第8回チームTT練習


 
 日曜日にレースがあるメンバーの休養段取りのために2日連続となったチームTT練習。目はスッキリと覚めたがやはり疲れが残っている。恐らく同じ事を考えているメンバーたち。しかし口には出さないビミョーな空気が流れる。思い切って私が口火を切ってみた。
 
 「今日は流そか」
 
 イイネ!イイネ!イイネ!メンバー全員の表情がパッと明るくなる(笑)。というわけで「流し協定」を締結した4人はゆっくりと走り出す。まずは私が先頭で38ぐらいにしておく。このペースで続いてくれよと願いながらにしやんにパス。そしたらKYにしやんがいきなり44ぐらいに上げる。次のNAMくんもパスされたからには!とペースを維持。続いて練習用タイヤのパンクにより決戦用ディスクホイールで登場の鈴ひろさんが快調に飛ばし、よっしゃお前らがそのつもりならと私も頑張る。「流し協定」はあっけなく空中分解、結局いつもと変わらないペースになってしまった。
 
 しかしまあ疲れには嘘はつけず、いつもよりはちょっと遅いペースぐらいまでしか上がらない。特にKYにしやんがヘタっておる。KYなことをするとだいたい一番始めにヘタってしまうもんである。後半はヘタってるにしやんに多めに引かせて私は休憩。ゴール手前でスプリントをカマして6月しょっぱなの練習は終了。
 
 明日はリカバリー的に通勤往復のみして、日曜は諸用のため休養日(休肝日ではない)。レース組の2人、頑張ってね~。
 
 6月1日(金)晴れ。チームTT朝練(ダウン無し)+通勤往復86km。

第7回チームTT練習

 月末にも関わらず朝も早よからチームTT練習。今月は仕事の方での目標は達成できなさそうなので(^^;)、せめて朝練だけでも目標であった45巡航目指して頑張ってみるつもりでスタート。しかし向い風のために出ても42ぐらい。苦しい序盤。
 
 にしやんが一人だけエロヘルを被って来ており気合十分、向い風をもろともせずに44ぐらいで引き続ける。こりゃイケるとこまでイッてみる作戦やなと予想。案の定2回目の先頭引きでは短時間であった(笑)。とはいえその後は復活し、追い風になった終盤では48ぐらいに上げてから先頭をパス。おいおいそんな速度でパスされても…とココロの中で悪態をつきながら45に。急激な速度の落ち込みに、後続者はオカマを掘りそうになる。
 
 だんだん脳みそが酸欠になってきて、最後の段差ではリヤのリムを軽くヒット。なんともなかったがヒヤリとした。酸欠になると簡単な判断に時間を要したりするので十分注意しないとな。ゴール後はいつもの場所までダウン。38ぐらいなら鼻歌モンである。平和な速度だ。去年の練習を始めたばかりの頃はこれぐらいだったのではないだろうか。成長しているのは嬉しいが、速度が上がった分、危険度は2乗でアップしていると思われるので、ひつこいけど事故には十分注意したい。
 
 のちに判明したが、なんと今日はにしやんが仕事休み。それで調子良かったんかい(笑)。
 
 5月31日(木)曇り。チームTT練習+通勤往復。5月の月間走行距離は1044km。TT練習のお陰でロングを走ってないにも関わらず結構伸びた。もっと走りたいけど強度が高い1000kmなので、今月はまあまあ満足。

人に歴史あり

 龍神村のおばあちゃんが亡くなった。享年97歳で老衰。昨日は仕事を休んで和歌山まで葬儀に出かけた。嫁さん側のおばあちゃんなので、私としては結婚してからしか接点がなく、正直悲しいと悔しいとかいう気持ちはあんまりなかったが、親族一同の列に並ばせてもらっていると、私はおばあちゃんの人生に引き寄せられた人間なんだなあと思った。
 
 施設のベッドで横たわっているおばあちゃんは、弱々しくて小さくて、ただの老人という感じだったが、この人がいなかったら誰も存在しなかったわけだ。まあ私自身は存在したかもしれないけど、私の子供たちは存在しなかったわけだから、つまりは私の現在の人生は存在しなかったと言える。改めて人の人生が他人に与える影響の大きさに気付く。そういう意味でおばあちゃんありがとうである。
 
 時間の関係で納骨までお付き合いできなかったが、また龍神村に遊びに行った時は、子供を連れてお墓参りをしようと思う。
 
 
 5月30日(水)C59で通勤往復。

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フライホイールと私


 
 幼い頃我が家には旧いミシンがあって、オカンは足で踏み踏みしながら常に何かを縫っていた。ミシン本体の横には大きな輪っかがベルト駆動でグルグル回っていて、「指はさむから向こう行っとき」とよく言われた。それが回転に弾みを付けるフライホイールだと知るのは大人になってからだ。
 
 若い頃、「コレを付けたら速くなる」との情報だけで、当時乗っていたミニクーパーに軽量フライホイールを取り付けた。ガレージ設備では相当大変な作業をなんとか友人と2人で終え、ホクホクしてエンジンをかけるとアイドリングしなくてビビった。低速トルクがなくなって信号発進なんかママチャリより遅い。エンジン回転の上がり下がりは恐ろしいほどに早くなったので、まさに「音だけ番長」になってしまった。フライホイールの重要さを体験した。
 
 そして今、自転車にディスクホイールという名のフライホイールを付けた。自転車におけるディスクホイールは空力パーツであると認識されている場合が多いけど、空力的にはあんまり意味が無いという研究結果もあるぐらいで、実はフライホイールとしての効果のほうが大きいのではないかと、使ってみて改めてそう思う。重いしうるさいし、見た目も無駄に目立つし、キャリアに載せるときに固定できないし、取り扱いに気を遣うし、空気入れにくいし、色々とネガティブな部分が多々あるが、これが一旦転がり出したら止まらんというぐらいに回るのだ。
 
 左右のペダリング時のトルクの波が吸収されているようで、ペダリングが上手になった気がする。立ち漕ぎするとペダリングに合わせて「ゴーワ、ゴーワ、ゴーワ」と音がするけど、これはトルクの無駄な波をホイールがなめらかにしてくれている音だと勝手に思っている。しなやかなクロモリフレームと、しなりもクソもないホイール。意外と相性はいいのかもしれない。
 
 私のこの無駄なテンションの上がり下がりも、なめらかにしてくれるフライホイールはないものか。
 
 
 5月28日(月)C59で通勤往復。阪奈頂上19℃。アームカバーとレッグカバーはもう暑い。今年は日焼けしないようにと考えていたが暑さには勝てないかも。
 
 

第6回チームTT練習

 5月26日(土)400起床430家出520集合。4人揃ってスタート。前夜は酒を控えて2100には寝たので身体が軽くて調子が良い。みんなも調子が良いようで、時折46とか出る。それでも少し余裕を残して往復終了。なかなか上がってきている。この調子を維持していきたい。ダウン含めて64km。
 
 晩は東海園にて決起集会。今朝の朝練の調子の良さが話題に出るが、練習コースばっかり速くなってる気がするので、宝くじが当たったらいっぺん鈴鹿サーキットを貸切ろうというハナシになった。ホンダに務める者として、鈴鹿サーキットを丸一日貸し切ったら幾らになるのか、社員割引は適用されるのか、そもそもそんなことが可能なのか、責任をもって調べたい。
 
 どうやら我々はピークの持って行き方がヘタなようだが、今年はクレフィールとか内灘などを挟むので、鈴鹿本番までに来てしまったピークのガス抜きが可能。TTレースの経験値を上げて全体的に良い方向へ持っていけたらなと思う。
 

『サイタマノラッパー』 脚本・監督/入江悠 主演/駒木根隆介・みひろ他


 
 ごくごく少人数で、水面下で、細々と活動を続けている「映画部」。これまでに観に行った映画は『おっぱいバレー』、『SEX AND THE CITY』、『モテキ』など、何か先立つものがなければ観に行かないようなものばかりをチョイス。レイトショーで缶ビール片手にヘラヘラ観るというのがスタイルである。
 
 しばらく活動はしていなかったのだが、ある日マンションのポストを見ると、部長のスミオさんから大きな封筒が届いていた。中には『サイタマノラッパー』の1と2のDVD2枚と、便箋2枚に及ぶ手紙が。文面には色々と書かれていたが、要は、今上映中の『パート3』を観に行こうではないか。それまでにこの『サイタマノラッパー』の1と2を観て予習をしなはれ、ということである。
 
 「急にどないしたん!?」と言いたくなるぐらい、彼はこの『サイタマノラッパー』を推している。神推しである。スミオ部長の音楽の趣味はアイドル系だと勝手に決めつけていたが、ひょんなきっかけでこの『サイタマノラッパー』を知り、それ以来iPodはヒップホップのヘビーローテーションだと言うから改めて熱しやすく冷めやすい性格だなと思った。
 
 私はピップホップ系は守備範囲外である。いやむしろ敬遠していたぐらいだ。あのファッション、あの喋り方、あの動き、どうも好きになれん。おそらくそういうこともスミオ部長は知っていたはずなのだが、あえてこれを推してくるのは何か意味があるのではないか。これはもしかしたらドエライ映画なのではないかと思いつつ、封を開けずに1週間(笑)。なんとか先日の休日に『パート1』だけ観てみた。
 
 舞台は埼玉県の田舎町。ヒップホップで一旗揚げてやろうと妄想する青年たちの青春を描いている。当然のことながら全編にヒップポップが流れまくり、あのファッションの人間がバンバン出てくるし、普通のセリフまでもがラップ調であったり、敬遠していた者にとっては目を覆いたくなるような序盤だったが、我慢して(笑)観ているうちに免疫ができてしまい、中盤から終盤にかけて、どっぷりと彼らに感情移入してしまった。
 
 社会への不満、自由への疾走、将来への不安、未来への希望など、若者が熱く表現する方法の一つにラップがあるということだけで、それは尾崎でも浜省でもいいわけである。あのヤンキーちっくなファッションのニーチャンの見方がちょっと変わった。しかもラッパーは異常なまでに地元を愛している。

 「ここ、サイタマから、オレたちの、アツイ、マイソウルを、発信しているんだぜ」(ラップ調で読むとハマる)
 
 でも東京に出ることを夢見ている(笑)。矛盾しているように思えるが、ほとんどの若者の考えは矛盾している。ラッパーだけではない。私だって金もないのにTTバイク欲しいとか愛人欲しいとか言うてる。そんな矛盾をラップに乗せて、サイタマから発信しているのだ。宇宙人かよ(劇中のみひろのセリフ。気に入っている)。
 
 時間がなかったので『2』はまだ観ていないのだが、今度は女の子ラッパーのお話のようなので楽しみだ。明日は休みなのでゆっくり観てみよう。
 
 
 

第5回チームTT練習


 
 画像は昨日の帰り道の清滝峠下り。夕日に向かって下っていくのは気持ちいい。
 
 今朝はチームTT練習。集合時間が10分早くなって5:20集合。でも5:15には4人みんな揃ってた。そそくさと走り出す。走りだしてすぐにサングラスを集合場所に置いてきたのを忘れ取りに戻って、少し離れてしまった3人に追い付こうとスピードを上げて40。スタートしていきなりしんどい。
 
 なんとか追い付き4番手で回復に徹する。3人分ゆっくり回復させてもらって交代。列車は42ぐらいで進んでたのでそれぐらいを維持する。しばらく引いていっぺん43ぐらいに上げてから後ろに回る。先頭を離れたらペダルを止めてスピードを落とすけど、あんまり落とし過ぎたら切れてしまうので2人目が横を通過するぐらいに加速し始めて、3人目の後ろに着ける時はタイヤがハスる寸前まで近づく。それ以上離れたらヤバイ。
 
 今日は私の次がNAMくんだったので43で先頭をパスしたら43を維持してくれる。44でパスしたら44。後ろに下がる時は39ぐらいなので、最後尾に着くときの44までの加速が実は一番しんどい。だからちょびっと余力を残して先頭をパスしないと、ギリギリまで頑張り過ぎたら着き切れてサヨウナラ~である。
 
 今日は十分な休養のお陰かみんな調子が良く、復路は時折45ぐらい出て快速列車であった。自分もかなり調子が良くて、44ぐらいでも後ろにいてたら鼻呼吸できるほどまで回復する。40ぐらいに壁みたいなのがあって、それを超えるか超えないかが調子の良し悪しの基準にしていたが、現在では42ぐらいが基準になっている。個人的にはこれを45ぐらいまでにしたい。
 
 バイクの慣れや安全確認のせいもあるけど、カーブでのコーナーリングスピードが4人バラバラである。その上、立ち上がり加速のタイミングが個人個人のタイミングとなっているので、コーナーを4番目に立ち上がった者が着き切れそうになる場面がある。鈴鹿はテクニカルなので、こういうところは重要だと思う。これからの課題。
 
 5月24日(木)晴れ。チームTT練習+通勤往復。
 

洗車ベイベー


 
 タイトルの「ベイベー」には特に意味はありません。昨日は休養のためにクルマ通勤。雨も降ってたしちょうど良かった。お陰で連日のTT練のせいで筋肉痛だったアンヨが随分と回復。今日は天気も良いのでC59でカル~く自転車通勤。
 
 クロモリでワイヤーシフトのケルビムTT号をバイクラックにかけて、フルカーボン電動シフトのC59を下ろす時はちょっとしたワクワク感がある。タイヤに空気を入れて、シフトを2~3回動かしてフライトデッキに位置を検出させ、サドルに跨ってクリートをパチンと嵌めればテイクオフである。そんななんでもない一連の動作にいちいち感動していると、本妻と愛人とをうまく二股にかけてるイケてるオトコみたいな感じがして嬉しい(アホ)。
 
 そろそろチェーン周りがドロンコで、シフトのパチっと感が薄れてきたのと少し異音がしだしたので洗車。ディレイラーなんかに草が絡まってることは良くあるが、長い髪の毛が絡まってると怖い。
 
 5月23日(水)晴れ。通勤往復。
 

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第3回・第4回チームTT練習


 
 5月20日(日)…第3回チームTT練習+天ヶ瀬ダム往復。にしやんは休養のため、鈴ひろさんは鈴まきさんのウルトラマラソンのサポートでそれぞれDNS。NAMくんと2人。こりゃ死人が出るな。まあぼくなんだが。いつも通り530に集合して走りだす。序盤からぐんぐん上がって苦しい苦しい。やはり2人は回復が追いつかない。必死のパッチで漕いでも38ぐらいしか出なくなってしまって、いつNAMくんに泣きを入れようか悩んでるうちに折り返し。そこからはちょっと追い風で44ぐらいになる。でも終盤にかけてしんどくなってきてフニャフニャでゴール。
 
 すぐに帰ってもアレなのでまた御幸橋目指して折り返し、そこから川沿いを砂利道なんかも織り交ぜながら観月橋~宇治まで。宇治から天ヶ瀬ダムを見学してUターン。コンビニでちょっと休憩して来た道を戻る。ウルトラマラソンのランナーとちらほらとすれ違い、鈴まきさんいてるかなーと思ったらサポート中の鈴ひろさんにバッタリ。まだスタートして20数km地点だそうで、楽勝モードで走っている鈴まきさんを応援して帰宅。108km。TTポジションは首痛い。
 
 
 5月21日(月)…第4回チームTT練習+通勤往復。連日のTT練はキツイ。疲れが抜けていなくて列車の速度を上げることができない。往路40、復路42ぐらいで引っ張るのが限界。終盤は46ぐらいまで上げて切り離しにかかるが、NAMくんにあっさり抜き返される。最後の区間に段差が多いのでどうもモガキ切れない自分がいてる。
 
 6時過ぎに解散して会社への道すがら、チラチラと太陽をチラ見していると右上のほうから欠けてきている。もっと滲んでいるのかなと思っていたが、クッキリハッキリ、スパっと何かで切られたように欠けている。薄雲がかかって肉眼でも見やすい(それでもアカンのやろうなw)。言うてる間にどんどん欠けてきて、会社に着いたら金環日食。美しい。前日にオカンが黒の下敷きを買ってきたが、分厚すぎて何も見えず(笑)。NAMくんの失笑を買ってしまったぜ。 
 

 1枚目…宇治神社。見知らぬオバサンに「すごい自転車やね~」と声をかけられる。案の定値段を聞かれたので20万と応えておいたが、それでも目を見開いて驚いておった。
 
 2枚目…天ヶ瀬ダム。近畿では一番美しいダムだと思う。放流していたらこの辺りは飛沫で水浸し。

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第2回チームTT練習


 
 22時就寝、4時起床、4時半出発、5時15分集合場所到着。6時間寝てるので睡眠十分なように思うがどうも疲れているのか眠い。DHポジションで集合場所までゆっくり流していると堕ちてしまいそうだ。昨晩の風雨により路面に水たまりや枝の折れたのが散乱していて集中力が必要。
 
 今朝も4人全員集まった。序盤から速度が上がって42ぐらい。時折44ぐらいに上がる。調子よく漕いでいたが、終盤にかけてヘタってきてしまい、先頭になったときに列車の速度を落とす。40ぐらいに落とすと先頭でも回復できる感じ。最後のカーブ減速からの再加速で着き切れしそうになるが根性で追いつく。なかなかどうしてケルビム号も戦闘力高いではないか。ちゃんと踏み込みに反応する。後半ヘロってるときにはケルビムのほうが優しく加速してくれる。やっぱり君は本妻だ。
 
 やはり去年の練習が生きているのか第2回にしてはもう十分仕上がってる印象。ローテーションも安定してるし速度も十分。今日は落枝が多かったので列車がクネクネすることがあったけど、それでもすぐに真っ直ぐに回復するし。欲を言えばもう少し脚の個人差を無くしたいな。頑張らねば。
 
 5月18日(金)晴れ。チームTT朝練+通勤往復。