今回のミッドナイトだけではないが、こういう「素人参加型」のレースイベントの時にいつも思うことがある。
まとまった集団の中で走っている時、例えば前方に遅いママチャリなどが坂でフラフラしていることがある。するとその集団の中の一人が「危ないぞ!」と大きな声で叫ぶ。
確かに危ない。
後ろから近付いて来る集団に気付かずに急に進路変更すると、ぶつかって双方とも落車する危険がある。集団を巻き込んだ大きな事故に繋がる可能性もある。
が、しかし。
注意を促す方法としてそれはひとつの手段かもしれないが、レースのマナーなど知る由も無いママチャリクラスに参戦する女性や、その人なりに必死で頑張っているMTBに向かって、必要以上に大きな声で、「危ないぞ!」と叫ぶことはどうかと。
私はそんなヤツが大嫌いである。
広いサーキットなんだから十分に安全マージンを取って追い抜かせばいいのに、自分の走行ラインを邪魔されたからって「危ないぞ!」はないやろ。「右から抜きます!」とか他の言い方あるやろ。
レースのマナーをどうこう言うなら、このような「素人参加型レース」に出るなっちゅうねん。友達に誘われて初めて自転車のレースに出る人とか、女性や子供や車椅子だって走っているんだから、注意するのは「遅い人」じゃなくて「速い人」なんだよ。そんなに怒鳴られたら楽しいもんも楽しなくなるっちゅうねん。
遊びやんけ。
そんなヤツに限って自分の能力よりも明らかにオーバースペックの高価な自転車に乗っている(少しヒガミあり)。そんな高性能バイクなら、ひらりひらりと意のままに操って、遅い伴走車などサクサク抜かして行けよ(かなりヒガミあり)。カネにモノ言わせて自転車買うな。まさに「ブタに真珠」や(ヒガミまくり)。嫁に土下座して自転車買ってもらった者の気持ちがお前らには・・・(涙)。
・・・オホン。少し荒れましたが。
「サーキット」という非日常の空間でありながら、やはり「公道」と同じだと思う。速いの遅いの、ちっさいのからおっきいのまで。いろんな車種が走る「混合交通」の一員だということを認識して欲しい。
交差点で上手く右折のタイミングが取れない初心者マークの軽自動車に、後ろからクラクション鳴らしまくるスポーツカーのヘタレ運転手と同じだよ。