『サクリファイス』

 先日の『銀輪の覇者』と同じく自転車関連の小説。『銀輪の覇者』は昭和初期が舞台だったのに対し、こちらは現代。日本人のプロロードレーサーが主人公。大阪を拠点にしているチームに所属しているので、「暗峠」とか「十三峠」とか「勝尾寺」とかが出てくる。そこまで出といてなんで「清滝峠」が出てけーへんねんと、アタッカーズ隊長としては抗議したいところだが、あんまり知った名前の峠が出てくると、小説を読んでるのかブログを読んでるのかわかんようになるのでまあエエか。


 この本、木馬店長からの借り物で、前回の『銀輪の覇者』も店長からの借り物。私の周りには本好きの人が多いので、いろいろと本を借りれて非常にありがたい。私も読書は好きな方だが、所有している本は意外と少ない。借りてばっかりである。

 本って、読むだけではなく所有することに喜びがあるんじゃないかと最近思う。本棚にズラーっと並べられた本を見るとなんだか嬉しいというか落ち着くというか・・・・。どうやって表現したらエエんやろね。とにかくその圧倒的な本の数に、ドキドキワクワクしたりしません?本屋に行くとそんな気持ちになったりする。友達の家に行ったときに、本棚に本がキレイに並べられていると、ウットリと眺めたりしてしまう。

 「コドモがまだまだ小さいから」という理由で本棚を設置していないのだけど、やっぱ本棚作ろうかな。小さいうちから「本は大切なもの」っていうことを教えとかないとね。コナアニキも書いてたけど、子供がふと手にとって、自分が読んでた本を好きになってくれたら嬉しい。

アタッカーズ報告 『モンキーズ偵察』

 イノウエさんが師と慕う、Mひろさんとの朝練がどんなものなのか、アタッカーズ隊長として偵察に行ってきた。

 3時40分起床。我ながらアホな時間に起きたなあと思う。4時20分京阪本通マクド前にD上さんと合流。当然真っ暗。

 5時半箕面市役所近所のコンビにイノウエさんとMひろさんと合流。真っ暗。さぶすぎて逆に心拍上がる!氷点下ちゃうんか。カタカタ震える我々とは反対に2人はピンピンしてる。おそらくホッカイロ。

 そこから高山公民館へ向けて上っていくが、さぶすぎるのと、真っ暗闇で地面が見えないのとで、アタックとか練習どころではない。気が付いたら反対車線のガードレールまで直進していたぐらい真っ暗。なんでアノ2人はスイスイ上っていくのか不明。おそらく暗視カメラ。

 高山公民館へカタカタ震えながら到着。まだ真っ暗。先に到着していた2人は談笑している。数分ほどしゃべって来た道を下る。うっすらと明るくなってくるがまだ暗い。イノウエさんは「紅葉がキレイ」と言うが、まだまだ紅葉が見えるほど明るくない。暗視カメラ説有力。だって2人ともライトの電池弱めやったもん。

 分岐で2人と分かれて我々は勝尾寺へお礼参り。オキナワ前に「イノウエさんに勝てますように」ってお参りに来たらラクショーで勝たせてくれた。イノウエさんのあのモチベーションはよっぽどオキナワが悔しかったとこから来てるんやろなとD上さんと笑う。

 凍えながら西田橋へ下る。やっと明るくなってきた。確かに紅葉がキレイ。ヨメコドモにも見せたい。でもさぶすぎる。コンビニで温もりながらボチボチ帰宅。65km。D上さんお疲れ様でした。またMひろ塾にも参加させてもらいます。もうちょっとあったかくなってから・・・・。Mひろさん、イノウエさん、ありがとうございました。

 コレを書いてるこの時間まで、なんかまだ指先がオカシイ・・・・。凍傷ちゃうんか。

 アタッカーズ報告終わり。

日々勉強

 ガソリン代がまた上がった。レギュラーが150円/L以上もする。ウチの軽自動車は満タンに入れてもせいぜい4000円いくかいかないか(それでも4000円!)ぐらいだけど、ちょっと大きなクルマに乗ってる人は、ガソリンを入れるたびに1万円札が小銭に変わってしまう。

 ますます「クルマってなんやねん」的風潮が助長されるそんなご時世に、クルマ販売店に勤めていると少々肩身が狭かったりする。ウチも軽自動車では手狭になりつつあるので、もうちょっと大きなクルマに乗り換えないといけないのだけど、ガソリン代をはじめ税金や保険代等の、車両本体価格以外にかかる金額が大きすぎて、そんなところでブレーキがかかっている状態。どこのメーカーも新車販売台数が年々減ってきているのはそんな理由なんだろうなと思う。

 そんな中、わざわざ普通のクルマよりも高いお金を出してハイブリッドカーを選ぶ人はエライと思う。ハイブリッドカーとか燃料電池車とか電気自動車とか、まだまだ進化の過程にある機械モノを買うのはちょっと勇気がいる。これからもっと性能が上がるだろうし、もっと安くなる可能性が高い(イヤきっとそうなる)からだ。ナビもそうだしデジタルチューナーなんかでもそう。

 仕事柄そんな進化の過程でも一応知っとかないといけないので、イロイロと勉強するのだけど、勉強しながら「コレってきっと覚えてもすぐに必要なくなるんやろな」と、ちょっと冷めている部分もある。そんな気分で勉強してるからなかなかアタマに入らない。困ったもんだ。

 「もっと良くなる」「もっと安くなる」と言って旧型を使い続け、気が付いたら時代に取り残されている状態にはなりたくない。イヤ別に家電関係やパソコン関係に取り残されるのはいいけど、クルマ関係に取り残されるのはヤバイ。ああいうものは自分で使ってみるまで良くわからなかったりするからね。

 というわけでシビックハイブリッドが欲しいのだけど、ヨメは「高い」の一言で却下しやがる。ヨメも新型にするか・・・・。ハイブリッドがいいかな?いずれにせよカネがかかるので、そうカンタンにはいかない。

久しぶり!

 今朝、通勤途中で3人組のローディーにズバーっと抜かされた。先頭を引いていたローディーのヘルメットからは長い髪が風になびいていたので、「ああ女の人でも速い人は速いなあ」と思いながら見送った。

 信号待ちでその3人組に追い付いたら、その女性がコチラを向いて私に笑顔を送っている。私はその女性とは面識が無かったから、こりゃいよいよオレのモテ期も本格的やなと思って彼女の顔を良く見ると、なんとメッセンジャー時代の仲間のアシダくんだった!

 ロン毛になってるやん!男子ローディーはみんな坊主だと思っていたから気付くのに時間がかかった。しかもめっさ男前になってるし。しかもしかもめっさエエ自転車(イルカ色のフレームでハンドルの上の部分が手の指にフィットする形になっててスポークは平べったいやつ)に乗ってるし。

 十三峠の乱以来だからちょうど1年ぶり。「ブログ毎日読んでますよ」と爽やかに言う彼に少々照れながら、ハイペースで奈良方面を目指す彼らを見送った。

 またみんなで走りたいね。そんで呑みに行きたいね。信号待ちの間だったので1分ぐらいしか話さなかったけど、だから余計に退屈な通勤の時間が爽やかに感じた。

来シーズン予定

 別にたいそうな事はなんも考えてませんが・・・・。

 冬の間にしっかり自転車通勤して、今よりもうちょっと強くなって、もっと速い人がやってるいろんな練習会とかに出稽古させてもらいたいなと思っている。

 その為には未だに治りきらない風邪をしっかり治さないといけない。酒もちょっと控えよう。来週は木馬忘年会、その次も友人と忘年会、たくさん酒を呑むと風邪の治りが遅いのでそれまでには完治させないと。

 春にはまたビワイチやりたい。それからたくさんの諸アニキたちがチェックしておられる伊吹山ヒルクライムはエントリーしてみたい。やっぱりなんか目標がないと通勤にも力が入らないからね。

 来週12月5日(水)は休みなので勝尾寺へお礼参りに行こうかな。

けいさんしてみよう!

●タイヤ周長2086mmでギヤ比48×15だからペダル1回転で進む距離は6675.2mmつまり6.6752m進むワケで家から会社までの距離が26kmつまり26000mなので片道3895回ペダルを回してるっちゅう計算。


●自分が出せる瞬間最高ケイデンスは198RPMなので1分間に進む距離は1321.68mつまり79.3km/hだからR163の信号も全て無視して清滝の上りも下りも阪奈の上りも下りもフルモガキで通勤したら20分弱で会社に着く計算。


●ネズミーランドニューイヤーカウントダウンツアーが家族4人で40万するとして1回の自転車通勤で500円玉貯金していくと800回の自転車通勤が必要なワケで年間約100回自転車通勤するペースだから8年かかる計算。


●ヨメの生理が3ヶ月ほど遅れているつまりお盆の頃にニャンニャンがあったかと思い返してみるけどそんな心当たりは無いのでもしものことがあってもヨソの子だと言い張る計算・・・・。

スイッチ

 二重人格とまではいかないにしろ、誰でも“ONの自分”と“OFFの自分”ってのがあって、その両方のバランスをうまいこと取りながら生活していると思う。私だって「さあ今日も清滝アタックする是!」なんて言ってるONの自分もいれば、そういう自分をどこか冷めた目で眺めているOFFの自分がいる。

 オキナワ前はONの自分ばっかりが前へ出てきて全然OFFにならなかったから少々疲れた感があった。その分今はOFFの自分がその時のストレスを癒しているような状態。見知らぬローディーに少々乱暴に抜かれても何とも思わないし、ライバルが練習に励んでいても焦らない。

 オキナワのレース中に思ったけど、やっぱり腹筋背筋がとても重要で、例えば腰が痛くなってしまったら全然踏ん張れない。腕の力も坂を上るときには非常に重要だ。それらを克服しないことには順位も上がらないので、腹筋背筋腕立てでもやろうかなと思うのだけど、OFFの自分がそうはさせまいとONの自分を引きとめる。


 ON「寝る前に腕立て伏せでもやるか」
 OFF「やめとけやめとけ」
 ON「けどお前もオキナワで思い知ったやろ」
 OFF「自転車に必要な筋肉は自転車に乗ってるときに作られるんや。寝る前に余計なことすんな」
 ON「そんなん言うてるからいつまでたっても遅いんや」
 OFF「なんやと?お前はプロか!お前は何になりたいねん」
 ON「・・・・そやな。やめとくわ」
 OFF「な?わかったらビールもう1本イッとけ」


 今のところOFFの方が強いみたい。

自転車はミッションか

 沖縄市民200kmで優勝した方のフロントチェーンリングは48×34だったらしい。コンパクトドライブっちゅうやつである。私は52×39。これだけを見ると優勝者は軽いギヤを使ってるみたいに思えるけど、リヤは11-21の10速をお使いになられてたそうなので、12-25(9速)を使っている私とは、アウタートップのギヤ比の差はさほど大きくない。つまり高速ローテや下り坂で脚が回りきってしまうということは滅多にない。

 ただ、優勝者自ら作成してくれたグラフを見るに、インナーで坂を上ってるときには有利なギヤ比になっていて、インナーロー(一番軽いギヤ)のギヤ比は私とほとんど変わらないのに、良く使うギヤのほとんどが私のよりも軽い。

 現在のロードバイクのギヤは合計20段変速がメインだけど、走っているときにその全てを使っているかというとそうでもない。アウターローってのはチェーンラインが斜めになりすぎるのであんまり使わないし、インナートップでもそう。沖縄でのレースを思い起こしても、実際に使ったギヤって10速もないんじゃないかな。7速ぐらいかな。

 そう考えたら優勝者のギヤの選択は、限られたエンジンパワーを有効に使えるギヤだということだし、自分のエンジンを良く研究した結果なのかなと思う。

 こんなことを考え出すだすとコンパクトドライブが欲しくなったりするのだけど、それを生かしきれるエンジンがあってのことだと思うので、自転車はやっぱりエンジンなのである。エンジン強化はタダである。少額な小遣い制のサラリーマンにはサイコーのチューンナップなのだ。

そろそろ再始動・・・・したい。

 オキナワが終わってからまだ一度も自転車通勤していない。せっかく天気は良いのだからもったいないとは思うのだけど、そろそろ再始動しないとこのままバッテリー上がりってことになるかも。

 自転車通勤がオキナワに有効だと証明できたことだし、これからは自信をもって通勤したい。日曜日に休みが取れなくって、みんなが楽しくロングに行ってても、以前みたいに焦ったりイライラしたりしなくなるだろう。

 しっかしあの3日間は本当に夢のようだった。ビーサンと短パンTシャツでぶらぶら歩いてたのに、今朝の大阪の寒さはナンダ。通勤もついついクルマに乗り込んでしまう。ベタな表現だが同じ日本とは思えない。

 諸アニキの中にはオキナワの次の日から走り始めている人も多いけど、もうちょっと、もうちょっとだけね、ゆっくりさせて(笑)。

オキナワレポート 総括

 まだ書くんかい!とか言わないで。そんだけ楽しかったってこと。走ってるときや呑んで騒いでるとき、海を見ながらボケーっとしてるときに思いついたことを、思い出した順にただダラダラと書き連ねます。そんな防備録の場所。


●とりあえず始めに書かないといけないのは、“キングオブ幹事”との異名と持つパチョアニキの素晴らしさ。飛行機、宿、レンタカー、居酒屋、タイムスケジュール、お金の割り算、上半身ハダカになってわめき散らすアニキのシツケ、その他全てのメンドクサイことを一手に引き受けてくれた。サンクス!


●ジブンが見た中ではケルビムはウチら2人だけだった。ケルビムのジャージを着ているポッチャリ型の女性がいたけど乗っていた自転車は未確認。恐らくツーリング部門だろう。鉄フレームでもレースは十分可能です。自転車はエンジンです(ひつこい)。高価なフルカーボンがキライってわけではないけど(ていうか欲しい)、カーボンを抜いたときのアノ快感は鉄に乗ってる者にしかわからないかも。鉄でイケるとこまでイッてみたい。


●とはいっても各部にカーボンパーツをふんだんにつかっているわけですが(笑)、uenoアニキにお借りしたバランス台でカーボンディープリムホイールのアンバランスを1g以下で調整できたのはホントに効果があったと思う。下りのときはほとんどの他の自転車よりも速かった。50km/h以上出る下りでは絶対に速い。テクとか根性が無いせいで折角のスピードにもブレーキを当てないといけないのが情けない(苦笑)。アニキサンクス!


●毎朝早めに起きて朝練とか、家族が寝静まってから夜練とか、そんなことが出来るタイプの人間ではないので、自転車通勤という形で練習していたのだけど、これが功を奏したのは嬉しい。特に最後の1ヶ月は風邪をひいたり肋骨が痛くなったりして調子を落としていたのだけど、なんとか本番には上げることができたのも、焦らず黙々と通勤したお陰かなと思っている。500円玉貯金も再開したい。


●往復飛行機・宿(2泊分)・・・・53700円
 自転車送付(大阪→奥間)・・・・5845円
 自転車送付(名護→大阪)・・・・4300円
 レンタカー・タクシー(7人で割り算)・・・・3000円
 打ち上げ居酒屋(多分)・・・・3000円ぐらい
 お土産・・・・10000円ぐらい
 その他(缶ビールとかゆいレールとか昼ごはんとか)・・・・5000円ぐらい
 合計・・・・84845円
 だいたい10万円あったらええんかな。来年までに貯まるかな・・・・?