スカウト

 少し前の話題だが、プロ野球のドラフト会議が行われた。高校や大学を卒業した選手が私の年齢よりも息子の年齢に近付いてくるにつれて、プロ野球選手を目指して長年頑張ってきた若者の夢が叶う瞬間というものに感動を覚えるようになり、機会があればドラフト中継なんかもよく観るようになった。
 
 そんな中、阪神・ヤクルト・広島の3球団が1位指名した大瀬良大地という投手の抽選で、広島カープの田村スカウトが引き当て、元々広島に入りたかった大瀬良投手共々大喜び・・・・、というニュースが流れた。
 
 あとで知ったことなのだが、広島カープの田村スカウトは、大瀬良投手が高校生の頃からずっと注目しており、大学時代もずっと追いかけて、絶対に自分のチームに入れるんだと何年も思い続けてきたそうだ。そんな熱意にほだされたか、大瀬良投手も広島以外でプレーすることは考えてはおらず、見事当たりくじを引いた田村スカウトは記者会見で涙ぐむというシーンもあった。
 
 私は野球は好きだけど経験がないので、若い選手がプレーしている姿のどこを見て、「この選手はすごい選手になる!」と見抜くのだろうかと不思議に思うのだが、それもプロにしかわからない眼力ということなのだろう。その眼力が本当にすごいのかそうでないのかは、これからの大瀬良投手の活躍によるところでもあるので、個人的に注目してきたいと思う。 
 
 さて、私も自動車整備というステージで20年もプロとしてやって来たので、知らず知らずのうちに自分にも「プロの眼力」というものが身についているかもしれない(いわば「プロにしかわからないホニャララ」とか「プロだからこそ見えるホニャララ」に憧れているのである)。
 
 昨今は若いサービスマンの成り手が少なく、どこの会社もサービスマンが高齢化、定年退職に伴って人数が減り、仕事が回らない・・・・という状況が増えてきた。自動車業界だけではなく、建設業界などにもその傾向があると聞く。当然我が社もその例に漏れない。最近では企業側が整備専門学校に打診し、サービスマンの卵をどんどん呼んで企業見学会や工場体験会などを積極的に行うということもあるそうだ。
 
 となれば、私も整備士歴20年の眼力を引っ提げてホンダ学園なんかに乗り込み、工具の扱いや作業の段取りなどがスムーズな“選手”何人かに眼を付け、昼飯など奢りながら、「将来はウチでやらへんか」的なスカウト活動をやってみたいなと思う今日このごろなのである。
 
 ま、私にそんな眼力があるかどうかが問題なのだが。
 

仲間意識

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 急に安全靴が必要になったので、通勤途中にある鳶職人や土木作業員などの衣類などを扱う某大手チェーン店へ行ってきた。
 
 この手のお店に入るのは実は初めてである。安全靴の一件があってから気を付けて見ていると意外とそこら中にあって、通勤路のR163には、私が通る区間だけでも4件もある。ユニクロや西松屋よりもはるかに多い。コンビニ、ガソリンスタンド、ラーメン屋に次ぐ多さである。それだけ需要があるということか。昨今はIT関連の企業が幅を利かせているかのように思っていたが、まだまだ日本には汗水流して働く人々が大勢いるということである。なんか嬉しい。
 
 朝早くから開いているのも嬉しい。7時前には開店している。私も7時過ぎに入店し豊富な品ぞろえから安全靴を物色していると、次々とお客さんが入ってくる。その全員がもれなくニッカポッカを履いているヤンキー風の職人である。
 
 正直言ってこういうファッションの輩と同じ場所にいたくないというのが本音であったが、早朝から仕事に向かう前にニッカポッカや軍手を購入し、今日も汗水流して労働し、仕事が終わってからはビールで一杯!という、なんか共通点みたいなものを勝手に感じ、居心地が悪いどころか安全靴以外の売り場もウロウロし、特に今必要でもない作業用すべり止め手袋を購入してしまった。
 
 生活雑貨や食品などでその本来の意義を外れ迷走しつつある最近のホームセンターよりも、品揃えがピンポイントで必要以上に店内が広すぎないというのもGOODである。そして何よりも安い。消耗品として割り切って使えるのでガンガン仕事ができそうである。これからはどんどん利用しようと思う。

2

大人の水疱瘡? 顛末記

 10月6日(日)…自転車通勤をした。特に体に感じる異常はなし。強いて言うなら手のひらがチクチクと少しだけ痛む感じがあった。思えばこれがすべての始まり。午後あたりから体の倦怠感が現れるが、帰りは自転車でKOM活動を行うなど体調は良く、倦怠感は気のせいかなと思った。夜半ごろから手のひらの痛みが本格化し、赤い発疹のようなものが出てきた。手の甲や太ももの内側にも現れ、みるみるうちに水ぶくれのようなブツブツがたくさん出てきた。痒くて眠れない。
 
 10月7日(月)…クルマで出勤。全身の倦怠感。水ぶくれは手の甲から腕にまで広がり、ツナギの袖を下ろしていないと気持ち悪いぐらいに目立つようになってきた。左右の鎖骨の辺りも何故か痛い。午前中、会社の人の勧めで近所の皮膚科へ行くことにする。皮膚科ではその症状から水疱瘡ではないかと仮診断されたが、幼少に水疱瘡の予防接種をしたことがあるのでハッキリとした診断が出ない。帯状疱疹にしてはブツブツの範囲が広いし、念のためとのことで血液検査をする。アレルギーの症状を抑えるアレロック錠、水疱瘡ヘルペスウイルスを殺すバルトレックス錠(高価。保険適用後で1錠500円ぐらいする)、熱冷まし・痛み止めのカロナール錠、そして痒みを抑える塗り薬コンベッククリームも処方してもらい、木曜日に再診の予約を取って会社に戻る。しかし夕方頃になって全身の倦怠感がひどくなってきたので早退させてもらう。帰宅してすぐに就寝。
 
 10月8日(火)…手のひら、手の甲、腕、内もも、尻の辺りのブツブツがひどい。口の中にも出来てきて口内炎のようで痛い。喉も痛い。倦怠感も関節痛も増してきて会社に行くどころか起き上がるのも辛い。会社に電話して休ませてもらう。処方された薬を真面目に飲んで一日中布団の中。
 
 10月9日(水)…会社は定休日なのでそれだけでも気持ちが楽に休むことができる。体のほうは昨日と変わらず。関節痛がひどく、肩、腕、手首、背中、膝、足首など全てが痛い。寝返りを打つにも思わずうめき声が出るほど。口内炎もひどくて、以前口内炎になった時に購入したケナログを塗るが全く効かず。そもそも口内炎ではないのだから致し方なしというところだろうか。上下の唇、舌、喉にも出来ているようでしゃべるのも辛い。食事はほとんど摂れず。熱を測ると38.3度であった。しかしカロナール錠を飲んでも熱はそれほど下がらず、関節痛も全く治まらない。
 
 10月10日(木)…嫁が会社を休んでくれて、月曜日に予約を取った先日の皮膚科までクルマに乗せて行ってくれた。血液検査の結果を見ながら医者が色々と説明をするが、若い医者で経験が浅いのかハッキリ診断を明言できないでいる。皮膚疾患の写真集などをパラパラとめくりながら明らかにオタオタしている様子。診断書を書きましょかとか、紹介状を書きましょかとか言うてくれるが、患者の求めるものは「大手を振って会社を休める理由」ではなく、「一刻も早い完治」である。嫁が「これは水疱瘡ですか!?」と半ばキレ気味に限定質問すると、「は、はい。水疱瘡です…」と言う。半分「もうええわ!」的雰囲気で病院をあとにする。その足で会社に出向き、しばらく休むことを告げて家路につく。途中でマクドが食べたくなって嫁に買ってきてもらうが、ポテトの塩気が口内炎に染みて食べれず。相変わらずの倦怠感、関節の痛み、喉の痛みが続く。
 
 10月11日(金)…症状全く変わらず。38度ほどの発熱はないが、37.3度ぐらいの微熱がずっと続いている。むしろ関節痛は悪化しているような感じ。トイレに座ったり立ったりするのか困難になってきて、いよいよ尿瓶がいるんじゃないかと心配になる。昨日の血液検査の結果をじっくり見ていると、VZV(水疱瘡・帯状疱疹ウイルス)のIgG判定が(+)となっている。これは水疱瘡の抗体を持っているということであり、過去に水疱瘡になったことがあるか、水疱瘡の予防接種を受けたことがあるか、無症状のまま水疱瘡ウイルスに感染したことがあるかのいずれかを意味する。つまり今回の病名はこの時点で水疱瘡ではないことが判明。先日の皮膚科は誤診であり、この血液検査結果のどこを診て水疱瘡であると診断したのか謎である。ていうか今飲んでる薬も間違っているのではないだろうか。嫁は当該皮膚科へ抗議の電話を入れたようだが、そんなんで病気が治るならバンザイである。水疱瘡の経験がある者が再度ヘルペスウイルスに感染して起こるものとしては帯状疱疹が一般的だが、どうも自分の症状と照らし合わせると異なる部分が多い。自分の病気が何なのかがわからないというのは大変不安である。子どもたちは嫁実家へ泊まりに行った。
 
 10月12日(土)…初診の皮膚科が頼りないので子どもたちも日頃からお世話になっている近所の皮膚科へ。ここは内科も一緒なので安心。体中のブツブツは全盛期から比べると少し枯れた感じになってきて収束を見せつつあるが、相変わらず関節痛がひどい。主治医が言うにはこのブツブツの枯れた感じは水疱瘡のそれではないとのこと。つまり今回の一連の症状はもしかしたらヘルペスウイルスが原因のものではなく、もっと根本的に違う原因があるのではないかと言う。ただしそれはすぐに診断がつくわけでもなく、薬を変えて症状の変化を観察するとか、日を置いて経過を観察するとかで次第に病名が明らかになっていくものであり、「この症状だからこの病気」とすぐに決めつけられるものではないとのこと。まあそう言われればそうである。そうならそうと落ち着いてわかりやすく医師然として説明してくれれば初診の皮膚科に対するイメージも異なったであろう。こちらの皮膚科では、全身の倦怠感を見かねて点滴(重炭酸リンゲル液ビカネイト輸液500ml)を打ってくれた。確かに倦怠感は少しマシになったように思うが関節痛は全く変わらず。点滴ついでに血液検査をした。検査結果は後日。アレルギーの薬フェキソフェナジン錠、痛み止めロキソニン錠、胃薬レバミピド錠を処方される。初診の皮膚科でもらった薬はまだ残っているけど以後服用せず。高価なバルトレックスがまだ残っているので少々もったいない(笑)。
 
 10月13日(日)…微熱と関節痛が続く。口内炎は少しマシになってきた。体中のブツブツもだいぶ枯れてきて、赤い湿疹のような状態になっている。しかしこの頃から関節痛が左右の指にも現れるようになり、特に人差し指の第一関節を動かせない。外部から無理に動かせば可動するがかなりの痛みを伴う。夜寝ている時も左右の脇の下から先に血液が流れないような感覚があって腕が痺れるような感覚。変な体勢で寝ていると腕の感覚がなくなっていることがあるがそんな感じ。痛み止めのほうは、カロナールは効かなかったがロキソニンは効いているようだ。効いている間は関節痛がマシになって、座ったり立ったりが随分楽になる。しかし寝起きなど長時間同じ体勢を続けていたあとには効果なし。痛みで布団から起き上がるのに10分ぐらいかかることもある。枯れたブツブツのあとに痒みが出てきた。でもまあこれぐらいの痒みは守備範囲内。どうってことない。
 
 10月14日(月・祝)…微熱のほうは24時間の半分以上は平熱になってきて全身の倦怠感もほとんどなくなってきたが、相変わらず関節痛がひどくて、痛み止めを飲むタイミングをうまくコントロールしないとトイレ・風呂・食事など生活に支障が出るほどである。この痛みさえなければ会社に行って仕事もできようが、歩くにもままならないようでは工具も持てない。自宅でできるような仕事ではないので、家で悶々としながら過ごすのみである。口内炎はほぼ収束。出来物が乾燥して唇が痒くなるが、リップクリームを塗って対処。食欲が戻るだけでもありがたい。食べられるということは回復も見込めるということである。
 
 10月15日(火)…寝起きの関節痛だけが辛いけど、日中は随分楽になってきた。まだまだ指の痛みは残る。夕方主治医のところへ血液検査の結果を聞きに行く。やはりVZVへの抗体は間違いなく持っていて水疱瘡ではないことが確実に。そういえばバルトレックスを止めてフェキソフェナジンに替えてから症状の快方速度が上がったような気がする。まあこの辺はセカンドオピニオンの役得ということかもしれない。一応これで診察は終了、あとは様子を見ながらの薬の服用と自然治癒ということなのだが、一応念のため1週間後にもう一度血液検査をしましょうとのことで診察の予約を取って帰宅。関係ないけど歯医者にも行った。
 
 10月16日(水)…寝起きの関節痛は相変わらず。少しマシにはなったかな。普段の休みと同じで、散髪に行ったりスイミングの引率に行ったりした。長い間同じ体勢を取っていると関節痛がぶり返す感じ。血の巡りが悪いのだろうか。夕方少し疲れて30分ほどウトウト。全快祝い(全快でもないけど)ということで家族で焼肉に行った。ビールも解禁してみたけど感動的な旨さというほどでもない。焼肉も脂が乗った肉は2切れぐらいしか食べられない。家で鍋でもしたほうが良かったかな(^^;)。明日から社会復帰。

お疲れ気味・・・

 先日日曜日は小学校の運動会のために仕事を休み、応援へ行ってきた。ここんところ仕事が忙しく、定休日以外の休みを取ることがなかなか出来なくてお疲れ気味だったのだが、直射日光の当たる運動場でさらに体力を消耗してしまった。鈴鹿が終わった時点で自分の中での夏は終わり、完全にココロとカラダは秋モードへと突入していたので、今更「真夏日!」とか言われてもコマルのである。
 
 昨日は各地で運動会が行われたようで、シクロッサーたちの運動会、つまり関西シクロクロスのプロローグが南山城ステージで行われたそうだ。去年は確か10月だったから少し時期が早くなったのかな?それにしても私が初めてシクロクロスを間近で見て以来もう1年になるということである。
 
 CX車を手に入れて早1年。実戦は1戦のみ。少しのトレイルライドと、あとはほとんどが通勤ライドというお粗末なものであるが、このバイクが持つ不思議な魅力はなんだろうかと思う。
 
 ロードを速く走るためにはロードバイク。ダートを速く走る為にはMTBがある。そのどちらでもない、つまりどちらも大して速くないこの中間的な存在がなんだかホッとさせてくれる。もちろんシクロクロス競技に本気で取り組んでいる方々にとってはピリピリしたものがあるのかも知れないけど、少なくとも私にとっては、気持ちがOFFの時に乗る自転車という位置付けである。
 
 こういう存在はとてもありがたい。これをヘタに色気を出してDi2に換装してしまったり、カーボンディープリムホイールにしてしまったりすると、これまたピリピリしたほうへ行ってしまうので、このバイクはこのままでずっと置いておこうと決めている。もっと仕事や時間に余裕ができて、ピリピリした感覚をシクロクロスでも味わいたいなあとなった時は、コルナゴのやつが欲しい。

いつの間にか年上

 阪神タイガースの桧山進次郎選手(44)が引退を発表した。また一人球界のベテランが去っていくのは寂しい気持ちもあるが、いつまでもというわけにもいかず、若手に引導を渡すために身を引いたとのことである。お疲れ様でした。
 
 私も今年の8月で40歳になり、もしもプロ野球選手だったら確実にベテランの域に達する年齢である。気が付けばプロ野球選手のみならず、サッカー選手、ラグビー選手、バレボール選手、オリンピック選手など、そのほとんどが私よりも年下となってしまった。そりゃあ年齢を重ねていけばそういうことになるのは当然のことなのだが、幼いころからスポーツ選手に憧れていた私としては、テレビで大活躍するスポーツ選手の皆さんは「年上のおにいさん・おねえさん」であることが当たり前だったので、やっぱり私にとっては違和感があるのだ。
 
 こういう違和感を初めて感じた時は高校時代だった。高校野球選手が年下になり始めた頃だ。炎天下の甲子園で白球を追いかけるヒーローたちが私の年下となったのである。あんな素晴らしいプレーは私より年上のおにいさんにしかできないものだと思っていたのに、いつの間にか私より年下の1年生がピッチャーで活躍していたりする。
 
 今でこそ高校野球を観ると、「若いのに大したもんだな~」という感想を持つことができるが、やはり二十歳そこそこの頃はまだまだ高校球児と自分の現実年齢のギャップに違和感があり、高校野球を観なくなった時期もあった。ようやく30過ぎぐらいになって、高校野球をひとつの夏の祭典として楽しむことができるようになったと思う。自分の年齢が上がっていくに連れて、スポーツの見方が変わっていくのもなのだろうか。
 
 最近は私より年下の作家がヒット作品を飛ばす時代になった。小説家なんて、私より語彙が豊富で、私より文章力が高くて、私よりボキャブラリーが広く、そして私より年上で、もっと言えば自分とおじいさんぐらいの年齢差があるものだと思っていたが、自分の年齢が上がることによって、そういう(自分の中だけでの)常識が覆されていく。そういう違和感を感じ始めた今、年下の小説家の本を読む気になれない。先日知らずに読み始めたことがあったが、作者が年下だとわかった途端に(ストーリーは面白かったにかかわらず)つまらなく感じてしまった。
 
 高校野球を観なくなってしまった時期があったように、小説家の年齢が年下になるに連れて読書を面白くないように感じてしまう時期が来るのだろうか。今のところ、私より年上の素晴らしい「おにいさん・おねえさん」の小説家がたくさんいらっしゃるのでまだまだ大丈夫かとは思うけど、これが50台60台になった頃、果たして自分より年下の書く小説を、面白く感じることができるだろうか。自分の精神年齢を棚に上げて、そんなことを心配したりしてみる・・・・。

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散歩

 昨日水曜日はレース後初の休日。随分涼しくなってライドもしやすくなったが遠出する気にはなれず、近所をウロウロしただけ。TTバイクで出発したけど、なんか自分の上がり切らないテンションとバイクの性能がアンマッチしている感じがした。こういうときはシクロクロスバイクなんかがちょうど良かったりするのだけど、もう家を出てしまったので乗り換える気にもなれず。
 
 TT練習でガンガンやってるときは気が付かなかったけど、こうやってゆっくり散歩程度に流しているとTTバイクってやたらと通行人の目を引いていることがわかる。その目の意味にはいろんなものが含まれているとは思うけど、ほとんどが「KY」的な失笑を買っているように感じるのは、やはり自分のTT熱が下がったからなのだろうか。
 
 今年もしっかりと夏を終えることができた。不完全燃焼な鈴ひろさんには申し訳ないけど、毎年毎年夏を楽しむことができているということはなんと幸せなことか。そして鈴鹿が終わった途端、待っていたかのようなこの涼しさ。おセンチにもなるわなっちゅうハナシである。
 
 自分たちのことで精一杯だったので全く忘れてしまってたのだけど、内灘でも戦ったライバル、コナさんチームも鈴鹿チームTTに出場していて、Facebookのほうでコメントを頂かなければ気が付かなったほど。やっぱり何年やっても鈴鹿には飲まれる(笑)。
 
 で、そのコナさんチームには、内灘では負けてしまったけど鈴鹿では僅差で勝った。今まで「表彰台目指すぞ!」なんてテンションで挑んでいたけれども、こうやって中位ぐらいでもライバルたちと楽しく争えるんだなと思った。何も表彰台だけがすべてではなくて、去年のタイムを目標にしてもいいし、ライバルチームと争ってもいいし、チームTTにもいろんな楽しみ方があったのだなあと、今更ながら気が付いた次第。コナさん、挨拶もせずに申し訳ありませんm(–)m
 
 できれば来年もチームTTにチャレンジしたい。ちょっとここのところメンバーの仕事や家庭に変化があったりして、現時点ではどうなるかまだわからないけど、これだけ楽しい夏をみすみす逃して、「あ~涼しくなったなあ」とは言えないような気がして。

盆休み2013

8月12日・・・特に家庭の行事はないので朝からライド。ついでに墓参り往復82kmほど。TTバイクで。1週間ほど乗っていなかったからかポジションがきつく感じる。

少ししたら慣れるかなと思ったけど、あまりにも窮屈で、局部の痛みもマックスに。途中たまらずストップしてステムをひっくり返しハンドル位置を上げる。これがハマって快適ポジションとなる。

朝6時頃出発したけどやはり8時を過ぎると炎天下。気温35度にも達し、淀川SRでは水をかぶりながら帰宅。あーしんど。

晩御飯は、私の誕生日ということもあって吉野家の牛丼。なんでやねん。

8月13日・・・ヨメ田舎の龍神村へ出発。去年と同じく自転車で自走しようと思ったけど諸事情が重なりクルマで。

川で泳いだりBBQしたり花火したり、まあベタな夏休みを満喫する。こういう夏休みを子どもたちに経験させることができるということは幸せなことだと思うが、当の子どもたちはそんなことを感じているのかどうなのかわからん。まあ別にええけど。

8月14日・・・龍神村でお目覚め。この日も川で泳いだり近所のプールで泳いだりして遊びまくる。夕方子どもたちが力尽きてからクルマに乗せ帰路へ。案の定秒殺で眠ってしまったので静かで平和なドライブであった。

8月15日・・・盆休最後。特に家庭行事はないので朝から久しぶりのコルナゴで清滝~磐船~淀川SR。50km足らずだったがこの暑さでは調度良い。昼から家族でたこ焼きパーティーをして昼寝。夜からは高校時代の友人と飲み会。

まあいつものことながら平和な連休である。私も8月12日で40歳。これからもこんな日々が続けばいいと思う。

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サマーキャンプ2013 in淡路島

 鈴ひろさんのお誘いで二家族合同でキャンプに行ってきた。私とヨメは元来アウトドアはあまり好きではなかったし、用品揃え・準備・片付け・子供3人etc…などとネガティブな要素を挙げては敬遠していたのだが、せっかく毎年お誘いしてくれるし、いっちょうやってみるか!と思い立った次第。
 
 場所は淡路島。新都志海水浴場で早朝に現地集合し、昼過ぎまで泳ぎまくり、そこからクルマで10分ほどのオートキャンプ場へ移動。幸か不幸か天気は暑すぎるぐらいサイコーの天気で、何を準備するにも汗だくである。ただでさえ慣れないテント設営やテーブル準備などと、午前中の海水浴の疲れも相まってヘロヘロである。たまらず準備中に缶ビールを飲んでみたが、余計に汗が吹き出す始末。まあなんとかかんとか準備が終了。
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 手前がうちのテント。6~9人用とのことでカナリ大きいと思っていたが、周りと比べるとそうでもなく感じる。ちなみに奥のテントは鈴ひろさん家族のもの。全室が広いタイプでうちの1.5倍ぐらいはあったかな?設営が大変そうだった。で、宗一郎が座っているとこに張ったタープはうちの。こんな大掛かりなやついらんかなーと思ったけど、簡単に広げられるし片付けるのも早いし結構重宝した。
 
 今回はオートキャンプ場ということで、写真のような整備されたテントサイトにクルマとテントを置いておける場所だったけど、もっとヘンピなところでやることを想定すると、まだまだキャンプ初心者やなあと思う。テントを設営場所まで運ぶ手段や、準備片付け等の手際の良さなどもっと場慣れしないといけないなと思った。さあキャンプ苦手の我が家、あと何度行くことになるやら・・・・(笑)。
 
 気を取り直して、このキャンプでひそかに楽しみにしていた燻製をはじめる。ホームセンターで売っていた簡易燻製キットを組立てて、6Pチーズと焼豚と竹輪を乗せてみる。桜チップのブロックになってるやつを半分に割り(1個3時間用)、火をつけて放置。箱の隙間からモクモクと煙が上がる。約1時間半ぐらいして煙が出なくなったら完成~。
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 竹輪はモヒトツだったが(笑)、焼豚が美味い。そしてやはり燻製の定番チーズはサイコーに美味い。何の変哲もない6Pチーズが大変身である。ワインを持ってくるのを忘れたのが悔やまれる。BBQのほうはほとんど鈴ひろさん家族が準備してくれて、うちは食べるだけ飲むだけであった。ありがたい話である。これが全て我が家で準備するキャンプであったなら、途中でリタイヤしてホテルかどっかに転がり込んでいたところである。
 
 近くにある施設でお風呂に入り、そろそろ就寝。ところが暑すぎて眠れない。風は吹かんわ地べたは熱いわで大変である。寝転んでいても汗がダラダラと出てくる。今回のキャンプのほとんど全ては楽しかったが、この夜の寝苦しさだけはタマランかった。コンセントがあることを知らなかったので扇風機を持ってきていなかったが、来年もし同じところでキャンプするなら扇風機は必須である。

 寝たか寝てないかわからん状態で起床。朝ごはんもこれまた鈴ひろさん家族が食パンと果物を用意してくれて、うちは何もせず(笑)。いたれりつくせりであった。これなら西やん家族も大丈夫である。来年は一緒にイカガ?撤収作業も汗だくになりながらなんとか終了し9時前には撤収、その後はたこせんべいの里とか淡路ハイウェイオアシスとかに寄り道しながら現地解散。お疲れ様でした。
 
 帰宅してからは片付けと洗濯地獄。キャンプで一番ナニが嫌かと言えばこの片付けである。洗濯はヨメの仕事なのでともかくとしても、片付けとなると重いものなどが多いのでどうしても男手が必要である。宗一郎(小3)がもうちょっと働けるといいのだが、まだまだテントやタープなどの設営・撤収には背の高さと力の強さが足りない。もう数年の辛抱か。頑張れ宗一郎。
 
 今回初めてファミリーキャンプなるものをやってみて感じたことは、「家族それぞれの自主性が大切」ということである。うちみたいに「こら!テントの端っこ持てや!」とか「こら!火遊びするな!」とか「こら!何ボサっとしとんねん!」では何も進まないし、何より楽しくない。やはり家族のそれぞれがきちんとした役割分担の下、てきぱきと仕事をしないことには誰か1人に負担が大きくかかりすぎである。
 
 はっきり言ってうちのヨメはキャンプにはお荷物なだけである。鈴ひろさんちの奥さんや娘さん2人はテキパキとテント設営からBBQ準備まできちんと働いているのに、「貴重品が入ってるから」と片がけのポーチを肌身離さず持ち、ヒラヒラのワンピースなどを着てウロウロしているだけだ。ペグぐらいなら打てるかと思ってやらせてみたら、力は無いわ、コツは掴まんわで貴重なペグがぐにゃぐにゃである。この辺の教育もファミリーキャンプには大切なのだろう。まあ数をこなしていくことによってもう少しマシになると思うが、前述のとおり、あと何回やるのかは不明である(笑)。
 
 ともあれ鈴ひろさん家族、どうもありがとう。子供たちはとても楽しんでいました。
 
 「また行きたい?」
 「・・・・もう、ええかな」
 
 なんじゃそら!

奈良ベース

 先日水曜日は奈良ベースでお泊りとなった。何を隠そう奈良ベースは私の親戚の家で、大変良く接待してくれるので子供たちもお気に入りである。奈良女子大が近所にあるのだが、娘2人が将来もしそこに入ることができれば奈良ベースに住まわせてもらうことも可能で、生活費用の大幅な節約となる。遠方の私立なんかに行かれるよりも、しっかり勉強して公立の奈良女子大にでも行ってくれればありがたいなあと思うが、親の心子知らず。指の数を超える足し算は不可能と言う体たらくである。2学期になったら繰り上がりと繰り下がりが始まるので、この夏休みにしっかりマスターさせておきたい。
 
 奈良ベースから会社が自転車で15分という好立地ということもあり、私も奈良ベースへの移住を本気で検討したことがある。個人的に奈良と言う土地が嫌いではないし(むしろ好き)、少し走ればジャパンカップのコースとなる山々がサイクリストを迎えてくれる。徒歩5分圏内に昭和の雰囲気の銭湯もあるし、下町情緒あふれる商店街もある。奈良マラソンのスタート地点も徒歩圏内なので、抽選にさえ当たれば出たい放題である。出えへんけど。
 
 とまあそんなこんなで木曜日は奈良ベースからの出勤となった。15分やそこらの距離でTTバイクをかっ飛ばすのもアレかなあと思って、久しぶりにシクロクロスバイクを出動させてみた。太いタイヤの安心感、起きた乗車姿勢の見晴らしの良さ、良くも悪くもファジーなスラムの変速感。どれを取っても逆に新鮮であった。地面スレスレを40km/hとかでぶっ飛ばすのも面白いが、たまにはのんびり走るのも悪くない。なあなあ、TTメンバーでいっぺんのんびり琵琶湖一周とかしよーや。

カラダのメンテ

 ここのところカラダの調子が悪い。以前から運動をしていると咳き込む傾向にあり、その日もコホンコホンとやっていると突然腰の左側のスジが痛くなった。痛みはしばらく続き、靴下を履くのも一苦労。そんな頃に息子のソフトボール大会の見学。おもいっきり日焼けしてしまって疲れがたまる。するとほっぺの裏に出来物ができ、気になるので舌でレロレロしているうちにそれが潰れ出血。ベロベロと薄皮がめくれ広範囲の口内炎に。痛みがひどく食事や歯磨きがつらい。左のほっぺも大きく腫れ上がっている。
 
 今週末は内灘である。幸い(?)今週は雨続きなので練習はお休みとなっているが、どちらにせよこんな体調では100%では走れない。一度スッキリと体を整えてみたいと思った。病院嫌いの私がこんなことを思うのは大変珍しい。しかし「寝て治す」という考え方を、いつかどこかで改めないと、年齢とともに取り返しのつかないことにもなりかねない。今回はそんなタイミングなのかなと思って観念することにした。平日休みなことをいいことに病院巡り。
 
 まずは一番気になる咳。とりあえず子供をよく連れて行く近所の耳鼻科へ。スポーツ中、特に心肺に大きめの負荷がかかったときや、そんな運動後に咳き込むのは、もしかしたらアスリート喘息なのかもしれないとのこと。オリンピック選手なんかでも20%ぐらいの人がかかっているそうだ。アスリートとかオリンピック選手とか言うキーワードで少し気を良くする(笑)。7日分の咳止め(アイピーディ・フスタゾール)を処方される。経過観察。ついでに口内炎の炎症と出血を抑えるトラネキサム酸も7日分処方。
 
 次に腰。自宅の斜向かいにある整骨院でも良かったのだが、私のことをよく理解してくれている先生がいいだろうと思って、自転車仲間のげんちゃん先生のところへ。「内灘で優勝できるようにしてくれ」と頼むと(笑)、ゲルマニウム温浴とかブルブルマシーンをオススメされるがままに案内され、そして1時間ぐらいゆっくり時間をかけて全身をマッサージしてくれた。おかげで腰の痛みはほとんどなくなった。骨盤の位置を整えるストレッチなんかも教えてもらい大満足。ありがとうー!げんちゃん先生ー!
 
 帰宅してから昼寝・・・・でもすれば良いのだろうが、子供のお迎え、スイミング引率、友人と飲みに出かけたヨメに変わって夕飯の準備、寝かしつけなど、カラダの休まる時間は無い。でも、これはこれ。日常のことなので仕方がない。昨夜は飲酒もせずに子供と一緒に眠りに落ちてしまった。