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MTBの楽しさとは

 ここ最近MTBに乗る機会が多く、それなりに乗れるようになってくるとやはり噴出するのが物欲。

 

 「この上りはクロスマックスだったらどんな感じだろうか」

 「この下りはフルサスだったらどんな感じだろうか」

 

 そんな物欲スパイラルに巻き込まれてもう何年も経つので、わざわざインプレ本などを買うようなことはもうしなくなったが、MTBはロードに比べて、男子が萌えるメカメカしいパーツが多いのでついついそんなことを考えてしまう。

 

 MTBって、それを満喫できるステージへ、クルマなり自転車以外の方法で行かなければいけないことが多くて、MTBerの諸先輩方に連れて行って頂く。そういう友達が多いことに感謝しなければいけないし、これからも連れて行って欲しいし、逆に私がこれからそうなっていかないといけないなあとも思う。

 

 ローディーとしてMTBに乗り、いろいろとその楽しさの違いを考えてたけど、もうやめた。

 

 全ての趣味の楽しさは、気の合った仲間がいるからだ。

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2009年 夏合宿下見

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 来年の夏合宿2日目に走る林道ツーリングの下見へ連れて行ってもらった。

 

 「月夜沢林道」という、距離も斜度もほどほどで、楽しい林道です。来年夏合宿に参加される方はお楽しみに!

 

 一箇所、道路が崩れて危険なところがあった(写真)。来年はどうなってるやろか・・・。

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リザルト出てますね。

MTB100kmリザルト

 

 これじっくり見るとオモロイですね。スタートからCP1までの順位が遅いのはおそらく後方スタートによる渋滞の影響かな?

 

 逆にCP2からCP3までの順位がいいのはココロが折れなかったからだと思う。ガレガレのキツイ上りがあったとこらへんだった。立ち漕ぎとかできたもんな。なんであんなことできたのか不明。

 

 で、フィニッシュまでの順位がガタ落ちなのは紛れも無く“下りが遅い”から。最後の最後にパンクしたらイヤやと思ってめっさゆっくり下った。

 

 来年の対策として、スタート前のスムーズな準備と、苦手な下りの克服かな。

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良く走ってくれました

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 ゴール後にある程度ザブザブと洗ったけど、まだまだ汚れたままで放置してあったMTBをしっかり洗車&点検。

 

 特に不具合は見付からず、本当に良く走ってくれたと思う。レース中、カラーリングまで全く同じバイクを1台だけ見かけたけど、やっぱりドロドロになった状態でも赤と白のツートンカラーは目立つしキレイ。ずっとこのフレームを大切にしようと思った。

 

 サドルは8mmほど下がっていた。走ってる途中でも、下がっていることは感覚的になんとなく感じていたけど、いちいち調整する時間がもったいなくてそのまま走ってた。サドル高が変わったことによるカラダへのダメージは無かったので、1cmぐらいの高低は関係ないのかな。鈍感なジブンにバンザイ。

 

 チェーンとディレイラーは完全に油切れ。どの辺りで油切れを起こしていたかはわからないけど、レース中は何百回もシフトチェンジしたと思うし、トルクがかかったままムリな変速になったこともしばしば。すぐにすることはないと思うけど、来年もしまた参加するならチェーンとワイヤーは交換したほうがいいだろう。

 

 今日は午後から雨。明日は晴れるみたいなので自転車通勤しよう。

 

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王滝レポート バトル編

 バトルNo.1 『VS.便意』

 記念すべき王滝レポート一発目がウンチョスネタってのもアレだが、なんで自転車乗りはあんなにウンコが長いんだ。並んでるときは「早よせーよ」と思ってるくせに、いざ自分の番が来たらここぞとばかりに長居しやがる。長丁場のレースに備えて全てを絞り出したい気持ちはわかるが、急を要する者にとっては鍵をこじ開けてでも突入したいんだからなんとかしてくれ頼む。お陰でスタート20分前までドキドキしながら列に並んでた。まだ後ろに並んでた人は大丈夫だったんだろうか。なんとか間に合ったので勝ち。

 

 バトルNo.2 『VS.大勢のMTBer』

 スタート地点はやや後方だったので予想はしていたが、やはり渋滞。ムリな追い越しは危険だから、前が空いたらすぐにそこに突入できるように重めのギヤを選択。ダッシュして緩めて、ダッシュして緩めての繰り返し。序盤10kmぐらいまではそんなことしてたと思う。いろんなレベルの人がいるから危ない危ない。タイヤがハスって目の前で集団落車もあった。うまいことクリアできたので勝ち。

 

 バトルNo.3 『VS.フルサストレックさん』

 最初の上りをクリアして初めて出てくる長めの下り。ジャリジャリの路面でビビリながら下っているといろんな人に抜かされる。遅いのはわかってたので別に焦ったりムリをしたりはしなかったが、中でも印象的だったのがトレックのフルサスに乗ったMTBer。ちょっとした段差でもピョンピョン飛び跳ねて行かれる。上りで抜き、下りで抜かれるというバトルが続いていた。目の前をあまりに気持ち良さそうに飛び跳ねるので、悔しいから上りで抜き返す際には全部立ち漕ぎしたった。いつの間にかいなくなったので勝敗つかず。

 

 バトルNo.4 『VS.シクロクロスさん』

 ガレ場をせっせと上っているときに、えらい前傾のきつい自転車に乗ってる人がいてるなあと思ったらシクロクロス車だった。細いタイヤで難儀しながら上っておられるので大変やなあと思いつつ抜かした。下り坂に入ったら後方から自転車の近付く音が聞こえたので減速して道を譲ったら、なんとさっきのシクロさんが下ハン握ってドエライスピードで下っていった!ガレ場ですよ。「シクロ車が走れないところは水の上だけ」って聞いたことがあるが、イヤあの言葉はホンマやね。尊敬します。下り切ったとこでパンクしてらっしゃったので結果的には私の勝ち(笑)。でもバトル的には負け。

 

 バトルNo.5 『VS.尿意』

 また下ネタ。何km地点かは忘れたが、どうしてもガマンできなくなって立ちションした。普段は立ちションはしないタイプだが(ここ強調)、こればっかりはやむを得ない。しかし立ちションするタイミングにかなり悩んだ。立ちションしてる間のタイムロスと、上りで抜いたMTBerとのタイム差を脳内で瞬時に計算、ヨッシャ今や!と木陰に隠れて(ここも強調)行なったが、どこでどう計算を間違えたのか、さっきの上りで抜いた人々にすぐに抜き返された。私が金色の放物線を描いている間にヘコヘコと抜いていくMTBer6人。悔しいから全員のジャージとバイクを覚えてロックオン。全てのMTBerを抜き返すのに1時間かかった。尿意恐るべし。

 

 バトルNo.6 『ダウンヒル体型のクライマー』

 MTBerは人材の幅が広い。ローディーはある程度限られてくるが(オキナワにはガリガリと坊主しかいなかった)、MTBの世界では速いデブがいる。ラグビーやアメフトの世界にはゴロゴロいることは知っていたが、自転車界にもいるんだなあ。上りがめっちゃ速いふとっちょさんがいた。当然下りも速い。なんとか上りで付いて行くが、下りでぶっちぎられる。アレは逆にカイカンである。そこまで速いなら許すって感じ。でも後半で座り込んで何かをバクバク食べておられたところをアッサリ抜き返した。燃費は悪いのね。

 

 バトルNo.7 『黄色ジャージの人』

 後半、もう80km地点を越した辺りからだったと思う。ずっと前後して一緒に走っていたトレック乗りさんがいた。荷物も少量で、ふくらはぎの形が美しくて、何よりガレ場のライン取りと下りのフォームがきれい。かなりレベルの高いMTBerさんだと想像する。後ろに付かせてもらっていろいろ盗ませて頂いた。最後の下りでぶち抜かれ、私よりも前でゴールされたようだが、なんか悔しいとかそんな気持ちはなかった。最後の最後でイイもの見せてもらった。誰かは存じ上げないけどどうもありがとうございました。

 

 とりあえず印象に残っているバトルはこれだけ。最大のバトル相手はやっぱり自分。さすがに後半の長いガレガレの上りではココロが折れそうになったが、ヨメコドモの顔を思い出して奮い立たせた。そしたら周りの人が遅くなった。だから抜いた。そしたら元気が出てきた。ずっとそれのくり返し。

 

 上りきったところに壮大な御嶽山が居座っておられた。

 

 鳥肌が立つほど美しかった。

 

 カメラを持っていなかったので、心のシャッターを何度も切った。

 

 今でも目に焼き付いている。

 

 だから絵にしてみた。

  

 その素晴らしい眺めは、このレースに出て良かったと思わせるどころか、生きていて良かったとさえ思わせてくれる姿であった。

 

 渾身の絵画はこちら

 

 

 ヨメコドモ、回転木馬の皆様、会社の皆様、関係者の皆様、王滝民族の皆様。本当に楽しかったです。来年も走りたいです。ありがとうございました。

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王滝レポート とりあえず備忘録

 ついに夢の王滝100kmに参加。予想通りハードなレースだったがなんとか6時間24分で完走。王滝経験者が言うに、順周りより今回の逆周りの方がハードだったそうだが、私はこれが初めてだったのでよくわかりません。とにかく目の前の坂と石と水溜りをひとつひとつ丁寧にやっつけていくだけ。

 

 持って走った補給食は、ウィダー4個、カロリーメイト1箱(箱から出して)、赤飯のおにぎり2個(1個はドロドロで食べれず)、山岳賞パワーバー1個(賞味期限切れ。でも無問題)、参加賞のパワージェル1個、水500mlボトル1本(途中の天然エイドで1回給水。ゴール地点でカラになったのでちょうど1L)。おにぎり1個を残して全て完食。摂るタイミングなども非常にうまいこといった。

 

 トラブルはラッキーなことに全く無し。チェーンがサックすることが3回ほどあったが落ち着いて対処したので走りながらリカバリーできた。パンクも無し。なぜかパンクはする気がしなかった。タイヤ空気圧は不明(笑)。スタート前に調整するつもりだったがトイレに並んでいるうちにスタート時間が近付いてバタバタして忘れた。感覚的にはフロントもリヤも2.0barぐらいかな?低め。でもこれまたラッキーなことにバッチリな圧だった。フロントサスのエア圧が少々高かったみたいで、ゴールしてからサグをみたら60mmぐらいしかストロークしてなかった(!)。チェーンオイルはスタート前にかなもっちゃんのを塗ったのでなんとかもった。ありがとうかなもっちゃん。

 

 よって工具類は何も使わなかった。パンク修理1回分(チューブ1本パッチ無し)、ボンベ2回分(ポンプは無し)、チェーン切り、チェーンピン3個ぐらい、ブレーキパッド1セット、軍手片方、六角レンチ3種類、スタッピドライバー。全てバラストになるというラッキーさ加減。ありがとう神様。

 

 カラダのトラブルもほとんど無し。序盤から腰が痛くなったが、ダンシングやストレッチ(走りながら)を織り交ぜて回復させた。下りの振動で上腕二等筋が痛くなった。肩からヒジ、手首の関節が痛い。ヒザはそんなに痛くない。脚にも疲労があるぐらいでいたって元気。補給食(カロリーメイトやったかな?)を食べてるときに下唇をおもくそ噛んでしまってそこだけが腫れ、その後補給食を摂るたびに噛んでしまう。怪我らしい怪我はこれだけ(笑)。

 

 とにかくラッキー続きだった。デカイ石のすぐ横を通り抜けるときも、うまくペダルが上死点にきて何事もなくクリアー。カラダの調子も良かったし、ガレた岩場もダンシングできるほど。下りはとにかくゆっくり(笑)。上りで抜いた人に下りで抜かれることの繰り返し。でもやっぱりレースをトータルすれば、上りが速い方が絶対有利。下りが速い方が有利だと思い込んでいたのでそれは嬉しかった。

 

 レースレポートに続きます。

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王滝準備 最終仕様

 出発の準備も終え、集合時間までゆっくり過ごしている。現在の大阪は雨。明日の王滝方面は回復傾向になるとのことだが路面はドロドロだろう。でもまあそれは出場者みんな同条件である。雨が降ってもクヨクヨしないで頑張って来ようと思う。

 

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 さて、バイクの最終仕様はコレでイク。個人個人の好き嫌いによるけど、私はバイクにゴテゴテと取り付けるのが嫌いなので、補給食や水やスペアパーツや工具等は全部バッグに背負って行こうと思っていた。しかし私を最後の最後まで悩ませた言葉・・・・。王滝経験者はみんな言う。

 

 『速いヤツは荷物が少ない』

 

 である。イヤ別に「オレは速いんや!」と喚いているワケではないが、王滝シロートながら考えるに、「速いから荷物が少ない」んじゃなくて、「荷物が少ないから速い」のではないだろうか。

 

 オフロード100kmなんて、ローディーの私にしたら未知の領域である。補給食はどれだけいって、工具は何がいって・・・・と考えても、それだけの距離を走ったことがないのだから、答えが出るわけがないのである。王滝常連の先輩方のハナシを聞いてある程度予測はするけど、やはりジブンの脚で実際に走ってみないと、去年のオキナワみたいにアタマでっかちになってしまって熱が出る。

 

 補給食がなくなったら・・・・。パンクしたら・・・・。思いがけないトラブルが起こったら・・・・。

 

 考えても仕方が無い。そうなったらレースは終わり。それがレースというもんだ。一応“セルフディスカバリー”とうたわれており、最低限のトラブルには対処できるようにするのがこのレースのルールだから“手ぶらでイク”ってことはしないけど、当初の想像よりも随分荷物を減らした。

 

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 荷物の背負いはナシ。マイヨポケットに全ての補給食を突っ込み、ボトルゲージは1個追加して2個装備。ひとつは水500ml、もうひとつは工具、スペアチューブはサドルの下にくくり付けた。ハンドル周りは何もナシ。GPSとか付けてるアニキたちに比べると少々ビンボっ臭いが、ビンボーなんだからこれでヨイ。

 

 試しにさっき、木馬ジャージのポケットに全ての補給食を入れて着てみた。常に背中から誰かに引っ張られてるようで首が絞まるカンジがするが、バイクに跨ったらそれほど気にはならん。なんせ『荷物が少ないヤツは速い』のである(ひつこい)。

 

 完走出来なかったら、レースレポートは書きません(笑)。

清滝地蔵参り

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 清滝頂上のお地蔵さんとスペシャ。

 

 ずっと前にお供えした5円が未だに置いたままになってる。どうやら私のお願い事は聞いてくれないようだ・・・・(涙)。

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「週に1回しか休み無いんやから勝手に予定入れんといて」

  これは某ダンナが某ヨメに言われた言葉。ウチも似たようなこと言われます。遠まわしにね。

 

 「子供達はパパと遊びたがってる」みたいなカンジで・・・・。
 

 まあそれはさて置き、今日は王滝本番までの最後の休みだった。

 

 したがって、早朝5時出発で最終調整の意味でダート工業コースを3往復、はや山荘裏道コースで激坂練。最後の仕上げにチョモ神様へお参り・・・・。

 

 うそうそ。

 

 いつもより遅めに起きて、宗一郎の幼稚園のお見送りして、ヨメの買い物に付き合った。本番前に大切なことは練習ではなく、補給食の調達である。それをいかにしてジブンの財布から支払わないようにするか、つまり家計からの買い物のドサクサに紛れて上手いこと買い物カゴに入れるかが重要なのである。

 

 今から練習したって速くはならんだろう。逆にケガしてDNSなんかになったら目も当てられない。ここはおとなしくヨメの買い物に付き合う方が正解なのである。

 

 で、その結果がウィダー4個とカロリーメイト1個。合計870円(税込)を自分の小遣いから支出せずに済んだ。これはカナリデカイ。幸先がヨイ。この調子で突っ走るぜ!!

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王滝準備 補給編

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 これぐらいあったらええんかな?あとバナナとかおにぎりとかは現地調達で。

 

  この量やったらわざわざバッグ背負うこともないかな~?でも自転車にゴテゴテ取り付けるのもイヤだし。手ぶらで走れたらそれに越したことはないとは思うけど、あんまり荷物が少なすぎると不安やもんね。

 

 誰か荷物持ちのアシストしてくれへんかな。

 

 ちなみに画像右上の山岳賞パワーバーは、スミオさんのイタリア土産。2007年の10月に賞味期限切れてる。でも冷蔵庫に入れてたからイケると思う。オキナワでは食べにくいと思って使わなかったけど、王滝では使わせて頂きます!