ダート工業

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 久しぶりに、ほんと久しぶりに。
 
 自分でも何を思い立ったんだというぐらい久しぶりにシクロクロスバイクでダート工業コースをアタックしてきた。色味が合わないままやむを得ず付けていたサドルを無難な黒いサドルに替えて見栄えが良くなったのと、ハンドルを上げてちょっとポジションを楽な方へ振ったのと、やっぱりどうしても雪の上を走りたいといういかにもコドモっぽい理由により、重い腰が珍しく上がったということである。
 
 担ぎの時に邪魔になるからということでCX車にはボトルゲージを付けていない。したがってライドに出掛ける際は小さめのペットボトルに水を入れてジャージのポケットで持って行くのだが、家で準備しているとなんだかそんなこともめんどくさくなって、「まあ喉が乾いたらそのへんで買えばいいか」と出発したのだ。
 
 そしたらもう引き返せないとこら辺まで来た時に財布を持っていないことに気付き、ああ~~と思いながら惰性で入山。そういえば途中に神社があったのを思い出し、そこで飲めるだけ御神水を飲んで出発。柄杓で水を飲んだのは久しぶりだ。ありがたや。
 
 途中でGPSがロストするちょっとしたアクシデントもあったけど、なんとかヘロヘロで登頂。乗車率30%ぐらいか(笑)。相変わらず厳しいコースである。山頂付近はまだまだ雪が残っており、砂利道ポコポコでもない、落葉サクサクでもない、「雪道シャリシャリ・・・・」という新鮮な走行音に浸りながらの楽しいライドであった。
 
 去年の豪雨で土砂崩れがあり、阪奈道路が塞がれ、民家が損壊するという被害があったので走れるかどうか心配していたが、すでにきっちりと整備され、むしろ走りやすくなった印象もある。改めて自然のパワーの恐ろしさと、人間の地道な復旧活動の素晴らしさを感じる。また行きたい。