先々週、堺浜アタックに行こうとクルマにTTバイクを積んで出発。到着して始めて気が付いた。
シューズを忘れたことに・・・・。すぐさま家に取りに帰った。
そして先週。今度は忘れ物がないことを確認して再び堺浜へ。ヘルメットを被り、シューズを履いてさあアタック!と思ったところでDi2のバッテリーが付いていないことに気が付き、冗談ではなくその場にへたり込んだ。コルナゴに付けたまんまである。
最近こんなミスが多い。今まではもっと意識がきめ細やかなところまで行き渡り、他人の忘れ物にまで気をつけることができたように思う。酒の飲み過ぎで脳が萎縮してきたのであろうか。そうなのであれば由々しき事態である。
このブログも更新が滞りがちである。昔はもっと文章が沸いて出てきたように思うのだが、最近はなかなか筆が進まない。気が付けば以前と同じことを書いていたりする。
私も今年で41だ。男の人生の中で最も脂の乗った充実した時期なのかなと思うけど、そういううっかりミスが、人生を揺るがす大きな失敗に繋がらないとは言い切れない。ヒヤリハットとはよく言うが、今一度気を引き締めなおしていきたい。
そんな中、今週末に行われるワールドサイクル&ベックオンカップ2014に参加してくる。個人TTである。レースの結果云々よりも、シューズやバッテリーの確認や、NAMくんのピックアップを忘れないように気をつけたい(笑)。
TT本格始動
久しぶりの更新すぎてログインパスワード忘れかけてた今日このごろ。先日の木曜日に堺浜アタックへ行ってきた。
今年のチームTTは、AチームとBチームのメンバーを一度シャッフルして、シーズン初めの記録会で上位のタイムの者からチーム分けしていこうというふうになった。
その記録会のコースに使われるのが堺浜。左回り一周のタイムを計測。計測にはStravaを利用して「堺浜周回」のセグメントを使用することに。
休みの都合上みんなと一緒に記録会に参加できないので、まずは単独でタイムアタックしてきたというわけ。メンバーの戦意を喪失させるほどの暫定1位トップタイムを叩き出してゴキゲンを伺ってやろうと妄想していたのだが、なんだかまったく速度に乗らず、Aチームはおろか戦力外通告されてもおかしくない驚愕のタイムであった。
サドルを先割れタイプのものに変更して以来あまり攻めて乗っていなかったので気が付かなかったがどうもポジションがおかしい。ハンドルが全体的に近くて窮屈である。このままではアカンと周回もそこそこにその足で回転木馬へGO。
10mm長いステムをお借りして装着。すぐさま淀川TTコースへ試しに行ったらこれがピッタリ。「合わなかったら返品してくれていいよ」とのお言葉を頂いていたがこのままでいこう。お金払いに行かないと。
次の休みにもう一度堺浜へリベンジである。今度こそ・・・!
スネ毛処理
昨晩珍しく宗一郎(小3)が、「お父さん、スポーツ刈りにしてーや」と言うので数ヶ月ぶりにバリカンを使用した。
バリカンは良い。伸びまくった息子のアタマを小気味よく刈っていくあの音と感触は何者にも代えがたい。勢いで自分のスネ毛まで刈り取ってしまった。まだ刈り取りシーズンには少し早いかなと思ったが、この勢いを大切にしないと、今シーズンはスネ毛処理をせずにロングレーパンなんかでお茶を濁すことになりかねない。それほどモチベーションが下がっている。仕事が忙しいということは恐ろしいことだ。
自慢でも何でもないが私はスネ毛が濃いほうである。冬の間に伸ばしまくったスネ毛をシーズンインに処理するのはかなりの重労働であったが、バリカンでやると随分スピーディーであることに今更ながら気が付いた。アタッチメントを全て外し、“歯ァむき出し”のまんまで攻めるのである。膝周りの立体的な部分は手直しが必要だが、それは後日酔いが覚めた状態でやることにする(血だらけになるので)。
そんなこんなで昨晩の我が家の浴室は毛だらけであった。
徒然・・・
★久しぶりの更新だ。ここのところ仕事が忙しく、自転車通勤する気にもなれない。これぐらいのことでクルマのキーを手に取ってしまうなんて弱いなあと思うけど、乗りたい時に乗ればいいやんというスタンスは変えたくないし変えるつもりもない。長く続けるコツは入れ込まないことだと思っている。
★新型FITのハイブリッドにリコールが出ている。ユーザーの皆さんにはご迷惑をお掛けしているところだけど、我々販売店も随分迷惑している。今回の改善は去年9月か10月に発表されたクルマだというのにすでに3回目である。しかもその最善箇所がほぼ同じ部分。つまり改善ではなくその場しのぎであったのだ。まあメーカーはそういうつもりは全く無いのだろうけど、ユーザーにしてみればそのように受け取られても仕方のないところである。全国的に注文キャンセルや車両交換のクレームが相次いでいるそうだ。今回で最後にしてもらいたいものである。
★読書や自転車やランニングなど、結構いろんな趣味を持っているほうだと自負しているが、やはり仕事が忙しくなって頭の中が仕事のことでいっぱいになってくると、どれもこれもやる気が出ないものなんだなと改めて思った。よく「仕事と趣味は別」と言って、仕事のストレスを趣味で発散したり、趣味のために仕事を詰め込んだりする人がいるけど、私にはそれはできない。仕事も趣味もちょうど調子の良いときが、仕事も趣味も伸びるときだと感じる。仕事がダメ(ダメというか自分のペースで進まない)なときは、やはり趣味も上手く行かず、やってもやってもイライラするばかりなのだ。だからそんなときはすっぱりやめる。仕事をやめるわけにはいかないので、趣味を中止する。そしたら仕事のほうもなんだか肩から力が抜けてうまく回り出したりするのだ。今現在はようやくその入口に立ったところへんかな。これから調子を上げていきたい。
★従兄弟がこの6月に結婚するということで、親戚有志によるバンドに私が入ることになった。以前から親近者の披露宴で演奏しているのをビデオを構えながらニヤニヤしていただけだったのだが、今回私が初めてメンバーに入ることになったので今から緊張している。曲目はビートルズの『Love Me Do』とのことだが、これって結婚式に合うのか?とりあえず実家のタンスの奥に眠っていたブルースハープを引っ張り出してきたが、リードが錆びているのか音がぜんぜん鳴らずこの際新調しようと思っている。楽器の持つ独特の雰囲気が好きで楽器店にはちょくちょく入るが、実際に楽器を買うのは20年以上ぶりになるだろうか。オトナになったのでちょっとエエやつを物色してみたい。今夜メンバーと初会合。楽しみだ。
★宗一郎はこの4月で4年生。こころは2年生。さくらは保育園3年目(幼稚園で言うと年中)。子供の成長は早い。「ついこないだまで」という表現は子育てのステージではよく使うが、まさにである。宗一郎は少年野球チームに入った。毎週土日には朝早くから夕方までみっちり練習に行っている。よく頑張るなと思う。仕事の都合でいまだに一度も見学に行けていないが、4年生にもなったのだからあんまり親がしゃしゃり出ないでチームの方針に任せたいと思う。こころはスポーツの才能があると思う。こないだもスキーに連れて行ったが、私がボーゲンを30分ほど教えてやるとすぐにコツを掴んで勝手にリフトに乗ってゲレンデを往復していた。スイミングもぐんぐん上達しているし、2020年東京オリンピックにもしかしたら・・・・。ないか。さくらは吉本新喜劇が大好き。録画してあるのを何度も繰り返し観て、各出演者のギャグやセリフなど全て覚えてしまった。嬉しいような悲しいような気分である。
★まあ最近はこんなところである。あ、そういえばイノウエさんが大阪に帰ってくるとか言ってたな。楽しい日々がまたやって来そうである。
ダート工業
久しぶりに、ほんと久しぶりに。
自分でも何を思い立ったんだというぐらい久しぶりにシクロクロスバイクでダート工業コースをアタックしてきた。色味が合わないままやむを得ず付けていたサドルを無難な黒いサドルに替えて見栄えが良くなったのと、ハンドルを上げてちょっとポジションを楽な方へ振ったのと、やっぱりどうしても雪の上を走りたいといういかにもコドモっぽい理由により、重い腰が珍しく上がったということである。
担ぎの時に邪魔になるからということでCX車にはボトルゲージを付けていない。したがってライドに出掛ける際は小さめのペットボトルに水を入れてジャージのポケットで持って行くのだが、家で準備しているとなんだかそんなこともめんどくさくなって、「まあ喉が乾いたらそのへんで買えばいいか」と出発したのだ。
そしたらもう引き返せないとこら辺まで来た時に財布を持っていないことに気付き、ああ~~と思いながら惰性で入山。そういえば途中に神社があったのを思い出し、そこで飲めるだけ御神水を飲んで出発。柄杓で水を飲んだのは久しぶりだ。ありがたや。
途中でGPSがロストするちょっとしたアクシデントもあったけど、なんとかヘロヘロで登頂。乗車率30%ぐらいか(笑)。相変わらず厳しいコースである。山頂付近はまだまだ雪が残っており、砂利道ポコポコでもない、落葉サクサクでもない、「雪道シャリシャリ・・・・」という新鮮な走行音に浸りながらの楽しいライドであった。
去年の豪雨で土砂崩れがあり、阪奈道路が塞がれ、民家が損壊するという被害があったので走れるかどうか心配していたが、すでにきっちりと整備され、むしろ走りやすくなった印象もある。改めて自然のパワーの恐ろしさと、人間の地道な復旧活動の素晴らしさを感じる。また行きたい。
『鍵泥棒のメソッド』 主演:堺雅人 香川照之 広末涼子 監督:内村けんじ
気になる映画をヨメがどんどんHDDに撮り溜めしていくので消化不良気味な毎日であるが、なんとかローラーをしながら観る機会が訪れた。
銭湯で転倒し頭を打って気絶した殺し屋コンドウ(香川照之)。それをすぐそばで目撃していた売れない貧乏役者桜井(堺雅人)。ちょっとした出来心から桜井は気を失っているコンドウのロッカーの鍵を自分の鍵とすり替える。桜井の荷物と共に病院に運ばれるコンドウを尻目に恐る恐るロッカーを開けると、そこにはまとまった現金の入った財布と高級車のキーが・・・・。
コンドウの高級マンションに勝手に上がり込み好き勝手やる桜井。反対に記憶喪失となりなんとか自分の人生を取り戻そうと必死に努力するコンドウ。そしてそんなコンドウの努力する姿に惚れてしまった雑誌編集長の婚活女性水嶋香苗(広末涼子)。この個性豊かな3人の演技が見事だった。さすが!という感じである。
コンドウになりすました桜井は、新たな殺しの依頼を断れずに受けてしまう。なんとか逃げ出そうと計画するが、元々いい加減な性格もあって取り返しのつかない状態に。そこへ記憶の戻ったコンドウが現れ物語は急速に展開していく。コンドウの綿密な計画を実行する大事なタイミングで水嶋香苗登場。KYである。とにかくこの3人の演技が素晴らしい。特に香川照之の、殺し屋の表情と記憶喪失の表情の違いがすごい。物語の中では一応桜井が役者という設定なのだが、殺し屋コンドウが桜井に、腹を刺された時の演技指導を行うあたりなんかはとてもおもしろい。
久しぶりに面白い映画を観た気がする。ヤクザ役の荒川良々の演技も良かった。あの不気味な雰囲気は、あまちゃんの時の駅長さんとは大違いである。とても面白かったです。HDDから消すのがもったいなくて本末転倒な今日このごろである。
『幸福な生活』 百田尚樹 祥伝社
話題の百田尚樹の新作。百田尚樹ならハズレはないだろうと手に取った。何度も言うようだけど、百田尚樹はちょっとノンフィクション作家の感じである。歴史上や現代の事実に基づいて物語を構成していくところなど、やはりテレビ出身の人だなあという感じである。ところがこの『幸福な生活』は今までの長編ノンフィクションではなく、夫婦にまつわる物語を収録したショートショート的なことになっている。
少ない時間でキリのいいところまで読めるショートショートが昔から好きだったので、深い思慮もなくこの本を取ったにもかかわらずラッキーであった。笑いあり涙あり、ときにはSFチックな話もあり、改めて百田尚樹の懐の深さを知る。物語最後の一行が次の頁の最初に来るように編集されていて、真っ白な頁にたった一行だけのセリフが、恐くもあり面白くもあり意味深くもあり、読んでいる者に不思議な余韻を与えてくれる。まるで落語のオチのような感じで、本当に百田尚樹はエンターテイナーだなと感じさせる。
全部で19編収録されており、それら全てが夫婦にまつわる物語となっているので、まさにヨメコドモのいる私のような世代にハマるものが多い。個人的には『豹変』と『ママの魅力』が気に入っている。
『豹変』は、不妊に悩む若い夫婦の物語。妻に内緒で診察に行き、閉塞性無精子症と診断された夫が、どうやって愛する妻にこの事実を話そうかと悩みながら帰宅すると、思いの外機嫌の良い妻が放った言葉は・・・・。
『ママの魅力』は、ガリガリの夫と巨体の妻が登場。その見かけによらずゴキブリなどが出ると「キャー!」と言って夫に抱きつくブリっ子ママの姿を見て呆れる小3の息子。ある日、放し飼いにされた土佐犬に襲われた息子。荒れ狂う土佐犬の前に立ちはだかった巨体妻の取った行動は・・・・。
電車の中や家事の合間にちょっと読むのがオススメの本です。
単独アワイチ
毎週水曜日はスイミング引率であったり保育園送り迎えであったりと、休みでありながら何かと忙しいのでたまに水曜以外の休みがあると丸1日がパパの自由時間となって嬉しい。この日も木曜日が休みということで幾日も前から妄想に妄想を重ねてきた「単独アワイチ計画」を実行した。
5時起床、5時半出発。6時半過ぎに淡路道の駅に到着。淡路ICすぐの有料駐車場へ入れようと思ったのだが開門が7時からだったのでやむなく道の駅にデポすることにした。「サイクリング目的の駐車禁止」との看板が出ているが、平日やし空いてるし1台だけやしええやろと。すいません。
準備して7時出発。気温は3℃ぐらいだったかな。風は北風。木馬イベントとは逆の反時計周りに走りだすことにした。数年前のこの時期に京都のアニキたちとアワイチをした時初めて反時計周りに走ったが、強い北風にも関わらず上手く追い風に乗ることができた記憶があったので。
やはりその選択は間違っていなかったようで、後半少し向かい風区間があったがおおむね風に悩まされることもなく、TTバイクにとっては嬉しいライドだった。ただ、反時計周りだと後半に交通量の多い区間が来るのですこし辟易する。ツーリング始まりのアップ区間で交通量が多く、後半かっ飛ばすことのできるという意味では時計周りのほうがいいかもしれない。
TTバイクでの100km超えは初めてではないが、やはりポジションが前傾であるがゆえに股間へのダメージが半端ではない(笑)。上り下りもあるのでTTポジションで走行したのは全体の30%ぐらいではないだろうか。新しいレーパンでパッドがしっかりした状態だったのでなんとか耐えることができたが、履き古したレーパンだったら途中リタイヤしていたかもしれない。
ともあれなんとかトラブルもなく単独アワイチに成功。146kmの距離を5時間50分ほど。自分にとってはなかなかのペースで走りきることができた。デポしたクルマにバイクを突っ込んですぐに松帆の湯へ移動。平日の昼間ということもあってガラガラ。冷えきったカラダをブクブクの湯で温めているとダシを取られる昆布の気分であった。
TT始動・・・にはまだ早い
久しぶりに乗りたくなったのでTTバイクにエアを入れてライド。坂を登る気はさらさら無いので淀川河川敷をいつものTT朝練コースまで往復。当然ロードバイクよりは巡航速度は高いけど、それでも40巡航などは程遠く、45とかで列車を組んで走ってただなんて信じられないぐらいである。
何よりも、ヒートテックタイツとレーパンの重ね着をしていると、TTポジションでは股間が痛すぎる。2~3漕ぎするうちにレーパンのパッドとヒートテックが絡み合って股間の“身”を絞り上げてくるのだ。別に巡航速度は上がらなくてもいいから、ゆっくりと長い距離を走りたいこの時期にとっては由々しき事態である。
この時期のライドはじっくりとLSDレベルで長く走りながら、冷たい空気が脳みそ内をクリアにしていくあの感覚が好きなのに、脳内は常に股間のことで一杯であった。途中でトイレにでも駆け込みタイツを脱いでやろうかと何度も考えたが、太もも付近が冷えるのが嫌なので、なんだかんだと痛みに耐えながら休み休み帰宅。冬ライド用に股間部分を大きくカットしたヒートテックタイツをDIYしようとココロに堅く誓ったのである。
100km
珍しく火曜日が休みとなり、特に予定もなく天気も安定していたので墓参り兼ライドへ。宇治までは川沿い平坦路で。宇治からはサイクリストおなじみのちきんはうすで昼ごはんを食べようと思い立ち自衛隊コースへ。
特に食に興味のない人間なので、出先で美味しいお店をスルーしたり、せっかくの補給もコンビニで適当に済ませたりするタイプである。そんなサイクリストだから、ライドそのものの楽しみと言えば、距離を伸ばすことであったり、獲得標高を稼いだりであったり、新しいルートを模索することだけであった。
ところがこの日は、「ちきんはうすに行こう」と思ったその時から、最も最短のコースや、適度に斜度があるコースや、走ったことのないコースなどをグーグルマップで検索している自分がいた。何よりもその目的地に向かう意識がペダルを踏む脚に力を入れさせた。こういう感覚は、久しぶりというか初めてというか、なんだか新鮮な気分がしたのだ。
自分自身、食にこだわりの無い人間だから、そういうことがライドのモチベーションになるなんて思っていなかったのだが、やはりそこは動物なのか、目の前にニンジンをぶら下げられると頑張ってしまう本能が出てしまったわけである。これからはそうやてモチベーションを維持することも考えていこう。
そして肝心のちきんはうすであるが、お昼どきということもあって店内は混雑していた。とはいえすぐに席に案内され、オススメされるがままに日替わり定食を注文。新鮮な鶏肉の本来を味を損なわないような薄目の味付けになっており美味しかった。しばらくするとカップルのサイクリストさんたちが入ってこられ、やはり自転車乗りの来店も多いのだなあと思った。まあ立地がローディー好みの場所にあるってことも加味しているのだろう。
ライドのほうは久しぶりの100kmとなり、脚もお腹も満足した一日だった。