先日、久しぶりに清滝を真剣にアタックした時に思った。私には精神力が足りない。
もちろん、心肺能力や筋力も足らないんだろうけど、それら心肺や筋肉がギリギリまで追い込まれた時の、つまり「もうアカン」と思った時に出る、あとちょっとの「クソヂカラ」的根性が足りない。
私は高校の頃、バレーボール部に所属していたが、その時のキャプテンがどこでそんな情報を仕入れてきたのか、「息を止め続ける練習は精神力を鍛える」とか言い出して、部員みんなで輪になって息を止めるというなんとも地味な練習をしたことがある。
まあ確かに、「苦しい!」と思った所からさらにガマンし続けられるというのは、精神力や根性のタマモノだとは思うが、あまりの地味さ加減とバカバカしさ加減に私は真面目にやらなかった。
あの頃、ただ単純に「バレーボールがうまくなりたい」とだけ思っていた。「バレーがうまくなりたかったら、ひたすらバレーをやる」というのが私のトレーニング理念だったので、それ以外のこと(筋トレとかランニングとか)がメチャクチャ嫌いだった。
その1円にもならない理念を今現在も大切に持っているが為に、
「自転車が速くなりたいんだったら、ひたすら自転車に乗ればいい」
「清滝峠を速く上りたいなら、ひたすら上ればいい」
というようなトレーニング方法になってしまっているのだろう。
多分それは、間違ってはいないと思う。ある程度のレベルまではそれで良いと思う。しかし、「レースに勝つ」とか「清滝最速になる」とかのレベルまでになろうとすれば、やはり基本的な実力のもう1つ上を行く、精神力や根性が必要になってくる。
あとちょっと、あともう少し、最後の一踏ん張り・・・。
最後一発の根性を出すのは容易なことではない。だけどそれが出るか出ないかが、「勝つ」か「負ける」かなんだろうな。
清滝でもう一人の自分に甘い言葉をささやかれる度に、高校の時の練習を真面目にやっとけば良かったと思うのである。