レベルアップ

 仕事場にHさんが来て、自転車のハナシをしていた。

 最近の彼のレベルアップぶりには目を見張るものがある。この間の日曜日なんて一人で100km以上をしかも午前中に走破したそうだ。清滝を初めて一緒に上った時は15分ぐらいかかって、上りきった後もまともに話も出来ないぐらいハアハア言ってたのに。

 もともとハマりだしたらとことんいく性格の持ち主なので、ある程度は予想できたのだが、ここまでになるのにこんな短期間だとは思わなかった。おそらくシルベストに行くようになってからだと思われる。以前シルベストの朝練に初参加して以来、どうも何かに火がついてしまったようだ。

 やはり自分よりレベルの高い集団に勇気を出して入って行くことはとても効果のあることなんだろうなと思う。なかなかタイミングが合わなくて(言い替えれば勇気が出なくて)私はまだ朝練やその他のシルベストイベントには参加したことがないが、近々是非参加させていただきたいと思っている。

 恐れ多くもこのブログを読んで下さっているシルベスト組の方もいらっしゃるようなので、「アイツがM君ちゅうヤツか。ブログでエラソーに言ってる割には遅いのー」なんて言われないようにしないと。

 一人では心細いので箕面モンキーズも道連れにしよう(笑)。

お久しぶり

 昨日の晩は実家泊。今日は昼から町内会の食事会があるので、朝から清滝を上って自宅に帰った。その前に、暗峠アタックに出かける木馬メンバーを見送りに行く。ついでに借りてた『生徒諸君!』を返却。

 『生徒諸君!』には泣かされた。ベタな青春ドラマで、しかもベタな泣かし方であるにもかかわらず、しっかりとその「ベタ手法」にハマり、毎晩枕を濡らしてしまった。私も基本的に「ベタ」ということだ。

 さて、39X21のみなぎりギヤで清滝を上るのは初めてだ。ていうか清滝を上るのも結構久しぶりである。21Tでは重すぎるかな、と思ったが意外とそんなことはなく、このギヤでも上れないことは無い。確かに中盤のホテル前ではもうひとつ軽いギヤが欲しくなったが、そこはこれからのトレーニングで克服していければいいかなと思う。

 久しぶりの清滝は気持ち良かった。

アタマがおっさん

 研修2日目。

 今回の研修は、とある社内資格を取る為の研修である。すなわち真剣に勉強しないといけないわけで、「授業中のヒマつぶしに」と、さっちゃんにもらったロケット鉛筆で遊ぶ時間も無く、珍しく真面目に取り組んでいた。

 こういった研修をしていて、最近良く思うことがある。

 ・・・アホになった。

 今回の研修でもそうだが、簡単な計算問題が出る。微分積分とか図形の面積とか、そんな問題では無い。非常に簡単な掛け算と足し算程度のものである。しかしなかなか答えが出ない。算数だけでは無い。マルペケ問題の引っ掛けにいとも簡単に引っ掛かるのである。読解力も落ちた。

 「アタマが凝り固まった」感じである。

 門真の運転免許試験場などで、中高年のおっさんおばはんが、たっぷりあり過ぎると思われる試験時間をフルに使っても全部答えられなかったり、携帯電話の機能の10%ぐらいしか使いこなせない有り様を見て、「どんくさいのー」と思っていたのに、まさに自分がそうなりつつあるのである。

 『大人の計算ドリル』とか『大人のDSトレーニング』とかで回復できるだろうか。ああ、歳は取りたくない・・・。

やっぱ冬やね

 夜、大阪城へ走りに行った。かなたにさんとまっさんが合流するまで3周程一人で走った。1周目は身体を暖める為に回転を上げ少しトバしたりしたので、進行方向しか見ていなかったが、2周目以降は大阪城なんかを眺めながらゆっくり走った。

 ツインタワー前の歩道の街路樹が、白と青のLEDでドレスアップされ、非常にキレイである。ちょっと周回コースから外れ、キラキラの街路樹の下を走った。

 片想いの彼女なんかが隣にいようものなら思わず告白してしまいそうな雰囲気である。

 クラスで一番口が軽いヤツに「お前好きなん誰?」と聞かれたら正直に言ってしまいそうな雰囲気である。

 女の子がヤンキーに絡まれていたら迷わず助けに行き、「大丈夫ですか?お嬢さん」と言えてしまいそうな雰囲気である。

 よれよれの捨て犬にエサをやっている女の子がいたら、一目惚れしてしまいそうな雰囲気である。

 後ろから鈴木保奈美に「カ〜ンチ!」と呼ばれ、振り向いたら『ラブストーリーは突然に』が流れ出しそうな雰囲気である。

 とにかくそんな雰囲気に包まれ、アタマの中で妄想劇場を展開しているとまっさんから電話が鳴り、妄想劇場は一時中断、かなたにさんとまっさんに合流した。

 ローテーションの練習なんかをやり、気付いたら5周もしていた。合計8周。よー走ったなー。

秘密のパーツ

 冬の間の筋力トレーニングになると思って、以前(よ)さんにもらった12T−21T(9速)のカセットを取り付けた。それまでは25Tを使っていたので一気に2速分(25Tと23T)がなくなり、インナー39Tでは少々ツラい。コレで清滝を楽々上れるようになったら、25Tに戻した時に10分切りが可能だと信じて頑張ってみるつもり。

 しかし12Tから19Tまでは1コマ刻みなので、平地では非常に具合が良い。今までは「このギヤとこのギヤの間があればいいのにな〜」と思っていたところにギヤがあるわけだ。カユイところに手が届く感じ。とても有難いギヤである。

 フロントが48/34Tのコンパクトドライブ、リヤが12T−21Tの10速だったら、平地も山岳も結構イケるんではないだろうか?ギヤ本体が小さくなるということは実質的に重量も軽くなるし。

 そーいえばイノウエさんがケルビムをオーダーしたというウワサ。コンパクトドライブと10速の組み合わせをするらしい。是非12T-21Tのみなぎりギヤを選んで頂きたいところである。今まで8速を踏んでいたんだから不可能では無いよね。イノウエさん(笑)。

 ギヤ比のことをあれこれ考えるのは楽しい。このステージではこのギヤで、あのステージはこのギヤで・・・。計算機片手に割り算をたくさんやったのは私だけではないハズだ。

 まあエンジンのパワーバンドさえ広ければ、ギヤ比のことで悩むことはないんだけど。

気を付けて行ってらっしゃい

 「ボクは用事で行けないんですけど今度自転車仲間で『暗峠ツーリング』ってのがあるんですよー。」って話を会社の人にしたら、こんな話を聞かせてくれた。

 昔若い頃、バイクで友達と2人で暗峠を上っていたら、途中にほこらみたいなのがあって、何気なくそこを通り過ぎたら、急にバイクの走りが悪くなった。なんだかスピードが出なくなったそうだ。

 「変やな」と思いつつ頂上まで上りきったあと、後ろを走っていた友達が言ったそうだ。

 「お前なんで途中からおばあさん後ろに乗せとってん」

 それ以来、暗峠には行っていないそうです。

 みなさん、気を付けて行ってらっしゃいね(笑)。

予定表

 19日(土)・・・仕事。
 20日(日)・・・仕事。終わり次第実家に帰り、そのまま泊まる。
 21日(月)・・・研修。夜は大阪城に走りに行くつもり。実家泊。
 22日(火)・・・同じく研修。終わってから自宅に帰る。清滝アタックのつもり。
 23日(祝)・・・休み。町内会の食事会に参加。暗峠アタックには行けそうにない。
 24日(木)・・・通常に戻る。

予防接種

 息子と2人でインフルエンザの予防接種に行って来た。予防接種なんて私の記憶が確かならば、小学校以来じゃないだろうか。何だか緊張していた。ポリオだの3種混合だの、いろんな予防接種を受けている息子の方が落ち着いている気がする。

 注射が嫌いというわけではない。恐いわけでもない。しかし、針がカラダに突き刺さるという非日常的な出来事は、なるべくなら無い方が良い。先日も健康診断で血液検査の際に注射されたが、やはり針が刺さる瞬間は目をそらしてしまう。

 息子を抱いて診察室に入った。息子から先に接種した。大声で泣叫ぶかと思いきや、何事も無かったようにケロっとしている。へー。なかなかやるな、宗一郎。

 次は私。針が腕に突き刺さる・・・。

 なんと全く痛く無い。チクっともしない。確かに何かの違和感みたいのはあるが、「痛い」というものではない。

 もしかして、あのグッドデザイン賞を受賞した「痛く無い注射針」だったのか!?

 でもあれは糖尿病治療のインスリン注射用らしい。インフルエンザの予防接種ごときにそんなナウいもん使わへんやろな〜。

 自慢できると思ってんけどな〜。

ニュートラル

 客商売をしているのでこんな話題がどうしても多くなる。「ゴネる客」ってのは後を絶たない。当店は都会に比べるとそんな客は少なめなのだけども、やはり定期的にやってくる。

 そんな客でもポーカーフェイスを忘れずに、丁寧な接客で相手の言うことを理解しようと心を落ち着かせるのであるが、後で良く思い返してみても相手の言っていることはメチャクチャで、私の言っていることは絶対に正しい。オイル交換せずにエンジンを焼き付かせたのに、欠陥だのどうのと難クセをつけて無料で修理させようとすることのどこが正しいだろうか。「無料では修理できません」と言っている私のどこが間違っているだろうか。

 まあこういうことは一例に過ぎず、「対お客さん」というパターンでなくても、明らかに常識を逸脱しているヤツに出会ったり、そんなヤツに気分を害されたりすることは日常生活の中でも良くある。

 そして大抵、そんなヤツは中高年のおっさんおばはんに多い気がするのは私だけでは無いはずだ。禁煙席でタバコを吸ったり、道路にポイ捨てしたり。スーパーでビニール袋を大量に持って帰ったり、レジを通したキャベツを大きい物に交換したり。

 仕事柄、安全運転の講習に行ったりすることがあるが、やはり毎回話題に出るのが、年齢を重ねるごとに衰える運動神経と反射神経のことである。歳を取ると当然カラダも脳みそも衰えてくる。「これぐらいの距離だったら渡れるだろう」と自分の身体能力の衰えに気付かず車道を横断するものだから、中高齢者の人身事故は増えるのだ。

 「自分は正しい」「自分はイケてる」「自分は大丈夫や」というように自分自身を過大評価しているのである。それらがタチの悪い方向に転がった例が「非常識なおっさんおばはん(じじいばばあ)」なのではないかと思う。

 つまりそういうおっさんおばはんは、「ニュートラル」がどこにあるのかわからないのである。誰から見ても異常なのに、自分自身を「中立」だと思い込んでいるのだから最悪だ。「何が正しくて何が間違っているか」という判断基準のものさしは、他人や周りの情報により常に正しく更新されていなければならないのに、いつの間にか「自分基準」で固まっているのだ。

 歳を取るにつれて衰えてくるものはいろいろあると思う。そういう私も気付かない内に衰えてしまっているものがあって、他人を傷付けていることがあるかもしれない。自分でも思うことがある。「私は頑固ジジイ予備軍だ」と。

 ニュートラルはどこにあるのか。自分は今ニュートラルなのか。歳を取っても中立点は見失わないようにしたい。

妄想はとどまるところを知らない

 「あ〜あ、みんな10速やなあ」と自分の自転車のシフトレバーをボケーっと眺めていた。

 メッキも剥がれてきてるし、壁に立て掛けた時か転倒した時についたと思われる傷もある。

 グローブに常に接している部分がテカっている。

 良く見ると非常に複雑なカタチをしている。

 手にフィットするように考えられているのだろう。

 だんだんと女性の足に見えてきた。

 うん、見えてきた見えてきた。かなりの美脚。

 シルバーのタイツを履いておられる。

 私は毎日こんな美脚をオサワリしていたのである。

 これからはブレーキとシフト操作に全神経を集中することにする。



 許されるならば素手でいきたい。