復興祈念ライド

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 台風の影響により、チームTTをはじめ冬のランニングその他の練習場所となっている淀川河川敷が水没してしまった。まあそもそも河川敷とは、河川が氾濫しないようにするためのものなので本来の仕事をまっとうした形となるわけだが、あまりにも酷い光景だったので少なからずのショックを受けた。
 
 水が引いた現在、河川敷は泥と瓦礫にまみれており、比べるのは失礼かもしれないけどそれこそ津波の後のようで、その壮絶な光景にただただ茫然とするばかりであった。車止めには流木や雑草が大量に絡まり、簡易トイレはひっくり返り、テニスコートのネットは無残にもなぎ倒され、グラウンドはロードローラー1台や2台ではどうしようもないぐらいにデコボコになってしまっている。
 
 早くも重機が入り整備されつつあるが、これが淀川河川敷全てのエリアであることを考えると気の遠くなる作業である。改めて現場の皆さんには頭が下がる思いである。
 
 シクロクロスバイク(以下CX車)で偵察ついでのライドをしてみたが、すれ違うローディーのほとんどが、
 
 「ドロドロになるよ」
 
 と声をかけてくれる。泥が怖くてCX車に乗れるかいと思いながら進むと、本当に通行不可能な箇所が多々あり、大きく迂回して進むか、5cmぐらいの深さの泥道を進むかのどちらかの選択になる。躊躇なく後者を選んで進んでいったのだが、今思えば、残った轍が乾燥してさらにデコボコ道になってしまうということまで脳みそが回らず、自分の興味本位だけで軽率なライドをしてしまったなと反省しきりである。
 
 とはいえ久しぶりの泥まみれ。これで泥に対する抵抗感のリミッターも解除できたかなと、グラウンド整備に尽力する人たちの苦労をよそに、一足早めのCXシーズン幕開けとなった。どうもすいません。