決まった

 今晩はウチのオカンと焼鳥。久しぶりに食べたかったので嬉しい。ヨメコドモも喜んでた。
 
 で、すこしホロ酔い気分で木馬へ。淡路島参加メンバーの極秘名簿を見せてもらった。参加メンバーを見て、MTBでヨメのアシストに徹するか、ロードで好きなように走るかを決めようと思ったのだ。
 
 ふむふむ。ふ~~ん。知らない名前も結構あるなあ。ふ~~~ん。
 
 ・・・・・・んんん?
 
 
 「まっさん」
  
 「カワマタさん」
 
 「シマウ魔さん」
 
  
 ・・・・・・ふふふ。
 
 ふふふふふ・・・・・・。
 
 
 この名前を確認した以上、MTBでヘラヘラとオンナどものオケツを追い掛け回して走るなど以ての外!!
 
 決戦用ケルビム号でイク是!!!!

 せっかくの日曜日の休み。楽しまなソンだ!
 
 

2

久しぶりのロード通勤

 昨日は久しぶりにケルビム号で通勤。帰りはチョモ練オプション付き。
 
 いや~ロードもイイっす。滑るように走る感覚は捨てがたい(捨てへんけど)。クルマが巻き起こす追い風にビューンと乗っていける。下りもどこまでスピード出るねんというぐらい走る。ブロックタイヤの走行感に慣れてたカラダにとって、ロードタイヤのソレはまさに宙に浮いてるみたい。
 
 以前manさんに「M君てスピードジャンキー(速度狂)やろ」と言われたけどそうかも。カラダを伏せて風の音が一瞬消えるときなんか、もうなんちゅうか身震いするぐらい。
 
 夜のR163の長い下りを、大阪市内の夜景に向かって突っ込んで行くのはサイコーです。

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淡路島合宿レポート

 2月4日(火)~5日(水)にかけて、京都の水曜お休みアニキたちと淡路島1周合宿に行って来た。ローラーアニキにも有給を取って頂き、ド平日にオトナ4人が精一杯遊ぶ姿を大公開!
 
 仕事が終わってそのままクルマでローラーアニキのご自宅までお迎え。アニキをピックアップして明石まで郷!!阪神高速神戸線を若宮で下りて2号線で明石まで。アニキに予約して頂いてた宿へ。京都のアニキたちより早くに着いたので先に風呂に入って宴会準備。

 なかなか怪しくて風情のある宿。風呂の狭さがビミョーで、恥ずかしくなるほどアニキと近かった。あれはきっと一人用の風呂ですよ。交代で入ったら良かったですね。
 
 程なくして京都のアニキ、なかじんアニキみーこアニキ到着。明石の夜は楽しく更けて行く・・・・。
 
 翌朝7時起床。ある意味期待外れのしっかりした朝食を食べ、準備して郷!昨晩のビィルが少々残るがウコン呑んで郷!クルマは宿の駐車場をお借りしてそこへ置いたまま。フェリー乗り場がすぐ近くなので立地条件サイコー。高速艇ジェノバライン(人間450円自転車200円)に乗り込みイザ淡路島へ!昨日の雨はすっかり上がり快晴!(私を含め)アニキたちの日頃の行いが伺える。

 17分ぐらいで岩屋港に到着。速い!久しぶりの船旅だったのでいやがうえにも期待が高まる。岩屋から反時計回り(木馬イベントとは逆方向)で周回を始める。風向きを考慮しての先輩アニキの決断であったがこれが見事にハマる。後半少し向かい風になったが概ね追い風!こりゃラクでええ。サンセットラインを35km/hぐらいのペースで南下。時折少しだけ登る坂もアウターのままダンシング。調子いいっす。ネオケルビム号。追い風に乗ってますますペースアップ!とイキたいところだが、昨日の酒が代謝されてシッコ近い。ジブンばっかりトイレ休憩で申し訳ない。
 
 大鳴門橋の方面へは行かずに福良港へ。コンビニで昼食。こういう時の雑談が楽しい。天気もサイコー、気温もぬくぬく。重くなる瞼を押し上げてリスタート。南淡路水仙ラインは今回唯一の向かい風区間。4人でテンポ速めのローテをしながら淡々と進む。モンキーセンター前を通っていよいよパラダイスへ向けて山岳コースの始まり。
 
 なかじんアニキのモモコちゃんとハアハア。ケルビム号も一緒にハアハア。前に出たり後ろに着いたり、いろんな体位でハアハアを満喫。登り切って頂上で昇天。
 一戦交えた後の二人↓

 
 そこから一気に下り、28号線をひたすら北上。風の影響はなくなり、良いペースで岩屋へ向かう。
 アニキと地元の女子中学生↓

 
 久しぶりにロードで100km以上を走ったが、久しぶりのロングが足の揃った仲間で本当に良かった。シチュエーションも最高だしホント言うことなし!独りで100kmオーバーは後半なんだか義務のような感じがして「また乗ろう!」という気持ちになれない。ローテーションしながら、今年初のロードツーリングがこの淡路島合宿で本当に良かったなあとずっと考えてた。
 
 みーこアニキが「アタマから雑念が消えて幸せな気持ちになる」とおっしゃっていたがホントにその通り。日頃のストレスが毛穴からス~っと抜けていくのをハッキリと見た!こんなツーリングなら200kmでも300kmでも走りたい。まったくストレスフリーな日常だったら趣味も楽しくないのだと思うきっと。そんなツーリングにお誘い頂いて本当に感謝します。お疲れ様でした!
 
 
 船の後ろを流れて行く波はゲイジュツだと思うのはジブンだけではないハズ。ずっと見てても飽きない。
  
 子供の頃、オトンに連れられて淡路島には良く来た。その頃はつり橋なんてなかったから、淡路島への移動手段は必ず船。フェリーだったり高速艇だったり、船の底からスキーの板みたいなんが出てきてさらにスピードアップする船にも確か乗った。
 
 やっぱり淡路島へは船ですよ。淡路島に限らず、島へは橋とかトンネルじゃなくて、船で行くべきだと思うのです。人間にとって、イヤ、生き物にとって、海はキャンセルできないのです。海をショートカットすることはアカンのです。と思った。
 
 ↓そんなことを考えながら、小さくなってゆく淡路島を眺めるの図。みーこアニキんとこから頂きました。
 
 

2

ちょちょちょちょ・・・・・チョモ練にて・・・・・・。

 ひっさしぶりのロードバイクでの通勤だったので帰りもテンションが上がってしまいチョモ練コースへ向かう。MTBで激坂に登る機会が多かったからか、イイ意味で体内の坂センサーが狂っており、チョモ坂もそんなにキツイとは思わなかった。調子が良いので料金所まで全チョモ。
 
 宝山寺から料金所までのアップダウンは、それまでの激坂とは違って斜度が適度でインターバル練習に良い。激坂をクリアしてきたカラダにとってここでのインターバルは、すぐに脳内アホ領域に入れるのでなかなかのお気に入りである。
 
 しかしこのコースは真っ暗!その時の天候や月が出てるかどうかで随分明るさは違うのだが、昨晩は暗かった。MTBだと速度が遅いんでめちゃくちゃ怖いが、ロードだと速度が速いので、オバケとかに追いかけられたとしても逃げ切れる自信がある。だからこそ練習になる。トロトロ漕いでいてはヤラれるのである。私は幸いにも霊感がマッタク無いので「見る」ことはないのだが、やっぱりそれでも怖い。どんな人間でも暗闇は怖いもんだ。
 
 
 
 
 で・・・・でもね・・・・・。
 
 
 昨日は・・・・。
 
 なんか白い布切れみたいなのが・・・・・、
 
 
 100mぐらい前方に見えた・・・・・・。
 
 気がするのよ・・・・・・。
 
 
 
 スーって道路を横切るように移動して行ったの・・・・・。
 
 
 チョモ練しばらく禁止・・・・・・。
 
 

2

ケルビム号入院

 特にネタもないのだが、いつまでも落ちた国家試験のことがトップに来てるのもアレなんでとっとと更新する(笑)。
 
 ついにケルビム号が10速になる日が近付いてきた。ここんとこMTBばっかりでオキナワ以降ほったらかしになっていたが、心優しいアニキたちから譲っていただいたパーツと、最小限の出費(ここ重要)により、いよいよ9速から10速にグレードアップである。すでに11速の自転車が走っている昨今ではあるが、自転車はエンジン!ミッションじゃねえ!とジブンに言い聞かせて、木馬から出来上がって来る日を楽しみに待ちたいと思う。
 
 入院とはいえ、後はワイヤー張ったりバーテープ巻いたりするぐらいなので自分でもやろうと思えばできるのだが、やっぱこういうのはプロにやってもらったほうが確実・安心。特にブレーキ周りはキッチリしとかないと、我々シロートがやって事故でも起こったら、かえって高くついたりすることがある。自分の専門外のことはプロに任せる!それが本当のプロというものだきっと。多分・・・・。
 
 とにかく今シーズンは10速にリニューアルしたケルビム号で程よく戦うぜ!
 
 なんか久しぶりにウキウキしてきた・・・・。

9

オキナワレポート『その3』

 なんとかフンガーを登りきり、ジェットコースターのような下り坂へ。雨は降り続いていたのでもちろん攻めずにゆっくり(それでも最高速74km/hは出た)下っていたら、これまた落車祭り!雨降ってて、路面が濡れてて、特に沖縄の道路は滑りやすい。そんなことはローディーなら百も承知だと思うのだけど、やっぱりレースではイってしまうのね。カーブごとにコケてる人がいる。巻き込まれないようになるべく車間距離を開けて走るように心がける。

 

 下りきったら延々とアップダウンが続く道。85kmクラスでは地味にここが一番辛いと思う。なんとか足の揃った5人ほどでキレイにローテーションしながら回す。頼むからこのままゴールまで連れて行ってくれ。オペラに乗った方がパックのリーダー的存在になり、主導権を握ってる感じ。おそらく序盤の落車に巻き込まれたのかリヤディレイラーの調子が悪いようで、踏み込んだら勝手にギヤチェンジして大変そう。こっちはこっちでハイペースなローテで苦しいから、いろいろとリーダーに話しかけてペースを落としてもらおうとする。

 

 私「調子悪そうですね。停まって調整します?」

 リーダー「いや、大丈夫ですよ!走りながらなんとか調整します!」

 私「そ、そうですか・・・・」

 リーダー「イケるとこまでイキます!」

 私「そ、そうですか・・・・(どっかで聞いたことあるな)」

 

 この人めっさ元気!しゃべり方がシマウ魔さんにそっくりで、ホンマに走りながらワイヤー調整しはった。ペースを落としたろうとジブンが前へ出て速度を調整してたらリーダーがすぐに横へやって来て、

 

 リーダー「さっきからずっと引いてくれてますね!ありがとうございます!しばらく後ろで休んでてください!」

 私「そ、そうですか・・・・」

 

 ペース全く下がらん(笑)。でも苦しいけど楽しかった。パックの中にコルナゴのクリスタロに乗ってる方(確かサニーサイドさん)がいて、「(このペースで)源河までイケるかな?」「イヤ僕はムリですわ(笑)」なんて話しながら走った。短い登り返しでコルナゴさんがオリャーと行くのでそれにつられてジブンもオリャーとイッてしまうし。

 

 そうこうしてるといよいよ源河。もうここで終わってもいいと思ってたので、いつの間にか大集団になってた皆さんとはお別れしてヘロヘロ登る。今年のコースは確実に去年より辛くなってる。斜度も上がってるし距離も長くなってるし。そんでここで生まれて初めて「両足攣った」。ふくらはぎの中になんか別の生物がおる感じ。ビクビクっと勝手にヒトの筋肉を動かしよる!イヤほんま痛い。安全ピンで刺す方がよっぽどマシ!
 
 
 もう足に力をいれることが出来ない。ヘロヘロと気が遠くなりながら走ってると、沿道から私の名を叫ぶ声が・・・・!女子部の応援である。手を振ることも笑顔を見せることもできない。ただただこの情けない姿が恥ずかしくて、深く深くうつむいてやり過ごした。嬉しいのと、辛いのと、情けないのとで涙が出てきて顔を上げれなかった。女子部の前を通り過ぎるには時速9kmではあまりに遅く、10分間ぐらいに感じた。ありがとう。
 
 
 ラスト10kmの平地は、毎年記憶が無い。残りの距離を示す看板に愕然としていることだけは覚えている。最後の3kmほどで、私と同じくヘロヘロになった若者と一緒にゴールを目指した。ゴール300mほど手前で若者が「ここまでありがとうございます!」と言うので、走りながら握手をした。バランスを崩して落車しないように細心の注意を払いながら。
 
 来年はもうちょっと最後までレースしたい。がんばろ。
 
 大会に関係する全ての皆様、同行してくださった全ての皆様、応援してくださった全ての皆様、本当にありがとうございました!
 

オキナワレポート『その2』

 ドエライ落車が発生したことは容易に想像がついた。しかしなんせ強い追い風に乗って50km/h近く出ていたときだったので振り返る余裕はなく、後ろにいる仲間の安否が気遣われたが、停まると集団落車が後ろから襲ってきそうだったのでダッシュをかまして逃げる逃げる。
 
 前には20人ぐらいかな?少し離れて5人ぐらいが逃げているように見えたがどうやらクラス違い。しばらくして少し余裕が出てチラッと後ろを見たらだ~れもおらん。そのときは「ああもう85kmクラスはこの20人だけになってしもた」と思った。完走さえすれば20位以内。ウケケ。と思った。ゴメン落車した人たち。
 
 もうこうなったらイクしかないと、オモクソ漕いでN原くんとパチョくんに追い付く。夢の先頭交代なんかをしてレースごっこをして遊んだ。少ししたらカワマタさんも追い付いてきて、木馬3人が先頭に出たりローテしたり、今年のオキナワで一番楽しかった数kmだった。
 
 でも、正直言ってこのペースで最後までレースを続けることはジブンには絶対不可能。楽しいことは楽しかったが、同時にゴッサ苦しい。でもええわ!フンガーの登りまででええわ!後のこと考えて今この楽しみを自分から放棄するなんてでけへん!オリャ~~。
 
 ハイ。当初の予定の「マイペース作戦」は早くも失敗。アタマに血がノボって興奮したのは他の誰でもなくワタクシ。
 
 フンガーの登りに差し掛かった途端、我が愛車ケルビム号はその質量を3倍ぐらいに増やし、N原くんとパチョくんとカワマタさんを見送った。やってもた・・・・。ギンギンにイッてもた・・・・・。まだ10kmちょっとしか走ってへんやん。あと70km以上の距離に想いを馳せ、ホンマに気が遠くなった。
 
 後ろには落車のせいで誰もおらんと思ってたが、自分の見間違いだったのか、それとも復帰してきた人が上がってきたのかドンドン抜かされる。そりゃもう悲しい悲しい。ヘロヘロになりながら登り続けたが、あそこは一旦停まって休憩した方がええのかな。ちょっと自分を落ち着かせるぐらいの方が、結果的にはエエ走りが出来るのでは?と、冷め冷めに冷めた今はそう思う。
 
 ここから一人旅になる覚悟を決めた。
 
 
 つづく。

オキナワレポート『9日レース編その1』

 気を取り直してレースレポート。イヤ、先に言うときますが大した成績ではないので肩肘張らずに読んで下さい。

 

 とにかく今年のオキナワは雨・雨・雨。最近イノウエさんと同行するイベントは全て雨・・・・。スタートを待ってる間さぶいさぶい。スタート地点までの約25kmを自走したもんだからすでにみんな濡れネズミ状態。雨と風を凌げる場所を探してうろうろ。

 

 とにかく予定より30分ほど遅れてスタート!前から100人目ぐらいの位置。N原くんとパチョくんが近くにいたが、2人は落車の危険を避けるためかどんどん先頭に近付いていく。隙間を縫ってスイスイと前に行く2人を追いかけようとしたがなかなか追い付かない。それでもなんとか頑張って2人が視界から消えないところでがんばる。

 

 スタートしてすぐのところに工事現場があり、片側の車線が通行止めになってて車線がいきなり狭くなるので落車があるならここだろうなと思っていたが、そこは何事もなかった。ほっとした。ほっとしたのも束の間トンネルの入り口で・・・・。

 

 この大落車についてはいろんなアニキが書いてくれると思うけど、間近で見てた人が言うには今までに見たことがないぐらいのものだったらしい。なんせ5~60台ぐらいの自転車が次々と倒れて滑っていく有様はまさに地獄絵図・阿鼻叫喚。私は幸いにも前の方にいたので巻き込まれることはなかったが、それでもトンネル内に反響する悲鳴と怒号と金属音が、後ろから大口を開けて魔物が襲ってくるような恐怖!!「ガシャーン!」とか「うわ~!」とかちゃうよ。

 

 「ドゴーーーン!!!」

 「ガキャーーーン!!!」

 「ギャアァァァーーーー!!!」

 「オルアァァーーーー!!!」

 「バキイィィィーーーーー!!!」

 

 いやいや、私の文章力ぐらいではあの状況を文字で表現することは不可能である。 

 

 

 つづく。

3

オキナワレポート『7日金曜日~8日土曜日』

 やはり前日からのことを書かないと。今回のゴタゴタは今から思えば確実にこの日から始まってる。

 

 いつも大きなレース前にはチョモ練のゴール地点にあるお寺へみんなの安全祈願に行くのだが、今回は研修やら子供の怪我やらいろんなことが重なって結局行けなかった。「まあ1回ぐらい大丈夫やろ」と思って、とりあえずチョモ寺方向を向いて祈願しておいたがどうやら全く効果が無かったようだ。

 

 トラブルの記念すべき(?)一つ目。N原君が伊丹空港の手荷物検査場でワケのワカラン中国人に絡まれた。どうやらN原君を泥棒だと間違えたようだが当然濡れ衣。

 

 トラブル二つ目。ワタクシ参加証を見事に忘れました~。飛行機の中で気が付いて、記憶の中から荷物を探ったけど無い。まあ500円で再発行してもらったので大したトラブルでもないが、受験の日に受験票を忘れるバカ学生のようでこっ恥ずかしいぜ。

 

 そして今回の最大にして最悪のトラブル。あらかじめホテルに送ったカワマタさんの自転車の箱の中に入れておいた、着替えやヘルメットやシューズ・ペダル、その他部品や工具等がなくなってる!!自転車しか入ってない!!箱のふたは一度誰かが開けた形跡があり、梱包の際には使わない赤い紙のガムテープでお粗末に張ってある。泥棒?事故?ミス?

 

 可能性を考え出したらキリがない。ホテルの人や宅配業者に電話してなくなった荷物の在り処を突き止めようとするが、結局最終日まで見つからず。せっかくこのレースを目指して1年間本当に真剣に練習に励んできたところを身近に見てるだけに、カワマタさんの悔しさがひしひしと伝わってくるが、やはり本人が直に感じてる悔しさは、他人の私などが感じ取れるようなレベルではないだろう。オチャラけた練習しかしてこなかった私の荷物がなくなればよかったのに。

 

 メンバーの中に、一人でもこういう大きなトラブルに巻き込まれた人がいるとどうしても心の底から楽しめなくなってしまう。やはり気を遣ってしまうからだ。カワマタさんはきっと、自分がトラブルに巻き込まれたせいでみんなが楽しめなくなってしまった責任みたいなのを感じてると思う。もちろんカワマタさんの責任ではないのだけど。せっかくの、何度も言うけど本当にせっかくの“オキナワ”なのに、楽しさが半減(あるいはそれ以上)してしまったことへの腹立たしさはどこへ向けていいのかわからないけど、やはりこんなトラブルなんかも全て含めて楽しめるような、(変な言い方かもしれないけど)心の広さみたいなのも持たないといけないのかなあとも感じたし。

 

 そんなことをいろいろ考えてアタフタしてる私をヨソに、名護に自転車屋さんを探し当て、とっとと必要なものを買い揃えてきた行動力、そして、フラットペダルと運動靴で私よりも遥か前でゴールしたカワマタさんを尊敬します。今回はこんな結果だったけど、きっと来年はいいことあるよ!オレ、来年も行けるようになったから、絶対来年も一緒に走ろな。

 家に帰り着いたら何事もなかったように机の上にあった参加証。

4

清滝登りすぎ

 先日23日に、沖縄へ向けての総仕上げである清滝アタックに行ってきた。前の日記にも書いたが、このタイム如何で今年ジブンが沖縄のためにやってきたことがわかる一種の体力測定。せめて10分台は記録して沖縄へ挑みたい。
 
 その日は研修の為に遅出。いつも通りに起床しても清滝往復ぐらいはラクショーである。そそくさと準備してスタート。
 
 しかし清滝峠に近付くにつれてだんだんヤル気がなくなってくる。もうわかる。こんな気分のときはダメダメタイムに決まってる。計るたびにタイム更新してた若かりし頃は清滝が近付くにつれてワクワクした。スタート地点に立った瞬間にヤル気がみなぎってきて、タイム計測開始と同時にペースのことなんか考えずに、ただただおもくそペダルを踏みまくった。通行人の白い眼なんて気にせず、大きな声でハアハア言いながら漕ぎまくった。
 
 とりあえず時計をスタートさせて登り始めたが、案の定ぜんぜんダメ。ていうか楽しくない。「この中間タイムやったらイケるでっ!」とか「もうちょっとペースアップせなアカン!」とかそういう気持ちが全く湧いてこない。ペダルも重いし息もあがる。向かい風も強くなるし、斜度まできつくなった。クルマの騒音がうるさいし、道幅が狭くなったし、いつもより砂利がたくさん落ちてるし、バス停の人がこっちを見てる。
 
 
 
 清滝が速かったらなんやねん、沖縄で速かったらええのちゃうんか、沖縄で優勝したいんか、それは無理やろ、じゃあなんで練習するねん、速なりたいからや、速なってへんやん、なんで速なりたいねん、モテたいからや、モテるかアホ、コルナゴ乗りたい、そんな金ない、ローン組め、それもいや、宝くじ当たったら、夢みたいなこと言うな、ケルビムで十分、それはわかる、でも乗りたいやんけ、乗ったら昔の楽しさ思い出すかも、じゃあそうヨメに説明せえや、そんな説明通じるかい、じゃあどうすんねん、どうもできへん、・・・・・とりあえず停まろ。
 
 
 
 ホテル前で足ついた。時計も止めた。サイテー。
 
 ここで引き返そうと思ったけど、とりあえずへろへろと頂上まで行って、清滝の神様にご挨拶。去年の沖縄前に来てお供えした5円が今でも残ってる。そやんな。神様にお金なんて必要ないもんな。5円ぐらいでどうこうしようと思ってた自分が情けない。コケだらけになってたコップをジャバジャバと洗って、きれいな水を入れといた。沖縄安全祈願。
 
 夜にケルビム号をピカピカにした。で、すぐに木馬で梱包した。
 
 今年の沖縄、どうなるでしょう。どんな気持ちでやんばるを走ってるのでしょう。楽しい気分で走りたい。