ドーピング

 ここ数日、特にサイクリストの間で話題になっているのが、ランス・アームストロングのドーピング疑惑。ツール・ド・フランス7連覇の剥奪、獲得賞金の返還、自転車界からの追放など、前代未聞のかなり厳しい処分となったようだ。
 
 我々サイクリストはやはりランスを擁護する意見が多い。私も擁護派である。当時の検査に引っかからなかったのだからもうそれはそれでええやんと言いたい。今更になって周りの証言等で「やっぱりクロ!」と言われたらタマランだろう。なんとか勘弁してやって欲しいものである。
 
 今まで多くのプロレーサーがドーピング疑惑により姿を消した。私が大好きだった山岳賞ヒルクライマーのミカエル・ラスムッセンもドーピング疑惑により追放された。自分の好きだった選手がドーピングしていたとなると少なからずショックではある。しかし、バレたらとてつもない代償を支払わなければならないことをわかっていてやってしまう、そんな人間の心の弱さを、頭ごなしに否定することは私にはできない。
 
 レース前になると仲間と冗談交じりで、「今日だけ速くなれるドーピングがあったらやりたいなあ」と話すことがある。チームTTの時もそんな話をした。あの4人の中で、本気でドーピングしたいと考えていたのは私であると自信を持って言える(どんな自信やねん)。まあ私は練習不足によって遅いわけだから言い訳の余地などないが、そらもう寝ても覚めてもレースのことばっかり、家族の生活のために命を削って仕事をしているプロレーサーが、極限の練習を重ねに重ねて、それでも勝てない!ってなったとき・・・・・。
 
 ま、ルールでダメと決められてるからダメはダメなんだけどね。個人的には人間味に溢れててオモロイと思うけどね。

ドーピング” への2件のフィードバック

  1. ドーピングより酒やめるほうが100倍速よなると思ってますおっさんがここに一人。
    がび~ん。

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