私には謙虚さが足りない。「ワガママ」「忘れっぽい」「謙虚じゃない」。私の3大欠点である。自分の負けや自分のミス、自分の落ち度を素直に認めない。何だかんだと理由をつけ、自分の中で自分が悪くないように、自分を説得していくのだ。
例えば仕事で失敗したとする。自分から見ても客観的に見ても、どう考えても明らかに私のミスであっても、もうとにかく何とかしてそのミスを隠そうとするし(結局バレるんだけど)、何とかして他人のミスのように見せかけることはできないかと(できないんだけど)試行錯誤してしまうのである。
私は基本的に完璧主義なので、自分が完璧で無いことをやってしまった時は、とにかくその不完全さを拭い去ろうと努力する。あるいはその不完全さを笑いに変え、それがウケることにより自分の落ち度をリセットする(リセットできないんだけど)。
「この前清滝で見知らぬローディーに抜かれたんだけどさ〜。オレあの日は生理だったんだよね〜」
そんな性格がいつの頃から確立されてしまったのかは定かではないが、1年2年のハナシじゃないことは間違い無い。おそらく中学生、いや、小学生の頃からそんなヤツだったような気がする。
つまり私は小学生の頃から自分にウソをついてきたことになる。「オレは正しいんや。正しいんや」と何度も自分に言い聞かせ、最終的には自分が完璧であると思い込む(もしかしたら現在の妄想癖はこの頃からあったのかもしれない)。
もちろん他人につくウソはいけないが、自分につくウソはもっといけない。自分につくウソが正当化されてしまったら、極端に言えば殺人だって正しいことになってしまう。自分につくウソはそういった意味でかなりタチが悪い。
これからは謙虚にいこう。自分のミスも、自分の実力の無さも、自分の不完全さも、全て謙虚に受け止め、自分を向上させる糧にしていこう。
こんなに自分の欠点を暴露する日記も考えものだ。でも、そんなヘタレな自分をさらけ出すことも、「謙虚でいこう」の第一歩だ。
ひこ星とおり姫が出会うこの夜に、そんなことを誓うのでした。