今日は良い日だった

 木馬店長家族が店に来てくれたし、かなたにさんは退院したし、私もようやくホンダのサービスエンジニア1級としてメーカーから認められた。

 木馬女子(特にアタッカーズ女子)からチョコレートが届いてないのが気になるが。

 まあいい。良い日のことはこうやって書き記しておく。イヤな日のことは書かない。記憶から消し去る為に。

 良い日だけを積み重ねて生きるのだ。

カレーライス

 昨晩我が家はカレーだった。ウチの嫁はカレーを作るとなると前日から仕込みに入る。「2日目の方がおいしいから」という理由。ここに私と嫁のカレーに対する意見の相違がある。

 「カレー食べたい」となる時は、誰もが突発的である。「カレー食べたい」となったら「今すぐ食べたい」のだ。カレーとはそういう食べ物だ。だから私が出勤する時に「今晩はカレー食べたい」と言ったら、その日の晩はカレーにするのが正しい。

 しかしウチの嫁は「じゃあ今日から仕込んで明日の晩な」となるのである。

 「イヤイヤ、今日食べたいんや」
 「だって2日目の方がおいしいやん」

 この会話はカレーをするたびに繰り返される。

 確かに2日目のカレーはおいしい。鍋にこびりついた前日のカレーを再度温め、チンしたご飯にかけるカレーは絶品である。それは認める。しかし私にとって「2日目がおいしい」のは副産物である。1日目のおいしさがあって、2日目のおいしさがあるのだ。初めから2日目のおいしさを見込んでどうすんねん。初日から頑張らんかい。

 「夜にカレーをしたら次の日の昼もカレー」という、庶民的リサイクルの中で生まれた「2日目おいしい」なのだ。2日かけて作ったカレーを食べても、庶民の私には1日目である。そのカレーを弁当に入れんかい。それが「2日目カレー」やろ。連続でカレーを食うから2日目のおいしさがあるんちゃうんかい。

 ・・・つい熱くなってしまった是。今日の昼ご飯はカレーって人増えたんちゃう?

嗚呼スポーツカー

 S2000なんかが入庫するなんてとっても珍しいから思わず写真撮った。ETCの取り付け作業だからボンネットなんて開ける必要ないねんけど・・・。


 最近の若者は・・・なんて書き始めるとおっさんになったみたいでアレだけど、最近の若者はスポーツカーなんかに興味が無いのだろうか。このS2000だって50過ぎのオジサンがオーナーだし。

 スポーツカーがお家芸みたいなホンダだったが、インテグラやNSXは生産が終わってしまったし、3月に出るシビックタイプRだって、明らかに30代を狙った4ドアセダンだし。現行の車種にも一応は「スポーツ風味」なグレードは用意されてはいるが、それはスポーツカーではない。

 昔スポーツシビック(EG系)にはSiRというグレードがあって、その上にSiR−2というのがあった。SiR−2が一般的なクルマで、SiRの方にはエアコンもパワステもパワーウインドーも何も付いていなかった所謂レースベース車だった。

 それでも一部のDQNにそのSiRは売れ、車庫入れ時には腕が筋肉痛になり、夏には汗だくになり、カセットデッキを助手席に積んで市街地をフツーに走っていたお客さんが何人もいた。

 スポーツカーっちゅうのはそんなもんなんだよ!そもそも汗をかかないスポーツなんてあるか?もっとスポーツカーに乗って運転上手になれよ最近の若者!広い車内でイチャイチャしてんじゃないよ!

 だけど免許取りたての若者がS2000を買った時の保険料って100万オーバー・・・。毎年軽自動車買えるよ・・・。なんとかしたれ保険会社!

コーディネートはこうでねーと(寒)

 仕事帰りにチョコっと木馬に寄ったら(チョコっとや、チョコっと!オキナワには何も影響せんわ)、KATくんご購入のニューフレームが木馬店長の手によってチューンナップされてたので手伝ってきた。

 RIDLEYのカクカクフレームには、このまったりサドルがお似合いだ是!

おひなさま

 嫁が子供の頃、おじいちゃんとおばあちゃんに買ってもらったという雛人形一式を実家から持って来たので組み立てた。

 男所帯だったからこんなの組み立てるのはもちろん初めて。人形をどの順番で置くのか、小道具は誰に何を持たせるのか、ていうか小物が多すぎて全部雛壇に乗れへんやん。置き方おかしい?

 昭和50年とかの新聞に包まれていた人形たちは、約30年の時を経て現代に蘇った。近くで見るとなかなかの迫力である。

 しかし自分で言うのもナンだが、こういった作業の手際は良い方だと思う。それでも1時間半かかった。めっさめんどくさいぞー。頼むから地震来んといて。これをしばらく毎年飾らなアカンねんな・・・。憂鬱だ是。

 子供の頃、雛人形を飾ってもらった経験のある、これをお読みの女性の皆さん!

 今からでも遅くない!

 実家のオトンに電話してありがとう言いなさい!

お礼参り

 「お礼参り」と言うと、ヤンキーとかヤクザとかを連想してしまう悲しいナメ猫世代・・・。

 中山寺へこころのお礼参りに行って来た。日曜日というのもあってものすごい人とクルマの量。ホントに少子化か?と思うぐらい。

 腹帯も無事返したし、ちょっと散歩。寺の奥にある梅林はまだ満開ではないが、全体的にほんのりピンク色してた。

 圧倒的な桜満開もいいけど、梅の“チラホラ感”もいいな。

キャブオーバーホールその後



 部品が入荷するまでヒマだったのでピストンカバーだけ磨いてみた。

 エンジン不調とのことで入庫したこのクルマ。だいぶ古い年式のクルマだから、そこらじゅうのチューブやらダイヤフラムやら、ゴム製品の劣化が激しい。ホントは丸ごと新品に・・・といきたいところだけど、お金も時間も制約があるので応急処置のみ。

 そんなキャブを載せてもなかなか完調なんてしないわな。すっきりしない修理だ是。

 我々の仕事は恐れ多くも“医者”に例えられることがある。確かに、問診して処置して調子伺いをするとこらへんなんかは良く似ている。しかし人間とクルマの確実に違うところ。それは“お金さえかければ絶対に直る(治る)”ところ。

 どんなに古い年式のクルマだって、お金と時間さえかければ新車のようになるのだ。だけどそこまでするオーナーの情熱や、我々サービスマンの技術や経験なんかが不足していってるのが現状。人間の手によって作られた旧き良き時代の機械製品は、結局人間の手によって消されていくのだ。

 こんな作業もなくなってしまうのだろうなと思うと、磨く手にも力が入った是!

バイク欲しい

 暖冬のせいでいろんな所に影響が出ているようだが、私もついに「オートバイ欲しい病」にかかってしまった。恐るべし地球温暖化。

 何が欲しいって言っても基本的にはレーサーレプリカでもモトクロスでもネイキッドでもビッグスクーターでも何でもいいのだが、やはりバイクに一番興味を持っていた中学から高校にかけて(15年から20年ぐらい前)の時代のバイクが欲しい。あの頃にはバイクと共に青春があったよ。

 学生だったから当然お金なんてない。バイト代もスズメの涙である。当時乗っていたNSRのバトラックスもツルツルになるまで使って「スリックタイヤじゃい」なんて言ってたなあ。

 大人になったらいろんなバイクに乗るぞ〜なんて妄想していたが、タイムマシンがあって過去に戻れるなら、当時の自分に言いたい。

 「大人になっても買えんもんは買えん!」

 仕事帰りにNS400Rが走ってた(写真)。興奮した。

 こうして春を待たずに病気は悪化するのだ。