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週末

 金曜は早めに退社させてもらって保育園の用事。その後地下鉄で移動してチームTT忘年会。にしやん行きつけのすっぽん料理店。これだけしっかりスッポンばっかり食べたのは初めてだったが、かなり美味い。ただ、私が座った席の目の前にスッポンのいけすがあって、元気に泳ぐスッポンを見てると心が傷んだ(笑)。
 
 初めてスッポンの血を飲んだが、この店では赤ワインで割ってくれていたので変な臭みもなく飲みやすかった。とろりとしていてフルーティーであった。
 
 お次はスッポンのお造り。サラダと一緒になっていてカルパッチョ風。どれがどの部位なのか良く分からんが、おそらく卵や肝などがあり、どれもこれも美味しかった。スッポンの卵はチョコボールぐらいの大きさで黄色く、噛むとても濃厚でとろりとした食感。肝の見た目は鳥や牛と変わらないけど、新鮮なせいかまったく臭みがなく、肝がダメなNAMくんも美味しそうに食べてた(笑)。
 
 次は唐揚げ。身は柔らかくプリプリしている。骨付きの部分もあって、それにしゃぶりつくとタマラン。スッポンって甲羅が柔らかくて普通に食べれるのね。甲羅とは反対のお腹のほうに板のような骨があって、その周りに付いているゼラチン状のプリプリしたやつにしゃぶりつくのもタマラン。ああオイシイ…。
 
 メインは鍋。テーブルに盛りつけられたスッポンの身はまだピクピクと動いている。鍋にはシンプルなカツオだしが湧いていて、まずはスッポンの身をドボンドボンと入れていく。しばらくしたらスッポンから味が出て、スープだけ飲んでもそれだけで美味い。あとは白菜やらネギやら椎茸を入れて頂く。

 緑色のやつは(多分w)甲羅。
 
 シメは雑炊。かなもっちゃんそっくりな店員が一旦鍋を厨房に引き、しばらくしたらこれまたウマそうな雑炊が。もう栄養満点お腹いっぱいです。
 
 スッポンまみれで無駄に精力が付いたメンバーは、店を出てから寒空の下を30分以上も歩いて2次会場所を探し、ようやく見つけた焼き鳥屋に転がり込むも、先ほどのスッポンの店とはすべてのレベルが違いすぎて悪酔いしそうだった(笑)。

 
 
 翌朝はスッポンのお陰かスバラシイ目覚め(笑)。二日酔いなど皆無。すごい。「一日中お肌がつるつるしていた」「多分3人目できました」「ベビーカー買いに行ったお」などのメンバーからの報告も聞いているので、やはりスッポンは素晴らしい。レース前はヘタなカーボローディングより、スッポンでいいんじゃないかと思う。
 
 土曜は保育園と幼稚園の発表会のハシゴ。快調に観ることができた。ありがとうスッポン。
 

Run~Skateboard

 昨晩は帰宅してから先日と同じコースを逆回り6km。初日よりは軽やかに走れたように思う。平均ペース6分/kmで安定してたし。
 
 しかしまあランは面白くない(笑)。運動をし始めてから「面白い」とか「気持ちいい」とか感じる領域に入るまでが長い感じがする。性格に合ってないんちゃうかな。じゃあやめろよという話ですが、これをやめたら人生そのものがダメになる気がするので続ける。嫌なことでも続けていくうちに、その中に楽しさを見つけられる能力というか、それに似たものが備われば人生で得するように思う。
 
 
 で、今朝はいつものようにスケボー練習。ついに子供たちは飽きてしまったのか5時には起きなくなった。寝る前は「スケボー行く!」なんて言うくせに。まあ良い。パパひとりでもやってやる。
 
 というわけで近所の運河沿いの道で練習。乗り始めて5分もすれば慣れてきて、ちょっとした下りでも乗ったまま通過できるけど、まだまだ路面変化や段差への対応や、思い通りにコントロールするところまではいかない。降りた時にテールを踏んでパシッと掴む技も、簡単そうで意外に難しいのだ。ヘタしたら突き指する。
 
 これに乗ってコンビニ行ったり近所に出掛けたりするのはまだまだ先だな。とはいえ30分も乗ってると汗をかく。軽い朝の運動としてはイイんじゃないかと思う。


 こういうタイル敷きの道はコトコトコトコト・・・・という振動が足裏にクルのでこそばい。

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ペニースケートボード


 
 数日前、家族でイオンに行ったときにムラサキスポーツで偶然見つけたスケボー。POPなカラーリングと小さめのサイズがとても可愛くて一目惚れ。普通のスケボーよりもタイヤが少し大きめで柔らかく、静かに走るらしい。そういえば最近街でスケボーに乗ってる若者をよく見かける。飛んだり跳ねたり技を決めたりしてるわけではないけど、スイ~っと進むクルージング感がイイな~と以前から思っていた。
 
 家に帰ってからも我慢ができず、「子供と一緒に遊べたら」という正しいのか間違ってるのか良くわからない言い訳を自分に与え、デッキが水色、タイヤが赤のドラえもんみたいなカラーのスケボーをネットで購入(^^;; 
 
 早速翌日から練習開始。実はわたくし、スケボーには全く乗れません。片足をボードに乗せ、もう片足で地面を蹴って前に進むことすらできない(笑)。私が想像していたような街中のクルージングなんて夢のまた夢。特にこのペニースケートボードはホイールベースが短いので結構フラフラする。その反面、体重の軽い子供は安定しているので今のところ一緒に練習してる宗一郎の方が上手である。
 
 というわけで我が家にはスケボーブームが到来中。早起きが苦手だった息子も「スケボーの練習行くぞ」と言うと5時に飛び起きるぐらいハマっている。ペニーは息子にやって、自分専用のもう少しホイールベースの長いやつ買おうかな。

走ってみた

 目標が無くて日々ダラダラしがちだったので、3月17日の「なにわ淀川ハーフマラソン」っていう大会にエントリーしてみた。12月にはシクロクロスに出るつもりではいるのだが、1戦のみのスポットだし、まあ言うてもこのレースでは本気で上位とかタイムとかその他何かを狙うというようなスタンスでもないので、正直あんまり入れ込んではないのだけど、ハーフマラソンと来ればそうもいかない。
 
 私もフルマラソンを遅いながらも完走した経験から、やはりランをナメてはいけないという意識はものすごくついた。たかがハーフといえどもこれは真剣に取り組まないと、膝を壊したり足首を痛めたりする可能性があり、良かれと思って再開させたマラソンが自転車活動の足を引っ張る結果にもなりかねない。
 
 というわけで昨晩仕事から帰宅してから、久しぶりに近所を流してみた。約6kmを約40分ほどかけて。
 
 夏に比べたら体重が2kgほども増えてしまっているのでやはり体が重く感じる。脚にかかる負担が大きいのがハッキリわかり、軽やかに走るという姿には程遠い。遅くてもいいからなるべくフォームを崩さないように意識して、体にランニングを思い出させるかのように恐る恐る。
 
 これからゆっくりと距離とスピードを上げていきたい。

触発

 この3連休は各地で大きなレースやイベントがあったようだ。そのどれにも参加できなかった私は、どうしても仲間はずれになったような感じがある。その気持ちに支配される自分を守るために、「けっ、遊んでばっかりしやがって…」というような上から目線になることもあるが、これが果たして上からなのか、下からなのか、そんなちっぽけなことを考えながら悶々と過ごす連休であった。
 
 その中でもやはり最大のイベントはツールド沖縄で、各氏のレースレポートを読んで勝手に熱くなっている今日この頃。ツールド沖縄にはかれこれ3年も4年も行ってないが、ああいう“熱さ”の中に身を投じることのできる環境は、私の人生の中においてとても貴重な時間だったのだなと思う。
 
 毎年毎年その時期が近付くと、「行きたいなあ、でも今年も無理やなあ」と気持ちに蓋をし続けてきたが、来年はなんとかその蓋をふっ飛ばしたいと個人的に考えている。聞くところによると、回転木馬からのツールド沖縄ツアーというものは一旦今年で終わりとなり、来年からは行きたい者は自分で段取りすることになるという。
 
 今まではなんだかんだと回転木馬の名前とイベントプランニング力に甘えてきたところがあって、変な言い方かもしれないけど、「自立したローディー」とは言えない部分があって、以前から漠然と「それではあかんなあ」と思っていたのだ。そんな折、飛行機やホテルやレンタカーの段取りが一番大変なツールド沖縄からの木馬の撤退(これも変な言い方かw)である。これはローディーの本当の真価が問われる良いチャンスなのではないかと思うのだ。
 
 「鈴鹿」と「沖縄」。ローディー冥利に尽きるこの2大レースを、来年はなんとか実現したい。

『忍びの国』 和田竜 新潮文庫

 久しぶりの読書感想文。全く本を読んでいなかったというわけではないんだけど、たまたま短編集ばかりだったので感想文を書くのが億劫だっただけ(笑)。この本は本屋をブラブラしているときに偶然見つけた本。今話題になっている映画『のぼうの城』の原作者ということで平積みにされていたのが目に留まった。
 
 この物語は実際にあった「天正伊賀の乱」が舞台になっている。伊勢に本拠地を置く織田信長の次男信雄軍と、百地三太夫率いる伊賀忍者軍との戦いを描いた歴史アクションもの。初めのうちは登場人物の名前を覚えたり人物の相関を想像したりするのが大変だったけど、スピーディーな展開で全く飽きなかった。歴史モノはあんまり手に取ることは無かったのだがこれからはこいういうジャンルにも手を伸ばそうかなと思える作品だった。
 
 “忍者”といえば、運動神経抜群で走りがめっさ速く、ジャンプ力があって忍術も使えるという、子供にとって嫌われる要素が全く無い正義のヒーローだったのだが、物語の忍者はそう甘くない。平気で人を殺すし仲間を裏切る。金のためになんでもやる、最低最悪の悪党である。そんな殺人マシーンのような忍者の中にもやはり人間味を帯びたやつが何人かいて、そいつらが物語のキーになってくる。
 
 歴史の通りに最終的には伊賀忍者は織田軍に滅ぼされてしまうのだが、織田家の家臣の一人が「伊賀者の血は滅びてはいない。私利私欲のためにだけ生きるその精神は、いずれ子の代孫の代と天下の隅々までに浸透するだろう」と言う。このセリフが本当かフィクションが知る由もないが、現世の人間を揶揄した作者のメッセージなのだろう。一見ハチャメチャな痛快忍者アクション物語も、このセリフでビシッと締めくくられたようだ。
 
 ネットでも書評なんかを読んでいると、『のぼうの城』も面白かったということなので読んでみようと思う。ともあれこの作品はオススメです。

キャラ弁の資格


 
 真ん中の娘が幼稚園の遠足ということで、先週からキャラ弁を作ってくれと頼まれていた。サンリオに勤めるヨメの友達が買って来てくれた『キティちゃんのおにぎり型』と、『キティちゃんの顔のパーツ焼海苔』が新投入されたので、今回のキャラ弁制作はブログのネタにもならんわと少々ナメてかかっていた。
 
 そういう心のスキマを神様は見逃さなかった。
 
 いつもより早起きして食洗機を開き、しゃもじを取り出して炊き上がったばかりの炊飯器に差し込む。ある程度グリグリとかき混ぜて、キティちゃんおにぎりに必要な分を取る。さすがに型のお陰で順調である。かなりスピーディーにキティちゃんの顔が作れる。予め切り分けてある海苔のパーツを貼り付ければあっという間に完成である。
 
 ここまで順調に来たところでアクシデント発生。洗い終わっていたと思っていた食洗機が何かの手違いで作動していなかったことに気付かず、洗剤が洗い流されていない食器を使用してキティちゃんを作ってしまったのだ。当然そんなご飯はたべられない。しかもグリグリとかき混ぜた炊飯器の炊きたてご飯もすべてパーである。慌てて炊き直すも出勤タイムリミットで結局キャラ弁は作ってやれなかった。
 
 朝からそんなこんなでバタバタイライラし、ちゃんと食洗機セットしとけやとヨメに当たったり、いやいや使う前にちゃんと確認してなかったオレがアカンやろと思い直したり、そんなことより目を覚ました娘がキャラ弁がないことに気付いたら多分泣くだろうなと想像したり、もうなんか自己嫌悪で一杯の一日の始まりであった。
 
 
 キャラ弁というものは本来、食べてくれる者の笑顔を想像して作らなければならない。本当に食べてくれる者のことを考えれば、もっと前夜から仕込みをしたり練習をしたり、色々と準備をするものである。私は今回新投入された「キャラ弁道具」を否定するつもりはないが、これがあることによって図らずも手抜きやミスを誘発し、ひいては食べる者の喜びすらも忘れてしまうのではないか。
 
 今回は確実に娘の笑顔のことは頭に無かった。楽に作れるわということだけ。そこには食べる者の喜びも無ければ作った者の喜びも無い。当然家庭内の幸せも無い。今回の私はキャラ弁制作の資格無しである。キャラ弁の神様がそう教えてくれたのだろう。次回があれば、心を入れ替えて取り組みたい。
 

乗って良かった

 乗って良かったと感じる朝は嬉しい。自分に負けなかったという満足感と、思いの外天候が良くて気持ちが良かったお得感などが相まって、パパは非常に機嫌が良い(笑)。
 
 以前から通勤片道(26km)程度でお尻が痛くなっていたポジションをちょっとだけイジる。サドルを5mmほど前に。そして5mmほど上に。良い感じになった。お尻が痛くならないどころか、重い荷物を背負っていても腰が痛くならなくなった。まあこの辺の微妙なところは体重や柔軟性や調子や季節などで変わるから(変わりすぎやろ)ちょっと様子を見る。
 
 ポジションの様子を見るということは、部屋に置いたままじっと見ててはいけないので、ちょっと真面目に乗ろうと思う。

雨のスペイン

 幼稚園関係のなんやかんやで1000円の格安チケットを嫁が手に入れてきたので家族でスペイン村へ。ついこの間伊勢志摩に行ってきたし、先日も名古屋へ出張ということで、最近伊勢方面がキテいる。しかしあの辺りは何故か雨が多いように思う。特に伊勢自動車道は単調なくせにアップダウンが激しく、ゲリラ豪雨も多いのであんまり好きくない道路のひとつ。
 
 雨のテーマパークも若いカップルなら笑い飛ばせるだろうが、子供3人連れてのそれは拷問に近い。アトラクションやトイレに入るたびに、カッパ脱がす→着さす→カッパ脱がす→カッパ着さす→しかもX3・・・・・。
 
 ポップコーン買えというのでこんな時ぐらいはと1500万円もするキャラクターバケツ入りのを買ってやったらものの3分でバケツひっくり返すし・・・・。これらの状況を逐一FBかtwitterで実況中継したろかと思ったがそんな余裕もない。そういうイクメンっぷりを拡散しても誰も手伝ってくれないし何の解決にもならん。
 
 まあ子どもたちが喜んでくれたのでヨシとする。「おもろなかった」なんて言う日が来たらしばく。
 
 
 
 ところで例の「ローディー営業マン」がやってくるようだ。わざわざアポまで取ってきた。そういう営業活動を許してくれるその会社はアホなのかカシコなのか、もうわからん。こうなったら真正面から立ち向かうべく、自慢のC59をピカピカに磨いて待つ。ぼくもアホか。

90kmライド


 
 我が家の平日の朝は戦争である。なかなか起きない子供、準備の遅いヨメ、大量の洗濯物…。どこの家庭も同じだという話はよく聞くが、ほんまにコレと同じかと言いたい。朝からのこの不毛なエネルギーを発電かなんかに変換できないものか。そんな喧騒から逃げるようにそそくさと準備して家出。
 
 さあどこに走りに行こうかと、この時点で何も決めていなかった。めっきり坂が遅くなってからというもの、フロントホイールは自然と平坦路を選ぶように進む。とりあえず淀川沿いでTT朝練コースぐらいまで行くか。
 
 途中コスモス畑があってキレイだったが、この枚方大橋辺りは雨雲の溜まり場なのかなんなのか、よく雨が降る。この写真を撮るときもドンヨリと曇っていてパラパラ降っている。枚方の向こうの空は雲がないので恐らく晴れるだろうと車輪を進める。
 
 御幸橋で折り返そうと思っていたけど心地よい追い風に乗ってボサッと走っていたら宇治まで来てしまった。仕方がないので天ヶ瀬ダムまで緩やかに登り、R307に出る。ネタで信楽まで行こうかと思ったけど時間がないのでR24方面へ。三山木を抜けてちょびっとだけ自衛隊周回コースを走り、裏清滝を登ってR163で帰宅。92km。
 
 う~ん、可もなく不可もなく、体の老廃物除去という感じのライドであった。まあ中盤から終盤にかけて天気は良くなってそれほど寒いということはなかった。ちょっと風が強かったかな。
 
 淀川沿いは堤防の工事中でダンプカーがバンバン通り、路面も泥水で常に濡れていて走りにくい。天ヶ瀬ダム沿いも崖崩れかなんかの補修工事で片側通行になっている部分が多くあって走りにくい。平坦路はどこも障害物だらけである。山岳路に行くしかないのか…(笑)。