マラソンで、自分よりも早く折り返し地点を過ぎた選手とすれ違うと、「スゴイなあ。速いなあ」と思う。
逆に自分が折り返した後にすれ違う選手には、「遅いなあ、ダメやなあ」と思う。
それを人生の折り返し地点に例えると、他人のやっていることを見て、「スゴイなあ」とか「かっこええなあ」「オレもあんなふうになりたいなあ」と思う人は、まだまだ折り返し地点は先である。
他人のやっていることを見て、「遅いなあ」とか「どんくさいのー」「はよせんかい」と思う人は、すでに人生の折り返しを過ぎた人である。
人間としてまだまだ成長する「伸びしろ」があるのは前者で、後者は今までの経験のみで物事を判断する、了見の狭い人間である。
寿命的な「人生折り返し地点」ならともかく、経験値的なそれはまだまだ来なくてもいい。死ぬまで学習していたいなら、折り返し地点などいらないし、そういう気持ちで生きている人達には多分それは無い。
「謙虚に、奢らず、感謝して」
来年からはこれでいきます。