ジブンに勝った

 5時に目覚ましを合わせてたのに下の子のオネショ騒動で4時半に起こされる・・・・。それでも30分しっかり二度寝して、うだうだ用意して6時出発、十三峠へ郷!郷!(←久しぶり)
 
 出発してすぐぐらいに雨がぽつりぽつりとほっぺたに当たる。生駒山の方を見るとてっぺん部分は雲で覆われている。こりゃ降られるかな~?大丈夫かな~?とか思いながら漕ぐ。
 
 ぽつぽつと落ちてくる雨は続く。しかし本降りになる気配はない。どうするべ?引き返すか?相変わらず山の上は雲で見えない。
 
 ヨシ、今から息を止める。止めてる間にほっぺたにポツっと雨が当たったら引き返そう。当たらなかったら行こう!
 
 そして息を止める・・・・・・。当たらん・・・・・。苦しくなってブハーーーっと息を吐いたらポツリと当たった・・・・・。そんなもん。
 
 そうこうしているうちに引き返してクルマに乗り換えるにはビミョーな時間になってしまった。もうこうなったら行くしかない!ようやくハラをくくった頃には大竹セブン。どんだけスロースターターやねん。 
 
 今日は時計を忘れたのでタイムは計らず。重たいギヤで筋トレイメージで登り始める。ところがこういう時に限って調子が良い。時計が無いという気負いの無さが良いのか?やはり『時間は神が創った。しかし時計は悪魔が創った』である。タイムを計りながら登るときは悪魔と一緒に登っているのである。
 
 最後までへこたれずに登頂。そのまま奈良側へ下る。だって通勤だもの。
 
 広域農道のアップダウンを過ぎてやってくる長い下りが大好き。十三峠は嫌いだが、ここは大好き。ここを走るために十三峠登るようなもん。
 
 メーターが無いので正確な速度はわからんけど、60km/hぐらい出る下りの長~いカーブが特に大好き。あそこはタイヤのグリップとか、フロントフォークの安定感とか、フレームのしなり感とか、ドロップハンドルのしっかり感とかが全てゆっくりと長い時間をかけて感じ取ることができる。清滝ではすぐに次のカーブが来るからバイクと対話してるヒマないのよね。
 
 下りきったとこらあたりで遂に雨がパラパラと落ちてきた。ダッシュで会社まで飛ばしてなんとか本降りには当たらなかった。今日は自分に勝てたので嬉しい(笑)。