゴハン食べてとヨメはうるさいし、バクハツ寸前であった。
なんとか今朝、会社のコンプレッサーでエアを入れてようやく完成。あーしんど。
柳生ループ
火曜は親戚が住む奈良ベース泊。ヨメコドモ抜きで行ったので夜の居酒屋が思いの外盛り上がり(^^;;、水曜は若干の二日酔い気味で起床。行こうかどうしようか迷ったが、チームTTメンバーはいつもの朝練をしているので自分だけサボるわけにもいかず、なんとか重いカラダに鞭打って出発。
奈良公園の近所に位置する奈良ベースは良い。家からちょっと走れば山の中である。天理・福住・柳生・笠置・和束・信楽など、大阪から走るのはちょっとした覚悟が必要なスポットまでもあっという間である。ついでに会社からも近いという好条件なので、何故30年ものローンを組んでわざわざ大阪に住んでいるのかという疑問が沸かないわけでもないが、余計なことは考えないでおく(笑)。
先日からTTバイクのタイヤの調子が悪く、うまくエアが入らない。この日もなんだかきっちりとエアを充填できないままにスタートしたが、どうも好みの空気圧でないために調子が出ず(もちろん前夜の酒が残っていたということもあろうが)、水間峠を越えて柳生の辺りで一旦ストップして、CO2ボンベで最充填を試みた。
そしたらなんと・・・!CO2ボンベが古すぎてカラッポではないか!
バルブエクステンダーを装着した際に前後ともエアが抜け切ってしまった。「俺だけはパンクしない」という根拠のない自信を持ち続けているせいで、普段からCO2ボンベ1本しか持っていないために、前後ともタイヤがぺったんこになったまま途方にくれてしまった。
なんとか近所のガソリンスタンドを見つけてエアガンでも貸してもらおうと訪ねるも、そこは田舎のスタンドである。8時開店にもかかわらず誰もいない。8時半ごろになってようやくオッサンが現れ、エアガンで空気を入れてリスタートすることができた。ありがとうオッサン。
ここから布目ダムでも周回したろかと思っていたのだが、時間が限られてるのとココロが折れてしまったせいで、笠置を抜けてR163をつかって最短距離で帰ってきた。終始調子が悪く、あんまり身になったライドとはいえない。こういうときに交通事故なんかに逢うことがあるので、タイヤトラブルだけで済んだのはラッキーであった。
50kmほど。暑かった。
ガソリンスタンド開店待ち・・・(笑)