クールダウンアタック

 1週間も前からカーボローディング、3日も前から禁酒して挑んだ鈴鹿。鼻毛も全部切って自転車も磨いてタイヤも新品。
 
 で、走ったの10分足らず・・・(苦笑)。
 
 
 土曜日は鈴鹿から帰って来て祝勝会、日曜日は二日酔い確実だと“妄想”していたので予備で休みを取っていた。ところがこの結果。何もヤル気が起きず朝からゴロゴロ。
 
 しかし筋肉に貯まりに貯まったグリコーゲンがウズウズしてきて昼寝もできない。これは何かで使い切らないと筋肉の中で腐ってしまうと判断し、15時過ぎに家出。DHバーも外して普通のロードバイクに戻ったコルナゴC59で清滝へ向けて走りだす。
 
 今日メチャメチャ調子良かったらネタやな~、清滝自己ベスト出たらどないしよ~とか思って走りだすが、やっぱり“自転車が軽い!”と感じることはなかった。いつもどおりの感覚でいつもどおりのペースで清滝を登る。
 
 なんか肩の荷が降りたようだ。頂上に着いてもすぐに下る気にはなれず、ちょっと下って登り返したりしてブラブラした。
 
 こうやって何にも束縛されずに、何にも追いかけられずにゆっくりと自転車を転がすのは楽しい。こういう自転車の楽しみ方もあるんやなと再確認する。だけどコレばっかりでもツマランやろな。レースに向けてカリカリする時期があるからこそ、今この時間が楽しいんやろし、こういう時間があるからこそ、またレースに向けてがんばろうという気にもなるんやろし。
 
 いろいろと折り合いつけて、これからも頑張りたい。

仕上げ段階

 TTT練も大詰め。明日の火曜日に最後の調整をして合同練習は終了予定。あとは個人の管理に委ねる。梅雨に入る前から練習を続けたチームなんてないんじゃないかと自負している。どこまで行けるかわからんが、やるだけのことはやった自信がある。これであかんかってもええよという感じ。球児を出して打たれたらもうしゃーないみたいな。
 
 しかしまあ40も近いオトナ4人が早朝から集まってこんだけ練習することなんて他にあるだろうか。アベ40でヒーヒーだったのに少しづつレベルアップして、アベ44でも落ち着いて合図ナシで先頭交代できるようになった。この進歩は今年で終わりではないだろう。来年ももし同じメンバーでヤルならば、これは他の新規チームよりもかなりのアドバンテージなのではないかと思う。
 
 同時に今回のチームTTのために使ったお金がハンパではない(笑)。ざっと思いつく分だけでも10万近くは使ったのではないだろうか。もっと使ったメンバーもいる(笑)。ともあれ初期投資みたいなもんなので来年はもうちょっと節約できるだろう。TTバイクを逝かなければのハナシではあるが…。
 
 やっぱり今年の夏も熱くなった。8月27日がピークであろう。改めてここまで熱くなれたことに感謝である。
 
 仲間・家族・健康、いつまでも私の手から離れないで。

カラダと対話する

 最近ちょっと調子を落としてて、TTT練でも最後尾に付けることが多かったのだけど、ここ2回ぐらいは調子が上がってきて先頭を維持する時間も増えてきた。列車のペースを大きく落とすこともなく、走ってても「チームに貢献してるな」という実感がある。
 
 先の日記にも書いたけど、練習前夜の酒量を減らしたらあっという間に調子が上がった。なんかいかにもシロートっぽいアホな調子の上げ方やけどw、やっぱりカラダって正直やなあと思う。寝不足・呑み過ぎ・ストレス・リズム・・・etc. 歳をとるにつれて、カラダの調子を上のほうで維持させようと思ったら、いろんなモノのバランスをうまく保っていないとダメだ。
 
 「練習やねんから少々調子悪くても…」と思っていた。練習のときに苦しい思いをしておけば、本番で調子を整えて行ったらイケるやろとか思っていた。だけどそれではアカンことに気が付いた。 
 
 やはり練習で最高のパフォーマンスが出せるようにしとかないと本番で出せるわけがないのだ。練習で出来ないことが本番で出来るかいな。練習で苦しい思いをすれば、次回の練習に行きたくなくなる。今日は調子良かったー!で終わったら、次もこの調子でイクかー!と思う。
 
 あともう1本、この缶ビールを呑んだら、翌朝の目覚めはどうなるか・・・。
 寝る前に腹一杯食べたら、寝てる間に内臓はどれだけ大仕事しているか・・・。
 枕元に水のペットボトルを置き忘れたら、カラダの水分量はどれだけ減るか・・・。
 
 ちょっとだけ、ちょっとだけカラダの中身のことを気にかけてあげるだけで、調子が大きく変わるシロートは楽でええわ(笑)。

2

やっぱタイヤ

 昨日は早朝TTT練。今季最低のヘタレっぷりで千切れそうになること数回。クリートがハマらんフリして休憩すること数回。「もうちょっとペース落として!の」と言おうとしたのをこらえるの数回。とにかくキツかった。今のところ原因は不明だが、これはおそらく酒のせいやと決め付ける。
 
 寝る前まで呑む→寝てる間にアルコールを分解するために肝臓をはじめ内蔵がガンガン仕事する→そのため水分が必要になるが深い眠りに落ちてるので水分不足になる→血液がドロドロになる→血流が悪くなり酸素不足で筋肉の疲労回復にも悪影響→早起きして運動する→当然の結果
 
 そりゃそうだ。呑むなとは言わん。寝る直前まで呑むな。わかったか俺!
 
 
 朝練が終わりヘロヘロのまま会社へ。ヘロヘロのまま仕事を始め、昼過ぎぐらいに調子が良くなってくる。よっしゃ朝の汚名挽回やと帰りは意気込んで乗る。そしたらパンク…。蚊に血ィ吸われながらタイヤ交換。
 
 BOMAが2軍落ちしてから、安モンチューブラーが付いたままのコリマが1軍入りしたわけだが、そのタイヤがパンクしたために、サドルの後ろに巻いてたタイヤを取り付けた。そのタイヤは元々1軍でバリバリやってた高価なエボコルサ。やっぱり転がりがええわ。ええホイールだろうがええフレームだろうが、最終的には地面に接してるタイヤやなと痛感した。
 
 クルマでもローダウンしてマフラー替えてホイール替えてエアロ付けてとカスタムしてるけど、タイヤを見たら安い安いコリアンタイヤだったりするやつがある。我々からすれば、「おいおいソコが一番だいじやろ~」と思うのだが、扁平タイヤはアホみたいに高いからね~。しゃーないと言えばしゃーない。
 
 ま、そんなこんなで思った以上に調子よくハイペースで帰ってきた。この調子で今朝も走るぞーと思ったが、痛恨のエアポンプ故障によりクルマ通勤。なかなか歯車が噛み合わん。

3

夏バテか

 最近ちょっとモチベーション下がり気味。機材の整備すらヤル気が出ない。
 
 今週末はシマノバイカーズに出る。出ると言っても私ではなく息子の宗一郎。初のレースである。ヨメとさくらは留守番なので、宗一郎とこころを連れて行く。子供の自転車2台と荷物やら道具やら考えてるとちょっと憂鬱になる。自分のレースやったらウキウキするくせに、息子とは言え自分が走らないとなったらこれである。ええ加減なオトンでごめん。
 
 まあそんなこんなでちょっとアタマん中が小パニック状態。申し訳ないけど今日の朝練はDNSとさせてもらった。週明けからガンバロー。

夏きてた

 ブログ更新サボってる間に梅雨が明けて夏が来てた。TTT練も順調に回を重ねて巡航速度もジワジワ上がってきてしんどい今日この頃です。
 
 7月は追い込み月間として週に2日ペースでTT練やってるけど、やはり4時に起きて高強度の練習して、そのまま会社行って仕事するというのはちょっとツライ。これが日常になっていけばいいけど、今までの日常でイッパイイッパイやのにこれ以上詰め込むのは不可能と実感。疲れが蓄積してきたのか、TT練でも最近足引っ張ってるなーと思うことがままある。まあそれが追い込みということやからええけど。変に焦って休養とかしたら意味なくなるし。
 
 鶴見辰吾氏率いるLEGONチームが今年も鈴鹿TTTに出場する。メンバー全員もそうだが、特ににしやんの鶴見氏に対するライバル心がハンパなく、氏がテレビに出ていることをわざわざメンバーに連絡してきて、「今テレビに出ておる。関係ないのにこれ見よがしにLEGONジャージ来てるローディーが画面にチラチラと映る。ハラタツ!みんなモチベーション上げろ!」と指示をしてくるのだ。レース中に鶴見辰吾を見つけたらローテーションを忘れてぶっ飛んで行くのではないかと危惧している。
 
 SHIMANOフライトデッキの調子が悪く速度と心拍を表示しなくなったので送り返して新品に交換してもらった。BOMAホイールも相変わらずだ。機材が完調しないと漕ぐ脚にも力が入らない。きっちりメンテナンスしてココロもカラダも、そしてバイクも完全な状態で挑みたい。
 
 鈴鹿本番まではまだしばらく時間がある。今週末はシマノバイカーズ、8月6日は浴衣の乱、盆休みは龍神村。そして8月末は鈴鹿。今年の夏もいろいろと予定がたくさんあって楽しみだ。

即席バイク


 
 画像では見にくいけど、DHバーにヒルクライム用サテライトスイッチを取り付けた。元々はヒルクライム時に上ハンを握ったまま変速できるように開発されたものなのでTT用に使うのはシマノさんの意に反していてアレなんだが、それでもまあDHバーから手を離さずに変速できるのはありがたい。
 
 ここまでするんやったらいっそのことエアロバーにして変速スイッチ8個付けたらええのにとも思ったが、そこまで行くと戻って来れない気がして踏み出せない。ロードバイクにDHバーを取り付けることは、個人的にはあんまり好きではない。ロードバイクの美しさがスポイルされるからだ。ロードバイクのミニマムなシンプルさが私は好きである。
 
 チームTTのメンバー全員、今年の鈴鹿に向けて気運が高まっている。機材への資本投入だけ見ても近年稀に見る散財っぷりである。しかし水を差すようで悪いが、ロードバイクにどんだけ金をかけても、その為だけに生まれてきたTTバイクには勝てないだろう。MTBに細いタイヤを履かせてどれだけ軽量化してもロードバイクには勝てないのと同じだ。
 
 去年鈴鹿チームTT第3位に入った鶴見辰吾率いるチームを打倒するのが我々の目標であるが、彼の駆るバイクはトレック最高のTTバイクである。現物を見てみても、こんなもんにどうやって勝つんやというぐらい速そうなバイクだ。きっと乗ってみたら空を飛んでいくぐらいに速いだろう。具体的には我々が40km/h巡航するぐらいの力で、おそらく45km/h以上は出るだろう。タイムトライアルでは普通のロードレース以上に機材の差が大きい。即席TTバイクでは先が見えている。
 
 とはいえ、このチームTTの楽しさは上位に食い込むことではなく(もちろんそれもあるが)、「4人でなんかする」ということにある。4人で協力してゴールを目指すことに意義がある。こんなこと社会人になってからはあんまりできることではない。高校の体育祭なんかで経験したあの青春が、30オーバーのおっさんでも再現できるのだ。そこに「大人買い」の要素が加わって、我がチームはエライことになりかけている(笑)。
 
 まあ楽しかったらええけど。

2

豊かな時間


 
 大阪マラソンに運良く当選したし、奈良マラソンにも出ることになったし、去年に引き続き鈴鹿チームTTに入れてもらえることにもなった。文句言いながら練習し、時にはバイオリズムの関係でナイーブになったりするくせに、なんやかんや言うてオレも好っきゃなあと思う。
 
 まあやるからには他人の脚を引っ張るわけにもいかんので、昨日の水曜日は走ろうと決めていた。前日の火曜日にちょっとした用事で木馬に出向くと、いろいろとおいしいお酒を頂き、帰宅したら1時頃だった。当然水曜日は起きれず。二日酔いのまま一日がだらだらと過ぎようとしていた。
 
 なんで深酒したんやろ。なんでガマンできへんねんやろ。
 
 こうやってウダウダしているうちにみんな練習して強くなっていくのだ。意地でも乗らなければ!とローラー台にまたがるが、15分ほどでヤンピ。景色の変わらんローラー台は15分でも2時間ぐらいやったような気になる。ローラー練習は性に合う合わんがあると思う。2時間3時間出来る人は尊敬を通り越す。
 
 一息ついてたら昼ごろだったので、ローラーから下ろしたそのままのC59で金麦やに向かう。久しぶりに食べたモダン焼きはうまかった。生中もイッたろかと思ったが、鉄の意志でやめておいた。
 
 すぐに帰宅してもやることもないので、ブラブラと淀川まで走り、河川敷を10km/hぐらいで流す。平日にも関わらずたくさんのローディーがいてたが、ノーヘル運動靴でコルナゴを転がす私を見てみんな不思議そうであった。もしかしたら自転車泥棒と間違われたかもしれない。
 
 暇なおっさんたちが釣り糸をたらしておる。暇なのは私も負けていないが、ここに来るおっさんの暇さ加減は社会人のレベルを遥かに超えている。朝も暗いうちから場所を陣取り、夕方暗くなるまでそこを動かない。ハラが減ったら持参の弁当を食べ、時折釣れるブルーギルをアオサギにくれてやる。
 
 おそらくここにいるおっさんのほとんどはお金がない貧乏人であろう。自分がそうであることを棚に上げて言うが、私が一番嫌いな貧乏人である。しかしなんだこのおっさん達の充実した時間は。「豊かな生活」とは、ある程度お金が余っている状態のことを言うのかと思ったがそうではないらしい。
 
 なんだかセレブになった気持ちになって、木陰で昼寝をする。10分ほどだったがスッキリした。私も少しは充実した時間を過ごせたかなと思う。
 
 しかし反省点もある。こういうブラブラした時間を、いちいち「河川敷なう」とか「昼寝なう」とかツイッターでつぶやいていたことである。充実した時間の過ごし方をしていることを不特定多数に自ら公開することで優越感を得ようとしている自分の浅ましさに嫌気が差した。少なくともこういう過ごし方をしている間の時間は自分だけのものである。他人と共有できるわけがないのだ。
 
 釣り人に学ぶことは多い。

2

コルナゴの乱 最終案内

 いよいよ5月4日コルナゴの乱が近付いてきました。参加表明頂いている皆様ありがとうございます。いつものことながら最終的な人数は把握しておりません。途中合流途中離脱で結構です。基本的に下の記事にアップしているルートを通りますのでお暇なら顔を出してくださいね。
 
 太子橋今市マクドナルドを7時出発西田橋には朝8時ぐらいに到着。勝尾寺に8時30分高山公民館に9時ごろの予定です。
 
 今のところ天気は大丈夫そうですね。ちょっと不安定な感じの予報ですが、不安定ぐらいならやります。朝6時の時点で土砂降りまたは午後から降水確率100%とかなら中止しますが。ご自身の判断で出発してください。ちなみに私は槍が降っても行きます。
 
 
 
 ところで今朝は、コルナゴの乱DNSのにしやんが、通勤アタックのアシストに来てくれた。
 
 それじゃあせっかくなので、彼にだけ特別に『プチコルナゴの乱』をしてあげようと思い清滝を登り始めた。中盤までは自分比ソコソコなペースで登り始めた。私が前でにしやんが後ろ。ホテル前あたりでそろそろええかなと思って、コルナゴのオーラをぷんぷんに醸し出してあげた。どや、にしやん。コレがコルナゴだよ。
 
 ところがにしやんはそれに気付かず、「ちょっとペース遅いですよ」的な背中ですい~っとコルナゴを抜かして行った。KYなやつである。すぐさまアウターに入れ抜き返そうと思ったが、原因不明の頭痛と吐き気がしたのでやめた。本番のコルナゴの乱もこんな感じになりそうである。

感謝

 先日仕事中に回転木馬からメールがあった。今組み立ててるコルナゴの納車が少し遅れそうだとのこと。私がここで、「今週中には乗れるかも・・・」なんて書いたもんだから、店長が気を遣ってわざわざメールしてれたのだ。別に店長の作業ミス等で遅れるわけではない(新規工具の取り寄せのため)のだから別にいいのに、こうやって一人ひとりのお客さんに対しての心遣いを忘れないところがステキやん?
 
 私は基本的なメンテナンス以外は自分で自転車をイジろうとは思わない。やろうと思えばできるとは思うけど、ネットやマニュアルには載っていない、専門的な技術や経験を必要とする部分が必ずあるからだ。特に自転車に関してはそれが多いと思う。
 
 クルマ好きなお客さんの愛車を見ていると、頑張って自分でパーツを取り付けたはいいが、全く機能していない取り付け方をして満足している人がたくさんいる。エンジンルームのアーシングなどは良い例である。あれは比較的簡単なのでご自身で取り付けされることが多いのだけど、それを見たら笑ってしまうことがある。ゴム部品にネジ止めしても電気流れへんやん。アースの意味ないやん。
 
 自転車にもそういう例がきっとある。シロートの我々には気付かない不細工な作業がきっとある。レース等でギリギリの線で必死になってる時や咄嗟の危険回避の時に、シロートの組み立てとプロの組み立てとに、絶対差が出る。だから私はプロに任せる。
 
 そのプロが、「ごめんやけど遅れます」って言うてくれてるのである。全然OKですよ。逆に感謝ですよ。