ひとりアタック

 清滝タイムアタックをした。

 昨日研修を終えてから、木馬ジャージに着替え、レーパンを履き、ボトルに薄めたポカリを入れ、軽量化の為に財布も持たず(そうは言いながらベストタイムが出た時の為にデジカメは待って行ったんだけど)、意気込んで家を出た。

 もちろん一人で出発した。しかし余計なヤツがついて来た。「もうひとりのオレ」である。

 ヤツは私が必死で上っているところへやって来て、いろんなことをささやく。

 「別に今日アタックせんでもよかったんちゃう?」

 「最速なんかにこだわらなくてもいいんじゃない?」

 「ホラホラ、向かい風が吹いてきたよ〜」

 「ストップウォッチちょっとの間だけ止めたら?」

 「いつもみたいにオモシロオカシク言い訳考えたら?」

 それらの甘い囁きをなんとか無視して必死にゴール!心臓は口から飛び出そうだし、自転車から降りるのに足が上がらないし、薄めたポカリは気管に入るし、フラッフラである。「フラフラ」ではない。「フラッフラ」である。

 12分ちょうどでした。現在の私が出せる最高の実力です。ギリギリまで追い込んでコレです。・・・ハイ。

 最速の称号?いやいや、まだいりません。でもきっといつか・・・!