第18回チームTT練習

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 天候曇り。無風。所々に少しの水溜りがあるけどコンディションはGOOD。水曜日なので私は休日。エロヘルワンピのフル装備で出掛ける。相変わらずサドルがギシギシ言うがもう慣れた。先日少しサドルを下げて(まだ試行錯誤中…)脚の回りが良くなったのでクルクル回転系で集合場所へ。
 
 520集合のところ505ぐらいに到着しみんなを待つ。まずは鈴ひろさん登場。次にNAMくん登場。少し間を置いてにしやん登場。4人揃う。量産体制に入ったNAMくんの秘密兵器を全員のバイクに取り付ける。電動コンポのバイクは最早ワイヤーよりも配線の方が多い。そういう我がバイクの姿には萌える。スイッチを押してNAMくんのLEDが光ることを確認しスタート。
 
 序盤からハイペース。まずは私が40ぐらいで様子見。次にNAMくんがいきなり45ぐらいに上げる。続いてにしやんがそれをキープ。鈴ひろさんのところで42ぐらいになる。調子悪いんかな?そう思って再度私に回ってきた時に42をキープ。徐々に上げて45でNAMくんにパス。まあそんな感じで、NAMくん→にしやん→鈴ひろさん→私という隊列で安定する。
 
 少し道幅が狭くなってカーブになり、数カ所の段差とほんのちょっとの登りがあるセクションで私が先頭。いつもここでペースが38ぐらいに落ちるのでそれを嫌って意図的にペースを上げた。この時なんだか脚とギヤがうまくかかった感じがして42ぐらいで加速しながら通過。よし!と思ってその後先頭を譲ろうとしたら後続が離れていた。他の3人は安全を優先したのか恐らく38ぐらいで通過したのだと思う。私が3人を千切った格好になったので少しペースを落として後続を待ち、4人揃ってペースを整えてから先頭をNAMくんに譲った。
 
 NAMくんは私の意図しているところを汲み取ってくれたようで、先頭に立つとすぐさま45にまで上げ(もしかしたら秘密兵器の動作確認をしたくて故意に切り離しにかかったのかもしれないw)、最高のペースで列車は突き進んだ。私が列車の最後尾に付けていると、前に いる鈴ひろさんとその前の西やんの間が少し開いた。やっぱり鈴ひろさんの調子が悪いのかな?と思ったがすぐに復帰し、最初の車止めが現れるまでの、我々が「第1区間」と呼ぶ区間最後でのS字コーナーへ突入した。
 
 まずは橋の段差をクリア。次に右へカーブ。先頭のNAMくんと2番手の西やんはピッタリ付いて素晴らしいバンク角で綺麗に曲がっていく。少しだけ3番手の鈴ひろさんが離れて右へバンク。私は少し息切れもあって3人よりは少し離れてカーブへ入った。まあすぐに車止めが出てくるのでそこで追いつきゃいいやって感じ。右カーブを抜けて次の左カーブまでの10数mの直線でNAMくんと西やんペースアップ。いつもならここは車止めまで流して息を整える場所なのだが、先ほどのペースダウンセクションで私が千切りにかかったこともあってだろうか。まるで鈴鹿のヘアピン立ち上がりよろしく加速。それならば!と鈴ひろさんも私も頑張って追い付こうと加速した。
 
 その瞬間前方を見ると、左コーナーに突入しようと綺麗に2人並んでいたNAMくんと西やんが急にバラけた。生い茂った夏草の陰からイヤホンをしてよそ見をしたまま走行してくるローディーが現れたのだ。急減速してローディーをかわす西やんに、加速中だった鈴ひろさんが接触。あっと思った直後には鈴ひろさんのバイクが後輪を上にした格好で浮き上がり・・・・。
 
 当然ながらここで練習は終了。幸い人間にもバイクにもひどい怪我はなく、自走で帰宅できたので良かった。何よりも他の通行人を巻き込まなくて本当に良かったと思う。もしも高齢の歩行者などを巻き込んで大怪我などさせてしまったら、チームTTの存続危機どころか新聞沙汰である。スポーツ自転車への社会的風当たりはますます強くなり、淀川CRは自転車通行禁止、多くの自転車愛好家に迷惑をかけてしまうところであった。
 
 今こうやって当時を思い返して書いていると、少しづつ少しづつ着実に運命の分岐点を進み、あたかもそうなることを我々自らの手で選んだかのように感じる。数々のアンラッキーが重なったことには間違いないが、今まで楽しくやってこれたのは、ただ単にラッキーがアンラッキーを上回っていただけのことで、実は安全と危険は表裏一体であったということを忘れてしまっていたなあと思う。
 
 落車にすら気付かず走り去っていったよそ見ローディーに文句の一つでも言ってやりたいところだが、まあ彼が引き金になったというだけで、弾丸を充填していたのは他ならぬ自分たちであったことに反省し、今後の教訓にしていきたい。鈴ひろさんだけにその責任を負わせた形となってしまって申し訳ない。またやり直しましょう。