『ラン・ローラ・ラン』レポート



 自宅に到着して距離を見たらゾロ目だった。ミラクル!!


〜はじめに〜

 琵琶湖イベント参加の皆様、大変お疲れ様でした。天気は良かったものの、途中ものすごい強風に“ひたすら耐える”区間がありました。しかしまあそれも自転車の楽しみのひとつ。まっさんが少しケガをしましたが、他には特に大きなトラブル等も無く、楽しいイベントとなりました。また来年も楽しみましょう。そして、われわれモンキーズアタッカーズ両隊長は全自走の工程で300kmオーバーとなりましたが見直して頂けましたでしょうか(笑)?素晴らしいことにこの長丁場の間、パンク無し、メカトラ無し、ハンガーノック無し。最後の方は“表情も会話も無し”でした。声援、応援メール、羨望の眼差し、恋心、お布施等々頂きました皆様には、両隊長共々深く感謝します。ちなみに、誰に誘われてももう二度とやりませんのでよろしくお願い致します。


〜第一区〜

 自宅→R1→R170→枚方大橋→八丁畷でモンキーズ隊長と合流→R171→京都市内→北白川別当→山中越え→R161→琵琶湖大橋米プラザ

 夜中2時10分起床(睡眠時間約3時間・・・)、夕飯の残りのスープのみ補給して2時50分出発。八丁畷には4時集合だけど早く着いた。3時40分。ところがもう既にイノウエさんがいた。隊長の威厳回復への思いがビンビンに伝わってくる。予定より20分程早く琵琶湖に向け出発。夜中のR171は非常に走りやすい。コンビニで赤飯のおにぎり補給。自作DHバーを握って35km/h巡航。京都市内をウロウロと抜けて山中越え。勝尾寺ぐらいの斜度が続く。頂上付近で空が明るくなってきた。下ってR161。しばらく北上して米プラザ。6時ちょっと過ぎ。既に集合されていた木馬メンバーに温かい目で迎えられる。


〜第二区〜

 米プラザ→近江大橋→さざなみ街道北上→ただひたすら北上→北上に次ぐ北上→奥琵琶湖ドライブイン

 近江大橋を渡った所までは良かったが、それから先は超強風。20km/hぐらいしか出ない。立っているのもやっと。琵琶湖の湖面が日本海並みに荒れている。みんな自転車斜めになって走っている。ものすごい腹が立ったけど誰のせいでもない。これで2年連続強風に見舞われた。来年は時計回りコースに変更か?琵琶湖大橋で一周するノーマルコース組に追い付きたいが、風のせいでなかなか差が縮まらない。そんなストレスもあって、みんなこの区間でバテてしまう。予定より1時間弱も遅れて12時30分ぐらいに奥琵琶湖ドライブインに到着。昼食。


〜第三区〜

 奥琵琶湖ドライブイン→南下→ただひたすら南下→南下に次ぐ南下→琵琶湖大橋米プラザ

 去年はここから奥琵琶湖ドライブウェイを通る山岳ルートだったが、土砂崩れの為ショートカットコースへ。風は幾分マシになり、所々追い風になる。55km/hぐらいで巡航出来る区間もありサイコー。休憩ポイントのマクドナルドで(よ)さんにもらったアミノバイタルプロを飲む。私は今までこの類のサプリメント系は摂らずにいたが、今回は別。マズイけどガマンして飲む。これが効いたのか走っていてもカラダが軽い。高価だけど嫁を説得して買いに行こう。17時30分米プラザ到着。この時点で260km。


〜第四区〜

 米プラザ→R161→大津港口→R1→京都市内→R171→八丁畷で解散→枚方大橋→R170→R1→自宅

 ある意味ここからが本番。「ホンマに走るん!?」「クルマ乗れるで」等、皆さんの言葉に心が折れそうになるものの、隊長の威厳回復の為にここでヤメるわけにはいかない。カラダに鞭打って18時リスタート。皆さんの拍手で送り出されると24時間テレビのマラソンランナーみたいでサブかった。来た道で帰ろうと思ったが峠は真っ暗で危険と判断。大津からR1で京都入りする。これがなかなか快適快速な道で、クルマの交通量は多いものの道幅が広いのでそれほど危険ではない。あっという間に京都。コンビニで最後の補給をするが、2人とも言葉が少ない(笑)。あまり長居すると寝てしまいそうなのですぐに出発。思い返せばこの区間の約70kmはほとんど休憩無し。人間の底力の凄さを我ながら思い知る。八丁畷付近でイノウエさんと別れてからがキツかった。集中力が切れてヒヤっとする場面も2〜3箇所あった。国道1号線は黄泉の国まで続くのかと思った。途中でKATくんとすれ違う。止まると動けなくなると思ったのでそのまま通過。すれ違いざまに「あー!」とか「おー!」とだけ言葉を交わしたが、彼の「意外と速いやん!」的なびっくりした表情が忘れられない。そうそう、ソレソレ。両隊長はその表情が欲しいんだよ!木馬に寄って借りてたテールランプを返す。頑張ったご褒美に缶ビールをもらう。ウマスギ・・・。21時。帰宅して333.33km。嬉しくて思わず写真を撮る。今回の琵琶湖の写真はたったこれだけ。激しく乙。


〜まとめ〜

 一度は失墜した隊長の威厳。コレでなんとか回復出来た(と思う)。今回の「ラン・ローラ・ラン」を行うにあたって最も注意していた事は「DNF(DO NOT FINISH)を避ける」ということ。トラブル、事故、心の折れ等で完走出来なかったとなると隊長の威厳回復どころではない。火に油である。両隊長共、口には出さなかったが同じ気持ちだったに違いない。どちらかの集中力が切れそうになった時にはもう一方がフォローする。そんなたった2人のチームワークが300kmオーバーという快挙を成し遂げさせたのであろう。ちょっとオーバーかな?

 来年の琵琶湖ツーリングで「是非ラン・ローラ・ランをやりたい!」という方がいらっしゃいましたら、アドバイスはします。同行はしませんよー。


〜おまけ〜

 そういえば米プラザで我々両隊長が羨望の眼差しを受けている時にDr.T島がこんなことを言った。

「オレは昔、一日に500km走った事がある。」

 ハア??


 なんとか隊長の“ニラミ”で事無きを得たが、もうちょっとでまたオイシイトコを持って行かれるところだった。