聞くところによると、王滝の土は砂の粒子がとても細かく、リヤタイヤが跳ね上げた土砂がレーパンの目地から入り込んできてオケツの皮をずりずりと摩擦してくれるらしい。その対策のためにマッドガードを装備したりするのだが、100kmもの長丁場ではあんまり意味がないそうだ。
オケツの皮をずりずりやられるのは非常に辛い。レースの途中でレーパンを脱ぐわけにもいかず、たとえ湧き水等でザブザブ洗ったとしても、レースを続ける限り泥はね攻撃からは逃れられない。もうずりずりずりずりとヤラれるがままである。我がアタッカーズMTB部長も、オケツの皮がめくれてしまって真っ赤っかだったそうだ。
ところが木馬店長は「そんなことなかったで」と言う。おそらくオケツの皮が厚いというわけでもなさそうだ。
これは以前から思っていたことなのだが、背が高い人っていうのはサドルの高さが高く、シートポストが大きく伸びているから、リヤタイヤが跳ね上げる土砂のほとんどはサドルの裏部分でストップされ、ライダーに直接かかることが少ないからなのではないだろうか。
実は私も泥はねによるジャージの背中の汚れが少ない方で、レーパンから背中の上の方まで一直線に泥汚れがつくということがあんまりない。それはやっぱりサドルが高いからなのかなあと思ったりする。
上の画像は私のMTBだが、ものさしでも当ててもらえればわかるとおり、リヤタイヤが跳ね上げる泥のほとんどはサドルでストップされる。もしこれより10cmほどサドルが低い場合だと、ライダーに直接かかる泥は格段に増える。これを応用して考えると、GARYFISHERなどの29erは泥がかかりやすく、24インチなどの小径車は泥がかかりにくいということになる。あと、タイヤのパターンによっても違うだろうな。
まあどうでもいいハナシだけど、そんなことをニヤニヤと考えるのは楽しい。