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富士山一周~ヤビツの乱

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 とりあえず3枚だけアップ。
 
 事故や怪我などなく、みんな無事に帰って来ました。参加者の皆様、店長FUNさんハジメちゃん、運転要員の方々、本当にお疲れ様でした。ものっそい楽しかったです。エエ思い出ができました。ありがとうございました。
 
 詳しくは後日書きます。

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ヤビツの乱!!

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↑イノウエさんとこから勝手に拝借。
 
 9月23日(水)秋分の日、遂に『乱』が関東進出する。正式には回転木馬の『富士山一周~ヤビツ峠ツーリング』のイベントに乗っかるカタチだが、言うたモン勝ち(笑)。
 
 初の関東進出ということで少しコウフン気味である。清滝、勝尾寺、十三峠、逆瀬川などが主な乱の開催地であったわけだが、正直マンネリ化している部分もあった。私の記憶が正しければ清滝の乱など3回ぐらいやってるのではないだろうか。
 
 ヤビツ峠といえば関東では5本の指に入ると言われるぐらい超有名な峠。この関東超有名峠を、我々関西超有名清滝アタッカーズがアタックしないわけにはいかない。清滝アタッカーズを代表して、イヤ、関西ヒルクライマーズを代表して死ぬ気でアタックしてくる所存である。
 
 とは言え、初アタックである。距離や斜度、道幅や路面状況等もわからない。アタックどころも何もかも全く不明である。だからちょっと調べてみた。
 
 ヤビツ峠はその昔、相模の北条氏と甲斐の武田氏との戦いが度々繰り返されたところで、丹沢林道(現 県道70号線)の開削中に、戦った時の物と思われる矢を入れる筒(矢櫃 やびつ)が発見されたことからこの名がついたのだそうだ(ウィキ丸写し)。
 
 ていうか歴史を調べても意味がない。関東のヒルクライマーズが普段どれだけのタイムで登っているのかを調べてみた。
 
 六本木アニキ・・・・28分
 新城幸也・・・・31分
 片山右京・・・・37分
 鶴見辰吾・・・・39分
 
 有名どころのタイムはこんな感じである。どうやらスタート地点が2つあって、短距離バージョンと長距離バージョンに分かれているそうなのだが、どうもはっきりしない。チームや個人によってその辺はテキトーということか。おそらく新城くんと右京と鶴見辰吾は長距離バージョンではないだろうか。カワマタさんは上の画像の日、33分だったそうだ。たぶん短いバージョン。
 
 つまりどっちでもエエということである。どっちでもエエということは「言うたモン勝ち」ということである。関西ヒルクライマーズを代表して私が勝手にそう解釈した。短いバージョンをアタックして「35分です」とでも言っておけば、普段長距離バージョンをアタックしている人は「コイツめちゃめちゃ速いやんけ(関東人は関西弁使わへんか)」とびっくりするわけである。とりあえず鶴見辰吾のタイムぐらいは抜けるように頑張りたい。
 
 とにかく、記念すべき乱の関東遠征に向けて、家事育児仕事をうまいこと調整していきたい。

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乗鞍レポート

 8月29日(土)朝6時50分アプロ前集合。店長にオデッセイをお借りして、はっせ、ロラあにきをピックアップしながら乗鞍へと向かう。途中のSAで何度もマニア号と出会う。十三峠マニアさんはどこにでもおる(笑)。名神~東海北陸道1850円。やす。
 
 乗鞍高原に15時着。天候は曇り。山の頂上はガスってる。先に到着してたイノウエさんと合流し、受付を済まし買出しをしてお宿へ。硫黄の香りのする温泉に浸かり、旅の疲れを癒して宴会~夕食~就寝。
 
 夜中3時ぐらいかな?激しい雨音で目が覚め、マジかよ~とウンザリする。ところが起床する4時半には雨もすっかり上がってた。日頃の行いサイッコー!ここからスタート~ゴール~下山~帰宅まで雨降らず。やっぱり雨が降らないだけでイベントの楽しさ倍増である。
 
 準備してスタート地点まで移動。木馬ジャージに白レーパン、アームウォーマーとレッグカバー。アンダーはなし。スタートを待ってる間は少し寒いが走り出すとちょうど良かった。
 
 私とイノウエさんが出走するDクラスは7時59分スタート。スタート位置は集団中頃。スタート後も去年みたいにアホなダッシュはせず、心臓と脚を極力びっくりさせない作戦で、いつも踏んでる重めのギヤをゆっくり踏みながら、周りに惑わされずに自分のペースを作ることに専念。基本39X21。
 
 序盤は沿道から応援してくださる方がとても多くて非常に嬉しい。自分の家族が応援してくれたらもっと嬉しいだろうと思うけど、みんなここへ連れてくるのはしんどいやろな~。
 
 ペースが出来上がると、緑のジャージを着たクウォータさんと並走。なかなか良いペースメーカーである。とにかく今回は最後までヘタレないことが第一目標なので、鼻呼吸できるぐらいのペースで淡々と踏む。カーブの内側で斜度がグン!ときつくなるところも大回りしてキャンセルし、なるべくスピードを落とさずホイールの遠心力を失わないように注意。
 
 残り5km地点までずっと39X21。軽いギヤを2つも残し、調子良く登る。自分は重いギヤをじっくり踏む方が合っているのかも。少し斜度が緩くなるとペダルがフッと軽くなるのでスーっとスピードが上がる。シフトアップする必要がないのでロスが少ない気がする。
 
 残り5kmを過ぎて、一個ギヤを落としペースを上げる。でもケイデンスを上げすぎると息が苦しくなるのでほどほどに。3km地点を過ぎてさらにペースアップ。39X25のローギヤに落とし、ダンシングやらシッティングやらを織り交ぜフンガー!と踏む。さすがに苦しい!しかしこの乗鞍が最後の自転車レースだと思って、悔いの無いように我慢・・・・・!
 
 残り1kmぐらいのところで後方スタートのNAMに追い抜かれる。こっちも頑張ってついて行く。ゴール手前はすでに下山待ちの人々の列が出来ていて少し渋滞気味。ヘロヘロになってるローディーのすぐ脇を、同じくヘロヘロになった私が抜いていく。「最後や!踏め~~!」と自分に言い聞かし、ゴール!自己ベストを2分ほど短縮した!
 
 すでにゴールしていたノンちゃんはっせNAMくんと合流し、荷物を受け取りそそくさと下山。なんせ雲っていて風が強く寒い!ブレーキレバーが冷たい。下山して5分ほどで魚の眼をしたイノウエさんとすれ違う。見事な魚の眼であった。
 
 受付場所まで下山してきたら、沿道から拍手と共に「お疲れ様~」と言ってくれる人々の列が出来ていてなんか感動した。ひとしきり談笑し、宿に戻って温泉に入りさっぱりし、乗鞍を後に。
 
 天候も良く、トラブルもなく、自分なりに満足のいく成績で終わることができ、無事故無違反で帰宅できた。非常に楽しい2日間だった。参加者の皆様お疲れ様でした。乗鞍のボランティアの皆様どうもありがとうございました。また来年も・・・・・、行けるかな??

楽しかった乗鞍

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 ↑決戦用ケルビム号。この状態で7.8kg。クロモリにしては軽いけど、どんなに軽い自転車でもヘロヘロになったらおもくそ重く感じるから不思議。
 

 久しぶりに楽しかったレースだった。ここ最近信州方面は凶だったのだけど、今回は自己ベストも更新できたし、天気もうまいこといったし、事故や怪我もなかったし、非常に良かった!
 
 レースレポートは後日・・・・。

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10本連続登ってみました

 以前からやってみたかった、「清滝最多記録樹立」。「最速」がムリなら「最多」ジャイ!オトコは名誉とか称号に弱い生き物である。
 
 3時に起床して3時半出発。補給食やドリンク類が入ったカバンを頂上に置いてカギをかけいよいよ往復アタック開始。2本目まではまだ真っ暗闇だった。「10本往復する」というアタマで出てきたので、ペースはかなり抑え気味。時計は持ってなかったけど15分ぐらいのペース。
 
 真っ暗闇の道路を頼りないライトが丸く照らし、その円の中を流れていくアスファルトをただただボ~っと眺めながら漕ぎ続ける。クルマもいないし音もしない。自分の自転車のロードノイズがリズミカルに聞こえるだけ。
 
 意識が飛んでいくというかなんというか、ココはドコで、ワタシはダレで・・・・。まあそんなアブナイ状態ではないけれど、真っ暗闇でとっても静かな場所は神経が研ぎ澄まされて無我の境地になる。久しぶりに気持ちいいと感じた。
 
 3本目から空が白み始め、あっと言う間に明るくなる。カラスがカーカー鳴きだしてねぐらから方々へエサを探しに飛んでいった。みるみるうちに交通量が多くなり、信号待ちでは渋滞するほどに。そこからは正直あんまりおもろない。
 
 休みを適当に挟みながら登り続ける。何度も同じところを繰り返し登っていると、もっと内省的になって違う発見をするかと思ったが、ただただ日常の雑念がアタマをよぎるだけだった。
 
 仕事で腹が立ったこと、
 プライベートで腹が立ったこと、
 子供3人も作ってやっていけんのか、
 信頼できる政党はどこやねん、
 アイツは敵、
 アイツは味方のフリ、
 10本登ったらなんか悟れるんか、
 集中集中、
 自転車は毒抜き、
 ていうか毒ばっかり思い出す、
 ああ~オレなにやってるねん~~~。
 
 ネガティブなことばかり考えてしまう。10本登るのは自主的か、それともキャラクターにやらされてるのか?2面性を自分からアピールするな。ブログに愚痴は書くな。こんなことしかアタマに浮かべへんのに自転車ってオモロイか?病んでるのか?
 
 と、とにかく10本登りました。意地の11本目イッたろかと思ったけど道路工事も始まって邪魔だったのでやめました。もっとすっきりした気分のときにやってみたら、違う感想だったかもしれません。みなさんも一度お試しアレ(笑)。

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勝尾寺の乱2009

 天気がミビョーだったにも関わらず、たくさんのローディーにお集まり頂きました。本当にありがとうございました!
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↑ぞくぞくと集まるローディー。集合場所がちょっと入った所だったので気付かずに通り過ぎてしまった方がいたかもしれません。すんませんでした。
 
 木馬から参加の3人一組チームのノボとてっちゃんが道に迷って遅刻という、いかにも!みたいなDNSにより、チーム編成を少し変える。アミューズチームがKY(笑)なギンギンチームだったので、我々木馬メンバーも対向してギンギンチームを編成。第1走者NAMくん、第2走者私、そしてアンカーがカワマタさんという、現在の木馬メンバーで考えられる最速の無敵チームである。そしてもう1チームはD上さん→manさん→カナタニさんの3人。
 
 メインイベントのONひろさんとイノウエさんのバトルですが、イノウエさんの腹を見た瞬間勝負はついたと思った。というわけで自然な流れで3人リレーの方が盛り上がってしまった。この日に向けて真面目に練習してきたONひろさんがKYみたいになってしまったではないか!>イノウエさん。
 
 第2走者と第3走者はそれぞれのバトンタッチ場所に移動。嬉しかったのはアミューズチームがわざわざバトンタッチ場所を下見してくれてたこと。どこまで気合入ってんねん!と思ったけど、シンケンに遊びに取り組む姿は素晴らしいと思った。十三峠マニアさんもわざわざクルマで応援しに来てくれてたし。気が合いそうです。
 
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↑第1バトンタッチポイントでスタートを待つ我がケルビム号。
 
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↑スタンバイしてるとぞくぞく上がってくる参加者たち。相変わらず女子部は元気である。
 
 そんなことをしてカメラを出したり入れたりしてると、なんと予想よりも速く第1走者が上がってきた!オレぜんぜん用意してへんやん!アミューズチームと木馬チームほとんど同時にゴールしたが、私がアタフタしている間にアミューズチーム第2走者がすばやく行ってしまった!こりゃバトンタッチの練習もしとったな。
 
 慌てて追いかけるがなかなか追い付かん!いきなり無酸素運動をしたせいで脚が鉛のように重くなり意識が朦朧とする。気持ちええ~~。それでも頑張って漕いでじわじわとアミューズジャージのローディーに近付き、よっしゃ抜かした!と思ったら人違いやん!これもアミューズの作戦か・・・・。
 
 ヘロヘロになって第2バトンタッチ場所でカワマタさんにタッチ。しかし時すでに遅かったようで、勝尾寺ゴールはアミューズチームに持っていかれたようだ。今回は明らかに準備不足。ていうかノボとてっちゃんがイキナリDNSになるもんだからチーム間の意志の疎通が全然だった。次はやったるで~~!
 
 そんなことを考えてると、忘れかけてた(笑)ONひろさんとイノウエさんバトルのゴールスプリント!
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↑ひろさん笑ろてるし。
 
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↑白目をむくイノウエさん。
 
 
 この後高山公民館まで移動し、歓談して解散しました。落車や事故もなく、楽しく終了できたことは、皆様の素晴らしいローディー魂によるものだと思っています。本当にありがとうございました。
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 さて次は乗鞍です。あと1ヶ月を切ってるので、勝尾寺の乱を機に上げて行きたいと思います。とりあえずこれから浴衣に着替えてへらへらします~。ダイエットは明日から~。
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ジブンに勝った

 5時に目覚ましを合わせてたのに下の子のオネショ騒動で4時半に起こされる・・・・。それでも30分しっかり二度寝して、うだうだ用意して6時出発、十三峠へ郷!郷!(←久しぶり)
 
 出発してすぐぐらいに雨がぽつりぽつりとほっぺたに当たる。生駒山の方を見るとてっぺん部分は雲で覆われている。こりゃ降られるかな~?大丈夫かな~?とか思いながら漕ぐ。
 
 ぽつぽつと落ちてくる雨は続く。しかし本降りになる気配はない。どうするべ?引き返すか?相変わらず山の上は雲で見えない。
 
 ヨシ、今から息を止める。止めてる間にほっぺたにポツっと雨が当たったら引き返そう。当たらなかったら行こう!
 
 そして息を止める・・・・・・。当たらん・・・・・。苦しくなってブハーーーっと息を吐いたらポツリと当たった・・・・・。そんなもん。
 
 そうこうしているうちに引き返してクルマに乗り換えるにはビミョーな時間になってしまった。もうこうなったら行くしかない!ようやくハラをくくった頃には大竹セブン。どんだけスロースターターやねん。 
 
 今日は時計を忘れたのでタイムは計らず。重たいギヤで筋トレイメージで登り始める。ところがこういう時に限って調子が良い。時計が無いという気負いの無さが良いのか?やはり『時間は神が創った。しかし時計は悪魔が創った』である。タイムを計りながら登るときは悪魔と一緒に登っているのである。
 
 最後までへこたれずに登頂。そのまま奈良側へ下る。だって通勤だもの。
 
 広域農道のアップダウンを過ぎてやってくる長い下りが大好き。十三峠は嫌いだが、ここは大好き。ここを走るために十三峠登るようなもん。
 
 メーターが無いので正確な速度はわからんけど、60km/hぐらい出る下りの長~いカーブが特に大好き。あそこはタイヤのグリップとか、フロントフォークの安定感とか、フレームのしなり感とか、ドロップハンドルのしっかり感とかが全てゆっくりと長い時間をかけて感じ取ることができる。清滝ではすぐに次のカーブが来るからバイクと対話してるヒマないのよね。
 
 下りきったとこらあたりで遂に雨がパラパラと落ちてきた。ダッシュで会社まで飛ばしてなんとか本降りには当たらなかった。今日は自分に勝てたので嬉しい(笑)。

『苦も楽も心ひとつの置きどころ』

 今朝は早起きして十三峠周りで通勤。いつもの事ながら大竹セブンが近付くとホンマに引き返そうかと思うぐらい苦手な峠。なんでこんなトコ来たんや・・・・と、うなだれながら漕いでいると、大竹セブンの近所の名も知らぬお寺の門に掲げられてた言葉。
 
 『苦も楽も 心ひとつの 置きどころ』
 
 なんか心に響いたので頑張って登ることにする。キッツイ斜度の九十九折れも、「苦しくない!楽しいんや!」と自分に言い聞かせる。「心の置きどころひとつや~!」と。
 
 するとどうだろう。今までキッツイばかりで全然楽しくなかった十三峠があら不思議。なんだかラクラク峠に早変わり~~~。
 
 ・・・・ってなるかい。苦しいもんは苦しい。
 
 エエ機材欲しい魔法にはあっさりかかるが、その手の魔法にはマッタクかからない。心がひねくれてるからだろうか。もっと素直なクライマーになりたい。
 
 
 カンケーないけど、ランニングするようになってから、ダンシングがうまいことできるようになった気がする。ランニングとダンシングは使う筋肉同じなんかな?

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誰もいない一軒茶屋

 3時起床。3度寝ぐらいで起き上がり、雨を願ってベランダに出るが無常にも降っていない。くそう、眠い是!しかしここでジブンに負けるわけにはいかん!根性で着替えて3時半家出。なんかわからんが今日は10bar入れたった(いつもは7bar)。

 

 どこをどう走ったか定かではないが、途中でハラが減ったので2号線で吉野家。並と卵いっとく。岸辺一徳(パクリ)。朝の早よから牛どつく(「茶しばく」の類似語)と調子が良いのだ。

 

 薄暗い逆瀬川に到着し、少しストレッチしてから登り始める。今日はダンシング7割ぐらいで登るつもりで来た。序盤からダンシングで加速。エエ調子。やっぱりケルビム号はダンシングがお得意。フレームのウイップとワタシの脚力がぴったり。タイヤの空気圧を高めに入れたからグイっと踏み込んでもシナリが少ないので心地良い。

 

 しかし六甲山を見上げると明らかに雨。雲に覆われてて頂上など見えない。先日もこんなんだったがさすがに雨は降っていなかった。ところが今日は盤滝トンネル付近から降り出す。時折強く降り、覆い被さった木々の葉っぱから大粒の雫が落ちてくる。

 

 これは危険と判断して引き返そうかと何度も思った。なんでここのコースはココロが折れやすいコースなんだろう。あそこまで行ったら引き返そう、あのカーブまでは頑張ろう・・・・。そんなことをくり返してたら芦有ゲートまで来てた。もうココまで来たらイクしかない。ここからが意外と長かった。トータルタイムは大したことないが、終始バテてた先日よりはメリハリ良く登れたと思う。

 先日の写真の使いまわしではない!自転車の向きが逆だ!ちなみにこの時点で5時52分。早起きって素晴らしい。な~にも見えん。だ~れもおらん。なんか怖いのでそそくさと退散。

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霧の一軒茶屋

 宗一郎を幼稚園へ送ってから9時10分家出。久しぶりに六甲山逆瀬川コースに向かう。本格的なコルナゴ貯金のため、8月のノリクラ以降はしばらくレースやイベントをお休みする予定だから、これが最後のレースだと思って納得の結果を残したい!そんな思いから超苦手な逆瀬川コースへ自発的に向かうなんて、ワタシも随分変わったものだ。
 
 天気は晴れているが風が強く、雲の流れが速い。武庫川沿いは強い向かい風。下ハンもって突き進む。仁川付近でジワジワと登り始めるとアウター踏めない。インナーへ落としてクルクル回しながら進む。逆瀬川駅に着いた頃にはボトルの水がなくなったので自販機で水購入。しっかし日差しが強くて暑い。今日はワザと日焼けをしようと思っていたので半袖半パンジャージで来たが、裾をめくると既に色の違いがはっきりしてる。
 
 いよいよ登り出す。序盤からしんどい。なんでこんなにしんどいのだろうか。昔は「ここでトバさなどこでトバすねん!」とイキナリダッシュをカマしたもんだが、全くそんな気が起こらん。ゴルフ場の前あたりでは路面がガタガタになってる。こんなんやったっけ?走りにくい!ココロまでもが折れかけてたので、視界に入る全てのものが自分の邪魔をしているように感じてしまう。
 
 盤滝トンネル手前の登坂車線をヘロヘロと登っている頃、六甲山の頂上を見上げると、かなり黒い雲がかかっていた。それまで日差しが強くて暑かったのに、そういえば辺りはいつの間にか暗くなってきていて、気温も下がった。きっと頂上では雨が降っているのではないだろうか。引き返そうかどうしようか悩みながらもペダルを踏む。
 
 ウダウダと登っているうちにさらに空は暗くなり、霧まで出てきた。霧というか雲の中に突入した。風は相変わらずビュウビュウ吹いている。カーブを曲がるごとに風向きが変わり、強烈な追い風になったり向かい風になったり、はたまた横風になってディープリムの足元をすくうように吹き付ける。
 
 霧は濃さを増し、視界5mぐらいになってきた。見えるものはすぐ先の地面と、無情に時を刻む時計だけ。路面は濡れ、立ち漕ぎするとリヤが滑る。固いマツボックリがたくさん落ちてて、踏んでしまうと絶対落車する。もうアタックどころではなくなってきた。とにかく安全第一で前後のライトを点け、登り続ける。
 
 芦有ゲートもいつ過ぎたのかわからなかった。急に周りがオレンジ色になって、ワタシもついにあの世へ来たかと思ったらトンネルに入ってた。斜度が緩くなったがどこへ突っ込んでいくか前方が見えないのでユルユルと進む。一軒茶屋の看板も見えなかった。自販機がイキナリすぐ左に現れてゴールしたことに気がついた。
 
 もちろん景色なんて何も見えない。すぐに下り始める。登りでも怖いのに、下りはホンマに怖い。安易にブレーキするとすぐにリヤがロックする。マツボックリもかわさないかん。減速帯はガタガタするし、寒いから指が痺れてくるし、かなりハイテクニックを要する下り坂だった。
 
 それでも盤滝トンネルまで下ってくると、今までがウソのように晴れ、気温も高く、容赦なく紫外線が肌を焼く。山の上と下とではこれだけ違うのだ。やっぱり山はこうでないと山らしくない。ノリクラもこんな感じだ。これからも週一ペースで六甲に通いたい。
 
 
 ↑濃霧の一軒茶屋。ちなみにこの時点で11時30分。家から2時間20分ほど。朝の6時に到着するためには3時半過ぎには出発しなければ・・・・(汗)。往復約70km。