老後

 いつもは単独で走っておられる仕事の業者さん、Hさんと一緒に清滝を上って来た。清滝スタート地点に朝7時に集合し、頂上で解散、私は自宅に戻り、シャワーを浴びて出勤。何とも爽やかな一日のスタートである。

 しかしまあ、一昔前の私からは全く想像できないぐらい健康的な生活を送っている。

 「好きなもん食べて、好きなクルマ乗って、とっかえひっかえ女とヤリまくって、40ぐらいでコロっと死ねたらええな〜」なんて高校時代の友人と悪ぶってそんなことを言っていたのに、自転車に乗るようになり、結構走れる自分に気付き、どんどん記録が伸びてくるとさらに上を目指すよう努力する。体重や体脂肪が減少することに喜びを感じ、寝る時間を割いてまで運動をする。こんなある意味「健康オタク」みたいな生活、まさか自分がそんな生活を送ることになるなんてアタマの片隅にも無かった。

 昨日BSで、トライアスロンに挑戦し続ける82歳のおじいちゃんのことをやっていた。60歳ぐらいで胃がんになり胃の3分の2を切除、なんとか完治してから60過ぎで初めてトライアスロンに挑戦、それ以降100以上のレースに出場しているという。

 少し前にも、ヨットで単独無寄航世界一周した71歳(だったかな?)の人が話題になった。人間ヤル気になれば年齢や経験なんて関係無く、何でも出来るもんだなあと感じさせられる。

 そう考えれば、現在私の31歳(来月32歳)という年齢は、高校時代の友人が言うように、「もうアカンで。オッサンやで」では決して無く、「まだまだ何でもできるで。可能性は無限大やで」である。

 あともう一人か二人ぐらい子供を作って、そいつらが成人するのを(もしくは働き始める)のを待ってもまだ60前後だ。それまで20年。今から少しづつでも定年後のチャレンジの為に貯金しよう。何に挑戦するかは決まっていないが、きっと何でも出来るはずだ。その時の為に健康なカラダだけはキープしておきたい。

 自分の老後のことを考えるようになるなんて、私もかなりのレベルアップである。