嫁のお母さんが鯉のぼりを買ってきてくれた。私が仕事から帰宅すると「ベランダ用最高級鯉のぼり」と書かれた箱の前で、息子が「早く組み立てんかい!」と言わんばかりの笑顔で座っていた。
早速、箱から吹流しと鯉3匹を取り出し部屋の中で広げてみると、これがベランダ用かと疑いたくなるデカさである。
ポールを伸ばし、一番上の金ピカのクルクル(何て名前?)を組み立て、その横に付いている羽根の風車みたいなクルクル(何て名前?)を2つ付け、滑車を取り付け、ヒモを通し、吹流しをくくり、お父さん鯉を結び・・・・って、めんどくさっ!!
吹流しと鯉3匹の取り付け位置を上手に均等にしないと、一番下の子供の鯉が地面に擦りそうになったり、全体的にせせこましい鯉のぼりになったりする。さらに少々の強風ではビクともしないように取り付けないといけないので、思いっきりダンゴ結びしたヒモを解いたりまた結んだりして、指が痛いっちゅうねん。
そんなことを言いながらもなんとか組み上げ、「よっしゃ、出来たぞー」と息子を見ると・・・。
寝てるやんけー!!
パパは夕飯も食べずにハンガーノックになりながら頑張ったんや。コラ、起きろ。お、おいっ泣くな。わかったわかった寝とけ寝とけ。ベランダで泣かれたら近所迷惑や。
いやしかし、鯉のぼりがこんなにめんどくさいものだとは知らなかった。みなさんも鯉のぼりが飾ってある家を見たら、「世の中のパパは頑張ってるんやなあ」と労ってやって下さい。