90kmライド


 
 我が家の平日の朝は戦争である。なかなか起きない子供、準備の遅いヨメ、大量の洗濯物…。どこの家庭も同じだという話はよく聞くが、ほんまにコレと同じかと言いたい。朝からのこの不毛なエネルギーを発電かなんかに変換できないものか。そんな喧騒から逃げるようにそそくさと準備して家出。
 
 さあどこに走りに行こうかと、この時点で何も決めていなかった。めっきり坂が遅くなってからというもの、フロントホイールは自然と平坦路を選ぶように進む。とりあえず淀川沿いでTT朝練コースぐらいまで行くか。
 
 途中コスモス畑があってキレイだったが、この枚方大橋辺りは雨雲の溜まり場なのかなんなのか、よく雨が降る。この写真を撮るときもドンヨリと曇っていてパラパラ降っている。枚方の向こうの空は雲がないので恐らく晴れるだろうと車輪を進める。
 
 御幸橋で折り返そうと思っていたけど心地よい追い風に乗ってボサッと走っていたら宇治まで来てしまった。仕方がないので天ヶ瀬ダムまで緩やかに登り、R307に出る。ネタで信楽まで行こうかと思ったけど時間がないのでR24方面へ。三山木を抜けてちょびっとだけ自衛隊周回コースを走り、裏清滝を登ってR163で帰宅。92km。
 
 う~ん、可もなく不可もなく、体の老廃物除去という感じのライドであった。まあ中盤から終盤にかけて天気は良くなってそれほど寒いということはなかった。ちょっと風が強かったかな。
 
 淀川沿いは堤防の工事中でダンプカーがバンバン通り、路面も泥水で常に濡れていて走りにくい。天ヶ瀬ダム沿いも崖崩れかなんかの補修工事で片側通行になっている部分が多くあって走りにくい。平坦路はどこも障害物だらけである。山岳路に行くしかないのか…(笑)。

コスモスはもう終わりか?

 先日100km走ってなんだか良いペダリングのイメージが残っていたので今朝は少し早起きして、淀川沿い~朝練集合場所~枚方市街地~磐船街道~富雄川のコースで通勤。淀川沿いにコスモスがキレイに咲いているところがあったので見たかったのだがまだそこを通る時点で真っ暗(^^;; 枚方大橋付近でようやく明るくなってきて(600過ぎ)、磐船街道を登る。
 
 富雄川沿いにも地元の方々がコスモスを植えてきれいに整備してくれているので楽しみに走っていたら、どこにもコスモスが見当たらない。今年は植えなかったのかそれとももう終わったのか?川沿いにず~っとコスモスが咲いててとても気に入ってる場所だったのでちょっと残念。近いうちにまた淀川にでも行くか。
 
 肝心のペダリングは70点ほど。「スッスッ、ハッハーッ、スッスッ、ハッハーッ」という呼吸のリズムに合わせてギヤを選択していると気持よくそこそこの速度で登ることができる。それは良いのだけど、どうもサドルとお尻の位置が決まらず、そして結構早い段階から痛くなってくる。
 
 ちょっと座る位置をずらして痛くないところへ移動させたら、ちょっとハンドルが遠くなる。それはステムの高さ調整なんかの程度で可能だけど、いやいやちょっと待て、それをやってしまうとそもそもからおかしくなる。今更ながらこのC59のフレームサイズは本当に自分に合っているのか、そんなことまで心配になってくる。サドルが合わないのか、冬用レーパンにしてパッドの厚みが変わったからなのか…。ドツボにハマりそうな予感である。
 
 体の柔軟性や体重も関係してくるだろうから、しばらく様子を見ることにする。
 

木馬朝練

 日吉応援は時間の都合によりDNS。ツールド沖縄に出るということで、ここんとこ木馬メンバーは毎週真面目に(笑)朝練をしている。昨日の日曜日はたまたま休みだったので参加。630アプロを出発して清滝方面へ。
 
 通勤ではないので当然背負う荷物がない。今日は西やんとバトルしたろと密かに意気込んでいたら西やんの顔色が悪い。ポンポンが痛いようで途中のトイレに駆け込んでいた(笑)。仕方がないので単独でヒルクライム。タイムは測り忘れたがここ最近では軽やかに登れた感じ。R163を下って木津方面へ。ここから離脱して川沿いで帰って来ようかと思っていたが、天気も良くて気持ちいいので和束まで行く事に。R163から5号線で和束へ。
 
 西やんと2人でかなもっちゃんとK本さんを引く。是非沖縄では良い成績を残して欲しい。悔いの無いレースをして欲しい。行けない人間の分まで頑張ってきて欲しいという願いを込めて引き続けたのだが、いつの間にかいない(^^;; 仕方がないので西やんと掛け合いっこ。楽しかった。
 
 MTBの方もいらっしゃったので和束ローソンの時点で9時過ぎ。西やんが「11時には帰れる」と自宅に電話をしていた。無理やろと思ったが何事もチャレンジは大切だ。私は「12時に帰れる」とTEL(笑)。
 
 犬打峠の激坂をなんとか登り、自ら設定したシンデレラタイム厳守のため木馬メンバーから西やんと2人で離脱。R307からサイクリングロードを繋いで帰路を急ぐ。コンビニ休憩を挟んでチームTT朝練コースを走る。ところが日曜の午後近くともなると歩行者が多く思ったように走れない。おまけに淀川市民マラソンと重なってしまったようで、ドエライ数のランナーさんの間を縫うようにしか走れず、11時どころか私のシンデレラタイムも10分ほどオーバーしてしまった。
 
 ちょうど100kmぐらい。630に出発して1210自宅着。まあ今日は木馬メンバーもいたのでこんなもんだけど、もうちょっと早く帰らねば。午後からは洗濯機を買いに家電量販店をハシゴ。正直どれも一緒。乾燥は使わないのでドラム式は却下。店員さんによってオススメのメーカーが違うので迷った。結局P社で決めた。実家で夕食を食べて帰宅。疲れ果てた。

4

にしやんと

 今日の通勤アタックには久しぶりに西やんが来てくれた。独りだと心が折れがちであるが、誰かが来てくれるとサボれないので助かる。どうもありがとう。ここんとこ仕事も忙しく、奥様も出産間近ということで乗れない日々が続いているとのことだが、「そんだけ乗れたら十分やろ」というぐらいの速さで清滝を登っていった。いま大切なことは家庭と仕事。自転車なんか3番目か4番目ぐらいでいいでしょう。
 
 さて、明日はシクロクロス日吉ステージ。出場はしないが応援は行きたいなあと思っている。できれば自走でと考えているけど、子供たちも連れて行って欲しいみたいなのでクルマで行くかな。
 
 なんか最近、パパの趣味に家族を巻き込んでしまおうという気持ちが芽生えている。そんな自分の魂胆に自分で気付いてしまって我ながら嫌気が差すことがある。今がそう。行きたいなら独りで行けばいいんだし、子供を連れて行って「家族のこともないがしろにしてないよ」的アピールはもうええやろと自分に言いたい。
 
 家族が気になるんだったら乗らない!
 
 乗るんだったら集中して乗る!
 
 こんな分かりきったことが分からんようになるんだから情けない。で、こういうことに気付かせてくれるのはよく似た家族環境の仲間たち。西やんとか鈴ひろさんとかが身近にいてくれて良かった。自分はまだまだパパになりきれてないのかな。
 
 

2

コルナゴC59


 
 洗車したのでパチリ(#^o^#) やっぱりコラムのデベソはカットしよう。
 
 C59に乗り始めて1年半。C50の次はC60だろうと思っていたらC59だった。C59はC60までの繋ぎ役モデルで忘れられる日も早いんだろうなと思っていたけど、デビューして未だにコルナゴのフラッグシップモデルとして君臨し続けている。いろんなカラーバリエーションが登場してるけど、正直コルナゴのカラーデザインはあんまりカッコイイとは思えない(^^;) イタリアンかクラシカルかのどっちかという印象。昔に比べたら塗料も安っぽいのかな。私のC59は蛍光イエローの部分に紫外線による色あせが出てきた。
 
 ともあれ私には勿体無いぐらいの性能でよく走ってくれる。踏めば応えてくれるので、自分の調子の善し悪しがハッキリ表れるそんなバイク。これからも永く乗っていきたい。間違いなく私の宝物のひとつ。

ゲリラライド

 昨日は曇り空ではあったけれども奈良市内は全く降らず、濡れずに帰れるかな~と思いながら自転車で退社。しばらく阪奈道路を登っていると奈良と大阪の県境付近で急に大粒の雨が落ちてきた。命より大切なiPhoneに防水対策(タオルでくるむだけなんだが)するために、閉店したガソリンスタンドに緊急ピットイン。ピットインした直後に近くに落雷・・・・!
 
 何度か書いたことがあるかもしれないけど、私は雷がかなり苦手である。自分に落ちて感電死することに恐怖を感じているわけではないのだけど、ビカーーー!!っと光ってからガガガーーーーン!!と音がするまでのあのタイムラグが怖すぎる。大きい音は怖い。雷、打ち上げ花火、航空ショーでの戦闘機など、迫力のある音は恐怖も併せ持っている。
 
 しばらく雨宿りして雨脚が弱まったころにリスタート。雷は相変わらず鳴り響いているし、路面はウェットを通り越して。清滝下りでは水深3cmほどの水が流れているので、峠を下っているのか川を下っているのかわからんぐらい。いつもより3倍ぐらい神経を遣いながらのライドであった。
 
 夜の水たまりは怖い。多くのサイクリストは何事も無いように水たまりに突っ込んでいくけど、私はあの黒い水たまりの底はアスファルトが陥没していて大クラッシュになるのではないかと考えてしまう。一度そんなことに想像力を奪われてしまうと、大きく車道に出て水たまりを避けるか、歩くぐらいの速度に落として底を確認しながらでないと走行できない。まあ一言でいえばビビりなんだが、無事是名馬という言葉もあるぐらいだ。かもしれない運転のエキスパートであると自称しておく。
 
 まあそんなこんなでヘトヘトのずぶ濡れで帰宅。ヨメの「雨男か」の一言に心の雷が落ちそうになった。

2

龍神村へ

 13日~14日の2日間、龍神村へ行ってきた。今年は亡くなったおばあちゃんの初盆ということもあってバタバタするのであんまりゆっくりできないけど、それでもやっぱり夏は龍神村の自然と触れ合って川で泳いで遊ばせてあげたい。しかし残念ながらずっと雨だった。大阪市やその近辺の地域では大変な豪雨でいろんな所で被害が出たようだが、その間は龍神村にいたからわからなかった。ただただ折角の夏休みに雨続きという運の悪さに辟易していただけだった。
 
 それでも私自身は念願の「龍神村まで自転車で自走する」ことが叶って嬉しかった。何年も前から計画はしていたのだけど、“計画を人にしゃべると実現しない”というジンクスのせいでなかなか実現しなかったのだが、今年はヨメコドモにさえパパの密かな計画をギリギリまで黙っていたことが功を奏して、13日早朝、ヨメコドモのクルマを送り出した後、パパはコルナゴC59と共に龍神村へ向けて走り出したのであった。
 
  
 
 自宅~今里筋~内環~R309~R310。このコースは母校のホンダ学園まで通っていた懐かしいコースである。当時はNSR250Rで走っていたが、ここを自転車で走ることになるとは20年前には想像もしていなかったことだ。学生時代を思い出しながら走る。
 

 
 また新しい校舎が増えておった。
 
 ホンダ学園からじんわりと登り始める。でも心の準備は十分だったし、雨で靴下までぐしょ濡れであることを除けば調子は良かったので何の問題もなく快調に走る。美加の台駅ぐらいから周りの景色は山道に変わっていく。雨は降っているが楽しい。こんな気持ちはいつ以来かな。
 
 紀見峠~橋本市街地~高野山。高野山を越えるには九度山経由とR371経由の2ルートあるが、今回はR371を選択。どちらが早いとか距離が短いとかの予備知識がなかったのでテキトーに選んだ。地図で見る分には、恐らく長めの山道が続くんやろな~ぐらいの心構えであったが、その考えは甘かった。途中に下り坂もあるけど十三峠ぐらいの斜度が延々と続く感じで、もうとにかく下を向いて登り続けるだけ。
 
 そろそろ高野山頂上かな~という所らへんに、『弘法大師御衣干岩(こうぼうだいしおころもほしいわ)』という岩が祭ってある神社があった。弘法大師が高野山に向けて登っている最中に自分の着物を干したと思われる(想像w)。
 

 
 私もぐしょ濡れの靴下を干したかったが、干すどころか中に入ることも許されないほどの厳重な保存状態だったので自販機休憩のみ。とっとと走りだす。今回のツーリングは休憩が少なかった。止まってしまうと濡れた靴や靴下の不快感を思い出してしまうので、おにぎりなんかも走りながら食べた。走りながら補給するなんてツールド沖縄以来ではないだろうか。しばらく登ると高野山頂上。
 
 高野山~高野龍神スカイライン~護摩壇山。高野山頂上に着いた瞬間のあの人ごみはナンだ。いきなり観光バスから吐き出される観光客の多さにビビる。いままでクルマなんてほとんど見なかったのにちょっと渋滞するぐらいの交通量の多さ。このギャップがR371ルートの醍醐味かというぐらいである。町を漂う線香の香りがかろうじて高野山であることを主張しているが、それがなければここは京都か奈良か。
 
 あんまり人が多いので高野山なんかスルーしたろかと思ったが、ここでなんか補給食を買っておかないと恐らくここから先のスカイラインにはスカイタワーまで何も売っていないだろうということで物色。頭の先からつま先まで濡れネズミなので店に入ってうどんも食べれず、売店で高野山名物なる「弘法大師やきもち」をGET。
 

 
 ペラペラでとてもやわらかく、濃すぎず甘すぎず美味いではないか。1枚100円で2枚購入したがこんなことなら10枚ほど買っておけばよかった。
 
 R371も難関であったが高野龍神スカイラインもかなりの難関だった。とにかく長い。スカイライン入り口から頂上まで30kmもある。時折下りがあってリズム良くヒルクライムできるが、とにかくダラダラと長くてメーターの距離計をじっと睨んでいるだけ。雨は相変わらず降ったり止んだり、景色は濃霧で何も見えず。楽しいのは距離計の数字が少しずつ増えていくことだけ。
 

 
 スカイラインの中盤、日本一のあじさい数を誇る(想像w)というあじさい園がある。写真を撮っただけでスルー。たしかにあじさいだらけであった。ちょっと気が紛れたかな。とにかく長くてしんどい。幾度かのダウンヒルと、気の遠くなるヒルクライムを繰り返し、やっとこさ護摩山スカイタワーに到着。
 

 
 笑けるほどの濃霧でスカイタワーはおろか、標高1000m超の絶景も見られず感動もクソもない。当たり前だが道中もローディーの姿など無し。クルマからは奇特な目で見られ、「にいちゃんどっから来たんや!?」「ここ登ってきたんか!?」的なお決まり会話もテキトーに交わし、自販機でジュースを買ってそそくさとスカイタワーをあとに。ここから先は龍神村までずっと下りである。とにかく約40kmの下りを走りたくてたまらなかった。もう登りはイヤだ。
 
 コースプロフィールの通り、本当にずっと下りだった。時折数10mの登り返しがあるけどアウターのまま踏んでいける程度のものばっかりで、サイコーに快調であった。ウェアは濡れているが寒くはなく、むしろ炎天下よりはマシだと思えるぐらいの精神状態には回復。40kmなんてあっという間。龍神温泉を通り、そこから平坦にはなったが若干の下り基調でスムーズに龍神村福井まで走行。総走行距離150km。朝6時30分ごろ出発して14時40分ごろ到着。8時間ちょっとのロングライドであった。
 
 先着しているヨメコドモに歓迎(?)され、「大丈夫?」と龍神村の皆さんから声をかけていただいたが、当の本人は意外にもケロっとしており特に身体の異常などはなかった。補給がうまいこといったのかハンガーノックもなく、久しぶりの150kmと山岳コースのわりには結構イケたのは嬉しい。TTT練が効いているのだろうか。
 
 鈴鹿本番まで10日を切った。今から何をしても何かが変わるということは無いと思うけど、何かをしていなければ不安な日々。今回の龍神村へのロングは、そんな毎年の不安感を幾分かは和らげることができたように思う。もうすぐ夏も終わり。サイコーの夏にして終わりたい。
 
 
 
 

ツノつけた

 ケルビム号にDHバーを付けてみた。ついでにステムを1.5cmほど下げてさらに前傾姿勢を取れるようにした。コラムのデベソが気になるが気にしない。
 
 訳あって快晴の土曜日は乗れなかった。日曜は雨。よって本日の通勤が久しぶりのDHポジションでの今シーズン初ライドとなった。プラシーボによるものなのかもしれないけど、DHバーを握ると速い。スピードのノリが違う。ただ、C59にDHバーを付けていたときよりも直進安定性が乏しく、風や路面の凹凸によりふらつくことがあった。この辺は慣れの部分が大きいと思うけど、後半ヘロヘロになったときにバランスを崩しやすかったりするので注意が必要かな。
 
 去年C59ではDHバーの先っぽに変速用サテライトスイッチを付けてたけど、ケルビムはワイヤー式なので変速時は当然DHバーから手を離す。これがなかなか煩わしい。まあ将来的にはTTハンドル一式に交換するつもりなのでバーコンを付けて問題改善なのだが、これだけ煩わしいとは意識していなかった。
 
 あとは前傾がきつくなった分、視界の広いサングラスが欲しいな。欲しいモンばっかり。
 
 4月22日(日)ローラー活動40kmほど。
 4月23日(月)通勤往復。
 
 

2

本妻にまたがってみる


 
 まだ漠然と考えているだけだが、今年はケルビム号をTT仕様に改造しようと思っているので、その前にちょっと乗り味を思い出してみようと約1年ぶりにホコリを被ったケルビム号を引っぱり出してきた。
 
 「クロモリフレームを本妻、最新カーボンフレームを愛人」とはよく言ったもので、両者のインプレなんてその言葉だけで集約されてしまうのではないかというぐらいである。久しぶりに本妻にまたがってみて改めてそう思う。清滝を登りながら明らかに違う乗り味を最確認し、クロモリとカーボンの違いをどうやって文章にしようかなと考えていたが、もうアホらしいのでやんぴ。本妻と愛人ですわ。
 
 で、どっちがTTに合うねんということだが、どう改造しようと両者ともそもそもTTバイクではないので、結論から言えば「どっちも合わん」である。どっちも合わんということならどっちでもええということ。愛人は愛人のまま大事に置いときたいので、大概のことをやっても許される(と、勘違いしている自分は棚に上げるけど)本妻に整形手術を施そうと思う。
 
 ま、もう1人別にTT用の愛人が欲しいのが本音。
 
 4月19日(木)通勤往復。

2012ツール・ド・八ヶ岳


 
 4月14日(土)八ヶ岳へ向けてひたすら移動。道中はずっと雨が降っており、受付会場である八千穂高原スキー場では雨が雪に変わり積もっている。日曜日は晴れ予報だが、このまま夜になると凍結は確実。開催が危ぶまれるのではないかとメンバーの中に安堵と不安が混ざり合ったビミョーな空気がほんのりと漂う。
 
 4月15日(日)予報通り快晴。夜中の3時から地元の人々が除雪作業を頑張ってくれたそうだが自然の力には勝てず、全てハーフコース15kmの開催となった。26km登るつもりでいたので正直気が抜けたが、序盤からペースアップして全力を出し切れるように走ろう。「せめてハーフだけでも走ってもらおう!」という関係者の意気込みがとても感じられた。地元の皆さん、関係者の皆さん、どうもありがとうございました。
 
 予定より30分遅れでスタート。序盤から飛ばすと言っても15kmあるのでペース配分は大切。抑えるところは抑えて淡々と登る。今年はサエキさんの提案もあり、宿泊した「こっつぁんち」からスタート地点までの約20kmを自走した。ほぼ下り基調で寒かったからアップにはならないかなと思っていたけど、やはり朝一にぶっつけで乗るよりは良かった。去年よりも脚が回っている感覚がある。
 
 速い人、遅い人を見送りながらじっくり淡々と登る。今年はC59に乗ってる人が増えたように思う。ロゴがなんにも入ってないカーボン素地のバイクも…。所謂中華カーボンか。大変興味があるので(笑)そのフレームの実力を見せて欲しかったのだが、あっさりと抜いてしまった。ま、速い人はフレームを選ばんということか。
 
 中盤以降、待ちに待った平坦&下り区間が現れる。登りで抜かされた人々を平坦と下りでごぼう抜きする。そして登りが始まってまた抜かれ、平坦で抜き返すという、おデブちゃんが得意な走り方をしてしまっている自分がなんともアレである。まあ得意ステージがあるということはいいことだ。40km/hぐらいで集団を先頭引きしたりして散々いちびる。
 
 残り3kmぐらいから周りのペースが上がる。いつもなら見送る私だが、ヘラヘラ走っていてはコース整備してくれたスタッフに申し訳ない。必死のモモヒキ(パクリ)で付いて行く。幸いなことに後半は斜度が緩くてスピードに乗る区間だったのでなんとかレースごっこな雰囲気を味わうことが出来た。ゴール直前でKYなアタックをカマし、前走者を一人抜いてゴール。手元の時計は50分ちょうどぐらいだった。タイムは相変わらず大したことはないが、前半抑えて後半ペースアップし、ゴールで全力を出し切るという理想的な配分が出来たように思う。
 
 ゴール後は後続の人たちを応援する。大声で応援すると最後のフルモガキ(ワルアガキ?)でスパートをしてくれる人がたくさんいて楽しかった。ラストスパートする人の大半はおデブちゃんで(笑)、その部分だけを見たらどんなスプリンターやねんというぐらいの力強い加速である。リヤタイヤがホイールスピンして煙が上がるかというぐらい。
 
 上はTシャツに木馬冬ジャージ、下は冬用長レーパンという、レースらしからぬ出で立ちで走った私だが、スタートの待機中は寒かったし、距離も短かったので暑すぎるということもなくちょうど良かった。長距離の移動も無事故無違反、大きな渋滞にハマることもなく無事に帰って来れた。改めてメンバーやスタッフには感謝である。土日に遊ばせてくれた家族や会社にも感謝。