ごちそうさまでした

 イノウエさんが横浜出張のついでに買って来てくれた。崎陽軒のシウマイ弁当。回転木馬で晩ご飯。旨かった・・・。ごちそうさんでした。

 しかしウマイものを食べると子供にも食べさせたくなる自分って、いいパパやなって思う。自分で言うな。

それぞれの乱

 ようやく原因不明の頭痛と吐き気が治まってきた。原因不明だけにタチが悪い。そしてそれが治まると同時に“乱”の感動が蘇ってきた。

 7時ちょうどに「大竹7」に木馬仲間数名と到着したら、既に20人近くのクライマー達がワイワイやってる。間違い無く今年最大の“乱”である。興奮する心を抑えて皆さんにご挨拶。昔のメッセンジャー仲間のナガヤくん、アシダくん、ハラちゃんが来ていてくれたのは嬉しい。なんと前日に下見に来て一度上ってるって言うから、乱に賭ける思いはハンパではない。

 その他にもローラーアニキをはじめ、シマウ魔さん、hikime2さん、平光さんなど、関西では超有名(?)な自転車乗りが一同に会している。こんな嬉しいことがあってたまるかい?

 とにかくさぶいので、談笑もそこそこにスタート。私はアシダくんと一緒にスタートする。アシダくんは私にメッセンジャー業務を教えてくれた先輩。あの時もアシダくんの背中を見ながら「速いなあ」って思ってた。今日はその背中に追い付くかと思ったが結局離された。

 なんとか無我の境地に入ろうと必死に視界を狭めるが、フト上を見ると、延々続くつづら折れに、『十三峠の乱』に集まってくれた皆さんがひしめき合っている。

 思い返せば、モンキーズとアタッカーズの痴話ゲンカから始まった“乱”。

 回を追うごとにその人数を増やし、3回目にしてこれだけのローディーを集め、そして全員に坂を上らせている。寒いのに、眠いのに、暗いのに、こんなヘンピな所に自転車で来て頂き、さらに文句も言わず苦しい坂を上ってくれているのだ!そう思うと無我の境地に入るなんてもったいない。しっかりと「それぞれの乱」に励む皆さんの勇姿を目に刻むことにした。

 途中、モンキーズ隊長イノウエさんに追い付いた。何やらヘラヘラ声を出して笑っている。恐らく私と同じことを考えていたのだろう。確かに“アツくてサブい”この光景はいろんな意味で笑けてくる。私も一緒にヘラヘラ笑う。

 頂上に着いたらなんと皆さんもヘラヘラ笑っていた。「こんなサブいとこに呼び出しやがっておねーちゃんの一人もおれへんやないか!」と怒る人など誰もいない。みんな顔を真っ赤にして湯気を出しながらヘラヘラ笑っている。それを見てまたヘラヘラ。

 タイムは19分36秒。全くベスト更新とかいうレベルではないが、これはこれでナイスなタイムとしておく。なんせヘラヘラ笑いながら上ったのだから。

 しかしあまりにも寒過ぎて、皆さんと談笑するヒマも無く解散となってしまった。愛想無しで申し訳無かったです。

 次回の乱は『呑み乱』の予定です。モンキーズの得意分野ですのできっと猿隊長が企画してくれることでしょう。詳細が決まり次第、当ブログでご案内致しますのでこちらの方もよろしくお願いします。ゆっくりお話しする機会が無かったので是非!!

 今回はどうもありがとうございました!!



 逆光でちょっとわかりにくいかな?かなたにさんから頂きました。ありがとうございます。

そういえば、乱

 『十三峠の乱』に参加された皆様、大変お疲れ様でした。めっささぶい早朝で、しかもたった一本登るだけというオチャラケイベントにも関わらず、ノリ良くあれだけたくさんの皆様に集まって頂けたということは、ニッポンの未来も明るいです。なんか嬉しかったです。

 現在ワタクシ、何故か原因不明の頭痛と吐き気に襲われております。ハラちゃんと一緒に帰って、開店前の中華料理屋に入り、ラーメン定食と生中を数杯イッた所までは覚えておるのですが、気が付いたらヨメコドモのいない自宅でレーパンのまま眠っておりました。

 今から高校時代の友人と忘年会に出掛けます。頭痛と吐き気が回復するメドが立つのはまだまだ先ですが、回復次第、乱の詳細をアップして行きたいと思います。

 とりあえず、今日は本当にありがとうございました!

いよいよ明日

 明日はいよいよ『十三峠の乱』です。恐らく今年最後の乱になるでしょうから、歴史に残る“乱”にせねば。応仁の乱とか島原の乱とかと同レベルで。

 十三峠スタート地点「大竹7」交差点に朝7時集合です。回転木馬から行かれる方は木馬前に朝5時50分に集合してください。6時には出発します。

 呼び掛けイベントですので、参加メンバーや人数等は全て把握しておりません。寝坊、パンク、トラブル等で遅れましても、無視してスタートしちゃいますがご了承くださいませ。

 尚、今回自己ベストを狙っている方々には、だいたい同じぐらいのタイムの人と2人か3人で競り合って頂こうと考えております。スタート前にわかる方だけで結構ですから、自己ベストタイムを申請してください。ヨーイドンのガチンコバトルもオモロイかと。

 頂上では水着ギャルも浴衣ギャルもビイルもワインも用意しておりませんが、凍え死なない程度に談笑して解散とします。その後は皆さんご自由に行動してください。ちなみに私は酒の売ってるコンビニを見つけて凍え死なないように呑むつもりです。ご一緒にいかが?

 それでは皆様、今晩はあまり呑み過ぎないように早く就寝してくださいね(笑)!

 ィヨロシク!!

読まれ率

 赤瀬川原平の本の中に、「読まれ率」の高い文章がどうのこうのというのがあった。世の中には本や雑誌が蔓延しているが、読まれ率100%のものはそうそう無いとのことである。

 確かにそうだ。新聞や自転車雑誌なんかを読んでいても、最初から最後まで一文字も残さず読みきった例など無い。写真や広告に目を奪われて、文章を読まずしてもおおよその内容は想像がついてしまう。

 私もこのような駄文を世界中の皆様に無責任に配信している者として、この「読まれ率」には大いに興味があったのでそのことについて書いてみる。


 おかげさまでこのブログも毎日200ヒットものアクセスがあり、自己満足日記にも関わらずそれだけの皆様に読んで頂いているということは非常に光栄であるとともにコッパずかしい気持ちで一杯である。もっとたくさんのアクセス数を誇るブログも多数あるが、私の実力ではこの辺が精一杯かな、なんて思ったりもする。

 まあ書いてる本人がプロではないのでアクセス数が全てではないけれど、やはりアクセス数が上がると単純に嬉しいもんである。それが日に日に上昇したりしちゃった日にゃあ、軽い使命感なんぞが湧き出て来て、毎日毎日飽きもせず更新を続けるのだ。

 ところが最近思う。「皆さん上から下まで全部読んでくれてるのかな?」って。

 イヤ別に強制ではないから、自分の身の回りに最近起こった事とか、考えている事とかを押し付けるつもりは全く無い。私と実際に会う時はあらかじめ私のブログの過去1週間分ぐらいを読み返し、「オレ予習」しといて欲しいというわけでもない。

 なんでそんなことを思うかと言うと、渾身の長文を書いた時にはそれほどでもないのに、何気にチョロっと書いた2〜3行の記事の方がアクセスが多かったりするからだ。

 このブログも皆様のお力添えを頂きつつ、開設してからもうすぐ2年になる。毎月毎月ゆっくりではあるけれども順調にアクセス数を増やし続け今に至るわけであるが、ほとんど毎日更新していると「アクセスを増やす記事」の書き方がわかってくる。

1・・・愚痴は書かない。
2・・・長文を毎日続けない。
3・・・レースやイベントがあった日にはそのレポートを書く。
4・・・写真は多めに。
5・・・フォントの大きさや色を変えて「笑うポイント」をわかりやすくする。

 もっと細かいポイントはたくさんあるが、大体これぐらいだろうか。適度な下ネタは時々なら良し。親バカも時々なら良し。真面目な文章も時々なら良し。とにかく「時々」ってのがカギを握っている。もっと言うと記事の更新さえ時々ぐらいがちょうど良いのではないだろうか。多分、長文を毎日書くとそれこそ書いてる本人の自己満足になってしまい、読者がついて来れないのではないだろうか。

 私も一日に数十件の他ブログを徘徊するが、正直言って「読み率100%」かと言うとそうではない。一応全部読むけどキッチリ「100%」ではない。完璧読み率100%のブログは何を隠そう自分のブログだけである。イヤ、何度も読み返してちょこちょこと訂正を入れたりしているので200%以上である。

 最近何かとバタバタとしていると思われるので仕方が無いのだが、某SN嬢(旧姓SN嬢)のブログは長い間更新が滞っている。しかし最後の記事、『入籍成功!』というこの一行は間違い無く「読まれ率100%」であり、これほど完璧に彼女の心境と人柄を表している文章は無い。「入籍しました!」ではない。「成功!」である。素晴らしい。

 もちろん短文だと一目で読めるので読まれ率もそれだけ高くなるのは当然だが、それでも渾身の長文が空振りで、たった一行の記事がホームランだったりするのである。先程も書いたが、私はプロではないので読んでくれる人数が問題では無い。やはり「読みやすい文章」を書き、「読まれ率」を100%に近づけることが重要なのではないかと思う。

 そう考えると、俳句や短歌など、その短い文章の中に、作者の気持ちや周りの景色や時代背景なんかが全て織り込まれ、さらに時を越えて現代に語り継がれる素晴らしさが、ブロガーになった今、身に染みて感じるのである。ちゃんと勉強しといたらよかった。

 いっそのことこのブログも全て「五・七・五・七・七」にしてやろうかと妄想するが、それほどの技量が私には備わっていないので、こうやって読まれ率の低い長文を、恥と共にかき続けるのである。

犯人必捜出強制一気飲放射能物質

 イノウエさんのmixi日記からタイトルそのままパクリ。意味は良くワカラン。

 十三峠の乱まで今日を含めてあと5日である。トレーニングにトレーニングを重ねた私のカラダはこれ以上伸びる“余地”が無いので、我がケルビム号を回転木馬にオーバーホールに出している。リフレッシュされたケルビム号に私の完璧なまでの肉体が合わされば、今回の乱の“オイシイトコ”は全て私のモノであること間違い無い。

 ケルビム号のオーバーホールが完成するまではクルマ通勤で完全休養。出来上がってから少し軽度で流せば調整終了。瞳を閉じれば、峠の頂上で水着ギャルに囲まれてチヤホヤされている自分の姿が見える。

 そんな中、木馬店長からメールが来た。

 「前輪パンクしてるよ」

 なんやて!?高いねんでそのチューブラー!!よりによってまだまだ使用可能な前輪って・・・。そろそろ交換しようと思ってた後輪なら良かったのに!これは間違い無くモンキーズの仕業である。先日モンキーズ隊長のビールをこっそりパチったのがいけなかったのか。チューブラーがパンクした時のショックはアイツなら良く知っているハズだし。

 仕方無い。両輪とも新品に交換だ。予想外の出費・・・。財布にそんなにお金無い・・・。やっぱアレかな。お金払わへんかったら引き取らせてくれへんわな・・・。

 行けるのか!?十三峠の乱!!

イナカの余韻

 龍神村に住む嫁のおばあちゃんは91歳である。そんな高齢にも関わらず階段をスタスタ上り下りするし家事全般をテキパキこなす。ひ孫の面倒も良く見てくれて子供たちも大喜びだった。

 特に健康に気を遣っているというふうではなさそうなのだが、やはり田舎特有のノンビリとしたストレスフリーな暮らしが健康と長生きの秘訣なのだろう。

 ここには結婚前に一度来たことがある。

 もう随分前のことなのに、おばあちゃんの家の庭にある芝刈り機やクワやスキ、その他の農機具やホウキやチリトリまで全く同じところに寸分違わず置いてあり、本当に時間が止まっているようだ。

 「時間が止まっているんだからそりゃ長生きも出来るわなー」と思ってしまう。

 私は長生きに対してそんなに執着がある方ではないが、おばあちゃんのように田舎でノンビリ暮らし、早起きして作業をし、昼過ぎにウトウトし、晩に酎ハイを少し飲み、年に何度か各方面からやってくる孫やひ孫たちと遊ぶ・・・。そんな生活に憧れを持たないことはない。出来れば老後はそんな生活もしてみたいとも思う。

 そうやってゆっくりと生きることの意義ってもんが“イナカ”にはある。

 都会には生き急いでるヤツのなんと多いことか!

 毎日走る国道163号線なんて、死に向かってまっしぐらな人間のための道路である。ギリギリに幅寄せして私を追い抜いていくバカトラックを見るたびに思う。

 「絶対お前より長生きしたるからなー!」と。

TOUR DE RYUJIN

 なんてタイトルを付けたにも関わらず、この二日間自転車全く乗らず。嫁の田舎の龍神村に行って来た。

 2年も賞味期限の過ぎたビールを呑んだせいか、原因不明の頭痛と吐き気に襲われながらもクルマに荷物と子供と嫁を積み込み出発。近畿道、阪和道、海南湯浅道を贅沢に(?)使って吉備で下りる。阪和道の岸和田PAでリバースしたおかげでちょっと復活。府道22号線沿にある和歌山ラーメン『喜多筋』で昼食。細麺であっさりしててなんか懐かしい感じの味。ウマイ。



 ↑500円。安い!店のおっちゃんとおばちゃんがめっさイイ人で、子供達の面倒を見ていてくれたおかげでゆっくり堪能。また来たい。

 ラーメン屋を出てちょっと走ると『どんどん広場』って言う地元で穫れた野菜や果物を売ってるドライブインがある。晴れてたらここで自転車を降ろして自走するつもりだったが雨なので叶わず。ていうか自転車持って来てない。

 おみやげなんかを買うのに店の中をうろうろしてたら、とんでもないモノを見付けた。



 ↑ウ・・・ウーパールーパー!!久しぶりやんけ!小学生以来とちゃうかい?

 国道424号線に入り、くねくね山道をひたすら走る。アップダウンはそれほどキツくなく、景色がとても良いので晴れた日に自転車で走ったらサイコーかと思われる。修理川、日高川沿いを紅葉を見ながらのんびり走る。雨は止む気配は無く、山々に霧がかかっているがそれはそれで美しい。



 ↑日高川にかかる吊り橋。渡って向こう側に行けるが、傘をさしつつ子供を抱きながら渡るのはコワイのでヤメといた。

 さらに424号線をひた走り『道の駅 龍游』を過ぎた所にある福井ってトコが嫁の田舎。吉備からココまで約60km。自転車なら休憩含めて4時間ぐらいか。ツーリングにはちょうど良い。

 嫁のおじさんはキャンプ場と公民館を管理している村のエライさんで、自転車仲間を何十人も連れて来るってハナシをしたらエライ喜んでくれ、それらを特別に貸してくれるそうだ(!)。日高川沿いの河原のキャンプ場でバーベキューをやり、その後は50人は泊まれると思われる大広間で雑魚寝。調理実習が出来る程のキッチン完備なのでなんでも出来る。風呂は無いけどクルマで20分の所に龍神温泉(日本3大美人の湯と言われている)がある。大人600円。スーパー銭湯みたい。



 ↑キャンプ場。夏は泳げる。



 ↑公民館。クルマ20台は停めれる。



 ↑キッチン。カレーを50人前とか作れそう。



 ↑温泉街。土日は混むかも。

 妄想だけでしかなかった夢のイベントが、イキナリ目前にやって来たという感じ。今回は天候のせいで自転車に乗れず、「自転車目線」からのレポートが不可能だったが、距離、斜度共にビビる程ではない。初心者や女性でもラクショーかと思う。物足りない人はもっと別のルートを検索しても良いが、その後にバーベキューしたり温泉行ったりすることを考えたらこれぐらいでいいかも。

 嫁も子供も喜んでいたので、自転車乗りだけでなく、その家族も満足出来る特大イベントがもうすぐそこまで来ている予感!乞うご期待!!


p.s.
 ちなみに大阪市内から全自走で行ったら高野山越え200kmオーバーは確実。イノウエさん、どうですか?