感謝

 先日仕事中に回転木馬からメールがあった。今組み立ててるコルナゴの納車が少し遅れそうだとのこと。私がここで、「今週中には乗れるかも・・・」なんて書いたもんだから、店長が気を遣ってわざわざメールしてれたのだ。別に店長の作業ミス等で遅れるわけではない(新規工具の取り寄せのため)のだから別にいいのに、こうやって一人ひとりのお客さんに対しての心遣いを忘れないところがステキやん?
 
 私は基本的なメンテナンス以外は自分で自転車をイジろうとは思わない。やろうと思えばできるとは思うけど、ネットやマニュアルには載っていない、専門的な技術や経験を必要とする部分が必ずあるからだ。特に自転車に関してはそれが多いと思う。
 
 クルマ好きなお客さんの愛車を見ていると、頑張って自分でパーツを取り付けたはいいが、全く機能していない取り付け方をして満足している人がたくさんいる。エンジンルームのアーシングなどは良い例である。あれは比較的簡単なのでご自身で取り付けされることが多いのだけど、それを見たら笑ってしまうことがある。ゴム部品にネジ止めしても電気流れへんやん。アースの意味ないやん。
 
 自転車にもそういう例がきっとある。シロートの我々には気付かない不細工な作業がきっとある。レース等でギリギリの線で必死になってる時や咄嗟の危険回避の時に、シロートの組み立てとプロの組み立てとに、絶対差が出る。だから私はプロに任せる。
 
 そのプロが、「ごめんやけど遅れます」って言うてくれてるのである。全然OKですよ。逆に感謝ですよ。