包丁欲しい

 私は料理が出来ない。

 先日、会社の人が休日に川釣りに行き、イワナがたくさん釣れたということで4匹ほど頂いた。私は当然それをさばくことなど出来るワケがない。嫁なら出来るだろうと持って帰ったら、釣れたそのままの姿の魚のワタを抜いたりさばいたりなんて気持ち悪くて出来ないと言う。

 なんやそれ。料理好きなんちゃうんか!?と思ったが、確かに魚をさばくことなんてあまりない。そのままにしておいたら腐ってしまうということなので、仕方なしに私が台所に立ち、仕方なしに私がさばいた。

 料理の本を脇に置き、料理が得意な先輩に電話で聞き、グロテスクな内臓に吐き気をもよおしながら、なんとかワタを取り除き、頭を切り落とした。そんな初体験なことでも、4匹連続でやればやがてコツをつかみ、最後の方にはなかなか楽しくなってきてしまった。

 余裕が出てくると道具に文句を付けたくなってくるのは、料理だけに限らない通例である。

 なんとまあ切れ味の悪い包丁だろうか。魚のお腹なんて「すい〜」っと切れるものだと思っていたのに、なかなか刃先が刺さらない。ようやく刺さっても全然包丁が進まない。包丁だけではない。ツルツル滑るまな板、狭いキッチン、作業能率の上がらないレイアウト・・・。 こんなとこで料理してたんかと嫁の料理の腕を疑いたくなる。

 「出来るヤツほど良い道具を使う」というのも、料理だけに限らない通例である。

 ええ包丁をクリスマスプレゼントで買ってやるから、お金ちょーだい(なんか違う?)。

かわいそうな自転車

 ここ数日続いた寒波のせいで家の周りは雪国。その雪もまだまだ日陰の路肩にたくさん残っている。そんな状況の中、当然のことながら自転車などに乗る機会は全く無く、通勤もクルマ、移動もクルマ、ブログの話題も仕事のことやひとりごとばかり。デジタル体重計も電池が切れたことを言い訳にしばらく乗っていない。

 こんなことでは、去年の悪夢(清滝14分台、体重70キロ、「遅い」という不名誉なレッテルを貼られたあの悪夢)が蘇ってくる。しかし、ハッキリ言って「かなり寒い」。そりゃもちろん走り出して10分もすれば暖かくはなってくるが、その10分がツライのである。

 いつもより1時間も2時間も早起きして朝練、仕事帰りに遠回りして夜練、休みの日には100km超の走行・・・。

 そんなことをエラソーに言っていた時期もあったが、そんなモチベーションを保ち続けることなんて、「自分に甘く他人に厳しい」私に出来るワケがない(あっ、ひらきなおりよった)。

 せめてシクロクロスでもやろうかなと、嫁のクロスバイクを私専用に改造してみるも、根本的なフレームサイズの違いのせいでなかなかしっくりこない。もうすでに「シクロ熱」もこの寒波にさらわれてしまいそうな勢い。

 だいたいロードバイクは寒いんじゃ(あっ、逆ギレ?)。スピードが速いから風当たりが非常にキツイのだ。こうなったら実家に眠ったままのかわいそうなMTBを復活させようか。木馬店長お手製の「700C手編みホイール」があるから、それにいっそのことシクロタイヤを履かせて、淀川河川敷でもブラブラ走ろうか。

 そうや!そうしよう!シクロタイヤ注文しよう!店長、お願いします!(安いのでええから)

 私の行動や言動はほとんどその場の思い付きや勢いによるものだが、いまのところ大きな失敗はしていないから、まっいいか。

欲しいものリスト(女性編)

 ・松嶋奈々子(嫁に)
 ・伊東美咲(彼女に)
 ・山田優(浮気相手に)
 ・加藤あい(会社の後輩に)
 ・桃井かおり(話し相手に)
 ・細木数子(人生相談に)
 ・松浦亜弥(妹に)
 ・佐藤江梨子(入浴時に)
 ・黒木瞳(就寝時に)
 ・シャラポア(OOOOに)
 ・インリン(XXXXに)

あっちこっちでっち

 「こっちはそっちに負けへんぐらいに雪国やぞ」って、モスクワに転勤になったウメにメールしたら、「そしたらそっちもマイナス15度か〜。お互い大変やな〜」って返って来た。

 すまんウメ。そっちのことナメてたわ。

つらら

 つららなんか久しぶりに見た気がする。レストランのスパゲッティーのサンプルみたいだ。もしくは『スウィングガールズ』の上野樹里の鼻水みたい(わかる人にだけわかればいい)。

やっぱりここは雪国

 今朝も雪国だった。昨日よりすごい雪で、阪奈道路は全線通行止め、そこら中でサマータイヤのおバカさんたちが立ち往生し、道路は完全に麻痺状態だった。それでも遅刻寸前でなんとか会社に到着した(ていうかほとんどみんな遅刻)。

 今日の仕事はとても忙しかった。明日もさらに寒波が来るということで、今日サマータイヤで痛い目に遭ったドライバーさん達が、こぞってスタッドレスタイヤの入れ替えにやって来たのである。

 この季節はスタッドレスタイヤに入れ替えるという仕事が増えるのだが、今日のように固まって来店されたのは初めてで、タイヤ交換待ちのお客さんがズラ〜っと並ぶという事態になった。当店のような小型でお得意さんのみを相手にしているようなノンビリディーラーには有り得ないことだ。

 しかも一基しかないカーリフトはミッションオーバーホールのクルマが上がったままで使えないので、全部ジャッキで作業を行い、お客さんの対応や駐車場の整理であたふたし、もう何が何だかわからなくなってきて笑いが止まらなかった。もしかしたら今日私がやったタイヤ交換のクルマの中に、今頃タイヤが外れてしまっているのがあったりして(ないない)。

 連続タイヤ交換台数の記録を更新して喜んでいたのだが、近所のガソリンスタンドでは40台(!)ものタイヤ交換をしたそうである。さらに某カーショップでは70台以上連続(!!)で作業をしたそうだ。上には上がいるもんだ。私がやった台数と合わせたら、奈良中のクルマをスタッドレスタイヤにしたんではないだろうか(ないない)。

 でもこれで明日は安心ですね。今日の仕事はホントに楽しかった。

玄関を開けるとそこは雪国

 今朝、出勤しようと玄関のドアを開けたら、一面銀世界だった。昨日自転車で帰宅途中にパラパラと雪のようなみぞれのようなものが降って来たから、もしかするととは思っていたが、ここまでになるとは思っていなかった。

 スタッドレスに交換しておいてホントよかった。今日はおとなしくクルマ通勤である。

 しかしフロントガラスに張り付いた氷がなかなか解けず、湯を何度も台所に汲みに行き、ようやく発進する頃には遅刻寸前だった。慌ててクルマをスタートさせ、スタッドレスを信頼しきってカーブを曲がるとドリフトした。

 「藤原拓海並み」のステアリング操作と「セナ並み」のアクセル操作でなんとかクリアしたが、クリアした後の心拍数は「ノミ並み」。

人生やり直し機

 確かドラえもんの道具の中に、そんな名前の道具があったと思う。今の記憶や経験や能力はそのままに、カラダだけが幼少の頃に戻り、もう一度人生をやり直せるというものだった。私がのび太と同じくらいの歳の頃、その話を読んで「人生やり直し機」がとても欲しくなったことがある。

 現在は、良い仕事に就き、良い嫁をもらい、かわいい子供に恵まれ、いまのところは特に「人生やり直し機」の必要性は感じないが、それでも歳若くして活躍するアスリート達を見ていると、「真面目に練習しといたらよかったなあ。こんなとき人生やり直し機があったらなあ」と思うことがある。

 大人(それも30前後という「おっさん」に片足突っ込んでる年齢)になってから自転車にハマる人は多い。私もその例に当てはまる。なぜその年齢に多いかという考察はハナシが長くなりそうなので割愛するが、とにかく多い。木馬に集まる自転車好きも大体同じくらいの年代である(だからカラオケでは異様に盛り上がる)。

 そんなおっさん予備軍達はある程度の稼ぎがあるから、決して安価ではない自転車やパーツを購入することができる。そしてツーリングやレースなどに参加し、自転車の楽しみに目覚めたその瞬間、欲しくなるのである。「人生やり直し機」が。

 幼い頃から自転車が好きで、中学で自転車競技に目覚め、自転車部がある高校に進学し、大学ではオリンピック選手に選ばれ、卒業と同時にヨーロッパのチームからスカウトされ、ツールドフランスに出場し、マイヨジョーヌに3日間ほど袖を通す・・・。

 今の自転車に対する情熱が失われることなく、幼少に戻ることが可能ならば、きっとこんな夢物語も現実のものになるのではないだろうか。

 自分の子供に高価な自転車を与え、嫌がるその手を引いてレースに出場させ、成績が悪ければ周りなどお構いなしに罵声を浴びせる。きっとそんな親達は「人生やり直し機」が欲しくて欲しくてたまらないのだと思う。子供の人生を使って自分の人生をやり直している。同じく「人生やり直し機」に憧れる一人として、その気持ちの10分の1くらいはわからないでもない。

 しかし、人生は過去に遡るものではない。未来へ向かって切り開くものである。「人生やり直し機」を欲してしまうことのないように、「今を全力で」行こうよ。

 きっと藤子不二雄が言いたかったことはコレだと思う。

大きなオトコになりたい

 去年の今頃はそうでもなかったと記憶しているが、今年は車検だの点検だの修理だのと、忙しい日々が続いている。

 私は正直言って忙しいのは嫌いだ。こなせる仕事量の許容範囲など無視され、お構いなしに次から次へと仕事が入って来ると、ワガママな私でなくともイライラすることだと思う。

 ところが、イライラもある一定のレベルを越えると逆に笑ってしまう、というようなことがある。

 例えば、自転車で走っている時に雨が降って来たとする。

 降水確率は10%だったのに・・・。これから用事があるのに・・・。今から引き返す時間も無い・・・。服が濡れる、荷物が濡れる・・・。

 やがてイライラは絶頂に達する。しかしある一線を越えると、脳内に「ヘンな」物質が分泌され「ヘラヘラ」笑ってしまう瞬間が来る。

 高校時代の友人が言った。「こないだ風俗行ったらまたオバハンやったわ〜。こんだけ続いたら逆に笑ろてまうわ〜」と。彼はおそらく脳内に「ヘンな」物質が分泌されたのだと思う。

 私も今日、残業が終わった後、明日の予定表を見たら、午前中にやらないといけないことが大量にあった。午前中が15時までであっても追い付かない仕事の量である。

 思わず笑ってしまった。「もうどないにでもなれや」と思った。「なんぼでも来いや」「やったるわい」と。

 そういう「境界線」を越えると精神的にラクになる。イライラも不思議と静まる。きっとその「境界線」を自分でコントロール出来るようになったら、「常に心に余裕のある大きな男」になれるんではないかと思う。そんな男になれるように頑張ります。

 その前に、早く近所の若奥様との一線を越えたい。

1歳4ヶ月の武勇伝

 嫁がベランダに出て洗濯物を干してる間に、子供にサッシのカギをかけられてベランダに閉じ込められたそうです。

 すぐに開けてくれたから笑い話で済むものの、良く考えたら結構危ないです。皆さんも気を付けてくださいね〜。