空を飛びたい

 気持ちよく下ってる最中なので写真を撮るのを忘れたが、ダート工業コースの途中に、倒木を利用した明らかに人工のものと思われるジャンプ台がある。以前に行ったときはなかったと思うから最近誰かが作ったんやろなあ。

 そのジャンプ台、MTBシロートな私から見るに結構な落差で、本気で飛んだらドエライとこまで飛んで行きそうである。飛んだ先にはすぐに右カーブが待っているのであんまりピョーンとは行けないと思う。

 他にも大きな岩が数個、コースのど真ん中に鎮座していてかなりのドロップオフになっているところがあって、今のところそれをバイクに乗ったままクリアしたことはない。某チョモ氏ならスカッと飛んで行くんやろなあ。

 トレイルに時々現れる乗車困難と思われる障害物も、技と度胸でクリアできたらどれほど楽だろうかと思う。そういう障害物ほど降りて押すのも困難なのだ。

 こう、なんちゅうか・・・・、カラダに絡まってる安全弁みたいなん、外れへんかなあ。

傷だらけ

 もう5年以上乗ってるし、メッセンジャー業務にも使ってたことがあるから傷だらけ。昨日もちょっと木馬でメンテしてもらったら気になるところがいっぱい出てきた。店長はそんなぼろぼろパーツを黙って組み直してくれてたけど、その指先からは「これは交換せなあかんやろ」的躊躇がビンビンに伝わってきた。

 「これで十分やん」ってみんな言ってくれる。もちろん私もこの自転車はとても気に入っている。これで王滝に出ないと意味が無いとさえ思っている。

 だけどふと思う。

 自分はこれからMTBerになっていくのか? それとも王滝で“終わり”なのか?

 どちらになるかでこのバイクへのお金のかけ方が変わってくる。それは決して愛情が無いとかではなく、お金を湯水のように使えない庶民の至極一般的な思想である。

 新しいフロントフォークはすでに買い置きしてある。でもまだ交換作業はしていない。それを交換してしまったとき、「それが新しいならここも」みたいに他のパーツまで欲しくなって、自分で自分を止めれるかが非常に心配なのだ。いや、実際にはお金がないから踏みとどまるしか選択肢はもう無いのだけど、それはそれで悶々とした日々を過ごすことになる。

 王滝で自分のMTBマイブームが終わってくれるならどれだけラクだろうか。それがわかっているならサスも買わないし、キャメルバッグも買わないし、なんにも買わない。「あ〜アレ欲しいコレ欲しい」も言わないで済むのだ。

 今日の嫁操縦もできない男に、半年後の自分の心境がわかるはずもない。

泥はね対策

 聞くところによると、王滝の土は砂の粒子がとても細かく、リヤタイヤが跳ね上げた土砂がレーパンの目地から入り込んできてオケツの皮をずりずりと摩擦してくれるらしい。その対策のためにマッドガードを装備したりするのだが、100kmもの長丁場ではあんまり意味がないそうだ。

 オケツの皮をずりずりやられるのは非常に辛い。レースの途中でレーパンを脱ぐわけにもいかず、たとえ湧き水等でザブザブ洗ったとしても、レースを続ける限り泥はね攻撃からは逃れられない。もうずりずりずりずりとヤラれるがままである。我がアタッカーズMTB部長も、オケツの皮がめくれてしまって真っ赤っかだったそうだ。

 ところが木馬店長は「そんなことなかったで」と言う。おそらくオケツの皮が厚いというわけでもなさそうだ。

 これは以前から思っていたことなのだが、背が高い人っていうのはサドルの高さが高く、シートポストが大きく伸びているから、リヤタイヤが跳ね上げる土砂のほとんどはサドルの裏部分でストップされ、ライダーに直接かかることが少ないからなのではないだろうか。

 実は私も泥はねによるジャージの背中の汚れが少ない方で、レーパンから背中の上の方まで一直線に泥汚れがつくということがあんまりない。それはやっぱりサドルが高いからなのかなあと思ったりする。

 上の画像は私のMTBだが、ものさしでも当ててもらえればわかるとおり、リヤタイヤが跳ね上げる泥のほとんどはサドルでストップされる。もしこれより10cmほどサドルが低い場合だと、ライダーに直接かかる泥は格段に増える。これを応用して考えると、GARYFISHERなどの29erは泥がかかりやすく、24インチなどの小径車は泥がかかりにくいということになる。あと、タイヤのパターンによっても違うだろうな。

 まあどうでもいいハナシだけど、そんなことをニヤニヤと考えるのは楽しい。

ローディーが考えるMTBテクニック

 本日は午前中のみ休日MTB出勤。帰りにダート工業コースへ寄り道。交換するのが面倒なので舗装路用スリックタイヤで。

 昨日の雨により路面はにゅるにゅるのつるつる。落ち葉が敷き詰められてる所や石がゴロゴロしてる所はなんとか上れるが、そうでないところはリヤがつるんつるん滑ってトラクションがかからない。エンジンの馬力も大切だけどTCSも大切。下りでは意外とスリックタイヤでもいける。スピードが激遅だからですが。

 コースにちょっと大きめの石が落ちてるとこがあって、そいつを避けようとすると、ついついその石ばっかりをガン見してしまう。そんでフロントタイヤがそいつをクリアするところまで、無意識のうちにずっと見続けている。で、ふと前を見るとちょっと大きめのドロップオフ。勢いで飛んでいけそうなレベルでも、不意に現れた気がしてついつい不必要なブレーキングをしてしまうこと多々。どんどん前の路面情報を目から仕入れて瞬時に判断しないといけない。要練習。

 バンクを利用して曲がってやろうと、前輪をバンクに乗り上げた瞬間、ぐりん!!っと曲がる。あまりの突然の出来事に腕に力を入れるのを忘れていて、ステムでアゴを打ちかけること数回。上半身をしっかり支えてコーナー出口を見なければ。要練習。

 自転車の性能(サスやタイヤ等)に任せてよい悪路なのか、ジブンがかわしてやらなければいけない悪路なのかの判断がイマイチできてないみたい。まだまだ自転車の性能を信用できてない感じ。無視して突っ込んでいけるガレ場とか轍とかも結構あって、無駄にリキんでいるようだ。要練習。

 「フルサス欲しい」とか言い出す前にHTでできることはまだまだ山ほどあるなあ。ジブンのバイクが好きになった。

偏ってない?

 自転車雑誌はあんまり買わない。木馬に置いてるのをチラっと見せてもらうだけ。チラ見してるだけなんで、もしかしたらそうではないかもしれないけど、ロードバイクの記事ばかりが目立つ気がする。

 かく言う私もそんな記事に目を奪われていた人間の一人だからエラソーなことは言えないけど、最近MTB熱が高まってきているジブンとしては、もっとMTBの記事を増やして欲しいなあとワガママなことを思ったりもする。

 インプレッションはいらんわ。庶民では買えないフレームやパーツのインプレを読んでもつまらない。もっとなんちゅうかなあ〜

 『ヨメコドモも大喜び!午前中で帰って来れるダート紹介』とか
 『めざせ5時間台!王滝100km完全攻略バイブル!』とか
 『親バカ大集合!勝てる3歳児にするための10の方法』とか
 『鬼の居ぬ間に表彰台!?夏のシクロクロス!』とか・・・・。

 こんな記事があったら即買うけど、これって個人的に興味あるネタばっかり。こんなんじゃ売れへんわな。

暑さ寒さも会社まで

 極寒&凍結によりしばらく休んでいた自転車通勤を3日ぶりに再開。3日も開くと冷たい空気の中へ飛び出す第一歩に勇気がいる。だからといって厚着をすれば走っているうちに暑くなる。どちらの不快感をガマンするか、冬の自転車通勤はそんな葛藤との戦いである。

 世の中にはそんな戦いを根本から覆してくれるような、高性能高機能なウェアがたくさんあるにはある。しかしそれらは非常に高い。私のような安月給で小遣い制のサラリマーンは、そんなもんに何万円も出すなら機材に投資したい。ウェーブローター欲しいよ〜。

 私の極寒通勤スタイルの基本はユニクロ。上も下もユニクロ。街を歩けば30分に1回のペースで同じ服装の人に会うユニクロである。これで十分。特に冬の終わりにはバーゲンで安くなるので「来年のために」とダウンのジャンパーを買っておこう。

 手袋はコーナン。680円。スキー用のとかは何千円もするからダメ。すぐに指先のとこなんかがほころびてくるけど、縫おう。縫えば縫うほど保温力は高くなるぞ。

 靴下は2枚重ね。SSOKでまとめ買い。下り坂ではそれでもつま先が冷たいが、そこはガマンだ。何千円ものシューズカバーをしてても寒いときは寒い!そう思って諦めるのだ。

 首にはタオルを巻こう。何千円もするマフラーとかネックウォーマーなんかいらん!保温力抜群で汗も吸い取るタオルが一番!顔の冷たさはマスクで凌ごう。ガーゼのやつより花粉用の紙のやつの方が通気性がいい。ガーゼのやつは口の周りが自分の息でびちゃびちゃになるぞ!

 自転車用のウェアを買う時は自分の小遣いから出さなければいけないが、これらのウェア(?)はヨメの買い物のついでに頼めるものばかりだから、家計から出る。これはありがたい。私にとって、寒くて一番困るものは財布である。

スポーツマンではない

 最近木馬メンバーの間でマラソンが流行っている。今度の日曜日には大阪ハーフマラソンなる大きな大会があって、それに参加する数人の木馬メンバーがレースへ向けてモチベーション上昇中である。

 ご存知の方も多いとは思うけど、私はマラソンが大の苦手で、「体育委員はマラソン大会の準備やコース案内のため走らなくてよい」ことに味を占め、高校時代3年間体育委員を勤め上げた輝かしい実績があるぐらいだ。

 そんな調子で今に至るので、木馬メンバーの間でマラソンが流行りだしたときも、モテ期のために(マラソンは女子率が非常に高く自転車の比ではない)5kmほど“木馬ランナーズ”と一緒に走ってみたが、1週間ぐらい筋肉やヒザの痛みが取れなくて、自分にはマラソンは合っていないと再確認しただけのことだった。

 自転車で知り合いになった人がたくさんいる。ここ数年で自転車を始められた人がほとんどなのだけど、自転車というスポーツを通じてお知り合いになったので、そんな仲間が自転車以外のスポーツをやっているのを見ると少々違和感を感じたりする。でもよく考えたらその人の人生の中のある限られた一定の期間が「自転車」だったわけで、今までに「剣道」とか「アメフト」とか「水泳」とかがあるわけである。これからも「登山」になったり「スキー」になったりすることもあるだろう。それは自分も同じことだ。

 だから私が感じる違和感ってのは、きっと自転車以外のスポーツがほとんど出来ない(興味がない)ことからくる嫉妬なのだろう。全てのスポーツの基本となる「走ること」を楽しいと思えるようになれれば「私はスポーツマンです」と胸を張って言えるのかもしれない。

 全ての自転車乗りがそうとは言わないけど、機材が一番で、速く(長く)走らせることは二番目って人は多いんじゃないだろうか。それはスポーツマンではないよなあと、自分を省みてそう思う今日この頃。

 お時間のある方は、応援に行ってみてください。マラソンランナーってめっさ爽やかな顔して走ってますよ〜。

雪化粧



 昨晩からの降雪により清滝頂上は雪国。もちろんクルマ通勤。昨日、仕事が忙しくて「もうええか」なんて思ってたのだけど、イヤイヤでもスタッドレスに交換しといて良かった。

 しっかしなんだかんだ言ってここまで雪景色になるのは何年ぶり?ていうか初めてかも。雪が積もると逆に暖かく感じるのが不思議。窓を全開にしてみる。肌を差すような冷たさではなく、体を包み込まれるような寒さ。子供たちにも見せてやりたい。

 雪が積もるとなぜ人はテンションが上がるのだろう。日常では見られない景色がそうさせるのだろうか。13年前も、非日常の世界が目の前に広がっていて、あれを見たときも正直テンションが上がった。「ウキウキ」とはまた違うけど。

 あの時の記憶を、雪とともに溶けて消さないように。

どないしてくれるの

 今年の王滝はいつものコースを逆走するらしい。

 せっかく妄想にてレースレポートを途中(舗装路が終わるころ)まで書いたのに書き直しやんか。竹谷賢二選手に「キミ速いねえ。いいバイク乗ってるねえ」って話しかけられる予定やったのに。

 まあ初参加やからどっち周りでもええねんけど。

ハードテールでいこう



 ↑ コレと



 ↑ コレ。なんかヘッドの繋ぎ目とか似てる。だからなんやねんというハナシですが。カッコエエなあ。個人的には下のbackfireの方がカッコエエと思う。安いし。マイナーやけど(ていうかさっきまで知らんかった)。

 やっぱりハードテールの方がカッコエエ。ジブンがハードテールに乗ってるだけだからですけど。フルサス買えないし(いやまあ上の2台も買えないんですが)。王滝にテンション高めで乗り込むためには自分の自転車を大好きになることが重要だと思う。ガレた下りでもアワワワワ言いながらかっ飛ばすぜ!

 仕事帰りの清滝下りでリーンアウトでの曲がり方思い出した。ウンウン。順調順調。

 ・・・・ってレベル低い!?