2

カラダ重い

 先日はチームTT反省会という名の飲み会があり、メンバー4人が某高級中華料理店に会し盛り上がった。来年は本気で表彰台を狙いに行くぞと意気投合するも、あんまりそんなことをブログに書くと余計にライバルを煽る結果となるので控えておこうじゃないかと決定。来シーズンは秘密裏のうちに集合して練習も出場レースも全て秘密、超マイナーな田舎のTT大会に出て表彰台に乗ろうかと思っている(笑)。
 
 さてさて、本番も終わってメンバー全員腑抜け状態となり、ワタクシも今朝の自転車通勤で実に1週間ぶりのライド。当然の事ながらカラダは重く、思ったように進まない自転車に悶々としながらも頑張って清滝峠を登ってきた。ボトルや工具を忘れたことに登っている最中に気が付き、ああボケてるなあと思いつつも、あの暴力的な暑さは影をひそめ、確実に秋の空気となった山間を走るととても気持ちが良かった。
 
 エンジン付き、無しに関わらず、気候が良くなってくると増えるのが二輪車。清滝峠もローディーで溢れ、追い抜いたり追い抜かれたり、挨拶したりせんかったりで忙しい。阪奈道路を走っていても、20台ぐらいの単車グループが地鳴りのようなエキゾーストノートを残して走り去っていく。ほんと事故には気をつけて楽しんで頂きたい。
 
 とまあこんなユルイ感じでオフシーズンが始まり(オフの始まりってのもおかしな表現だが)、今年の冬はシクロクロスなんかもやってみたいなあと妄想したりしている。インターバルトレーニングには持ってこいだと思う。資金はいくらあっても足りない・・・・。

幼なじみ

 突然だが、私は仲みゆきのファンである。誰やねんと言わないで頂きたい。『おはよう朝日です』にタマに(笑)出演するタレントさんで、その他にもテレビやラジオで活躍しておられる方である。小学生からの幼なじみで、すぐ近所に住んでいたということもあり町内子供会の行事などでよく遊んで頂いた、私より1つ年上のキレイなお姉さんだ。
 
 私が家庭の事情により引越ししてからは疎遠になってしまったが、数年前、偶然にも幼稚園の発表会の保護者席でばったり再開した。あまりにも久しぶりだったし、お互いの子供の発表にも夢中だったので昔話に花を咲かせるということはなかったけれども、その後ツイッターなんかでもフォローして頂いたりメッセージを頂いたりして、私にとっては大変貴重な“テレビに出ている知り合い”となった(笑)。
 
 そういうことがあったからか、最近「あの幼なじみはどうしてるだろうなあ」と考えることが多くなった。疎遠になった旧友のことをフト思い出したりするとき、その旧友に何か問題が起こっていると聞いたことがある。つまり虫の知らせということなのだろう。名前を思い出せる旧友はFacebookなどで検索をかけたりすることもあるけど、人生に困っている者がFacebookなんか悠長なことしてないわなーと、残念な検索結果を見て思う。
 
 Facebookで再開する友だちとは盛り上がる。お互いの人生が順調だからこそである。私も周りの方々の協力もあって今のところ順調な人生を歩ませてもらっているから、ついつい旧友とのコメントのやり取りなんかで夜更かししてしまうこともあるのだが、そうやって楽しむ反面、こういった楽しいツールを使えない、もしくは使うような精神状態にない人のことを思い出したりする。自分たちだけ楽しんで悪いなあという罪悪感ではないけれども、いつか自分もそうなってしまうのではないかという緊張感みたいなものは感じる。
 
 まあ、連絡の取れない旧友がみんな人生の危機に陥っているというわけではないだろうけど、ちょっとそんなことを思ったので。幸せな人生なんて、手のひらの表と裏みたいなものだ。だから、自分が人生のどん底に落ちたとき、わざと明るく振る舞っていたいと思うし、現に今そうしている人を本当に尊敬する。手のひらが裏返しだったら、なんにもつかめない。

2

伊勢志摩家族旅行


 
 画像は鳥羽水族館のペンギン。ペンギンはイイ。
 
 鈴鹿TTTも終わり、毎晩の酒の量が多め。当然朝はゆっくりめにしか起きれず、眠いだの夕立が心配だの理由をつけて自転車に乗らない日々。なんだか体の調子も悪く、むしろ眠い目をこすって4時に起きてた時の方が調子が良いぐらい。改めて自分の健康は自転車によって成り立っているのかなと感じる。ま、来週ぐらいから再始動するか。
 
 そんな中、毎年恒例になりつつある(とはいえ去年は諸事情で行けなかった)親戚家族も合わせて総勢12人での家族旅行に行ってきた。行き先は伊勢志摩。まだまだチビが多いのであんまり遠出はできないけど、それでもクルマ2台に分乗しての大移動は大変疲れた。
 
 伊勢自動車道から鳥羽を抜けてパールロード途中にある海水浴場で今シーズン初の海水浴。クラゲが多くて閉口したが、それでもやはり海は気持ちが良い。体がネトネトしたり、クルマが砂だらけになったりと後片付けが死ぬほど大変だが、それでもやっぱり海に入らないと夏は終われない。
 
 海水浴場の近所にあるラーメン屋でラーメンと焼きそばを食べたが、どうやったらこの味が出せるねん!というぐらいまずい。海の側というロケーションに甘えた商売丸出しである。ソコソコの味でもソッコーで潰れてしまう都会のラーメン屋が食べたら絶対怒ると思う。まあ気を取り直して午後も海を堪能して引き上げ。伊勢志摩グランドホテルに泊まる。

 大浴場で疲れを癒し、夕食は和食のコース料理で大変美味しゅうございました。子供たちははしゃぎ疲れてそろそろグズグズモード。早く寝かせて大人の時間を楽しもうかなと思ったけど、大人も疲れて早々に就寝。

 翌朝はバイキング。ホテルのバイキングで飲むオレンジジュースはなあんであんなに美味しいのか、誰か解明してください。たぶん普通の100%ジュースだと思うけど(笑)。ホテルをチェックアウトしたら鳥羽水族館へ。セイウチショーが思いの外面白くて、メインのアシカショーはグダグダ感が否めない。動物は悪くない。人間のしゃべくりによるところが大きい。

 ジュゴンやらペンギンやらを見てその後は夫婦岩まで。超定番ではあるが、小学校の修学旅行以来だったのでどうしても訪れたかった。小学校のとき見た夫婦岩はもっと遠いところにあるイメージだったが、随分近くてびっくりした。手が届くというほどではないけど、かなり近い。自分が大きくなったからだろうか。ベタに家族写真を撮ったりして過ごす。

 そこからは帰路へ。途中ウトウトしながらも(危ないw)渋滞もなく無事に帰ってこれた。子供がもっと大きくなったら飛行機に乗ってハワイとか行きたいところだが、果たしてコドモが大きくなった頃に、私にそんな甲斐性があるのかが疑問である。土日に休みを取ることだけでヒーヒー言うてるようでは、すでにその甲斐性を問われている気がするが、肩肘張らずにやっていきたいと思う。

 

4

SEVのこと

 鈴鹿のブースに、SEVが来ていた。去年の八ヶ岳で初めて見て以来、なんだかちょっと気になっていた“謎のアイテム”。秘密の金属が物質を活性化させて本来の性能を引き出すという、ホンマかウソか、人間のプラシーボ効果をうまいこと商売にしたな~という感じの商品である。
 
 とにかく高価。「こんなに高いなら効果もすごいだろう」という、これまた人間の微妙な心のスキマを突っつく値段設定だ。これが3000円とかで買えたらプラシーボ効果も少なかろう。そんなSEVのブースに面白いことが書いてあった。「無料貸し出しします」と。なに!?無料貸し出し!?
 
 飛びついたのは言うまでもない。なんせレース直前でナーバスな時間帯である。藁にもすがりたい私としては渡りに船とばかりに簡単なアンケートを書いて、「一番高いやつ貸して」と39900万円もする豪華3連リングを借りた。
 
 39900万円のSEVを首に巻いた瞬間、目の前が明るくなり、体中にみなぎるパワーを感じ、ついでにモテ期もやってくると思っていたが、そうでもない。とりあえずレースを走ったが、苦しいもんは苦しいわな。去年は着き切れしたが今年はしなかった。これはまさしくSEVのお陰!と言いたいところだが、これまでの努力を自分で否定することにもなりかねないのでそうも言えない。なんだか微妙な感想である。
 
 まさに「信じる者は救われる」的アイテム。宝くじが当たってお金の使い道に困ったときに買うことにする。ともあれ貸してくれたSEVさん、ありがとう。一応ブログに書いたんで義理は果たしたかな(笑)。

TTバイク必要。うん、必要だ。

 内灘でも鈴鹿でもそうだったけど、チームTTのスタート前に並んでいると、前走のチームが我々の姿を振り向いて、「うわ~~後ろに速そうなのがおるで~~」みたいな会話をしていることがある。大変嬉しくもあり照れくさくもある。ウェアが揃っているチームは多いが、エアロヘルメットまで揃っているチームはほとんどない。やはり4人のいでたちが上から下までびっしり揃っているとカッコイイもんである。グローブやシューズ、究極はTTバイクまで揃えてしまいたい。そしたら出走せずとも会場をウロウロしているだけで十分だ(笑)。
 
 
 ところで、今回は8年ほど前に作ったクロモリオーダーフレームであるケルビムをTTポジションに改造して乗ったわけだが、まあ何の問題もなく、練習から本番まで無難に走ってくれた。改めてケルビム号の懐の深さに脱帽である。でも、やはり最後のスプリントダッシュはコルナゴC59に軍配が上がる。
 
 今年の鈴鹿の3周目最終コーナーは、NAMくん→鈴ひろさん→私→西やんの順で立ち上がった。NAMくんが最後の加速を始め、それに鈴ひろさんが着いて行く。私は最後の一発の踏み込みには自信があったので前走の2人を抜くぐらいの勢いで踏み込んだのだが何故かバイクが加速せず、あっという間に2馬身ほど開いてしまって、「ちょっと待って~!!」とゴール前ではあり得ない発言をしてしまった。
 
 2人がちょっと落としてくれたのか、ワンテンポ遅れてケルビム号が加速し始めたのか、これまた何故かそれほど労せずして(まあフルモガキなんだが)スッと追い付き、ほとんど3人団子のままゴールした。この特性がクロモリフレームの特徴だと言ってしまえばそれまでだが、3人目のタイムが記録になることを考えれば確実にコンマ何秒かは損したであろう。
 
 自分の脚の無さを宇宙の果てまで上げておいてから言うが、やはり私にはTTバイクが必要である。それもコルナゴの一番イイやつをだ
 
 貯金しよう。そうしよう。

子供の習い事について

 誰しも子供ができるといろんな習い事をさせてやりたいと思うのが親心である。私も長男宗一郎が生まれた時には、野球でもスイミングでも英会話でもピアノでも何でも習わせてやって、その中から才能があると見込んだものだけをチョイスしてプロ級にまでさせたろかーなんて妄想していたけど、成長と共に息子の性格や家庭の環境や親の甲斐性やらが複雑に絡み合い、ひとつ、またひとつと可能性が失われていく。
 
 今のところ宗一郎が通っている習い事は赤ちゃんの頃から行っている英会話教室だけとなったが、これも今月いっぱいで辞める予定である。いつまでたっても私に英語で話しかけてこないところを見ると、効果はそれほどでもないようだ。せめて痛いときには「アウチ!」とか言うて欲しいものであった。
 
 最近サッカーに興味を持ち出したようで、同級生が多く通う近所のサッカー教室に習いに行きたいと言い出した。習いたいというきっかけが、本当にサッカーがやりたいのか、それとも友達と遊びたいだけなのかはとりあえず考えないことにしたけど、サッカーを習うことによって親が被るデメリットを考えてしまった私は親失格であろうか。
 
 毎週日曜の午後から約1時間の習い事。月謝・遠征費・共益費(これが謎)等のお金のことはともかく、試合がある日にはワンボックスを持つ親はクルマを駆り出され(当然運転込み)、車内をドロドロにされ、走行距離が増えることによるメンテナンス費用なども自分持ち、もし事故でもあったら目も当てられない。そこまでしてレギュラーで活躍するならまだしも、低学年だったら試合にも出られないだろう。デメリットしか思いつかない。
 
 先日早起きして宗一郎を近所の運動場に連れて行き、サッカーボールでパスの練習をしてみた。私はサッカー未経験者なのでドリブルもリフティングもうまくできないけれど、10mほど離れた相手に転がるボールを蹴ることぐらいはできる。まあ1時間ほどのサッカー遊びである。
 
 私は確信した。小2ぐらいの子供がサッカーボールを蹴るのはまだ早い。サッカーだけではない。野球のバットも重すぎるし、グローブも大きすぎる。基本的な筋力が未発達のまま道具を与えるのは変な癖がつくだけでダメだ。今の時期はまずは体幹の筋肉をしっかり鍛えておくために、ただただ走り込むだけでいい。小学校高学年まではそれで十分だと思う。野球やサッカー、その他のスポーツなんて中学からでも十分だ。しっかりした体幹と体力があればどんなスポーツだってすぐに対応できるはずだ。
 
 だから宗一郎にはそのことを小2にもわかるようにじっくり懇懇と説明し、私のTTシーズンが終わったら一緒に早起きしてマラソンすることに両者納得の上で決定した。まあ小2のことである。「走りが速くなるぞ~」と言えばイチコロであった。私もランニングができるし、さらに習い事によるデメリットからも開放され、パパとしては一石ニ鳥どころか五鳥ぐらいの収穫である。
 
 というわけで、TTが終わったらランニングしようと思う。自分のためでもあるし、息子のためでもある。なんだか今までマラソンに取り組んできた意気込みとはちょっと違うものがあって新鮮な気分である。だから新しいランシュー買うねん(笑)。
 
 

体操しよう

 伊調馨に続く吉田沙保里の金メダルにより、警備会社であるアルソックはさらに屈強で最強なイメージがついて万々歳であろう。もしかしたら本人より喜んでいるかもしれない。ここまで強いとアルソック体操でもしてやろかと思う。せえへんけど。
 
 体操といえば息子がyoutubeで「あたりまえ体操」を見せてくれと言うてくる。cowcowというお笑いコンビのネタなのだが、これが子供たちに大人気で、「右足を出して左足を出すと~~歩ける!」とか歌って喜んでおる。そんな体操よりも早起きしてラジオ体操でもして頂きたいところである。
 
 今朝は3:45起床。そのまま朝練…とはいかずになでしこジャパンを観戦。金メダルにはとどかなかったが粘り強く善戦したと思う。今後も頑張って頂きたい。90分+15分の観戦の間、ずっとバランスボールに座っていたので腹筋がなんだかワクワクしておる。観戦後すぐに朝食を食べて自転車通勤したら腹筋が目覚めていたので、清滝も軽やかに登れた。体幹の筋肉は重要だな。 

 そんなこんなでもうすぐ盆休み。何事も無く業務を終えたい。

4

ほしいもの

 友達の金谷氏に新車をご購入頂きました。どうもありがとうございました。今後も宜しくお願いします。で、気になる車種はFITシャトルハイブリッドである。10年選手の旧型FITからの正常進化とも言えるお乗り替えで、またこれからの10年しっかり働いて頂けるのではないかと思っている。
 
 昨今の若者のクルマ離れなんていうことがよく言われているけど、我々のようなアラフォー世代にとってクルマやバイクというものは、「持っているだけでモテる」アイテムであり、衣食住に困っていてもクルマやバイクには金をかけるというのが常識であった。金谷氏も私もどっぷりその世代なのだが、果たしてこの世代の男子は、本当に欲しいクルマを買うことが出来ているのだろうか。
 
 日々仕事をしていてつくづく思うが、最近のクルマの乗り替えなんて、車検や故障のタイミングであったり、補助金やら減税措置やらの駆け込みであったりする。我々が若者だった一昔前は、「本当に欲しいクルマが出た」から買うのであって、そこに値段や燃費や乗車人数なんて関係なかった。とにかく見た目がかっこよくて、馬力があって、速い、というのが3大条件であったが、今の時代にそれらの理由でクルマを選ぶことのできる幸せな人間がいるのだろうか。少なくとも弊社にはそんなお客様のご来店は無い。というよりもそんなシビレるような車種が無いというのも事実。
 
 金谷氏だって本当はFJクルーザーやミニクロスオーバーが欲しいはずで、FITシャトルなんて完全にアウトオブ眼中であったはずだ。しかし自分の生活環境を第3者目線で落ち着いてよく観察したら、FITシャトル以外に適正なクルマが見当たらなかったという感じがビンビンにする。取り扱い説明を流し聞きしている様子が物語っている。いやそれは金谷氏だけではなくて、弊社で新車をご購入される我々世代の男性のほとんどがそうである。クルマが好きで好きで仕方がなく、自分が運転するクルマのことは隅から隅まで知っておかなくては気持ちが悪いというぐらいの人間が、こと「自分の買い物」ではなくなった途端に興味がなくなってしまい、まるで洗濯機か炊飯器を買い替えたかのような感動の無さである。
 
 そんな感動の無い買い物に、何百万もの大金を支払う釈然としない気持ちはよく分かる。クルマそのものに魅力を感じられないまま、オレはこんな買い物をしていいのかという葛藤の中で、色々と気持ちに折り合いをつけてこれからの数ヶ月を過ごすのであろう。しかし、クルマを販売する側の人間から一言だけ言わせてもらえれば、「結局はその選択に間違いは無かった」と感じて頂ける日が来るのである。必ず来る。家族の反対を押し切って変なクルマを買わなくて良かったと胸をなで下ろす日がきっと来る。
 
 あなたの生活にフィットする。それがFITである。

2

自転車を積む

 最近のミニバンのカタログには自転車を積み込んでラゲッジスペースの広さをアピールする写真が増えた。一昔前は背の高い観葉植物であったりゴルフバッグであったりしたのだが、これも時代の流れというものか。車椅子を積み込む写真もそういえば増えたように思う。
 
 先日も軽自動車にギュウギュウにロードバイクを積み込んで来られたお客さんが、「これ(自転車)を楽に積み込みできるクルマを探しに来ました」なんて言って展示車に積み込んだりしていた。ロードバイクに乗り始めて2年ほどだそう。自転車に合わせてクルマを買い換えたりするあたり、自転車によって生活が変わってきている典型的なパターンの人だ。おそらく今度はフルカーボンのフレームが欲しくなって、やがて部屋にはバイクラックなんかが置かれたりするのだろう。
 
 私が通勤に乗ってきたC59を見つけるのは時間の問題。「うわ、コルナゴですね!」と興奮気味に寄ってきて、持ち上げてみては「軽い!」と言ったり、カーボンフレームを指でコンコン弾きながら「いくらぐらいしたんですか?」と言ったりと、お決まりのコースを一通りクリアしてから、ああこの人もベタなロードバイク初心者かあと思った頃、自分の自転車をC59の横に並べて写真を撮りだしたときは新しいと思った。さらに「ぼくの自転車に乗ってみてください!」なんて言い出した時はさすがに閉口した。サイズも違うしペダルも違う。しかも私は仕事中。ツナギと安全靴では自転車には乗れない。自分のバイクのインプレでもして欲しかったのだろうか。ブレーキの握りしろはスカスカ、ヘッドはガタガタ、そんなバイクにはよう乗りません。
 
 なぜ自転車乗りってああやってグイグイ来る人が多いのだろうか。人見知りの私としては大変困る。まあとにかく事故には気をつけて楽しんで頂きたい。

2

朝練DNS


 
 いつもの3時45分に目覚めるがカラダが起き上がらない。疲れてるなあと布団の中でノロノロしていると横にいた末娘さくらの様子がおかしい。発熱しておる。アイスノンしたりなんやして朝練DNSのメールを入れる。結局そこから眠れずに夜が明ける。
 
 疲れてるなりにせめて軽く自転車通勤しようと清滝を登り始めると前方に見慣れた姿。K本さんである。ペースを上げて追い抜くが着いてくる。結局最後まで後ろに着けられたままゴール。自己ベストを3秒縮めるお手伝いをしてしまった(笑)。今日は3本登るつもりでいるらしい。先ほどのアタックは2本目。大したもんである。みんな頑張ってる。少し談笑してお別れ。K本アタックにほだされたか、カラダが少し軽くなったようだ。夏やなあ。
 
 西やん鈴ひろさん今朝はごめんね。K本さんありがとうございました。
 
 
 話は変わるけど、最近登場する最新モデルのフレームは電動コンポ対応の物が多くなってきた。私のC59も電動対応でダウンチューブにバッテリー取付け台座があり、配線を通す穴が開いている。今ではバッテリー内蔵は当たり前、ブレーキを内蔵しているものもあるし、そのうちディレイラー内蔵なんかも出てくるだろう。
 
 正直言ってバッテリーもこんな大きなものでなくてもよい。一度充電すると数ヶ月はもってしまうので充電器をどこへやったか忘れるぐらいである。充電頻度が高くなってもいいからもっと小型軽量のバッテリーでいいと思う。それをフレームに内蔵して、充電の際はフレームのACジャックに充電器を直接差し込む、みたいな感じでいけるだろう。
 
 いつも思うのは、シマノやカンパニョーロの独占やなあということである。クルマで例えるなら、フレームやホイールはシャシーで、エンジン/ミッションはコンポであるとすると、どんなに個性的なクルマを開発しようとも、それに積むエンジン/ミッションはシマノ・カンパ・スラム等数社に限られてるというわけで、結局はコンポメーカーの独断に合わせたフレーム作りしかできないのじゃないかと思うのだ。
 
 自転車業界の内部事情をよく知らないままに書くので間違ってたらゴメンやけど(笑)、私のようなシロートに言わせると、各フレームメーカーはどんだけエラソーな名前を冠しても結局はシマノやカンパには逆らえないのではないか。いっそのこと独自にコンポまで開発しちゃえばもっと独創的で合理的なフレームが完成するのではないか。徹夜して考えまくった最高の強度やバランスを泣く泣く二の次に追いやって、チェーンステーとかシートチューブに違和感バリバリのバッテリー内蔵用“ザグリ”なんか掘らなくてもいいのではないか。
 
 自転車選手に黒人がいないとか、注文した部品が約束の期日に入荷しなかったりとか、大手の言いなりにフレームを開発したりとか、ロードレースのコースに石畳があったりだとか、あんまり気にしてなかったけど、自転車業界は不思議がいっぱいである。