越えて来ました鈴鹿峠

 朝の8時に鈴鹿を出て、13時半に帰って来れた。意外と近いのねスズカ。

 鈴鹿峠は「大したことない」。交通量が多く、トラックの巻き起こす追い風に乗ってスイスイ上れる。風は鈴鹿には吹いてなかった。

 あの辺は「伊賀」とか「甲賀」とか書かれている道路標識が多いので、「忍者ハットリくん」の歌がアタマの中をずっとリフレインしていた。「ござ〜るござるよハットリくんは〜」のテンポがちょうどペダル回転とシンクロするので漕ぎやすかった。

 地図を調べるのも面倒だし、基本的に方向音痴なので、ややこしい道は通らず最初から最後まで1号線を通って走ろうと思っていたが、途中「R307 信楽 枚方」という標識を見た瞬間、ステアリングはそっちを向いた。いくらなんでも1号線でわざわざ大津経由で帰るのと、信楽を抜けて帰るのと、後者の方がショートカットできて「ラク」だということはわかる。方向音痴なヤツでも「帰省本能はある」ことがわかった。

 R307から5号木津信楽線を快調に下り、和束を抜けてR163で帰って来た。全行程113km。150kmぐらいかなと思っていたが、そんなもん。早く帰って昼寝したい気持ちが勝ってしまった。

 まあとにかく雨が降らなくて良かった。

鈴鹿越え

 さて、明日からは鈴鹿でホンダサービスマン決起大会がある。先日も紹介した通り、奈良のサービスマンが一同に会し、これからも頑張りましょうと食べたり飲んだりの一泊旅行みたいなもんである。

 しかし私がメインとしているのは、鈴鹿から自宅まで自転車で帰る、約150kmの「単独エコラン大会」である。

 当初はR163で帰ろうかと思っていたが、鈴鹿サーキットからR163に出るまでなんかゴチャゴチャしている。そこを地図を広げながらチンタラ走るのもイヤだ。ただそれだけの理由で「国道1号線突っ走り鈴鹿峠越え」に切り替えた。

 ヒルクライマー(自称)として、そして峠ハンター(自称)として、鈴鹿峠は一度は走ってみたかったのだ。そこがキツイのかユルイのか、はたまた長いのか短いのか全く知らないが、

 「鈴鹿峠!」

 って、なんだかカッチョエエ響きとは思わないか!?

 「清滝峠!」もまあまあカッコエエけども、やっぱり

 「鈴鹿峠!!」

 の方がカッコエエ。

 なんせあのスズカである。『風よ鈴鹿へ』のスズカである。多分上っている時のBGMは「かぜよすずかへ〜♪」だと思われる。風がホントに鈴鹿へ向いて吹いたら大阪へ帰る私にとって向かい風になってしまうが、それはそれでオモロイからヨシとする。

 とにかく鈴鹿峠を越えた私は、一回りも二回りも大きくなって帰ってくるので楽しみにしておいてほしい。女性ファンの皆様、バレンタインのチョコはそれまで保管しておくように。

 しかしなんか雨っぽいな〜・・・。

目標ができた

 けいはんなサイクルロードレースに出ることにした。

 3月21日は偶然休みだったし、けいはんなプラザは自宅から近いので、春リッツの前に出場してレース勘を取り戻しておこうと思ったからだ。

 コースがホントに自宅から近所なので、試走も練習もやりたい放題である。もちろん信号やクルマに気を付けて練習しないといけないが、コースの雰囲気や路面の状況なんかを見ておけるだけでもラッキーである。なにより私の得意練習である「妄想練」が出来るのが一番大きい。

 スタート位置取りどころ、アタックかけどころ、揺さぶりどころ、心拍落ち着けどころ、モガキどころ、黄色い声援受けどころ、トップでゴールして両手上げどころ、写真撮られどころ、ファンの女性とシケ込みどころ・・・。

 なんでこんな好条件のレース、今まで無視していたのだろうか。もうすでにアタマの中には表彰台でインタビューを受けている姿しかない。

 とっ、とりあえず、けいはんなを目標に頑張ります。

トリノ開幕

 いよいよトリノオリンピックが開幕した。国を代表するアスリート達が入場する様は「カッコエエ」の一言に尽きる。

 苦しい練習に耐え、厳しい競争に打ち勝ち、様々なしがらみやストレスをかいくぐって来た各国の選手達がカッコ悪いワケがない。嫁が髪を20センチ切ってもわからなかった私でさえ、今から努力してもあの舞台に立つことは不可能だということはハッキリとわかる。

 大体、今朝玄関の窓の外を見て、雪がパラついてるからといって早々に自転車通勤を諦め、クルマ通勤に切り替えた私がオリンピック出場などあり得ない。雪はすぐに止み、さんさんと輝き出した太陽は、いつまでも低級ホビーレーサーの域を脱することが出来ない私の未来を明るく照らしている。

 嫁と子供と3人で開幕式を見ていると嫁が言った。

 「そういえば昔、鳥野さんっていう友達おったな〜」

 ・・・・・。

 息子よ。キミがもし将来オリンピックに出場するようなことがあったとしたら、それは間違い無く遺伝子の突然変異である。

きみのために

 私は持ち前の「ワガママ」と「自己チュー」をフルに活用し、20歳から働き始めて現在に至るまで、数回の転職をしてきたが、どの会社を退職する時も「社長とウマが合わん」とか「オレはこの会社で終わる人材ではない」とか、散々悪態をついて辞めてきた。

 「会社のために」とか「自分のために」とか、そんなことを言いながら今まで働いてきた。そんな漠然とした良く分からないものの為に自分の労力を使うことが、納得のいかない時もある。

 だけど、イライラしながら帰宅して玄関のドアを開けたらそこにニコニコした息子が立っているのだ。私に向かって両手を精一杯伸ばしながら「ぱっぱ〜!」なんて言うその姿を見ると、凍り付いた心は一瞬にして溶け、沸騰した脳みそは一瞬にして冷め、緊張した表情は一瞬にして笑顔に変わるのだ。

 君のために一生働き続けることを約束するよ。

エコにチカラを

 「2月は逃げる」って言うぐらいだから、3月まであと少しである。3月からいよいよ各種自転車イベントが始まりシーズンインとなる。冬の間のトレーニングを真面目にやったかサボったか、3月の「淡路島一周」で全てが明らかになる。スネ毛を剃り上げた時、ショボイ足になっていないか非常に心配である。まるでギプスを外す時の気分。

 来週の14日(火)と15日(水)、仕事の関係で鈴鹿サーキットに行く。行きはみんなと一緒にクルマに乗って行くのだが、帰りは自転車で帰って来ようと考えている。冬のトレーニングの仕上げというわけではないけれど、R163をひたすら西へ走ってみたいと思う。以前の回転木馬イベントで「R163全走破ツーリング」ってのがあって私は行けなかったのだけど、大体120kmぐらいだそうなので、まあ鈴鹿サーキットからでも150kmぐらいだろう。

 鈴鹿で何をするかと言うと、奈良のホンダディーラーのサービスマン全員が集まって決起大会(いわばパーティーみたいなもん)をするのである。14日はどのホンダも仕事を早く切り上げ鈴鹿に集合し、鈴鹿サーキットホテルを貸し切り、飲めや歌えやの大騒ぎをするのだ。そのままホテルに宿泊し、次の朝鈴鹿を発つ。まあ300人程の奈良県内ホンダサービスマンの中で、鈴鹿を自転車で発つヤツは私ぐらいのもんであろう。

 他にもこういったホンダの社内イベントがいろいろあるが、全国の販売店の社員が一同に会した際、必ずいるのが「私のクルマ自慢」と勘違いしているヤツである。特にサービスマンに多い。改造車ご法度のディーラーで働く社員のクセに走り屋コテコテのグランドシビックに乗って来るヤツや、アホみたいにエアロをたくさんつけたオデッセイ、NSXやS2000の前で腕組みしてるヤツもいる。

 どれもこれも、社員販売制度で原価すれすれの値段で買ったクセにエラソーにニヤニヤしているのである。中古のステップワゴンにおっさん5人と、1泊分の荷物5人分と、さらに自転車をバラバラにして積んでる販売店はウチぐらいだと思われる。

 本田技研も「エコ」をウリにしてるんだったら、ハイブリッドカーとかスーパーカブとかでやって来た社員に対してなんか賞でもあげたらいいのに。もしそんな賞があるなら私はきっと最優秀賞である。

 鈴鹿サーキットホテルに自転車置き場が無かったらブチ切れるつもり。

アホになりたい

 ウチの営業マンが本田技研から送られてきたFAXを読んでいた。「へー、近畿全部で『新規客獲得キャンペーン』か〜」と。キャンペーンの内容をここで詳しく説明しようとしているのではない。そのキャンペーンを達成したご褒美にもらえるホンダグッズがショボイことを言いたいわけでもない。

 その先輩は「獲得」を「えとく」と読んでいるのである。「えとく!?」と聞き直してその間違いを訂正しようかと思ったが、めんどくさいからやめた。こんな間違いはウチの会社では後を絶たないのである。ある人は「web」のことを「ウェッド」と読むし、一昔前にホンダのイメージキャラクターだった「BoA」を「ボエーって誰や」と言っていた。

 仕事だけではなく日常生活の中には結構そんなことが多くて、もちろん私も知らず知らずのうちに逆の立場になってしまっている可能性だってある。

 そやけどなんぼなんでも「えとく」はないやろ「ウェッド」はないやろ(「ボエー」はおもろいから許す)。もっと勉強せなアカンで。そんなことでよー客商売してるな。逆にエライわ。

 私がもっとアホならこんなにイライラしなくて済むのに。

欲しい!!



 マイティフロッグ。

 これは私が小6の時に買ってもらった思い出のラジコンである。それが復刻版で発売されているらしい。マジで欲しい。絶対買う。近所の子供達の視線を集めながら公園で走らせたい。

 そういや公園でラジコンやってる小学生って全然見かけなくなったなあ。

モテる男

 専門学校時代の親友で、とてもモテるヤツがいる。彼は私より2つ年上で、背は高くて男前、オシャレだし、言葉や行動の一つ一つが洗練されてるっていうか、男の私からみても「かっこええ」と思わせる何かを持っている。

 昔、そんな彼と一緒にクルマに乗っていたことがある。彼が運転、私が助手席。走行中に何かが飛び出したかなんかでやむを得ず急ブレーキを踏んだ。その時運転席から私の胸の前へ彼の腕が伸びてきて、前につんのめっている私の体を支えてくれたのである。

 一緒に食事をする時でも、入り口に誰よりも先に立ってドアを開けてくれる。メールを送ってもすぐに返信されてくるし、人のお祝い事や記念日なんて完璧に覚えているし、私が持っていないものを全て持たれているようでなんだか嫉妬心みたいなものがあった。

 最近は「便座のフタを下ろしておいてくれる男性」がモテるらしい。「細かな心遣いが出来る」ということなんだと思うが、和式便所で育った私にとって容易なことではない。彼はきっと今頃、くしゃみをしながら便座のフタを下ろしているところだと思う。

 そうして3番目の奥さんのハートをがっちり捕まえたのだろう。

 ・・・モテ過ぎ。

何故かアタマに流れてくる曲リスト

 ・ドリカム『未来予想図2』
 ・プリプリ『M』
 ・赤い鳥『翼をください』
 ・ZIGGY『グロリア』
 ・美空ひばり『川の流れのように』
 ・尾崎豊『I Love You』
 ・郷ひろみ『言えないよ』
 ・都はるみ『北の宿から』

 などなどたくさんありますが、今日は何故か『大宮小学校校歌』が流れております。