湯上がりタマゴ肌

 ここ数日は天気がとても良く、気温も高い日が続いています。自転車に乗っていても長袖長ズボンではもう暑い。そうなってくると、そろそろやってきます。あの儀式が。

 そうです!スネ毛剃りの季節です。自転車乗りは、み〜んなスネ毛を剃るのです。そこの奥さん、知ってました?

 自転車乗りは、短パンもしくはレーパンを履いた時に見える、ヒザ上から足首にかけての肌の美しさを競い合うのです。ツルツルスベスベの足をみんなで見せ合い、筋肉のやわらかさやカタチなんかを比べっこするのです。

 自慢じゃありませんが、(ツルツルスベスベの時の)私のふくらはぎはとても美しいです。カタチも良く、プルンプルンとやわらかく、それでいてチカラを入れるとビシっと硬くなる。日に焼けてほんのりキツネ色の私のふくらはぎは、ケンタッキーよりも美味そうです。入浴時に石鹸をつけてマッサージをしていると、ヘンな気持ちになってきます。

 だからこの季節になると、自転車乗りはみ〜んなスネ毛を剃るのです。

 しかし私の家庭ではひとつ弊害があります。そう、嫁です。私の美しいふくらはぎをみんなに見てもらうための、大切なこの「剃毛」という儀式を、嫁は大反対します。

 「気持ち悪い!」とか「よけい(スネ毛が)濃くなる!」とか言って、毎年私の儀式の邪魔をします。去年なんかは「スネ毛剃ったら離婚する!」とまで言いました。

 何故そこまで反対するのでしょうか。スネ毛モジャモジャの足で自転車を漕いでいる方が気持ち悪いと思うのですが。私が浴室で、しずかちゃんの入浴シーンよろしく、自分の足を見てウットリしている姿を覗いたんじゃないでしょうか。

 まあ、去年もスネ毛を剃りましたが離婚はしてません。つまり嫁にはそんなことで離婚する根性が無いのです。だから私は今年も嫁が何と言おうと剃ります。ツルツルに剃ります。今年も誰にも負けないふくらはぎに仕上がっています。みなさんお誘い合わせの上、スベスベ具合を見に来てください。



 文章と写真はあんまり関係ありませんなー。