私は貧乏育ちで、貧乏性のくせに、ビンボっ臭いことが大嫌いである。それに反して嫁は、中の上の家庭に生まれ育ち、両親も気前が良い者同士なのに、かなりビンボっ臭い。
その考え方の違いが夫婦ゲンカを招く大きな要因になっている。
この間も、シャンプー・リンス等の使い方で大ゲンカになったし、私が帰宅しても「電気代がもったいない」という理由で家中の電気は消されて真っ暗。オレンジ色の電球一つとテレビの明るさだけで過ごしているのである。私が「陰気臭い!」と電気を点けて回るのだが、またすぐに消す。
昨日は焼鳥を食べに行ったのだが、私がビールを注文するたびに「近所のスーパーで缶ビール買った方が安いやん」とか「ビールは粗利率がええから違うの飲め」などと言う。
「安かったから」と、まだ残っているのに牛乳やらタマゴやらを大量に買ってくるのだが、クルマに乱雑に積むもんだからタマゴが割れていたり、大量の食品を収納するのに時間がかかり、冷蔵庫を開けっ放しにしたりしている。
本当の節約の意味が全然わかっていないのである。目先の金額に踊らされて、本来のモノの価値というものを理解していない。
部屋中の電気を消してテレビを見ていたら目が悪くなることぐらいわからないのだろうか。電気代をケチったせいで子供が陰気臭く育ったらどうするつもりなのか。
焼鳥屋で楽しく時を過ごしている時に、ビールの値段ぐらいのことでセコいことを横で言われたら、美味しい物も美味しく味わえないじゃないか。それなら外食なんて始めからしなければよいのだ。その方がもったいない。
どうせ腐らせるのに、いらないものは買ってこなくてもよい。タマゴが100円で売っていても必要ないのに買ってしまえばそこで100円を支払わなければいけない。必要な時に必要な分だけ買えばよいのである。
・・・って、タダのグチ日記になってしまっている。まっ、浪費する嫁よりはマシかな。私も細かいことでグチャグチャ言わないことにしようと思う。