本日はド平日の早朝にもかかわらず、たくさんの方々にお集まり頂きました。見学に来てくださったシマウ魔さん、はっせ、きうちん。通信兵業務を見事まっとうしたペケドン。前回の乱に引き続き撮影班をしてくださいましたuenoさん。アシスト業務に精を出したまっさん、カワマタさん、mijiさん。そしてなにより今回の乱の主役manさんとタラコちゃん。本当にお疲れ様でした。
早速ですがレポート・・・・。
まずは前日からのことを書かずにはいられない。
ネットであおりすぎたワタクシのせいなのかもしれないが、緊張してるのか浮き足立ってるのか、参加者(特にアシスト組)からバンバン電話やメールがやってくる。
「タラコのハンデは大きすぎではないのか・・・・」
「○○さんが早く帰らないといけないから・・・・」
「スタート方式は・・・・」
等々、「そんなん現場で決めたらエエやん」的内容のものばかりである(笑)。とはいえ私自身も緊張していた。前夜に山岳賞コスチュームを用意し、早過ぎと思える4時半に目覚ましアラームをセットし、なんと今朝はそのアラームが鳴る5秒前に目が覚めたという落ち着きの無さっぷり。言うても自分のアタックではないのだからそんなに気合を入れなくてもと思うのだが、初の報酬付きアシスト業務ということもあり、いつも以上に緊張していた。
清滝スタート地点には5時45分ごろ到着。すでにほとんどのメンバーが揃っている。みなさんこの乱にただならぬ妄想を抱いておられるようである。
6時20分ごろ、女子部の主役であるタラコがmijiアシストを引き連れてスタート。アタックとは思えないのんびりペースで登っていくので「手抜き疑惑」が後ほど浮上することになるが、とにかくタラコ組が電通前を通過するまで我々しばらく待機。
6分ほど経過してようやくペケドン通信兵からスタートの合図。いよいよ記念すべき初アシスト業務の始まりである!
スタートしてすぐにmanさんがドエライスピードで飛び出した!これを見た我々アシストは思った。
「やりよった・・・・」
清滝の乱だけではないが、ヒルクライムはいきなりスッ飛ばすと絶対に後が続かない。特に今回のように自己ベストを更新したいとか、誰かと競い合いとかになるとそんな初歩的なことを忘れがちである。先に言っとけばよかった。
老人ホーム前でペースが落ち着いてきて、ようやくmanさんと我々アシストがダンゴになる。この時点ではベストが悠々更新できるぐらいの良好なペースであったが、しかしやはり序盤のダッシュが後になって響いてきたのかホテル前でタレる・・・・。まっさんが大声で励ますが、激励されて脚が回復するのはマンガだけである。とにかくペースがガタ落ちしないようにmanさんの息遣いと速度計を交互に見て限界ギリギリのところで前を牽く。
つづら折れに入ってからもペースはそんなに上がらない。これは私がアタックするときによくやる典型的な失敗例である。斜度が緩くなるこのつづら折れでギヤを1個か2個重くしてラストスパート!とイキたいところなのだが、なんせカラダが言うことをきかない。速い人はここから2段階加速できるのだが、ここでペースが上がらないともう後は苦しいだけである。
前を行くタラコ組はいつまでたっても見えない。カーブをいくつ曲がったのかもわからない。気が付いたら民家が見えて「ああもう終わりか・・・・」となるのである。
ゴール地点にはすでにタラコがヘタっていた。その姿はおよそ勝負に勝ったとは思えない姿。
そのあとにゴールしたmanさんは自己ベストタイムを数十秒も更新していた。
私は今回manさんの自己ベスト記録更新のお手伝いとしてアシストをさせて頂いたので、結果的には私のアシスト業務は成功だったわけである。
しかし勝負には負けた。
「なんか悔しいのお~~!」とのたまわるmanさんの気持ちが痛いほどわかる。
自己記録というのはその時の気温や風や体調等によって変わってくる。しかし“競争”となるとそれは両者とも条件は同じである。日本記録は更新したがメダルには全然届かなかった世界陸上男子100X4リレーを見てた織田裕二な気持ちと言えば理解できるだろうか。ライバルと同じ条件の中で勝ち負けを決めるとき、アシストとしての仕事というものはどういうものなのか良くわかっていなかった。私はまだまだヒヨっ子である。
自己ベストを更新したということで、manさんには成功報酬としてコーヒーをご馳走になった。
しかしそのコーヒーの味は、ちょっとしょっぱかった・・・・。