モテ期練

 昨晩自転車で自宅に帰り着いたらモンキーズ隊長イノウエさんから電話が入った。

 「モテ期を継続する為に夜練をやる」とのこと。

 子供を寝かし付けてから21時30分自宅出発。21時40分ぐらいにイノウエさんとまっさんと合流して鶴見緑地外周道路を5周(約25km)。終わって木馬に寄ってビールをもらった。帰宅したら23時30分。風呂に入って味噌汁とビールを飲んで就寝。24時30分。そんで今朝6時起床。晴れてるので自転車通勤。

 ・・・・・モテ期はツライ是!!

モテ期とは

 最近、美人を良く見かける。私の周りに美人が寄って来ているのだ。

 このことは、私がモテ期であることを証明していることに他ならない。どこでどう聞きつけたのか、私が300kmオーバーの快挙を成し遂げた翌日から、通勤途中でも、仕事中でも、子供を連れて酒屋へビールを買いに行っている時でも、ふと見かけた女性は必ずと言っていいほど美人である。昨日なんか加藤あいのそっくりさんを見た。

 まあモテ期だからと言っても良識のあるオトナなので、声をかけたり写真を撮ったりすることはもちろん無いのだけど、もし自分の置かれている状況がヨメコドモのいない独身だったとしたら、これほど嬉しいことはなかっただろう。こんな時に合コンでもすりゃあ間違い無く“お持ち帰り”である。

 この「モテ期」とやらの正体は未だ解明されていないが、ついこの間まで無職で、彼氏無しで、色気無しの私の知り合いのとある女性が、自転車で淡路島を一周したことをキッカケにモテ期がやって来て、あれよあれよと就職が決まり、彼氏が出来て、なんと結婚してマンションまで購入してしまったという例があるということを考えると、「自転車で長距離を走る」ことがモテ期を呼ぶ一つの方法なのだろうか。余談だが、最近彼女は自転車で事故を起こし前歯を折るという怪我を負った。誰もが「アイツのモテ期も終わりやな」と思ったのだが、差し歯を入れてから歯並びが良くなり、かえって可愛らしくなった。恐るべきモテ期パワーである。

 しかし淡路島一周だろうと、300kmだろうと、本気の自転車乗りにすれば“屁”でもないことだろうし、それをやったからといってそうそう簡単にモテ期がやって来るわけでもなさそうだ。そんなことでモテ期が来るなら世の自転車乗りはみんなモテモテである。自分のことを棚に上げるが、自転車乗りは本気であればあるほどモテないものだと私は思っている。

 それではどうすればモテ期はやって来るのだろうか。

 私は思う。「モテ期とは勘違いである」と。そうなのだ。それはすべて勘違いなのである。もっと言おう。「モテ期なんて無い!」

 モテ期とは一般的に「異性や同性にチヤホヤされるある一定の期間」だと思われがちだが、それは違う。「自分のことが好きな期間」のことを「モテ期」と言うのだ。それに伴うメリット(彼氏や彼女が出来たり就職が決まったり等々)が第三者から見て目立つだけで、当の本人は何のこっちゃわかっていない場合が多い。

 「自分が好きな期間」つまり「毎日が充実している期間」というのは他人から見ていて羨ましいものである。新しいことや困難なことにチャレンジし、いろんなことに素直に感動し、日々の流れ行く時間を有効に使い、常に自分の向上に努めている・・・。そんな人間が近くにいたら、異性同性関係無く好きになってしまわないだろうか?

 自分の心の中がドドメ色だったら、周りの景色もドドメ色である。バラ色の心であるからこそ、町で見かけるブサイクさんも美人に見えてしまうのである。冷静になって思い返せば、あれは加藤あいではなかった気がする。

 「モテ期来い」と切に願っている方がいらっしゃったら、何か新しいことや困難なことにチャレンジしてみると良い。そしてそれが成功でも失敗でも結果に素直に感動し、次のチャレンジの糧となるように努力しよう。

 「果報は寝て待て」と言うが、モテ期は寝ていてもやって来ない。

仕事帰りアタック

 仕事帰りに清滝アタック!

 ラン・ローラ・ランの疲れは無くなった!

 アウターで踏みまくる!

 信号もうまく青になってくれている!

 くそっ!どんくさいクルマが邪魔や!ホテルにはサッと入るもんや!躊躇するな!

 風が目に入って涙が出てくる!

 トバす!トバす!

 4分06秒!

 どんくさいクルマのせいで3分台が出なかった!

 ヘッドライトの電池を換えて後日再アタックだ!


 アタッカーズは下りのタイムも計るぜ!(死ぬなよー)

NEWデザイン

 「ラン・ローラ・ラン」のおかげで隊長の株はウナギ登りである。すぐそこまでやって来ている“モテ期”の足音だってハッキリ聞こえる。「ショボイ隊長」から「スゴイ隊長」に成り上がった。

 風は追い風である!「右向け」って言ったらみんなきっと右を向くハズ!そんな手応えが私にはある!よしっ、コレに便乗して金儲けするぞ!!



 ニューデザインアタッカーズTシャツ!5000円でどうだ!?


 ・・・スンマセン。調子に乗りすぎました。

『ラン・ローラ・ラン』レポート



 自宅に到着して距離を見たらゾロ目だった。ミラクル!!


〜はじめに〜

 琵琶湖イベント参加の皆様、大変お疲れ様でした。天気は良かったものの、途中ものすごい強風に“ひたすら耐える”区間がありました。しかしまあそれも自転車の楽しみのひとつ。まっさんが少しケガをしましたが、他には特に大きなトラブル等も無く、楽しいイベントとなりました。また来年も楽しみましょう。そして、われわれモンキーズアタッカーズ両隊長は全自走の工程で300kmオーバーとなりましたが見直して頂けましたでしょうか(笑)?素晴らしいことにこの長丁場の間、パンク無し、メカトラ無し、ハンガーノック無し。最後の方は“表情も会話も無し”でした。声援、応援メール、羨望の眼差し、恋心、お布施等々頂きました皆様には、両隊長共々深く感謝します。ちなみに、誰に誘われてももう二度とやりませんのでよろしくお願い致します。


〜第一区〜

 自宅→R1→R170→枚方大橋→八丁畷でモンキーズ隊長と合流→R171→京都市内→北白川別当→山中越え→R161→琵琶湖大橋米プラザ

 夜中2時10分起床(睡眠時間約3時間・・・)、夕飯の残りのスープのみ補給して2時50分出発。八丁畷には4時集合だけど早く着いた。3時40分。ところがもう既にイノウエさんがいた。隊長の威厳回復への思いがビンビンに伝わってくる。予定より20分程早く琵琶湖に向け出発。夜中のR171は非常に走りやすい。コンビニで赤飯のおにぎり補給。自作DHバーを握って35km/h巡航。京都市内をウロウロと抜けて山中越え。勝尾寺ぐらいの斜度が続く。頂上付近で空が明るくなってきた。下ってR161。しばらく北上して米プラザ。6時ちょっと過ぎ。既に集合されていた木馬メンバーに温かい目で迎えられる。


〜第二区〜

 米プラザ→近江大橋→さざなみ街道北上→ただひたすら北上→北上に次ぐ北上→奥琵琶湖ドライブイン

 近江大橋を渡った所までは良かったが、それから先は超強風。20km/hぐらいしか出ない。立っているのもやっと。琵琶湖の湖面が日本海並みに荒れている。みんな自転車斜めになって走っている。ものすごい腹が立ったけど誰のせいでもない。これで2年連続強風に見舞われた。来年は時計回りコースに変更か?琵琶湖大橋で一周するノーマルコース組に追い付きたいが、風のせいでなかなか差が縮まらない。そんなストレスもあって、みんなこの区間でバテてしまう。予定より1時間弱も遅れて12時30分ぐらいに奥琵琶湖ドライブインに到着。昼食。


〜第三区〜

 奥琵琶湖ドライブイン→南下→ただひたすら南下→南下に次ぐ南下→琵琶湖大橋米プラザ

 去年はここから奥琵琶湖ドライブウェイを通る山岳ルートだったが、土砂崩れの為ショートカットコースへ。風は幾分マシになり、所々追い風になる。55km/hぐらいで巡航出来る区間もありサイコー。休憩ポイントのマクドナルドで(よ)さんにもらったアミノバイタルプロを飲む。私は今までこの類のサプリメント系は摂らずにいたが、今回は別。マズイけどガマンして飲む。これが効いたのか走っていてもカラダが軽い。高価だけど嫁を説得して買いに行こう。17時30分米プラザ到着。この時点で260km。


〜第四区〜

 米プラザ→R161→大津港口→R1→京都市内→R171→八丁畷で解散→枚方大橋→R170→R1→自宅

 ある意味ここからが本番。「ホンマに走るん!?」「クルマ乗れるで」等、皆さんの言葉に心が折れそうになるものの、隊長の威厳回復の為にここでヤメるわけにはいかない。カラダに鞭打って18時リスタート。皆さんの拍手で送り出されると24時間テレビのマラソンランナーみたいでサブかった。来た道で帰ろうと思ったが峠は真っ暗で危険と判断。大津からR1で京都入りする。これがなかなか快適快速な道で、クルマの交通量は多いものの道幅が広いのでそれほど危険ではない。あっという間に京都。コンビニで最後の補給をするが、2人とも言葉が少ない(笑)。あまり長居すると寝てしまいそうなのですぐに出発。思い返せばこの区間の約70kmはほとんど休憩無し。人間の底力の凄さを我ながら思い知る。八丁畷付近でイノウエさんと別れてからがキツかった。集中力が切れてヒヤっとする場面も2〜3箇所あった。国道1号線は黄泉の国まで続くのかと思った。途中でKATくんとすれ違う。止まると動けなくなると思ったのでそのまま通過。すれ違いざまに「あー!」とか「おー!」とだけ言葉を交わしたが、彼の「意外と速いやん!」的なびっくりした表情が忘れられない。そうそう、ソレソレ。両隊長はその表情が欲しいんだよ!木馬に寄って借りてたテールランプを返す。頑張ったご褒美に缶ビールをもらう。ウマスギ・・・。21時。帰宅して333.33km。嬉しくて思わず写真を撮る。今回の琵琶湖の写真はたったこれだけ。激しく乙。


〜まとめ〜

 一度は失墜した隊長の威厳。コレでなんとか回復出来た(と思う)。今回の「ラン・ローラ・ラン」を行うにあたって最も注意していた事は「DNF(DO NOT FINISH)を避ける」ということ。トラブル、事故、心の折れ等で完走出来なかったとなると隊長の威厳回復どころではない。火に油である。両隊長共、口には出さなかったが同じ気持ちだったに違いない。どちらかの集中力が切れそうになった時にはもう一方がフォローする。そんなたった2人のチームワークが300kmオーバーという快挙を成し遂げさせたのであろう。ちょっとオーバーかな?

 来年の琵琶湖ツーリングで「是非ラン・ローラ・ランをやりたい!」という方がいらっしゃいましたら、アドバイスはします。同行はしませんよー。


〜おまけ〜

 そういえば米プラザで我々両隊長が羨望の眼差しを受けている時にDr.T島がこんなことを言った。

「オレは昔、一日に500km走った事がある。」

 ハア??


 なんとか隊長の“ニラミ”で事無きを得たが、もうちょっとでまたオイシイトコを持って行かれるところだった。

CIVIC TYPE R

『シビックTYPE−Rプロトタイプがオフィシャルカーとして登場』

 本田技研から送られてきた社外秘PDFファイルをここに貼り付けてやろうと思ったが、一応止めておく。基本的に根性無しだから。

 だから私の言葉で要約してアップする。

 「えっと、新型のシビックタイプRは来春発売予定やねんけど、今のところ『タイプR』って名前が付いてるクルマが無いから、DQNなタイプRファンはヤキモキしてると思うねん。せやからちょっと異例ではあるんやけど、早めにプレス発表しといてそういうDQNをアオってみようと思うねん。とりあえず今度の鈴鹿F1でオフィシャルカーとして走らせるから、DQNから問い合わせがあったらウマイこと言うて見込み客になってもらわなアカンで。そんでタイプR専用スペシャルサイト作ったりとか専用DMとかも配ったりするから、来春の発売に向けてしっかりやってや。」

 とのこと。

 私もそんなDQNな人間の一人であるから、今回のタイプRには非常に興味がある。AT限定の嫁になんとか頑張ってもらってMT免許になって頂きたいものである。

ブーム再来

 今度の「ツール・ド・BIWAKO」に備え、以前作ったDHバーを装着した。(製作過程その1その2その3

 当時の“DHバーブーム”は物凄かった。受注生産にも関わらず相次いで注文が入り、全く生産が追いつかないという状況だった。結局納品出来たのはイノウエさんのみ。お断りさせて頂いた皆様には本当に申し訳無かった。

 現在はそのブームも下火になり、自作DHバーも工具箱の奥深くに仕舞い込まれ、その余生を静かに過ごしている所だったが、今回の「ツール・ド・BIWAKO」の為に引っ張り出され、装着された。

 イノウエさんを鬼引きしながら300kmオーバーを走破出来た暁には、アノ“DHバーブーム”が再来するのではないだろうかと妄想している。トライアスリートさとう君が「ボクにも作って下さい!」なんて言って来たらどうしよう。私の作ったDHバーが宮古島トライアスロンで上位入賞でもしたらどうしよう。ヤフオクで飛ぶように売れたらどうしよう。

 う〜ん、コマッタコマッタ。

ラン・ローラ・ラン

 そんな題名の映画があったと思う。清滝の“乱”と“ロラ”アニキとの密接な関係を示しているようで興味深い。原因不明の頭痛と吐き気で急遽DNSとなったが(笑)。


 さて、今度の日曜日は『ツール・ド・BIWAKO』である。
 イヤまあフツーの琵琶湖一周なんだけど。

 先日の“乱”では、自己ベスト更新出来ず、さらにオイシイ所を全てDr.T島に持って行かれたという、不甲斐無い結果に終わってしまったモンキーズアタッカーズ両隊長。「このままではイカン!」ということで、『隊長の威厳を取り戻せ企画 琵琶湖まで自走&一周&帰りも自走 両隊長大反省会ロングツーリング』 を執り行うこととなった。

 この推定300kmオーバーの距離を走破することが出来たならば、隊長としての威厳も少しは回復するのではないだろうか。「隊長って言ってもタダの企画係でしょ?」みたいな空気が漂っている限り、このままでは次の“乱”の企画も立てられない。

 走って、周って、そして走る。

 まさに『ラン・ローラ・ラン』!!

 八丁畷にAM4時だな!イク是猿隊長!!

引っ越し完了

 さてさて、清滝での失態をいつまでも悔やんでいるヒマは無い。サカイ引越センターによる本格的な荷物の運び出し&搬入である。

 私は元々感動しやすいタイプだとは思うが、今回の引っ越しにやって来てくれた男子3名の働きっぷりにはとても感動した。久しぶりにプロの仕事というものを目の当たりにし、業種は異なるが「プロの仕事とは何ぞや」を教えてもらった気がする。私ももう少し若ければ「引っ越し屋も悪くないな」ぐらいには思ったことだろう。


 今日から清滝越え通勤の始まりである。朝6時に起床し、箸が無いとか弁当箱が見つからないとか靴下をどのダンボールに入れたか思い出せないとか、様々なミニアクシデントはあったものの、なんとか6時45分には自宅を出発。片道26kmの道のりを1時間15分程かけて自転車通勤。

 途中の清滝峠では、先日の悔しさもあってか少々トバしてみる。そしたら11分02秒だった。あれだけ大山鳴動した清滝の乱でのタイムをあっさりとクリア。荷物も背負ってるしボトルゲージもライトも装着してるのに。そんなもん。そのうち通勤中に9分台とか出るハズ。・・・ハズ。


 新居はまだまだダンボールが山積みで、お友達の皆さんをご招待出来る日のメドは全く立っていないにもかかわらず、早速今度の日曜日(8日)は琵琶湖一周イベントである。そしてさらには鈴鹿8耐ソロまでもが控えている。遊んでばかりで片付けている暇も無いが、遠慮せずに遊ぶことにする。

 イノウエさんへ。琵琶湖まで自走するなら付き合う是ィヨロシク!

清滝最速への道

〜はじめに〜

 『清滝の乱』参加者の皆様、小雨のパラつく中朝早くから大変お疲れ様でした。他のたくさんの荷物を差し置いて、何よりも早くパソコンだけを持ち込み、早速ネット設定して新居から更新しております。

 結果から言うと“散々な”結果であります。スタート前に体が冷えたとか、向かい風が強かったとか、いろいろと言い訳はたくさん思い付きますが、これが私の実力。素直に正面から受け止めて、清滝最速目指してこれからも精進しようと思います。残念ながら山岳賞ヘルメットは「門真のラスムッセン」ことDr.T島に持って行かれましたが、清滝アタッカーズ隊長の座は皆様の暖かいお心遣いのおかげで奪われずに済みました。

 ショボイ隊長では御座いますが、これからもよろしくお願い致します。


〜アタック前夜〜

 ヨメコドモは実家に帰し、私だけ自宅泊。明日明後日と控える引っ越し準備の為に、部屋は段ボールだらけである。それでも一人でいると落ち着く。タイヤも新品にした。チェーンも掃除した。アタックに余計なボトルゲージやライト類も外した。アタック仕様になった我がケルビム号を眺めていると、本来のロードバイクが持つシンプルな美しさが際立ち、私と同じように明日の決戦に向けて静かに心を落ち着けているようにも見える。明日の早朝、彼は私を乗せ、清滝峠を誰よりも速く、そして美しく駆け上がって行ってくれることであろう。

 さっ、今晩はさっさと風呂に入って早く寝ることにする。温度を少し熱めに設定し、バスタブにお湯を溜める。服を脱ぐ。全裸で体重計に乗る。ベストきっちり63kg。文句無しのカラダである。そしておもむろに湯舟に浸かる。

 「ひやゃおぅっ!!!」

 みっ、水!?なんで!?なんかオレ温度設定間違えた?いや、違う。

 すでにガス止められてるやん!!

 なんでやねん。今日までとは聞いてたけど「今日まで」って夜の12時までっちゅうことちゃうんかい!大阪ガスに電話するもすでに時間外・・・。仕方無く水風呂(涙)。カタカタ震えながらスネ毛を剃る。

 そんなアタック前夜。



 アタック用ウェア。赤い水玉が本当に似合うオトコはオレだということを証明する是!


〜アタック当日〜

 5時起床。ニュース見ながらゆっくりストレッチ。曇り空だが雨はまだ降っていない。5時45分自宅出発。外はまだ暗い。

 6時チョモ練スタート地点。6時10分宝山寺。宝山寺に住むチョモ神様にメンバー全員の交通安全と自己ベスト更新祈願。100円も放り込んだ。頼むぜチョモ神様。しかし朝早くだというのにお参りに来ておられる方が非常に多い。お百度参りみたいなことしてる人が数人いてたし駐車場も渋滞してたし。



 チョモ神様はかなりメジャーな神様だと思われる。

 7時。清滝スタート地点。すでにアタッカーズ、モンキーズの蒼々たるメンバーがお集りである。注目は、妊娠&出産&子育てにより長きに渡って自転車活動を余儀無く休止されていた、さっちゃんとFUNさんのミナギリよう。闇練習を続けていたというさっちゃんは妊娠前よりクライマー体型である!

 いよいよアタックの時間が迫って来た。まっさんとn原君のアタッカーズトップ2が私のアシストをしてくれると言う!隊長をやっていて本当に良かったと思える瞬間であった。

 そしてスタート!!

 まずはn原君が飛び出す。同時にスタートしたトライアスリートさとう君が後に続く。そしてまっさん、私、という隊列。モノスゴイスピード!チギれそうや!十分にアップしたつもりだったが集合場所で雑談し過ぎてカラダが冷え切ってしまった!いきなりこのペースで走ると足が全然回らない!心拍もなかなか落ち着いてくれない!最悪のパターンである!

 バス停辺りでパニクっていた脳みそが少し思考を再開してくれた。とりあえずこの場所でこのタイムだったら、9分台はおろか自己ベスト更新もヤバい。アタッカーズの作戦部長n原君のアシストは早々に使い果たした。しかしすぐ前を行くまっさんはまだ足が残っているようだ。このキツイ向かい風を、なんとかまっさんを盾にして凌ごう。

 ・・・ていうか、まっさん細っ!!

 風除けにならへんやん!マトモに風来るやん!またもや脳みそはパニック状態。こうなったら例の裏技。「左目つぶって右目ウス目、無我の境地大作戦」でいくしかない!

 これが功を奏したか、つづら折れに差し掛かってまっさんのアシストをパス。ギヤを2段上げてスパート!・・・のつもりが時既に遅し。目の前の時計は無情にも自己ベストタイムをオーバーし、さらにサクサクと時を刻んでいる。

 「時間は神が創った。しかし時計は悪魔が創った」

 古館伊知郎が言った言葉を思い出す。私は自己ベスト更新祈願する相手を間違えたようである。それは神ではなく、清滝峠に住む悪魔に捧げないといけなかったのだ!

 恥を承知で公開する。11分20秒。全くノーマークのDr.T島に負けてしまった。



 電動アシストママチャリ&SPDペダルで10分15秒。敢え無く山岳賞ヘルメットを奪われてしまう。



 なんだよそのホクホク顔は!ヘルメットにアタマ入ってないやんけ。


〜まとめ〜

 とにかくたくさんの方々にお集り頂きました!ありがとうございました!残念ながら9分台のスピードをお見せすることは出来ませんでしたが、私の清滝にかける想いは、ここ数日のブログの内容でもわかる通り、そんじょそこらの清滝フリークとは一味も二味も違うということをおわかり頂けたのではないでしょうか。

 これからは、私にとって清滝峠は通勤路となります。毎日毎日清滝を登るのです。こう言うのもナンですが、まあ半年もすりゃあ私が清滝最速でしょう。皆さんも一緒に「自分越え」目指してこれからも頑張りましょう!長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。

 最後に一言。

 アシストは電機の時代だ是ィヨロシク!!


〜おまけ〜

 引っ越しの片付けをしていたら、食器棚の裏から100円玉が出て来ました。チョモ神様から突き返されたのでしょうか・・・。