またパンクした。
帰宅途中、いつものように阪奈道路を快調に走っていたら、どこからともなく「プシュ、プシュ、プシュ」っとタイヤの回転に合わせて音が聞こえた。あれよあれよと言う間に前輪のタイヤがぺちゃんこになって、走行不能に。
先日と同じように路肩で蚊やクルマが巻き起こす突風と闘いながらチューブ交換。ハンドポンプで低圧ながらなんとか空気を入れ、再スタート。
「くっそー。また家帰ってからパッチ貼らなアカンやんけ〜」などとパンクの神様に散々文句を言いながら徐々にペースを上げていった。その2秒後である。
今度は後輪がパンク!
まるでマンガ。
替えのチューブなんて1本しか持っていない。パンク修理キットは持ってることは持ってるが、もうすでに暗くなってしまった阪奈道路の路肩でチマチマそんなことをやる勇気も気力も無い。
嫁にクルマで迎えに来てもらうように電話。待ち合わせの場所まで歩くことに。
自転車って乗ってる時はスバラシイけど、押してる時は正にクロモリのカタマリである。
重い!
キツイ上り坂で5km/h以下しか出なくて、「歩く方が速いやんけ」と自転車を降りて押す人がいるが、ヤメといた方がよい。どれだけ遅くても頑張ってペダルを漕ぎ続けないと、自転車がキライになるよ。イヤホント。
ヒーコラ言いながらやっとこさ嫁が待ってるとこまで到着し、自転車を屋根に載せ、嫁に運転してもらい私は後席へ。
明らかに不機嫌な監督(嫁)と、チャイルドシートにふんぞり返って座っているスポンサー様(コドモ)に挟まれて、肩身の狭い思いをした。リタイヤするツールの選手の気持ちがわかったような気がした。
オラ、しばらく自転車乗らない!ガラスの破片や鉄くずでキズだらけになったタイヤを新品に交換するまで乗らない!パッチだらけのチューブを新品に交換するまで乗らない!
パンクの神様どっか行けコノヤロー!