画像では見にくいけど、DHバーにヒルクライム用サテライトスイッチを取り付けた。元々はヒルクライム時に上ハンを握ったまま変速できるように開発されたものなのでTT用に使うのはシマノさんの意に反していてアレなんだが、それでもまあDHバーから手を離さずに変速できるのはありがたい。
ここまでするんやったらいっそのことエアロバーにして変速スイッチ8個付けたらええのにとも思ったが、そこまで行くと戻って来れない気がして踏み出せない。ロードバイクにDHバーを取り付けることは、個人的にはあんまり好きではない。ロードバイクの美しさがスポイルされるからだ。ロードバイクのミニマムなシンプルさが私は好きである。
チームTTのメンバー全員、今年の鈴鹿に向けて気運が高まっている。機材への資本投入だけ見ても近年稀に見る散財っぷりである。しかし水を差すようで悪いが、ロードバイクにどんだけ金をかけても、その為だけに生まれてきたTTバイクには勝てないだろう。MTBに細いタイヤを履かせてどれだけ軽量化してもロードバイクには勝てないのと同じだ。
去年鈴鹿チームTT第3位に入った鶴見辰吾率いるチームを打倒するのが我々の目標であるが、彼の駆るバイクはトレック最高のTTバイクである。現物を見てみても、こんなもんにどうやって勝つんやというぐらい速そうなバイクだ。きっと乗ってみたら空を飛んでいくぐらいに速いだろう。具体的には我々が40km/h巡航するぐらいの力で、おそらく45km/h以上は出るだろう。タイムトライアルでは普通のロードレース以上に機材の差が大きい。即席TTバイクでは先が見えている。
とはいえ、このチームTTの楽しさは上位に食い込むことではなく(もちろんそれもあるが)、「4人でなんかする」ということにある。4人で協力してゴールを目指すことに意義がある。こんなこと社会人になってからはあんまりできることではない。高校の体育祭なんかで経験したあの青春が、30オーバーのおっさんでも再現できるのだ。そこに「大人買い」の要素が加わって、我がチームはエライことになりかけている(笑)。
まあ楽しかったらええけど。