先日23日に、沖縄へ向けての総仕上げである清滝アタックに行ってきた。前の日記にも書いたが、このタイム如何で今年ジブンが沖縄のためにやってきたことがわかる一種の体力測定。せめて10分台は記録して沖縄へ挑みたい。
その日は研修の為に遅出。いつも通りに起床しても清滝往復ぐらいはラクショーである。そそくさと準備してスタート。
しかし清滝峠に近付くにつれてだんだんヤル気がなくなってくる。もうわかる。こんな気分のときはダメダメタイムに決まってる。計るたびにタイム更新してた若かりし頃は清滝が近付くにつれてワクワクした。スタート地点に立った瞬間にヤル気がみなぎってきて、タイム計測開始と同時にペースのことなんか考えずに、ただただおもくそペダルを踏みまくった。通行人の白い眼なんて気にせず、大きな声でハアハア言いながら漕ぎまくった。
とりあえず時計をスタートさせて登り始めたが、案の定ぜんぜんダメ。ていうか楽しくない。「この中間タイムやったらイケるでっ!」とか「もうちょっとペースアップせなアカン!」とかそういう気持ちが全く湧いてこない。ペダルも重いし息もあがる。向かい風も強くなるし、斜度まできつくなった。クルマの騒音がうるさいし、道幅が狭くなったし、いつもより砂利がたくさん落ちてるし、バス停の人がこっちを見てる。
清滝が速かったらなんやねん、沖縄で速かったらええのちゃうんか、沖縄で優勝したいんか、それは無理やろ、じゃあなんで練習するねん、速なりたいからや、速なってへんやん、なんで速なりたいねん、モテたいからや、モテるかアホ、コルナゴ乗りたい、そんな金ない、ローン組め、それもいや、宝くじ当たったら、夢みたいなこと言うな、ケルビムで十分、それはわかる、でも乗りたいやんけ、乗ったら昔の楽しさ思い出すかも、じゃあそうヨメに説明せえや、そんな説明通じるかい、じゃあどうすんねん、どうもできへん、・・・・・とりあえず停まろ。
ホテル前で足ついた。時計も止めた。サイテー。
ここで引き返そうと思ったけど、とりあえずへろへろと頂上まで行って、清滝の神様にご挨拶。去年の沖縄前に来てお供えした5円が今でも残ってる。そやんな。神様にお金なんて必要ないもんな。5円ぐらいでどうこうしようと思ってた自分が情けない。コケだらけになってたコップをジャバジャバと洗って、きれいな水を入れといた。沖縄安全祈願。
夜にケルビム号をピカピカにした。で、すぐに木馬で梱包した。
今年の沖縄、どうなるでしょう。どんな気持ちでやんばるを走ってるのでしょう。楽しい気分で走りたい。
“清滝登りすぎ” への4件のフィードバック
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自分自身のモチベーションと肉体がぴったり合う時って
少ないよね、たいしてやる気のない時に(えっこんな
タイムが出るんやったら最初からがんばっておけば新記録)
ってこともたまにあるけど、やる気はあるんだけど体が
全然ダメってことの方が多いよね(^^)
だからこそ両方がぴったり合った時っていうのは最高で
私も自転車乗っていて、数回くらいそんなことがあった
けどやっぱり楽しいよね。昔、M君と清滝のぼりに行った時も
すごく楽しかったよ。
沖縄ってレースでもあるけど、遠くまででかけていく
わくわくした気持ちが精神面を高めていってくれるし
梱包してしまってロードでの練習ができないことで
かえって休養十分で体調も整うんじゃないかなと思う。
沖縄、楽しんできてください。
かなたにさんと登った時のアタックはジブンのベストアタックでした。今でも忘れられません。清滝アタックするたびに思い出すぐらいです。
沖縄は「遠くまで行っといて体調悪いとか調子悪いとか言われへんやろ」という気持ちが勝つので自然とモチベーションが高まるんですよね。毎年毎年行ってるとそれもマヒしてアカンようになるんでしょうかね。
そういうことも含めて、プロってホンマすごいと思います。尊敬しますわ~。
>プロってホンマすごいと思います。尊敬しますわ~。
そうなんです、プロってホンマに大変なんです。M君もプロやからワカルでしょ。いや、みんなその道のプロやろって言う普遍な事や無くて。
常に同じコンディションに保つっちゅうか、常にハイテンションで居るっちゅうか。プロってなんやろ?
スンマセン酔っぱらってますわ。
こんな事書いてんとはよ片付けな・・・。
プロってなんでしょ?
「それでお金を稼ぐヒト」って習った気がします。ボクもプロはプロですが、少々モチベーション低くても、例えば二日酔いでも、例えばカゼで熱があってもタイムカードさえ押せばその日はとりあえずお金には換算されますやん?
スポーツのプロってのはそうはいきませんからねー。ボクは「清滝のプロ」じゃなくてホンマに良かったと思います。